この作品での挨拶はお久しぶりになると思います。お待たせしてしまって大変申し訳ございません。
言い訳かもしれませんが、この話を書こうとした時に、感想で「この作品は最低」みたいなことを書かれてしまい一気に気力が無くなってしまったのです。申し訳ありませんでした。
前置きはこれくらいにして本編をどうぞ。
体育祭後の振替休日が終わり通常登校の日、緑谷とミライは朝の通勤電車で揺られていたがミライは何気に楽しそうだった。
と言うのも前の世界ではほぼ車移動だったので電車に乗るのが初めてなのだ。だから搭乗する時子供のように目を輝かせていた。
そして緑谷は体育祭のことで搭乗していた人達から注目を浴びてアタフタしていた。中には表彰式の最中でヴィランの襲撃にあったことを心配してくれる人もいた。
とまぁ、なんやかんや合って無事雄英に到着した緑谷はミライと別れ教室に入ると、皆登校中に体育祭での活躍で色んな人から注目を浴びたと言う。中には「ドンマイ」と慰められ地味に傷付いた者もいた。その会話の中緑谷は席に着いている轟を確認すると彼に近づく。
「轟君、おはよう」
「…緑谷か」
「あの〜その〜、昨日は大変だったね。身体の方大丈夫?」
実は緑谷はあの事件の後から轟のことをずっと気に掛けていた。昨日の体育祭で一番辛い目に遭ったのは彼であろう。
幸いあの騒ぎの際に音声マイクが壊れてしまっていたようで、控え室に避難していた人達はその時の会話の内容を知らないのが救いである。
そして轟が口を開く。
「…昨日の件のことなら心配するな。確かにまだクソ親父を許せねェし、
その時の轟の表情は前よりも明るくなったような感じがした。どうやら昨日保健室での話し合いで心境が良くなったようだ。そしてそんな彼の表情を見た緑谷も自然と笑顔になる。
「ガラガラっ」と扉が開き、包帯を外した相澤先生が入室する。あれだけ酷い怪我をしたのにもう包帯を取って大丈夫なのかと心配するが、本人は
「今日のヒーロー情報学、ちょっと特別だぞ」
『特別』と言うワードに全員緊張が走る。初日からテストをやる人だ、今度は一体何をなるのかと身構える者もいる。
そして相澤先生から告げられる今回の議題は…
「【ヒーローネーム】ヒーロー名の考案だ」
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礼堂side
俺は今、午後の授業で使う資料を整えていた。エッ?何の授業だって。それは勿論前回やったやつだよ。それは根津校長に頼まれたからさ。
〜回想〜
それは体育祭が終わった次の日、俺は校長室にへと足を運んだ。
『(コンコンコンコン)失礼します』
『おや?礼堂君じゃないか。どうしたんだい』
『いきなりで申し訳ないのですが、改まってお願いがあります。…明日のA組の授業の1時間分を、私の講座へと当てていただけないでしょうか?』
『講座と言うと君が以前やった
『…今日の騒動で学校の生徒達も怖い想いをしました。中には今日の出来事がトラウマとなってしまう子も出てくると思います。でもそんな今だからこそウルトラマン達の戦いの歴史を知って見てほしいのです。どんな強大な敵にも立ち向かっていった
『…分かった。君の願いを聞き入れよう』
『ッ…ありがとうございます』
『ところで何故A組の子達だけなんだい?』
『それは…私を含めウルトラマンのことを知っているのは生徒は彼等だけですから。それに全校生徒の前でやってしまったら、色々と大騒動になり兼ねませんし…』
『確かにそれもそうだね。それじゃあA組のスケジュールは僕の方で調整しておくよ』
〜回想終了〜
そして現在の状況に至る。しかし自分で頼んでおいて何だけど、根津校長もアッサリOK出したな。話が分かると言うか、気前がいいと言うか。
「ふぅ〜。今年も中々いいヒーローネームが出たわね」
そんなことを考えていると「ガラガラ」っと扉が開き、ミッドナイト先生が入ってくる。
