FAIRYTAIL SEVEN KNIGHTS 作:マーベルチョコ
六魔の猛攻によりピンチに陥った連合軍。
そこにハルトが現れた。
「悪い。遅れた」
『ハルト!!!』
「は、ハルト…さん……」
「おう、レインよく頑張ったな。ウェンディ、レインを連れて後ろに下がってろ」
「は、はい!シャルル、ミント!手伝って!!」
「わかったわ!!」
「オーケ〜」
ウェンディたちがレインを連れて行ったのを確認してから再びハルトは六魔将軍と対峙する。
ブレインは静かにありえないものを見る目でハルトを見ているエンジェルに聞く。
「エンジェル……確かに殺したのか?」
「そのはずだゾ……言われた通りに魔導核爆弾を使って念入りに消したはずだゾ」
「ああ、まったくだぜ。あんな爆弾使うから地面に穴掘って逃げるしかなかったじゃねえか」
そう言ってハルトは自身の手を見せる。
その手は土で汚れ傷だらけだった。
ハルトは爆発する前に地面に穴を開けてその中に飛び込み、ジュラの魔法で蓋をして難を逃れた。
「あの一瞬で……」
「地上に出るのも時間がかかったけど、最悪の事態は避けれたな。だが……」
ハルトは後ろに目をやって傷だらけで倒れる仲間を見て、六魔将軍のほうを向く。
「よくも俺の仲間を傷つけてくれたな」
その顔はさっきよりも怒りが大きくなっていた。
「一人で六魔全員を相手にするのか!!やれ!後悔させてやれ!!」
ブレインの号令でレーサーとコブラが前に出てくる。
レーサーはナツたちを苦しめた瞬足の魔法でハルトの頭上に現れる。
「モォタァ!!」
「剛腕!!」
ハルトはレーサーを確認してから、防御に移り、蹴りを受け止める。
「なに!?」
「動きは早いが蹴りは普通だな!!」
「金に隔てなし、デスネ!!」
「うお!?」
ホットアイが地面を隆起させてハルトの足場を奪う。
そこにコブラのキュベリオスがハルトに嚙みつこうと飛んでくるがハルトは口を両手で抑える。
「ぐうぅ……オオオッ!!」
ハルトは力を入れてキュベリオスを投げ飛ばす。
「スパイラルペイン」
そこにミッドナイトは不可視の渦を放ち、ハルトを苦しめる。
「ぐううぅ…!!」
「さっきはどうやって魔法を解いたかわからないけど、僕には勝てないよ」
「こん…な…ものォ!!!」
ハルトが腕を広げるとハルトを囲んでいた渦が弾けるように消え去った。
「!!」
「無属性の魔法か……俺と相性がいいな」
ハルトは笑みを浮かべてミッドナイトを見て、ミッドナイトは眉間に皺を寄せる。
ハルトの覇竜の滅竜魔法の特性「統合」により、ミッドナイトの魔法を吸収した。
ハルトはミッドナイトの魔法が何なのかはわからないため吸収するのは難しいが無属性だったため、属性がある魔法より吸収しやすいのだ。
「開け!彫刻具座の扉!!カエルム!!」
「えっ!?星霊魔法って……アンタ、星霊魔導士だったの!!?」
エンジェルがハルトに攻撃するために星霊カエルムを召喚し、それにルーシィは驚く。
カエルムは機械の球体から固定砲台に変形し、ハルトに魔力弾を放つがハルトはそれに気づき、剛腕でそらしてエンジェルに近づく。
「さっきはよくもやってくれたな!!お返しだ!!」
ハルトは拳を握りしめ、エンジェルに近づく。
「チッ!エンジェル!!」
「待て!」
レーサーがエンジェルを助けようと加速しようとするがコブラが止める。
「何すんだよ!コブラ!!」
「まぁ、待てよ」
コブラはレーサーにエンジェルの考えが聞こえたことを説明した。
『私がハルトの隙を作るゾ。合図したら一斉に攻撃するんだゾ』
「なるほどな」
ハルトがエンジェルに迫る中、エンジェルは笑みを浮かべた。
「開け。双子座の扉……ジェミニ」
(ジェミニ?だけどここで止められねえ…ジェミニごと攻撃するしかねえな!!)
