俺の高校生活は、彼女によって変化が訪れる   作:”アイゼロ”

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はい、どうも、アイゼロです。

PC開けるか不安なため、久しぶりの深夜投稿。

そして前言撤回。ホワイトデー書きました。

それではご覧ください。


32日目

バレンタインという、リア充イベントから一ヶ月。今度は男子がお返しをする、ホワイトデー。

 

俺は自作のお菓子を持ちながら、春歌がくるのを待機。中身は開けてみてからのお楽しみ。久しぶりに力を入れた気がするな。小町にとられそうになったが、死守した。自分だけもらおうとか、いつからこんなに卑怯な奴になったのだろうか。

 

「八幡」

 

いつもよりニコニコして俺の横に現れた春歌。

 

「お前分かりやすいな」

 

「あー、顔に出てた?なんかいやしい人みたいになっちゃった・・・」

 

「まぁ、楽しみにしてくれてたんだろ?素直に嬉しかったぞ」

 

人に期待されるって、こんなにいいものなんだな。世界ふしぎ発見。

 

春歌にお菓子が入った紙袋を渡した。袋の中身はなんだろな?

 

「おお、結構入ってる」

 

春歌は中の物を一つずつ手に取り、確認した。

 

「クッキー、マフィンにマカロン。って多すぎじゃない!しかもおしゃれ!本当に男?」

 

褒めてくれたのはありがたいが、最後のは何だ?こんな腐った眼の女子なんて俺は見たくないぞ。

 

「ま、見た目はともかく、食ってみろ。自信はある」

 

「いただきます。・・・・・・美味っ!凄い美味しい!」

 

それぞれのお菓子の種類を一つずつ食べるたびに、絶賛している。正直そこまで喜んでくれるとは思っていなかった。

 

「まさかここまでとは・・・。期待以上だったよ」

 

「そりゃ、ありがとう」

 

そして再びお菓子を頬張る春歌。

 

「今そんな食べなくてもいいんじゃないか?結構量あるし・・・」

 

「折角の美味しい手作りお菓子だもの。今食べたい」

 

「・・・・・・太るぞ?」

 

そう言った瞬間、春歌の手がピタリと止まった。

 

「の、残りは帰って食べよう」

 

そう言ってぱたりと箱を閉じた。そして俺の方を睨みつき

 

「今の結構グサッときたよ!」

 

と、頬を引っ張られた。やはり女子にとって『太る』というのはタブーなのかもしれない。

 

 

「ホワイトデー、ありがとうね。まさかこんなにもらえるなんて。なんか割に合わないよ・・・」

 

「いや、別に比較しなくてもいいじゃねぇか。」

 

「ん~、でもやっぱり、チョコだけと、この数は・・・」

 

「はぁ、・・・・俺にとって、春歌のチョコはそれ以上の価値があると思ったんだ。あの時は本当に美味くて嬉しかったから、俺もそれに見合うものを作ろうと思ったんだ」

 

あー、我ながららしくもない、恥ずかしい事を言ったな。思わず、いつもの癖で頭をガシガシと掻いてしまった。

 

「は、春歌?」

 

「ん?なあに?」

 

「いや、あのさ、そんなにべったりくっつかなくても・・・」

 

「やだ♪」

 

ここにきて甘えん坊気質なところが出てきてしまったか。・・・・まぁ、嫌じゃないからこのままで。

 

 

 




最後まで読んでいただきありがとうございます。

投稿日付設定すればいいんじゃないか?と思うかもしれないけど、なんかしたくないんだ。何故かわからないけど、すぐ投稿しないと、なんか嫌なんだ。

また明日。

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