「ミッドナイト先生お疲れ様です。そう言えばさっきの授業でA組の子達のヒーロー名を決めていたんですよ。皆んなどんな名前にしたんですか?」
「あら、やっぱり気になる〜?これにA組の子達のヒーロー名を記入してあるから見てみなさい」
そう言って名簿を渡してくれたので、出席番号順に見ていく。
青山君──「輝きヒーロー【I can’t stop twinkling】」
芦田さん──「リドリーヒーロー【
蛙吹さん──「梅雨入りヒーロー【フロッピー】」
麗日さん──「無重力ヒーロー【ウラビティ】」
尾白君──「武闘ヒーロー【テイルマン】」
上鳴君──「スタンガンヒーロー【チャージズマ】」
切島君──「剛健ヒーロー【
口田君──「ふれあいヒーロー【アニマ】」
砂糖君──「甘味ヒーロー【シュガーマン】」
障子君──「触手ヒーロー【テンタコル】」
耳郎さん──「ヒアヒーロー【イヤホンジャック】」
瀬呂君──「テーピンヒーロー【セロファン】」
常闇君──「漆黒ヒーロー【ツクヨミ】」
葉隠さん──「ステルスヒーロー【インビブルガール】」
峰田君──「もぎたてヒーロー【GRAPE JUICE】」
八百万さん──「万物ヒーロー【クリエティ】」
…皆それぞれ自分の特徴に合った名前を付けたて中々いいけど、気になる子が数人いた。先ず飯田君と轟君の2人。
飯田君は【天哉】、轟君は【ショート】
彼等は自分の名前を付けている。でも2人ともそれでいいみたいとのこと。
次に気になったのは爆豪君。彼だけヒーロー名が空欄になっていたのだ。
「あの〜ミッドナイト先生。何故爆豪君だけヒーロー名がないんですか?」
「あぁ、それね。彼の出した名前が全部ダメだったからよ」
「どんな名前だったんですか?」
「1番最初が【爆殺王】、次が【爆殺卿】よ。どう考えてもヒーロー名には相応しくないわ」
確かに、それはヒーロー名としてはどうかと思う。てか【爆殺王】【爆殺卿】って…これ悪者の二つ名な気がするな…。
そして何より1番驚いたのは緑谷君のヒーロー名。それは【デク】である。これは爆豪君から散々言われ続けている蔑称、それをヒーロー名にしたと言うことは今後ヒーローをやっていく上で生涯言われ続けると言うことだ。
「緑谷君、本当にこれにしたんですか!?」
「確かに本人も最初は好きじゃなかったみたい。でも『ある人に意味を変えられて、嬉しかった』って言ってたわ。もしかしたら、今の彼には何か思い出深い物なのかもしれないわね」
その「ある人」って、もしかしてあの子のことかな。確かにあの子に「頑張れって感じ」って言われて以来、その言葉にも少し嫌悪感が無くなっていた感じがあった。
それに本人がそれでいいと言うのなら、俺がどうこう言う権利もないし。
「ところで、さっきから何やってるの?」
「実は昨日、根津校長に頼まれてA組の皆んなに特別講座をやろうと思っているんですよ」
「あら、面白そうじゃない。私も見学に行ってもいいかしら」
「エッ!?でもミッドナイト先生も担当の授業があるんじゃ…」
「大丈夫、午後はアタシの担当授業ないから。それに今貴方のお願いに答えたんだから、私からのお願いにも答えて。いいでしょ?」
そう言ってミッドナイト先生は身体を近寄らせてくる。この先生タイツ1枚だから凄く刺激が強過ぎる。
「わ、分かりました。でもそれには根津校長の許可を取ってください」
「ありがと〜。それじゃ早速校長に許可取ってくるわ〜」
ミッドナイト先生はルンルンで一旦職員室を出る。
数分後戻ってきたミッドナイト先生はご機嫌な表情で戻ってきた。どうやら許可が降りたようだ。どうやって許可を取ったのか聞いてみたら、二つ返事でOKしたとのこと。理由としては「いい機会だから、ミッドナイト君も彼等の歴史を知ってもらいたい」とのこと。
根津校長、そんな安請け合いでいいのでしょうか?
