Pocket monsters   作:S.K

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第2話

リビングに降りていくと、母親と話している男性の姿があった。

白衣を身にまとい革のカバンを大事そうに抱えた人物は、ショウタの姿をとらえると軽く会釈をし、単刀直入にこう切り出した。

「世界には〝ポケットモンスター〟という生き物が生息しているのは知っておるな?」

博士だと名乗ったこの人物は、目の前の未来のトレーナーに問いかける。ショウタはこくりとうなずき興味津々に彼を見つめ返す。

「若いころは私もポケモン研究者として腕を鳴らしたものだが、今はもう身体が言うことをきかぬ。単刀直入にお願いしよう、君に私の代わりにこの図鑑を埋めてほしいのだ。この願い、聞き入れてくれるか?」

ショウタは一つも渋ることなく、一つ返事をする。それもこれからの期待や希望に満ち満ちた表情で。

博士も安堵した表情でにこりと微笑むと、カバンを開くと3つのモンスターボールを取り出す。

「決まりだね。さぁ、これが君のパートナー候補たちだ!」

投げると、中からポケモンたちが飛び出してきた。どれもショウタと同じ、これからの希望に想いを馳せ御主人様を見つめる。

「右から紹介しよう。葉っぱポケモンのチコリータ。落ち着いた性格で、他の二匹に比べて扱い易いのではないか。次に子ザルポケモンのヒコザル、活発な性格なのはいいのだが少しお調子者の気がある。こいつを慣らしたら君は素晴らしい力を持ったトレーナーだ。そして最後に、ぬまうおポケモンのミズゴロウ。この子は甘えたでな、しょっちゅう絡みついてくるのだ。だがこれがトレーナーの心をくすぐると評判でな。さぁ、どうする?」

ショウタはしばらく腕組みをしたのち、そっとチコリータの額に手を当てて目を瞑る。しばらくすると手を放し、同じことを二匹にも施す。

「何をしておるのですか?」

博士は両親に尋ねる。だが彼らもわからないと首を傾げた。そのうち、一匹を抱えてこちらに笑顔を向けた。

「三匹が三匹、凄くいいのだけれどこいつにします。博士」

その腕に抱えられていたのは…ミズゴロウだった。腕の中で嬉しそうにコロコロと笑顔を綻ばせている。

「わかった。もう出発の支度はできているのか?」

元気よく頷くと、バタバタと部屋に駆け戻る。

キズぐすり、タウンマップ、おこずかい、寝具、その他必要と思うものをとりあえずバッグに詰め込んでばたばたと部屋を飛び出してきた。

「この旅で数々の人やポケモンと出会い、自分自身を磨き上げてほしい!さぁ、それでは大いなる旅の始まり、ポケットモンスターの世界へ!」

博士は、扉を開けた。それはこれから始まる様々な事柄への希望と期待への扉だった。




久々の更新です。
今回は主人公であるショウタの旅立ちとそのパートナーが決まりましたね

次回は...
ライバル登場?(仮)

相変わらず更新は未定ですがごゆるりとお待ちください。
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