PC開けるか不安なため、久しぶりの深夜投稿。
そして前言撤回。ホワイトデー書きました。
それではご覧ください。
バレンタインという、リア充イベントから一ヶ月。今度は男子がお返しをする、ホワイトデー。
俺は自作のお菓子を持ちながら、春歌がくるのを待機。中身は開けてみてからのお楽しみ。久しぶりに力を入れた気がするな。小町にとられそうになったが、死守した。自分だけもらおうとか、いつからこんなに卑怯な奴になったのだろうか。
「八幡」
いつもよりニコニコして俺の横に現れた春歌。
「お前分かりやすいな」
「あー、顔に出てた?なんかいやしい人みたいになっちゃった・・・」
「まぁ、楽しみにしてくれてたんだろ?素直に嬉しかったぞ」
人に期待されるって、こんなにいいものなんだな。世界ふしぎ発見。
春歌にお菓子が入った紙袋を渡した。袋の中身はなんだろな?
「おお、結構入ってる」
春歌は中の物を一つずつ手に取り、確認した。
「クッキー、マフィンにマカロン。って多すぎじゃない!しかもおしゃれ!本当に男?」
褒めてくれたのはありがたいが、最後のは何だ?こんな腐った眼の女子なんて俺は見たくないぞ。
「ま、見た目はともかく、食ってみろ。自信はある」
「いただきます。・・・・・・美味っ!凄い美味しい!」
それぞれのお菓子の種類を一つずつ食べるたびに、絶賛している。正直そこまで喜んでくれるとは思っていなかった。
「まさかここまでとは・・・。期待以上だったよ」
「そりゃ、ありがとう」
そして再びお菓子を頬張る春歌。
「今そんな食べなくてもいいんじゃないか?結構量あるし・・・」
「折角の美味しい手作りお菓子だもの。今食べたい」
「・・・・・・太るぞ?」
そう言った瞬間、春歌の手がピタリと止まった。
「の、残りは帰って食べよう」
そう言ってぱたりと箱を閉じた。そして俺の方を睨みつき
「今の結構グサッときたよ!」
と、頬を引っ張られた。やはり女子にとって『太る』というのはタブーなのかもしれない。
「ホワイトデー、ありがとうね。まさかこんなにもらえるなんて。なんか割に合わないよ・・・」
「いや、別に比較しなくてもいいじゃねぇか。」
「ん~、でもやっぱり、チョコだけと、この数は・・・」
「はぁ、・・・・俺にとって、春歌のチョコはそれ以上の価値があると思ったんだ。あの時は本当に美味くて嬉しかったから、俺もそれに見合うものを作ろうと思ったんだ」
あー、我ながららしくもない、恥ずかしい事を言ったな。思わず、いつもの癖で頭をガシガシと掻いてしまった。
「は、春歌?」
「ん?なあに?」
「いや、あのさ、そんなにべったりくっつかなくても・・・」
「やだ♪」
ここにきて甘えん坊気質なところが出てきてしまったか。・・・・まぁ、嫌じゃないからこのままで。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
投稿日付設定すればいいんじゃないか?と思うかもしれないけど、なんかしたくないんだ。何故かわからないけど、すぐ投稿しないと、なんか嫌なんだ。
また明日。