まぁ折角だし、彼女にもウルトラマンのことを詳しく知ってもらう良い機会かもしれない。
「それじゃあ午後の授業、楽しみにしてるから♪」
そう言ってミッドナイト先生は自分の机に着いた。やれやれ、ミッドナイト先生も生徒達に負けず劣らず元気一杯だな。
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緑谷side
1時間目の授業で僕達のヒーロー名が決まり、皆職場体験に行く事務所を何処にするか迷っていた。
指名があった者はその中1つの事務所を選んで、それ以外の者は職場体験を受け入れている事務所から選んで行くことになっている。僕には指名は来てなかったから、体験を受け入れている事務所の中から選ぶことなる。
でもやっぱりこれだけあると何処の事務所に行くべきか悩む。残り2日で行く事務所を決めないと。
悩んでいる間に、午後の授業開始の予鈴が鳴り扉が開いて入室してきたのは、相澤先生と礼堂さん、それにミッドナイト先生だった。
「ハぁ〜イ皆♪」
「エッ?ミッドナイト先生!?どうして?」
「それに相澤先生と礼堂さんも!」
「次の授業って違う先生だよだったよな?」
「もしかしてまた抜き打ちテストとか!?」
「いや、もしかするとR18ヒーローによる、R 18な授ぎょ「ベシッ」ブヘッ!」
「下品よ、峰田ちゃん」
今日の午後の授業は、相澤先生でもミッドナイト先生の担当じゃないはずなのにどうして?それに何で礼堂さんも一緒に?
「静かにしろ。今日の午後の授業だが、予定を変更して礼堂さんによる【ウルトラマン講座】をすることになった」
『スゴい上がるの来たァァーーー!!』
【ウルトラマン講座】って前に礼堂さんがやったあれのことだよね。どうしていきなり!?
「先日のこともあって、君達にもっとウルトラマンのことを知ってもらいたくて根津校長にお願いしたんだ。そして体育祭を頑張った皆んなへのご褒美と言うことも兼ねてね」
所謂僕達へのサプライズ授業ってことかな。
「でもどうしてミッドナイト先生もいるんですか?」
「彼から話を聞いて、面白そうだからアタシも一緒にさんかことにしたの」
『すっごい私情だ…』
「そして今回はゲストをお呼びしています」
「ガラガラ」と扉が開くと、コートを羽織り眼鏡を掛けた1人の老人が入って来た。
「初めまして皆んな。私の名はハヤタ・シン。又の名をウルトラマンだ」
エッ!?ウルトラマン!?あの1番最初に巨大な敵を倒した巨人がこの人!?
「エッ!この人ウルトラマンなの!?」
「結構歳いってるおじさんじゃん!」
「だがその分貫禄があるとも言える」
「と言うと他のウルトラマン達も人間になると、同じくらいの姿になると言うことか?」
「いや、全員が同じになる訳ではない。私が地球人になると、この姿になるんだ」
確かに僕と一緒にいたミライさんは20代くらいだったのに、この人は見た目60代くらい。その分だけミライさんが若いってことなのかな?いやそもそも、ウルトラマン達と僕達の歳を取る時間を同じに考えるのも…」ブツブツブツブツ
「おい、緑谷。また自分の嵌ってるぞ(汗)」
ハッ!しまった、いつの間にか声に出していた。
「ご、御免なさい。話の途中だったのに僕…」
「ハハハ、気にすることはないよ。事実私は君達よりも遥かに歳上だからね」
またいつもの癖が出て話を脱線させてしまったことに申し訳なくて謝罪すると、小父さん──ハヤタさんは怒るどころか笑顔で応えてくれた。
「今回は私が地球に来てからの戦いを観てもらいたい。君達のために少しでも参考にして貰えると嬉しい」
別の世界のヒーロー────ウルトラマン基、ハヤタさんから地球での戦い歴史が語られる。このことに僕はワクワクが止まらなかった。
次回は初代ウルトラマンに関する講座をやります。
でも全ての話をやるとかなり時間が掛かってしまうので、印象に残っている話のみをやろうと思っています。その辺はご了承ください。
そしてヒロアカ6期が始まりましたね。いよいよ最終決戦への序章がスタート、どんな展開になっていくのか楽しみですね。
それではまた次回。