僕のヒーローアカデミアinウルトラマン   作:アニメ大好き

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こちらの方では本当にお久しぶです。

理由は理不尽だと思いますが、この作品を悪く言う方がいたので停止していました。

そんなにこの作品が酷いと思う方は見なくても構いません。
「そんな事はない、大丈夫」っと言う方だけ見ていってください。

それではどうぞ。


5話 ウルトラマンについて

「47、48、49、50!」

 

俺は今腕立て伏せをしていた。あれから一週間、つまり俺がこの世界に来てベムラーを倒してから約一ヶ月がたった。

 

そしてこの世界に来た次の日から体力や体作りのためトーニングをしている。そして今日の一通りの項目が終わった。

 

「前と比べると少しは体力がついてきたな」

 

「えぇ。だが、まだまだだ。これからもっとトレーニングをしていくぞ」

 

「わ、わかりました。(やっぱりレオ師匠は厳しいなぁ。)」

 

レオ師匠とタロウ教官にトレーニングに付き合ってもらっている。何故俺が2人のことを師匠や教官と言うかというと、癖で名前の後に、レオのことを師匠、タロウのことを教官とつけてしまうのだ。

因みに2人は今人間の姿になっている。ウルトラマン達は変身アイテムから人間の姿になることができるらしい。

通常の姿になるのは無理だが、人間の姿になることは可能らしい。

 

「明日もまたトレーニングだ。十分に体を休ませるんだぞ」

 

「はい。…あの〜、お願いがあります」

 

「お願い?」

 

「はい。明日行きたいところがあるんです」

 

「行きたいところ?何処だ?」

 

「はい、それは……」

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

俺は緑谷がトレーニングをしている公園の海岸へ来た。

しかし本当に汚いなぁ。何年も放ったらかしにしていただけはある。

 

「しかし、ほんと汚ねェなぁ。よくここまで放ったらかしにしてたもんだゼェ」

 

ダイナがあまりの汚さに小言をいう。確かに言えてる。海流によって流れてきた漂流物の他にも不法投棄している人がいるみたいだからなぁ。

 

「でも緑谷はこの量を入学までの約十ヶ月で片付けたんだよ。しかもこの海岸全てのゴミを1人で」

 

「それは凄いな。たった1人でこの量のゴミを綺麗に片付けるにはかなりの体力と根性が必要だ。その少年はかなりの努力家だな」

 

「あぁ、ゼロも見習ってもらいたいものだ」

 

「おいおい。それりゃねェだろォ、親父」

 

セブンとゼロが親子で雑談をしていると、突如後ろから声をかけられた

 

「あッ!この間の…」

 

「お、君はこの間の少年だね。たしか名前は緑谷君だったかな?」

 

「は、はい。緑谷出久です。覚えていくれたんですね」

 

「勿論だよ」

 

緑谷は覚えていてくれた事が嬉しかったのか「アハハ」と軽く笑った。

 

「ところで、礼堂さんはこんなところで何してるですか?」

 

「ん?この近くを散歩していたら君の姿が目に入ったからやってみたんだよ(本当は違うけど)。しかし偉いね。このゴミを1人で片付けてるなんて」

 

「は、はい。ありがとうございます!(言えない……本当はオールマイトの個性を引き継ぐための体作りなんて言えない)」

 

緑谷は苦笑して答えた。これは本当は緑谷本人とオールマイトしか知らない事だからなぁ。

俺は持っていた新聞を見た。それはウルトラマンの事に関する記事が書いてあった。1ヶ月近くも経ったのにまだ注目されているなぁ。

 

「この記事……礼堂さんもあの巨人に興味があるんですか?」

 

「光輝でいいよ。まぁそれりゃあね。しかし、随分と話題になってるねこの巨人の事」

 

「そうですね。……それにしてもあの巨人はいったい何だったんでしょう?」

 

「……あの巨人は……ウルトラマンと言われている」

 

「ウルトラマン?光輝さんはあの巨人のことを知っているですか?」

 

「ん?あぁ、知っているけど…」

 

「っ!!お願いします!あの巨人のこと、教えてください!!」

 

