FAIRYTAIL SEVEN KNIGHTS   作:マーベルチョコ

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やっと六魔将軍篇です!
新たなオリキャラも出ます!


六魔将軍 篇
第89話 連合軍集結!!


「何ですかこれ?」

 

ルーシィがギルドにやってくるとそこには空中に光る字で大きな組織図みたいなものが書かれてあった。その周りには大勢のメンバーが囲んでいた。

 

「闇ギルドの組織図を書いていたの」

 

「書いたのオレね」

 

「どうしてまた……」

 

「近頃、動きが活性化してるみたいだからね。ギルド同士の連携を強固にしないといけないのよ」

 

ミラがルーシィに説明しているとグレイもミラに質問してくる。

 

「この大きいくくりはなんだよ?」

 

「ジュビア知ってますよ。闇ギルド最大勢力、バラム同盟」

 

それぞれが枝分かれしているみたいになっているギルドの中心には大きくくり分けされている三つのギルドがあった。

 

“六魔将軍(オラシオンセイス)”

 

“悪魔の心臓(グリモアハート)”

 

“冥府の門(タルタロス)”

 

「バラム同盟はね、3つのギルドから構成されてる闇の最大勢力なの」

 

「それぞれが幾つかの直属のギルドを持っていて、闇の世界を動かしてるんだ」

 

ミラとハルトが説明してるとルーシィは見知ったギルドの名前を見つけた。

 

「あっ!!鉄の森って!!!」

 

「エリゴールがいたところだな」

 

「あれは六魔将軍ってギルドの傘下だったのか」

 

「雷神衆が潰した屍人の魂もそうだ」

 

「ジュビアもガジル君もファントム時代に幾つか潰したギルドが全部六魔将軍の傘下でしたー」

 

みんなが話していると多くのフェアリーテイルが潰したギルドはほとんどが六魔将軍の参加だった。

 

「うわー怒ってなきゃいいんだけど」

 

「気にすることはねえさ。こいつら……噂じゃたった6人しかいねーらしい」

 

「どんだけ小せぇギルドだよって」

 

「アホか、たった6人であの三大勢力と並んでるってことだろうが」

 

「「う……」」

 

ルーシィが心配そうに呟くとマカオとワカバが小馬鹿したように言うが、ハルトがそれに注意し、唸ってしまう。

 

「どんだけヤバい奴らなのよ〜……」

 

「その六魔将じゃがな……ワシらが討つことになった!!」

 

ルーシィが怯えたように言うとマカロフが定例会からギルドに帰ってきた。

 

「マスター、一体どういうことですか?」

 

「うむ……先日の定例会で、何やら六魔将軍が動きを見せている事が議題に上がった。無視はできんという事になり、どこかのギルドが奴等をたたく事になったのじゃ」

 

「じーさん……また貧乏クジ引いたな」

 

ハルトが呆れたようにマカロフに言うが、マカロフの決意は変わらないようだ。

 

「てーことは俺ら(妖精の尻尾)が倒すのかよ」

 

グレイがそう言うと、マカロフは首を横に振る。

 

「いや……今回ばかりは敵が強大すぎる。ワシらだけで戦いくさをしては、後々バラム同盟にココだけが狙われる事になる。そこでじゃ」

 

マカロフは一呼吸置いて再び口を開く。

 

「ワシらは連合を組むことになった」

 

『連合!!?』

 

その一言に全員が驚く。

 

「妖精の尻尾、青い天馬(ブルーペガサス)、蛇姫の鱗(ラミアスケイル)、化猫の宿(ケット・シェルター)、4つのギルドが各々メンバーを選出し、力を合わせて奴等を討つ」

 

「なにそれ…スゴイ……!!

 

「またとんでもないことになったな……」

 

「オレ達だけで十分だろっ!!!てかオレ一人で十分だ!!!」

 

「バカなことを言うな!!マスターは後のことも考えて言っておられるのだ!!!」

 

ルーシィが口に出して驚き、ナツがいつもの調子で言うがエルザがそれを戒める。

みんなが連合を組むことにざわつくなか、ルーシィはそうでもしないと倒せない六魔将軍に恐怖を抱いた。

 

「てか……ちょっと待ってよ。相手はたった6人なんでしょ? 何者なのよ、そいつら…」

 

 

場所は変わり、悪魔の心臓の本拠地である航空艇のなかでもマスターハーデスが六魔将軍についてウルティアと話していた。

 

「六魔が動き出したか……」

 

「ええ、最近なにかに準備してるみたいよ。それに対して正規ギルドも動いているみたい」

 

