第一話
スーパーへついた黎と桜香は、買い物カゴを持ってスーパーの野菜コーナーから回り始めた。二人で仲良く店内を回っていると先程の民警ペアがいた。そのカゴの中には、タイムセールのモヤシが二つ入っていた。
「ん?…桜香ちょっとあれ見ろよ」
「はい?なんですか?」
黎に声をかけられた桜香は黎が指差す方へ顔を向けた。そこには、先程の民警ペアがいた。
「あの人たちは確かさっきの……」
「あぁ…間違いない…なぁ桜香……」
「ハァー……わかりました早く買い物済ませましょうか……」
「スマンな……で、晩飯は何にするか決めたのか?」
「はい…親子丼とサラダにしようかと」
「親子丼かぁ~いいね!!」
「じゃあ晩飯が決まったしさっさと買っちゃおうぜ!!楽しみだなぁ」
「ふふふ……なんか子供見たいですね」
「!?今のは聞き捨てならないなぁ~」
「ハイハイ……早く買い物しないと見失ってしまいますよ」
桜香は、そういって黎をおいてカゴの中に自宅の冷蔵庫の中の物と足りない物を照らし合わせ必要な食材をカゴの中にいれて、レジへと向かう。黎は、少し物思いに更けていたがすぐに正気に戻り桜花のあとを追った。
黎と桜香は、先程見かけた民警のあとをバレないように追跡した。すると、とある雑居ビルの中にはいっていった。その雑居ビルのテナントの三階には天童民間警備会社とあった。黎と桜香は、その雑居ビル「ハッピービルディング」に入っていった。そして、階段を上がる。三階まで上がると、ある部屋から声が聞こえてきた。
「この、お馬鹿ッ!」
その声と同時に、中からなにか争うような物音が聞こえた。もう少し様子をみようとドアの前まで移動して中のやり取りを聞き始めた。
「なんでかわすのよ腹立たしいわねッ」
「無茶苦茶言うなよ!」
中からはガタガタと逃げ回るような音がした。
「逃げ足……ばっかり、早いん、だから……」
少女が息をあげながらしゃべっていた。
「なあ、また新しい仕事を受けてた時に頑張ろうぜ、木更さん」
「馬鹿なこと言わないで!これが最後のチャンスだったのよ!」
「それと、仕事してるときは木更さんじゃなくて社長って呼びなさい」
そんな話が聞こえたあと、すたすたと足音がしたあとギシッと音がした。
「つまりこういうこと?君はそこの机の上に乗っているタイムセールの商品を買うために急いだら、途中で警察から報酬を貰い損ねたことに気づいた、と」
「……ああ」
「それでも君はモヤシだけは二袋買ってきた?」
「そ、そうだ! ……お一人様一つ限りだったので延珠も連れて二つ買ったさ!」
「…………アンタも食べるか?」
ペチンとモヤシの袋を投げた音がした。
「ちょっと里見くん、今月は収入ゼロよ。誰のせいだと思ってるのこの甲斐性無し、最弱、お馬鹿。それと君の中では社長への仕事の報告よりもスーパーのタイムセールの方が優先されるの?」
「ーなにより、どうして私にタイムセールのこと教えてくれなかったのよッ!」
木更と呼ばれた少女は、続けざまに里見と呼ばれた少年を罵倒し、ギシッと音をたて椅子に座たようだった。
ここで、黎と桜花は事務所のドアを叩いた。
「コンコン……失礼しま~す」
「失礼します」
黎と桜香は、そういって事務所に入った。事務所の中には、男女二人がおり以下にも繁盛してなさそうであった。
「へ~…結構いい感じじゃん繁盛してなさそうだけど…」
「黎…開口一番にそれは失礼ではないですか?」
木更と蓮太郎は、突然入ってきた黎たちに驚きを隠せないでいた。しかし、二人は自分達のペースを崩さずに辺りを見回していた。
「なあ…桜香…なんか目の前の二人なんも反応しないんんだけどどうしたのかな?」
「イヤイヤ…黎…いきなり知らない人が入ってきて部屋中見回してたら誰だって驚きますよ…」
「ん?そんなもんか?」
「まずは、自己紹介でもしましょうか…え~とまずは私から名乗りますね
序列五十位、モデル・ウルフ雪宮桜香と申します
以後お見知りおきを」
「同じく序列五十位、無久羅黎だ。よろしくな」
「ッ!!序列五十位!!」
「ま、マジかよ……」
黎たちが名乗ると、木更と蓮太郎は唖然としたように驚いていた。
「なあ…お二人さん…俺たちを雇う気はないか?」
「「ッ!!!!」」
木更と蓮太郎は、今しがた黎が発した言葉に驚愕していた。
更新が遅れてスミマセン…学校のテスト中なので書いている暇がなかったもので……
これからも頑張るので感想など待ってます
それでは