僕のヒーローアカデミアinウルトラマン   作:アニメ大好き

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大変遅くなってすみませんでした。
最近他の作品もそうなのですが、リアルが忙しくて筆記意欲が湧かなくて…。

大変遅くなってしまった事をお詫びします。
その上障害物競走と騎馬戦はダイジェストになってしまいました。
暖かい目で見ていだだけたら幸いです。
(因みに光輝はUSJの所までしか知らない設定です)
それではどうぞ。



18話 波乱の体育祭開催 その裏に蠢く闇

遂に始まった一大イベント雄英体育祭。最初の種目障害物競走。その第一関門ーーー巨大仮想ヴィランを初め入試の時に使われた仮想ヴィランの大群。コイツらを屈して前進せよ!

 

 

 

巨大仮想ヴィランが腕を振り上げ選手達に襲いかかろうとすると、轟君が自身の個性で仮想ヴィランが凍りつかせ、動きが止まる。その隙に彼は前に進んで行く。他の生徒達もその間を通ろうと進むが自身の重さに耐えきれず崩れ落ちる仮想ヴィランを前にして多くの選手が立ち止まった。

 

しかしそれを関係ないとばかりに前に進む者達が数人いた。しかもその殆どがA組の生徒達だ。

 

「やはり他の組の奴らとは違いA組の連中は立ち止まる時間が短いな」

 

相澤先生の言う通りヒーロー科のB組や普通科のC組も決して悪いわけじゃない。でもA組の生徒達は他の組と比べて正気に戻った時間が早かった。

これは実際ヴィランに襲われ戦闘をしたと言うのが大きな結果を生んでいるんだと思う。

 

『第1関門はドンドン突破してってるな。流石だぜ!でも次はそう上手くいかない。落ちたら即アウト!第2関門は地獄の綱渡りその名も【ザ・フォォーール】!!』

 

次に立ち塞がったのは無数の崖。その間は深い谷底になっており、繋いでいるのは細い一本のロープのみ。これは落ちれば一たまりもない綱渡りである。

 

正直幾ら何でもこれは少しやり過ぎではないのか。ヒーロー科は勿論のこと普通科やサポート科の生徒達には厳しいと思う。

だがこれは個性が向き不向きとかではなく自身にある根性、基勇気を試す関門でもある。現に多くの選手が立ち止まってしまっている。しかしそんな空気を壊す者が。ピンク髪でゴーグルを掛けた一人の女子生徒が大声を上げたと思う崖にへと飛び降り装着していた道具で一気に数メートル先の岩場へ飛び乗った。その選手に負けていられないと火が付いた者達が次々と進み始める。

 

トップはやっぱり轟君が独走中。その後ろを爆豪君が凄い勢いで追いかけてくる。スタート時よりペースが上がってきているところを見るとスロースターターぽい。しかし轟君何か焦っているように見える。後ろの選手に追いつかれる焦りとはまた違う。一体何があったんだ?

 

そして遂に最終関門に突入。見た目は何もない普通のグラウンドと同じように見えるが至る所に何かが埋めたような跡がある。あれは…

 

『さぁ最終関門に突入!ラストは……一面地雷原!!地雷の位置はよく見りゃ分かる仕様になってんぞ!目と耳酷似しろ!』

 

『地雷ってそれ本当に大丈夫!?』

 

『ノープロブレム!地雷は競技用で威力は大したことない。だが音と見た目は派手だから失神必至だぜ!』

 

『人によるだろう』

 

地雷エリアに入った選手達は次々と爆発に巻き込まれて派手に吹き飛ばされる。一方トップの轟君は地雷の位置を確認し慎重に進んでいく。

しかしそれを爆風で地面スレスレを飛行する爆豪君が一気に距離を詰め2人が並んだ。

お互い足元を気にしている為なるべく激しい戦闘は避けて地雷原を踏まずに進んでいく。

 