「奴らが光の者共を滅ぼしてくれればいいのだがな……」

 

「妖精の尻尾とか……?」

 

「フッ……」

 

マスターハーデスは怪しげな笑みを浮かべてそう返し、目の前に膝まついている男に目を向ける。

 

「それで何の話だったか?」

 

「はい……バラム同盟の中で最も強い悪魔の心臓様にぜひ私が作った兵器を使って欲しいのです」

 

男の背後には紫色に輝く液体が詰まった大きな培養器が3つ置かれてあった。

 

 

闇ギルド同盟『バラム同盟』。

その一角を担う『六魔将軍』を討つべく集まる正規ギルド、妖精の尻尾、青い天馬、蛇姫の鱗、化猫の宿。

その選抜メンバーがあるところで集合することになっていた。

そして妖精の尻尾の選抜メンバーも集合場所を目指していたが……

 

「なんでアタシがこんな作戦に参加しなきゃいけないのよーー!!!」

 

「仕方ねえだろ。じーさんの人選だ。ぶーぶー言うなよ」

 

「ぶー……だって強い人ならアタシじゃなくてカミナさんやガジルがいたじゃない!」

 

「今回の作戦はギルド間の連携が重要だろ。だから連携が取れてる俺たちが選ばれたんだ。我慢しようぜ」

 

「むー……わかったわよ」

 

ルーシィはハルトの言葉に渋々と了承したが不満そうだ。

 

「にしてもコイツは相変わらずだな」

 

「うー……」

 

グレイが呆れたように目を向けるとナツがいつも通り気持ち悪そうにしていた。

 

「お前走って行けよ」

 

「ゔー…ハルトぉ……浮かしてくれぇ……」

 

「だから俺一人しか浮かせられないって…おいナツ、なに近づいてきてんだよ。おい、やめろって…おふぅっ!!?」

 

ナツが這い蹲りながら近づきハルトの足を掴んで、体重を乗せた瞬間ハルトの尻が馬車の床につき、ハルトが崩れ落ちた。

 

「ハルトもかよ!?」

 

「もぉーしっかりしてよね。ハルト」

 

ルーシィはそう言いながら倒れたハルトの頭を自分の太ももに乗せて膝枕をしてあげた。

 

「普通に膝枕するんだな……」

 

グレイがそれを苦笑いしながら見ているとエルザが口を開いた。

 

「みんな見えてきたぞ」

 

エルザがそう言うとハルトとナツ以外の全員がエルザが見るほうに目を向ける。

 

「集合場所だ」

 

 

連合の集合場所は青い天馬のマスター ボブが所有する別荘であり、全体がピンクとハートであしらわれている。

そこに入るエルザ達だがルーシィはハルトに肩を貸していた。

 

「趣味がわりーところだな」

 

「そう言うな。青い天馬のマスターボブの別荘だ」

 

「あいつか……」

 

「まだ着かねーのか……?」

 

「もう着いてるよ」

 

「大丈夫ハルト?」

 

「しぬ……」

 

「しっかりするでごじゃる」

 

すると部屋が暗くなり、ハルトたちの前のところがスポットライトで照らされ、そこに3人の人影が照らされる。

 

「妖精の尻尾の皆さん。お待ちしておりました。我ら青い天馬より選出されしトライメンズ」

 

「百夜のヒビキ」

 

「聖夜のイヴ」

 

「空夜のレン」

 

3人の姿が徐々にはっきりとして、素顔が見える。

どこかホスト染みたイケメンがそれぞれポーズをとりながら自己紹介をし始めた。

 

「な、なにあれ!?」

 

ルーシィは驚きながらもそのイケメンさに顔を少し顔を赤くする。

 

「噂に違わぬ美しさ」

 

「さあ…こちらへ」

 

「はじめまして妖精女王(ティターニア)」

 

「いや……待て……」

 

するとすぐさまエルザの3人はエルザを囲み、口説きにかかりエルザも困惑している。

しかもいつのまにか用意したソファに座らされ、テーブルには飲み物とフルーツが置いてある。

するとレンがハルトの介抱しているルーシィにも近づいてきた。

 

「さあ……お前も来いよ」

 

「ええっ!?は、ハルト助けて!!」

 

「おうぅ……?」

 

レンに迫られ困ったルーシィはハルトをレンの前に出した。

 

「おい、どけよ」

 

「いや、どけって言われても……うぷっ……」

 

「しっかりして!ハルト!!(キャー!!これって彼女が奪われそうで守る彼氏の構造見たい!!)」

 