「覇竜の……!!」
「ジェミニ」
「「ピーリ、ピーリ」」
ジェミニが光り姿を変える。
「剛拳!!!」
黄金の魔力を纏った拳を放つ。
しかし、その拳は変身したジェミニの寸前で止まった。
「ど、どうしたんだ?動きが止まったぞ?」
「ハルト?」
ルーシィが不思議そうにハルトに呼びかけるがハルトは拳を突き出した状態で動かない。
それどころかジェミニを見て、酷く動揺した様子だった。
ジェミニが変身した人物がゆっくりと口を開く。
「ハルト……」
「エミリア……!!」
ルーシィより少し濃いめの金髪を肩ほどまで伸ばし、目の色は綺麗なスカイブルーで、さらに顔はルーシィにそっくりだった。
「エミリアでごじゃる……」
「え!あの人がエミリアさん……?」
「ルーシィにそっくりだ……」
みんなを掘り起こそうとしていたマタムネの呟きが聞こえたルーシィは今まで何度も聞いたエミリアに驚き、みんなと同様に自分に似ていることに驚いた。
ハルトは拳を下ろし、エミリアを見つめた。
その表情はどこか嬉しそうだが悲しそうでもあった。
「エミリア……」
ジェミニが扮するエミリアはハルトの頬に手添える。
「ハルト………………また、私を殺すの?」
その言葉にハルトは地の底に叩きつけられた絶望を感じてしまい、それと同時にエンジェルが合図を出した。
「今だゾ!!」
「デスネ!!」
「スパイラルペイン」
ホットアイが地面隆起させ、そしてミッドナイトがその岩石ごとハルトを渦に巻き込む。
「ぐあああああああっ!!!!」
「ハルト!!!」
ルーシィの悲痛な叫びが響く。
ハルトは地面に投げ出され、うつ伏せで倒れる。
「うまくいったゾ♪」
「よくアイツの記憶を見れたな」
「ジェミニが蹴られたときに、ほんの少し記憶だけ記憶が見れたらしくてその記憶がドンピシャだったらしいゾ」
うれしそうなエンジェルにコブラが近づいて話すとブレインも近づいてくる。
「よくやったエンジェル。アーウェングスはここで殺しておく」
ブレインが倒れているハルトに向かって杖を向けて魔力をためはじめ、それを見たナツたちは焦る。
「ハルト!!起きて!!!」
「起きろ!ハルト!!くっそ!抜けねえ!!」
「マタムネ!急げ!!」
「わかってるでごじゃる!!」
マタムネが急いで土を掘り起こすが間に合わない。
「死ね」
ブレインが魔法を放とうとした瞬間……
ドンッ!!!
凄まじい地響きなった。
地響きの元はハルトが地面を殴ったからだ。
全員が一旦動きを止め、ハルトは寝そべった状態で地面に拳を立てて、膝をついた状態になった。
「お前ら……」
ハルトの体から黄金の魔力が勢いよく溢れ出す。
ハルトがラクサスとの戦いで見せた『覇王モード』だ。
「死ぬ覚悟はできてんだろうなァッ!!!」
ハルトはエミリアの姿で騙されたことが我慢できず、怒りが爆発した。
「チッ!常闇奇想曲(ダークカプリチオ)!!」
回転する闇の魔力がハルトに迫るがハルトはそれを手で受け止め、握りしめて破壊した。
手から血が滴るが、はるとはそれを気にした様子はなくブレインたちを睨みつける。
「なに!?」
「チッ!」
レーサーが瞬時にハルトの頭上に現れ、ハルトの首に蹴りを入れる。
「やったか!!?」
レーサーはモロにハルトの首に蹴りが入り、普通なら気絶するほどの蹴りだがハルトはその蹴りを受けてもビクともせずに、レーサーを睨みつける。
「まずは……」
ハルトはレーサーの蹴ってきた足を掴む。
「お前だ!!」
「ぐはぁっ!!!」
そして、掴んだまま地面に叩きつけた。
それだけで地面に小さなクレーターができる。
「キュベリオス!!」
「シャアアアアアッ!!!」
コブラがキュベリオスに指示を出し、ハルトを襲わせる。
キュベリオスはハルトの肩に噛み付くが金属音が響いた。
「ジャアアアアアッ!!?」
「キュベリオス!?」
キュベリオスは叫び声を上げてのたうち回る。
コブラが苦しむキュベリオスの牙を見ると僅かに欠けていた。
「キュベリオスの牙が欠けた!?どんだけ固いんだ!!?」
ハルトの皮膚は放出されている魔力で防御力が上がっており、キュベリオスの牙では貫けない。
ハルトは次の標的をコブラに定め、進んでいく。
(お前の動きは聞こえてるぞ!!考えていることもなっ!!)