緑谷が目を輝かせて迫ってきた。彼はこの間巨人、ウルトラマンの事が気になって調べていたがどれだけ探してもその情報はなかった。

オールマイトに聞いても「私もあんな巨人は今まで見たことがない」と言われてお手上げだったのだ。

しかしあの巨人、ウルトラマンのことを知っている人物が彼の目の前にいるのだ。ヒーローオタクの彼が興奮しないわけがない。

 

(そういえばあの「将来のための分析ノート」ってのでヒーロー1人、1人の特徴を細かく書いていったけか。)

 

「わ、分かった。教えてあげるよ。あの巨人の名前はウルトラマン。ある星から地球を守るためにやってきた異星人、つまり宇宙人なんだ」

 

「う、宇宙人!?」

 

「そう。今まで沢山のウルトラマン達が地球を、悪い怪獣や侵略宇宙人から守ってくれたんだ。でもウルトラマンが地球上で活動できる時間は短くて、約3分間しか戦えないんだ。」

 

「さ、3分!?(それってオールマイトの活動時間より遥かに短い)」

 

「その3分を過ぎたらウルトラマンは死ぬと言われている(ま、本当に死ぬ訳じゃないんだけど…)」

 

緑谷はその事実に驚愕した。オールマイトがヒーローとして活動できる時間が1日約3時間。だがウルトラマンはそれより遥かに短い3分間。そのうえその3分間を超えると死ぬという事に。

 

「…でもォ、あの巨人、ウルトラマンが異星人だって言うなら…どうしてそこまで戦ってくれるんですか?僕達違う星の人のために。死ぬかもしれない戦いに」

 

それはそうだ。違う星の者が他の星のために戦う事などまずありえない。それが死ぬかもしれないのなら尚更だ。だがウルトラマンがそこまでして戦う理由それは……

 

「……それは彼らが地球を愛しているからだよ」

 

「地球を……愛している……」

 

「そう。彼らは最初は宇宙の平和のための1つとして地球を守っていたのかもしれない。でも地球を守っていくうちに、地球を愛し、地球人を愛するようになった。だからその自分達が愛する地球やその星に住む人々を守るために戦ったんだ」

 

「……」

 

「じゃあ俺はそろそろ行くよ」

 

「あ、はい。あの巨人、いやウルトラマンの事を色々教えてくれてありがとうございます!」

 

緑谷は綺麗にお辞儀をした。

 

「いやいや、そんな大した事じゃないよ。じゃあね、緑谷君。慣れるといいね、ヒーローに。俺も応援するよ」

 

「!ありがとうございます!!」

 

その言葉を聞くと俺はその海岸を後にした。

 

「おいおい、そんなに俺達の情報を教えていいのかよ?」

 

ダイナがウルトラマンの情報を教えて良かったのかと聞いてくる。

 

「でも俺がウルトラマンって事やみんなの詳しい事は言ってないじゃん」

 

「それはそうだが……」

 

「それに、ヒーローに憧れるあの子にあんな期待な眼差しで質問されたら断れないよ」

 

「確かに、そうかも」

 

しかしその後、レオ師匠や他のウルトラマン達に叱られた事は言うまでもない。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

礼堂さん、いや光輝さんにこの間現れた巨人について軽く教えてもらった。

まさかあの巨人は宇宙人だったなんて。

 

「緑谷少年」

 

「!?オ、オールマイト!」

 

そこにオールマイト(トゥルースフォーム状態)がやって来て声を掛けてきた。

 

「さっきの青年は一体?随分仲が良かったみたいだが…」

 

「はい。あの人が貴方と同じように、僕に「ヒーローになれる」って言ってくれた数少ない人だからです」

 

「そうか。だったらさっきの青年の気持ちに応えるためにも今日も頑張ろうじゃないか、緑谷少年」

 

「はい!」

 

そうだ、オールマイトや礼堂さんとの約束の為にも僕は絶対ヒーローになるんだ!!

 




この前魔王獣の事について調べたら、ウルトラマンオーブの第1話の冒頭のマガゼットン戦は再戦だったみたいです。

つまりマガゼットンは一度オーブオリジンに勝っていると言う事ですよ!!(やっぱりゼットンはウルトラ怪獣最強かもしれない)

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