僕のヒーローアカデミアinウルトラマン   作:アニメ大好き

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皆様本当にお久しぶりです。今回タイトルが思いつかなかったのでこんな感じですみません。

ヒロアカのアニメは体育祭が終わり「ヒーロー殺し編」が始まりましたね。

こっちはまだまだ序盤ですが諦めずにいこうと思います。

新しく始まったウルトラマンジードもこの後どうなるのか目が離せませんね。

それではどうぞ。


7話 個性把握テスト、ときどき怪獣

今俺は緑谷が綺麗に掃除した海岸に来ていた。緑谷が片付けて綺麗になってからここでトレーニングをするのが日課になっているのだ。

 

そして今俺はトレーニングをしながら緑谷を待っている。

ここにいれば多分緑谷が来るからその合否を教えてもらおうと思っている。多分合格したと思うけどやっぱりそこは本人の口から直接聞きたいから。

 

「礼堂さんぁーー!」

 

海を眺めていると緑谷が走りながらやってきた。

 

「おはよう、緑谷君。で、どうだった。結果は?」

 

「ハァ、ハァァ。はい、何とか合格出来ました」

 

「そうか、それは良かったね。これでヒーローになるという夢に一歩近づいたんだ。改めて心から言わせてもらうよ。……合格おめでとう」

 

「ありがとうございます」

 

「でも、これからが大変のはず。だから気を抜かないで努力して」

 

これから彼、いや彼が入るクラスのみんなは色んな困難が待ち受けている。だが彼等はそのくらいではへこたれない強い心を持っている。だから臆する事なく乗り越えられると俺は信じる。

 

「そうだ!合格祝いにこれをあげよう」

 

俺は鞄から一つのバッチを取り出した。バッジの表面には炎が特徴的な「ファイヤーシンボル」が描かれていた。

 

「これは?」

 

「合格祝いに俺が作ったバッジだよ」

 

念願の高校に合格したんだから何かお祝いのプレゼントをした方がいいと思って作ったのだ。

 

「ッ!僕の為にですか…」

「イヤイヤ、そんなに大した物じゃない」

 

「いえ!見ず知らずの僕の悩みを聞いてくれたり、ウルトラマンの事を教えてくれたり、その上合格祝いをくれるなんて!!本当にありがとうございます」

 

緑谷は何度も何度もお辞儀をしてお礼を言った。本当に律儀と言うか何と言うか…。

 

「分かった、分かった。あ、そろそろ家に帰らないといけないんじゃない?」

 

時計を見ると、もう6時30分であったから俺は帰るように勧めた。さすがに入学初日で遅刻しちゃ色々マズイからね

 

「あ、本当だ。じゃあ僕帰りますね。このバッジ、大切にします」

 

「ありがとう。じゃあまたね」

 

緑谷は走ってきた道を帰って行った。さてじゃあ俺もこの砂浜で少し軽いトレーニングでもするかな。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

僕はいよいよ今日から雄英高の生徒だ。オールマイトや光輝さんの気持ちに応えるためにも頑張るぞぉ!!

そして僕がなるクラスAクラスの前の扉に辿り着いた。それにしてもデカイな。

 

(出来るならあの怖い人とは他のクラスだといいなぁ)

 

そう思いながら僕は扉を開けた。

 

「机に足を掛けるな!!」

 

「あぁ〜?」

 

「雄英の先輩方に、机の製作者方に申し訳ないとは思わないのか?」

 

「思わネェーよ。テメェどこ中だよ?」

 

即扉を開けたら、あの眼鏡をかけた人とかっちゃんが揉めている。

そんな時眼鏡の人が僕に気づいた。するとみんな僕の方に顔を向けた。

 

「おはよう。俺は私立聡明中学「聞いてたよ」……」

 

「えっと……僕緑谷。宜しく飯田君」

 

「…緑谷君、君はあの実技試験の構造に気づいていたんだな」

 

……えっ?気づいてたって何が?

 

「俺は気づけなかった。君を見誤っていたよ。悔しいが君の方が上手だったようだ」

 

そ、そうなんだ。でもごめん、僕も全然気づいてなかったよ。

 

「あぁ!!そのモサモサ頭は地味目の……」

 

あぁ、あの時のいい人。同じクラスなんだ。というか制服姿ヤベェ〜。というか顔が近い!

 

「あ、あの〜君の直談判のお陰で僕は」

 

「えっ!?なんで知ってんの?」

 

あっ!しまった、これはあの時映像で教えてもらった事だからこの人には知らない事だった。

 

「今日て式とかガイダンスだけかな。担任ってどんな人なんだろうね」

 

か、顔が近いです。しかもその笑顔がとても眩しくて直視できない。

 

「友達ごっこしたいのなら他所へ行け」

 

いきなり声がしたと思ったら、いい人の後ろに寝袋に入った人がいた。な、何この人!?でもここにいると言うことはこの人もプロヒーローだと思うけど、こんなくたびれた人見たことがないぞ!?

 

「…担任の相澤消太だ…宜しくね」

 

えェーー!!この人が僕達のクラスの担任なの!?そして相澤先生は体育着に着替えてグランドに出るように言われた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

『個性把握テスト!?』

 

「入学式は?ガイダンスは?」

 

「ヒーローになるならそんな悠長な行事、出ちゃいられないよ。雄英は自由な校風が売り文句。そしてそれは先生側もそれは叱り」

 

そんな説明をして相澤先生は爆豪に中学の時のソフトボール投げの記録を聞いた。そして個性を使ってみるように言われた。

爆豪は言われた通りボールを投げる位置に着くと……

 

「死ねェーーー!!」

 

…個性を使って思いっきり投げた。でも死ねって…。そして出た記録は705.2mと言う凄い記録が出た。

 

個性を思いっきり使えることでみんなのテンションが上がった時、相澤先生の雰囲気が変わった。

そして全種目のトータルで成績最下位の人は除籍処分すると言いだした。

 

(そ、そんな除籍処分なんて!?)