ハルトは今だに乗り物酔いがひどいらしく、顔が青いがルーシィはハルトを盾にしながら嬉しそうにしていた。

小説家志望だからかそういう想像が豊かなのだ。

それぞれがトライメンズによく分からない接待?を受けていると声が響いてきた。

 

「君たち……その辺にしておきたまえ」

 

声だけでイケメンだと思わせる声にルーシィはびっくりしてしまう。

 

「な…何!?この甘い声!!?」

 

「一夜様!!」

 

その声の主の名前を聞いてエルザは驚愕する。

 

「一夜?」

 

「久しぶりだね。エルザさん」

 

「ま…まさかお前が参加してるとは……」

 

驚愕というかどこか恐れているような声色で震えている。そして階段の中央の階段の踊り場に現れたのは……

 

「会いたかったよ。マイハニー……あなたのための一夜でぇす」

 

五頭身ほどのブサイクなおっさんが何故かキラキラの演出をしながら、現れたのだ。

お世辞でも似合ってない。

 

「!!!」

 

「マイハニー!!?」

 

その言葉にルーシィたちは驚き、エルザも固まって動けない。

 

「一夜さんの彼女でしたか……それはとんだ失礼を」

 

「全力で否定する!!」

 

トライメンズは一夜の彼女だと知ると全員が揃って頭を下げるが、エルザはそれを全力で否定する。

 

「片付けろ!!!遊びに来たんじゃないぞ!!!」

 

「へい!兄貴!!」

 

「あれ?さっき一夜さんって言ってたでごじゃる」

 

「一貫してないんだね」

 

マタムネとハッピーがそんな会話するが、一夜がトライメンズに慕われているのはよくわかった。

 

「君たちのことは聞いてるよ。エルザさんにルーシィさん。あとその他」

 

「その他!?」

 

すると突然一夜はルーシィのほうを向いて鼻をヒクヒク動かして匂いを嗅ぎだした。

 

「いいパルファムだ」

 

ただそれを言うために無駄にカッコよくポーズをするが元が悪いからまったくカッコよくない。

 

「キモいんですけど……!」

 

「すまん…私もこいつは苦手なんだ。すごい魔導士であるんだが……」

 

ルーシィはハルトの背中にぴったりとくっつき、身を守り、エルザは改めて一夜が苦手だと認識した。

するとその他といわれ、仲間がちょっかいをかけられて少しイラついたグレイが青い天馬を睨む。

 

「おい、青い天馬のクソイケメンども。あまりうちの姫様がたにちょっかい出さねーでくれないか?」

 

青い天馬はグレイを睨むが、

 

「あっ、男は帰ってもいいよ」

 

「「「お疲れ様っしたー」」」

 

「オイオイ!!こんな色物よこしやがってやる気あんのかよ!」

 

「試してみるか?」

 

「僕たちは強いよ」

 

「ケンカか!!?混ぜてくれーー!!!」

 

悪い空気が流れ出し、いつのまにか復活したナツも参加しようとし混乱し始める。

 

「やめないか!!お前たち!!!」

 

エルザが止めに入るが、いつのまにか一夜がエルザの背後に回り、エルザのパルファムを嗅ぐ。

 

「エルザさん。相変わらず素敵なパルファムだね」

 

「近寄るな!!!」

 

「メェーーーン!!!!」

 

「やっちゃった!!」

 

「ルーシィ……少し静かにしてくれ……頭に響く」

 

背筋が凍ったエルザは咄嗟に一夜を反射的に殴り飛ばしてしまった。

一夜は入り口のほうに投げ飛ばされ、そこには一人の男が立っており、殴り飛ばされた一夜の頭を掴み、氷漬けにしていく。

 

「こりゃあ、随分ご丁寧な挨拶だな……貴様らは蛇姫の鱗 上等か?」

 

その男はかつてグレイの兄弟子であり、グレイと戦ったリオンだった。

 

「リオン!!?」

 

「グレイ!!?」

 

「お前…ギルドに入ったのか!!」

 

驚くグレイ、ナツ。

そしてグレイたちがいるとは思わなかったリオンも驚く。

 

「フン!」

 

「うおっ!」

 

「きゃっ!!」

 

「ぐへっ!」

 

リオンは挨拶がわりにグレイに向かって氷漬けにした一夜を投げ飛ばし、とばっちりでハルトとルーシィに当たりそうになり、ルーシィがハルトを掴んで避けたが首が締まり苦しそうだ。

 

「何しやがる!!!」

 

「先にやってきたのはお前たちだろう?」

 

「ルーシィ、苦しい……」

 