コブラは心を聞く魔法でハルトの次の動きを聞く。
(コロス)
「なっ!!」
ハルトが拳を振るうがコブラはギリギリでかわす。
(コイツ!純粋な殺意しかねえ!!)
「覇竜の旋尾!!」
「ぐほっ!!」
(声が聞こえねえ!!!)
ハルトの回し蹴りが入り、コブラは吹き飛ばされる。
「むん!!」
ホットアイがハルトの足元の地面を隆起させて、足場を崩す。
「覇竜の咆哮ォッ!!!」
「くっ!!」
ハルトは地面に咆哮を放ち、自分が立つ地面ごと爆発させて、その爆発に紛れてホットアイに近づく。
「覇竜の鎚角!!!」
「ぐはぁ!!」
ボディーブローがホットアイにささり、ホットアイは倒れる。
「すごい……!六魔将軍がもう3人も!」
「これならいけるぞ!!」
「ハルトさん、やっぱりすごいよ!!」
「う、うん…でもちょっと怖いかも……」
「あれがハルトの覇王モードか」
「オレは2回目だけどやっぱスゲーな」
皆が褒めるなかルーシィだけが不安そうにハルトを見ていた。
「どうしたでごじゃるか、ルーシィ殿?」
「うん……ただ今のハルト……なんか悲しそうだなって……思って……」
ハルトはホットアイを行動不能にし、残りのブレインたちを睨む。
「六魔3人を撃破か……やはりやるな」
「父上、ここは僕が」
ブレインはコブラたちがやられても焦るどころか感心したようにハルトを見た。
ミッドナイトがブレインを守るように前に出るがブレインがそれを手で制す。
「よい。ここは私が相手になろう」
「一気に片をつける」
ハルトはブレインに向かって駆け出し、魔力を高める。
「竜牙弾……付加」
「常闇幻想曲」
「竜檄弾!!!」
ハルトの拳とブレインの魔法がぶつかりそうになった瞬間、ブレインの魔法はハルトを避けるように分散した。
そしてブレインはハルトに向かって笑みを浮かべる。
「いいのか?後ろの仲間は?」
その一言にハルトはブレインが自分を狙ったのではなく、後ろにいたルーシィたちを狙ったことにようやく気付いた。
「クソッ!!!!」
ハルトは慌ててルーシィたちに向かって走るがルーシィたちも傷で逃げることができずにブレインの魔法が当たってしまった。
「ルーシィィィィッ!!!!!」
爆煙が広がり、ルーシィたちの姿が見えない。
「ウソ…だろ……」
ハルトが目の前の光景に絶望して膝をつくが、その瞬間煙の中から咳き込む声が聞こえ、顔をハッと上げる。
「こちらは大丈夫だ。ハルト殿」
煙が晴れるとそこにはルーシィたちの周りに何本もの岩石の柱があり、ルーシィたちの身を守っていた。
そしてその中心にはジュラが立っていた。
「すごいや!!」
「ありがとう。助かったよ」
「すげえな」
「六魔将軍の奴らいつのまにか消えやがった」
「逃げたのかよ……くそっ!」
リオンとグレイが消えた六魔将軍に気づき、ほぼ一方的にやられた悔しさが表れる。
皆が無事な様子を見て、安心したハルトの覇王モードは自動的に消えてしまい、ハルトはその場で崩れるように膝をついてしまう。
体からはフィードバックで煙から出て、辛そうだ。
「ハルト!!」
「ハルト!大丈夫でごじゃるか!?」
「あ…ああ…大丈夫だ」
倒れたハルトにルーシィとマタムネが駆け寄り、看病をし始めた。
「ジュラさん!無事でよかった」
「うむ。ハルト殿が機転を利かせてくれなければどうなっていただろうか……」