そんな中後方で物凄い爆発が起きる。その爆風の上空にいたのは仮想ヴィランのパーツを抱えている緑谷君だった。あの爆風を利用して一気に距離を詰め勝負を決めにきたか。でも今まで地雷の爆発する瞬間を見たが一つであそこまでの爆発は起きないはず。恐らく複数の地雷を集めて一気に爆発させたんだろう。

 

そしてそのまま勢いに任せて轟君と爆豪君を抜いた。しかしそれを許すはずもなく爆豪君は両手からの爆発を利用して轟君は足元を凍らせて距離を縮める。2人が緑谷君を追い越そうとしたその時持っていた仮想ヴィランのパーツを地面に思いっきり叩きつけた。その衝撃で複数の地雷が爆発し緑谷君は前に吹き飛び会場目掛けてそのまま走り出す。

 

すぐ後方には轟君と爆豪君の2人が迫る。そして最初に会場に戻り一位を勝ち取ったのは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

緑谷出久であった

 

 

 

 

そしてその3人の後ろから続々と選手達が会場に戻ってきた。

 

これにて第1種目目は終了しその内上位42人が第2種目目に進むことが出来る。

 

その種目とは【騎馬戦】である。

 

参加者は2人から4人までのチームを組んで貰う。ルールは普通の騎馬戦と同じだが今回第1種目を突破した時に割り振られたポイントによって騎馬の重要性が変わってくる。

ポイントは42位から5ポイントずつ上がっていき1位の人には1000万ポイントが与えられるそうだ。…これ1位の人のポイント配分おかしくないかな?

 

それから約15分間のチーム決めが終わり計11チームが出来上がりスタートの合図と共に一斉に1000万ポイントを所持している緑谷君のチームに走り出す。

 

 

(この間の戦いは原作と同じなので以下省略)

 

 

結果ーー轟君のチームに1000万ポイントは取られてしまったが常闇君が一つ鉢巻を取っていたお陰で緑谷のチームは決勝戦に進ん事が出来た。

 

しかし一位で通った轟君本人は何故か浮かない顔をしていた。

 

そしてここでお昼休憩となり皆食事やトーナメントに出場する選手は次に備え軽い休息を取るのであった。

 

さてじゃあ俺もお昼に行くとするかな。

 

『光輝大変だ!』

 

突如セブンがテレパシーで話しかけてきた。

 

「どうしたんですか?」

 

『この学園内に邪悪な気配を感じる!』

 

「何ですって!?何処ですかその場所は!?」

 

俺はセブンに誘導されながら急いで邪悪な気配がした場所に向かった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

轟焦凍ーーーーーーーー彼はオールマイトに次ぐNo.2【エンデヴァー】の実の息子。しかし彼はその実の父親を憎んでいると言っても過言ではない。

 

【エンデヴァー】は万年2位でオールマイトを越えることが出来ないでいた。そこで彼が手段が「個性婚」である。自分の持つ炎の個性と相手の個性を掛け合わせればオールマイトを越える子が誕生すると見込んでのことだった。そして生まれた子が轟焦凍である。

 

彼は物心ついたその時からオールマイトを越えるために父親から厳しい仕打ちを受け続けてきた。

彼の記憶の中では母親はいつも泣いていた。父親の自分への仕打ちは母親の方にも矛先が向いていたのだ。そして母親から衝撃の事を言われてしまう。

 

 

 

 

 

ーーーーーーお前の左側が醜いーーーーーー

 

 

 

 

そう言われて終いに煮え湯を浴びせられ、母親は病院で長期入院することとなった。

それ以来彼は左側(父親の力)は使わず右側(母親の力)だけ使いオールマイトを越えるそう頑なに誓ったのであった。

 

 

ーーーーー父親を完全否定するためにーーーーー

 

 

彼はこの事を全て緑谷出久にへと話した。その理由は騎馬戦で彼と真正面から向かい合った時、オールマイトと同じ威圧感を感じ咄嗟に左側(父親の力)を使いそうになったからである。

 