「あっ!ご、ごめん!!」

 

一夜を投げ飛ばされたトライメンズも黙ってはいない。

 

「つーかうちの大将に何しやがる!!」

 

「ひどいや!!」

 

「男は全員帰ってくれないかな?」

 

「あら、女性もいますのよ?」

 

すると引いてあったカーペットが勝手に動き出し始めた。

 

「人形撃!!絨毯人形!!!」

 

「アタシィッ!!?」

 

「やばっ……!また気持ち悪さが……うぷっ…」

 

何故かルーシィが立ったていたところが人形のように動き出し、ルーシィはひっくり返され、ハルトもその被害にあう。

 

「てか…この魔法……!」

 

ルーシィはこの魔法に見覚えがあった。

 

「うふふ…私を忘れたとは言わせませんわ」

 

絨毯の間から姿を見せたは……

 

「そして過去の私は忘れてちょうだい」

 

「どっちよ!!」

 

「私は“愛”のために生まれ変わったの」

 

彼女はシェリー。

彼女もかつてはグレイたちと争い、ルーシィと戦った。

激しくリオンを慕っている。

 

「もっと!もっと貴女のパルファムを私に……!!」

 

「近寄るな!斬るぞ!!」

 

「うるせぇ……」

 

「リオン」

 

「グレイ」

 

「誰でもいいからかかって来いやー!!!」

 

「………」

 

「お前ら……!」

 

「貴女は“愛”せない」

 

「あたしも嫌いよっ!!!」

 

「静かにしろっ!!!!!」

 

ドンッ!!!!

 

全員が睨み合う緊迫する空気が流れる中、四つん這いになって気持ち悪そうにしていたハルトが周りの煩さにキレてしまい、床を殴ると、蜘蛛の巣状にヒビが入る。

 

「こっちは気持ち悪いんだ……!!喧嘩なら他所でやれ……!!」

 

『は、はい……』

 

ハルトの剣幕に全員がびびってしまい、同時に返事をする。

 

「一夜……ソファ借りるぞ」

 

「メ、メェーン……」

 

ハルトはトライメンズが用意したソファに座り込んでしまった。

 

「ハルト…めっちゃ怒ってるんだけど……!」

 

「そりゃあ乗り物酔いしてるのにあんなに騒いだら怒るでごじゃる。

乗り物酔いしてる時のハルトは機嫌が悪いでごじゃるからな」

 

全員のにらみ合いが一旦静まると、入り口の方から声が聞こえてきた。

 

「ふむ……ワシが止めようと思ったがハルト殿に先を越されてしまったか」

 

まさに偉丈夫と思わせるような髪の毛がない男だった。

 

「ジュラさん!!」

 

「ジュラ!!?」

 

「こいつがあの……」

 

「ラミアのエース、岩鉄のジュラ」

 

「誰?」

 

「聖十大魔導士の1人だよ!!」

 

蛇姫の鱗で最強のジュラ。

その実力は聖十大魔導士に選ばれるほどだ。

 

「久しぶりですな。ハルト殿」

 

「あ…?おう、ジュラさんじゃねえか」

 

「2年前の仕事依頼ですかな」

 

どうやら2人は知り合いのようだ。

 

「あたしでも知ってる名前だ……」

 

「妖精は5人、天馬は4人、私たちは3人で十分ですわ」

 

「むうぅ〜……」

 

シェリーがルーシィに挑発するようにそう言うと、ジュラが全員を見渡しながら口を開く。

 

「さて……これで3つのギルドが揃った。残るのは化猫の宿の連中のみだ」

 

「連中と言うか、2人だけだと聞いてまぁす」

 

エルザにボコられたのか顔に傷がある一夜がそう付け足す。

その言葉に全員が驚く。

 

「2人だと!?俺らの中じゃ一番少ねえじゃねえか!!」

 

「ちょっとぉ〜…どんだけヤバイ奴らが来るのよぉ〜」

 

ルーシィが怖がりながら言っていると誰かが走ってきた。

 

「きゃあっ!!」

 

「ウェンディ!大丈夫?」

 

「痛ぁ…ありがとう、レイン」

 

転ぶ音と悲鳴が聞こえ、それを心配する声も聞こえ、声が聞こえたほうを全員が見ると、少女がコケてもう1人の少女が助け起こしていた。

そして立ち上がり全員を見て、申し訳なさそうにしている。

 

「あ、あの……遅れてごめんなさい」

 

「僕たち化猫の宿から来ました!レインと……」

 

「ウェンディです」

 

「「よろしくお願いします!!」」

 

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