リオンがジュラの無事を喜んでいるとレインの戸惑う声が聞こえてきた。
「ウェンディ?……ウェンディ!!どこにいるの!!ウェンディー!!」
「そんな!攫われたの!!?」
「どーしよー!?」
「どうしたのだ?」
「ウェンディがいなくて……」
「おい!ハッピーもいねえぞ!!」
不安気な顔をするレインが説明するとジュラは悔しそうな顔をする。
「敵の魔法が届かぬところだったため安心だと思い油断した……!青いネコ殿はおそらくウェンディ殿と一緒に攫われたに違いない。すまない、ワシの責任だ」
「本当よ!!どうしてくれるのよ!!!」
「落ち着いてーシャルル〜」
「そうだよ……守れなかった僕が悪いんだ」
レインは酷く落ち込み、シャルルも少しバツが悪そうな表情になる。
「六魔将軍め…私に恐れをなして逃げて行ったか。とりあえず、まずは皆さんの傷を癒すのが優先……痛み止めのパルファムで傷を癒しましょう!」
「あんたのほうがボロボロじゃねーか!!」
そう言ってボロボロの一夜が痛み止めのパルファムを開ける。
開けた試験管からパルファムが流れ出て、傷ついた連合軍のメンバーを癒す。
「いい匂い……」
「本当…痛みが和らいでいく……」
「「「さすが先生!!」」」
「また呼び方変わってんぞ……」
ナツが仲間が攫われたことに腹を立てる。
「くっそ〜アイツらハッピーとウェンディをさらいやがって……どこだーー!!!」
「ナツ!!」
腹を立てたナツが案の定暴走して1人樹海に入ろうとし、グレイが呼び止めるが気にせず突っ走ってしまう。
しかし、誰かがナツのマフラーを引っ張って、ナツを止める。
「んがっ!!」
「落ち着きなさいよ」
「さっきまでシャルルが慌ててじゃ〜ん」
「うるさいわよ!!」
止めたのはハッピー、マタムネと同じく羽が生え、飛んでいるシャルルとミントだった。
「ハッピー、マタムネと被ってる」
「何ですって!!!」
「お揃いだねー」
「とにかく、ウェンディとオスネコの事は心配ですけど、やみくもに突っ込んでも勝てる相手じゃないってわかったでしょう」
「シャルル殿の言う通りだ。敵は予想以上に強い」
「それに頼み綱の2人があんな状態だもの」
そう言ってシャルルが視線を移す先には、覇王モードのフィードバックで苦しそうなハルトとキュベリオスの毒で苦しむエルザが並んで座っていた。
「エルザ、しっかりしろ!!」
「う…うあ……」
「ハルト、大丈夫でごじゃるか?」
「俺のはただの疲労だ。休めば治る……今はエルザのほうが問題だ。ルーシィも俺は大丈夫だからエルザのほうを見てやってくれ」
「う…うん」
「そんな…!!痛み止めのパルファムが効かないなんて!!」
苦しそうにするエルザは看病しにきたルーシィの腕を掴み、引き寄せる。
「ルーシィ…すまん…ベルトを借りる……」
「え?きゃあああ!!」
「「「「おおおおっ!!!!」」」」
突然ルーシィのベルトを引き抜き、ルーシィのパンツはズリ落ちてしまう。
それをトライメンズとマタムネは見逃さなかった。
「な…何するのよ〜.」
「このままでは戦えん」
エルザはルーシィから借りたベルトをキュベリオスに噛まれた腕に巻きつけ血を止めた。
さらにその腕を伸ばし、剣をこちら側に投げた。
「切り落とせ」
エルザは毒が回っている腕を差し出し、そう言い、全員が驚く。
