蘭豹とサディストから逃げてから寮に帰ろうにも嫌な予感しかしないのでしばらく学校を休んでいる
武偵高に入る前から借りてたマンションにくつろいでいた
「なるほど」
コーヒー片手に[神崎・H・アリア報告書]と書かれた資料に目を通す
その傍らには[遠山キンジ報告書]の文字もある
武偵は情報が命
相手の武器、戦い方、体質など戦闘において重要である
こんな役に立つものをくれたのがクソ上司だと思うと腹立たしいが
コーヒーを一気に飲みほし片付けようとソファーから立ち上がろうとしたら携帯がなる
ディスプレイを見るとアリアの文字がある
うん
無視だ、無視しよう
シカトしようにもずっと鳴っているといらつくので不機嫌気味に出るとアリアの怒号が聞こえる
『縷依!!!あんた今まで何処にいたのよ!!』
朝から騒がしいね
「はいはい、すみせんね。で、用は何?」
『事件よ!_____』
愛車のハヤブサに乗って時速300キロと脅威的なスピードで走らせる
インカムでアリアの指示を受け指定された所に向かうとルノーが搭載されたスポーツカーがバスジャックされたバスに攻撃していた
ガバメントを取り出しタイヤを撃ち抜くとクルクルと回転し壁に激突木っ端みじんとなった
なかなかカッコイイスポーツカーが木っ端みじんとは残念だ
さて、乗り込みますか
実はこのバイク、改造により自動操縦などができるようになっていて私の事を追尾するのだ
ほんとこのバイクは素晴らしいよ
改めてバイクに感心しながらバスに飛び乗ると一斉にこちらに視線を向ける
ちょっ、恥ずかしいんだけど
「ごほっん、爆弾は見つかった?」
「いや、車内にはなかったよ」
不知火くんが細かく状況を説明してくれる
「ところで、星伽くんだけかい?」
「いや、アリアとキンジがもうすぐ___いや今きた」
「縷依!!!爆弾は!?」
相変わらず騒がしいね
「いや車内にはない」
分かったと言いバスの下を確認しに行くアリア
アリアに下は任せて私は下に行くか
もしかしたら発信機などの類があるかもしれない
「はい、みぃーつけた」
案の定あったからガバメントで破壊する
とりあえず一安心かなと思ってると__
「キンジ!?おまっ!中に居ろと言っただろう!」
ヨロヨロと歩いてくるキンジにとても報告書で読んだ事が可能なのかと疑ってしまう
正直この光景をみて信じろと言う方がおかしい
「お前の事が心配でな」
“Eランク”武偵に心配されるなんて落ちぶれたもんだ
「ちょっと!!キンジがなんで上にいるのよ!さっさと戻りなさいよ、バカ!!」
アリアの言葉にムッとした表情浮かべ反論しようとするが止めキンジを引きつれ戻ろうとするとスポーツカー独特のエンジン音がしキンジに向かって発砲する
「っ!!くそ!」
ガバメントを抜いて銃弾撃ちでかえそうにも間に合わない
こうなったら
「氷弾」
大気中の水分で氷の弾を作り弾丸に当てぎりぎり軌道を変える
「キンジ!!!」
アリアがキンジを守るために飛び出してルノーを撃ち抜く
おい!あれじゃせっかく変えたのに弾に当たるぞ!
「氷だ___
「アリアぁぁっ!!!」
遅かった
額から血を流しぐったりとしているアリア。近づいて怪我の手当をしたいが今は自分の中のケモノを自制する自信がない
自分ってこんなに弱かったか?
「頭冷やしてくるか」
ずっとバスと並走していたハヤブサに飛び乗りその場を後にする
なんだか自分が嫌になってくる
自分の思いを掻き消すようにどんどん加速させる
レインボーブリッジを抜け出す時背後から爆発音とともに水柱が立ち辺り一面に降り注ぐ
それはまるで縷依の心を現すかのようだった
実はオリ主ステルス使いでした( *`ω´)