緑谷はこの時を聞いて知った。皆目指す場所は同じでも考えている事をは違う。それは分かっていた。しかしこうまで轟が色々抱え込んでいたとは思わなかったのだ。

 

しかし緑谷は真っ直ぐな目でこう言った。

 

 

「僕も…君に勝つ」

 

 

轟はそれを涼しい顔をしながらその場を後にした。

 

 

 

 

それから暫く歩き人気のないところへやって来た。

 

「緑谷…お前が何と言うと俺は右側(母さんの力)だけで勝つ。左側(クソ親父の力)には頼らねェ」

 

右腕を強く握りして再び心にそう誓うのであった。

 

 

 

 

 

「ほぉ…それがお前の持つ闇か…」

 

 

 

轟は後ろから声を掛けられたので振り向くと、その人物の顔を見て驚いた。何故なら目の前にいるのはUSJを襲撃した時の主犯格のヴィランの一人だったからだ。

 

「お前ッ!何故ここに!?」

 

「人間ごときの警備で私が侵入出来ないとでも思うか?」

 

轟は個性を発動させ戦闘態勢に構える。

 

「おっと、ここでの戦闘は辞めといた方がいいぞ。それともヒーローを目指す者が一般人に被害を及ぼす気か?」

 

相手は人間ではない未知の存在。そんな相手に自分の個性が通じるかと思うとわからない。かと言って全力で個性を使えば一般人に被害が及ぶ可能性がある。悔しいが素直に大人しくなった。

 

「そうだ、それでいい。さて本題に入るとするか」

 

「本題だと?」

 

「あぁ、その本題と言うのはーーーーーーーお前の左側の力の事だ」

 

轟はその言葉に目を見開く。そう、さっきの話を聞かれていたのだ。

 

「お前は左の力が憎いんだろ?母親を傷つき、お前を憎むキッカケとなった父親の力が…」

 

「…だからなんだ。お前がそれを知ったからって何の得もないだろ?」

 

「いやそうでもないぞ。少なくともお前には大きなメリットがある」

 

「俺にだと?巫山戯た事言ってんじゃねェぞ」

 

「それはどうかな?貴様も気付いているはずだ。自分が父親をどうしたのかを」

 

「俺が…クソ親父をどうしたいのか?」

 

「そうだ。私の元にくればその望みを叶えてyッ!チッもう勘付かれたか。この話はまた後でだ。もっと自分の欲望に忠実になれ。そうすればお前の望みは叶うぞ、ハハハハハハハハハ!」

 

黒服の男の後ろの空間がUSJで見た時と同じようにガラスのように割れ、男は高笑いをしながらそのまま中に入っていった。そして空間は逆再生のように元に戻った。

その直後にセブンに誘導された光輝が到着した。

 

「轟君!」

 

光輝はすぐ様轟に駆け寄り安否を確かめる。

 

「大丈夫、何か変な事でもされた?」

 

「いや、大丈夫です。心配掛けてすみません」

 

「それなら良かった。あっ!もうこんな時間。急がないとお昼休み終わっちゃうよ。早く戻ろう」

 

まだ昼食を摂っていなかった事をあり光輝は急いで会場にへと向かった。轟はその姿を観ながらゆっくりと会場へ向かうのであった。

 

 

「(アイツ(黒服の男)は俺がクソ親父をどうしたいのかに手を貸すと言った。あれはどう言う事だ?緑谷との話を聞いていたのなら俺がクソ親父を否定したい事は知っている筈だ。それ以外に何かあるってのか?)」

 

しかし彼は男が最後に言った事が気になりその言葉が頭から離れないでいた。

 

 

そして光輝や轟本人も知らなかった。

 

この時(轟焦凍)の中に悪の目が出始めていた事を…

 




最後グダグダになってしまったかもしれませんが、次のトーナメント戦もダイジェストになってしまうかもしれません。
理由としては早くオリジナル展開を出したいからです(土下座)。

それではまた次回、もしくは別の作品でお会いいたしましょう。

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