「バカなこといってんじゃねえよ!!!」
グレイが反対するがエルザの意思は変わらず、それでも切れと言ってくる。
「わかった。俺がやろう」
「リオン!?」
「やれ」
リオンがそう言い、エルザの剣を拾う。
「よせ!!!」
「今この女に死んでもらうわけにはいかん」
そう言い、リオンは剣を振り上げる。
「けど……」
「どこまで甘いんですの!?妖精さんは!!」
「やるんだ早く!!!」
「やめろリオン!!!」
「そんな事しなくても……」
「エルザ殿の意思だ」
メンバーが口論している間にリオンは剣を振り下ろすが、
「俺がいる限りそんな事させねえ」
ハルトがリオンの腕を掴み剣を振り下ろすのを止めた。
「貴様はこの女の命より、腕の方が大事なのか!!」
「短絡的になるなよ。こんなことしなくても助かる方法はあるはずだ。剣を置けって」
「しかしだな……!!」
「二度も言わせんなよ。……置け」
ハルトに睨まれたリオンはその威圧に本能が恐れて、後ずさりしてしまい、剣をおとしてしまう。
「お前もだ、エルザ。アホなこと言うなよ」
「は、ハルト……あっ……」
「エルザ!!」
エルザはとうとう気絶してしまった。
「マズイな……毒が体に回るのも時間の問題……」
「レイン殿、お主の神器でどうにかできぬのか?」
ジュラがレインに顔を向けて、話しかけるとレインは申し訳なさそうにする。
「すいません……この霊槍スイレーンならできるかもしれないんですけど、まだ僕の実力が全然弱いので全くスイレーンの力を引き出せていないんです…」
「そうか……」
「でも!ウェンディならもしかしたら、いや絶対に治せます!!」
「そうね。ウェンディなら助けられるわ」
レインのその言葉に全員がレインとシャルルを見る。
「今さら仲間同士で争っている場合じゃないでしょ。力を合わせてウェンディを救うの。ついでにオスネコも」
「あの娘が解毒の魔法を?」
「すごいなぁ」
「解毒だけじゃありません。ウェンディは解熱や痛み止め、さらにはキズの治癒まで出来るんです」
「あ…あの……私のアイデンティティーは……」
シャルルとレインの説明に一夜の悲しそう呟きは無視された。
「でも治癒魔法って確か、失われた魔法(ロストマジック)だったはずでわ?」
「もしかして六魔将軍が言ってた、天空の巫女っていうのに関係あるの?」
シェリーとルーシィの疑問にシャルルは答える。
「あの娘は天空の滅竜魔導士ドラゴンスレイヤー…天竜のウェンディ」
「ドラゴンスレイヤー!?」
シャルルの言葉にレインとミント以外が驚く。
「ついでに気づいていると思うけど……レインも滅竜魔導士よ」
全員がレインのほうを見る。
「えへへ……」
「ハルトやナツと同じ滅竜魔導士が2人もいるなんて……」
「い、今は僕のことよりウェンディです!!ウェンディがいれば助かります!!助けに行きましょう!!」
「そうね。それに目的はわからないけどアイツらもウェンディを必要としているみたいだし」
レインとシャルルがそう言うと全員の目が真剣になる。
「……となれば」
「やる事は一つ」
「ウェンディを助けよー」
「エルザの為にも」
「ハッピーもね」
全員が決意を固める。
「決まりだな……おっし!!!」
ハルトが拳を突き上げる。
「行くぞっ!!!!」
『オオッ!!!!』
ハルトの号令で全員が拳を上げ、雄叫びをあげたのであった。