 

今緑谷はまだ力のコントロールが出来ないため、不安がその体を蝕んだ。入学式初日で除籍処分ななるのだから無理もない。しかも自分はロクに個性を使いこなせないから最下位になる可能性は高い。

 

みんな何かしらの凄い記録を出しているけど、緑谷は未だに平均的な記録ばかりだ。このままだと除籍になってしまう。

 

残っているのはこのハンドボール投げを合わせても、4種目しかない。緑谷はワン・フォー・オールを使おうとしたが、何故か個性が発動しなかった。

 

「個性を消した」

 

緑谷が個性が発動しなかったことにアタフタしていると、体に巻いてあった包帯が浮いていて目が赤くなっていた相澤先生が声を荒げた。

 

個性を消した事、そして首に掛けていたゴーグルを見て緑谷は確信した。相澤先生は、見ただけで相手の個性を抹消する事が出来る個性を持つ「抹消ヒーロー、イレイザーヘッド」であると。

 

生徒達はそれを聞いたが反応は薄い。それもそのはず。仕事へと差し支えるという事でメディアへの露出を嫌っている。だから知っている人は少ないのだ。

 

相澤先生は緑谷がまだ個性を制御できない事に勘付いていた。緑谷はそれを否定しようとしたが相澤先生は包帯で緑谷を拘束し近づけた。そしてあるヒーローの説明をした後言った。

 

「お前の力じゃヒーローにはなれないよ」

 

緑谷の顔は絶望の色に変わった。相澤先生の言う通りだ。今まで通りじゃあヒーローになれないんだ。僕は人より何倍も頑張んないとダメなんだ。だから今の僕に出来る事を精一杯やるんだ!

 

「スマーッシュ!!」

 

緑谷はまだ力の調整は出来ないから、オール・フォー・ワンを使えば体が壊れてしまう。けどその力を指先だけに集中することでそのリスクを最小限に抑えた。

 

「先生、まだやれます!」

 

指先が腫れて物凄く痛い。でも実技試験の時の全身じゃないからまだ大丈夫だ、みんなが唖然としてる中、キレたかっちゃんが僕目掛けて来たけど相澤先生が自身の布を使って止めてくれたからその場なんとか収まった。

その後残りの種目は指の腫れもあってイマイチな結果だった。

 

そして迎えた成績発表。結果……僕はトータル最下位だった。

入学初日で除籍か。これじゃ僕を応援してくれたオールマイトや礼堂さんになんて言えば……。

 

「因みに除籍は嘘だ」

 

……え?今何て?嘘?

 

「君らの最大限を引き出すための合理的嘘だ」

 

『ハァーー!!』

 

「あんなの嘘に決まってるじゃないですか。ちょっと考えればわかりますわ」

 

僕を含め殆どの人が驚いているがポニンテールの女性が嘘で当たり前と言った。

中にはあまり驚いてなく、妙に気合いが入っている人もいた。

 

「これにて終わりだ。教室にカリキュラムなどの書類があるから戻ったら目通しとけ」

 

除籍が嘘で助かった。これで終わったかと思ったら一気に肩の力が抜けた気分になった。

 

「緑谷……保健室で婆さんに治してもらえ。明日からもっと激しい試験の目白押しだ。覚悟しておけ」

 

そう言って相澤先生はその場から離れっていった。何とかこの場は乗りきったけど、僕には出来ないことが多過ぎた。

このクラスで一番下つまり最下位からのスタートだ。ここから色々と学んでいくんだ。

 

僕は再び心に強く誓った時、突如地響きが起きた。

 

「何だ?地震か?」

 

でもただの地震にしては何か可笑しい。何だかまるで巨大な何かが地面を掘って地上に向かっているような。

 

「ねぇ、あそこ見て」

 

ピンク色の体をしている女性が指を指した方を見ると、砂埃が舞い上がっていた。そしてその場から何か巨大な生物みたいなものが鳴き声を上げながら現れた。

全身茶色一色で鋭い目をしたまるでトカゲのような怪獣ーーーーーーそれは嘗て地底人が地上侵略のために送り込んだ怪獣ーーーーー「地底怪獣テレスドン」である。

 

「ピーリャァー!!」

 

「デ、デカァーー!!」

 

「何だよあのデカイの!?」

 

生徒達は突如現れたテレスドンに恐怖に慌て始めた。いきなり50メートル近くの大きさの怪物を見て平常心でいるというのが無理に等しい。

 

「お前ら早く校舎に入れ!」

 

その場に立っていた僕達に相澤先生が指示した。その声にハッと我に返った僕達は急いでその場から離れようとした。

 

「セェヤ!」

 

すると相澤先生とは違う声が聞こえると何かが怪物を蹴り飛ばした。そこには約一年前に話題になった紅い巨人に似た巨人が怪物と学園の間に入っていた。

 

「今度は巨人かよ!?」

 

「でもあの巨人、何だか前に現れた巨人に似てるわね」

 

「確かに一年近く前に突如現れた怪物と共に現れ町を救ってくれたという巨人に似てますわね」

 

Aクラスのみんなはそれぞれ感想を言っていく。だがそんな中数人だけ他の生徒達とは違う反応をしている者がいた。

 

「あ、あの巨人は…」

 

「受験の時に僕達を護ってくれた巨人だ」

 

試験の時に助けた?と言うことはあれが僕が気絶していた時に現れたっていう巨人!?ということはあの巨人は……

 

「うん。でも如何して「ウルトラマンだ」えっ!?」

 

「ウルトラマンが助けに来てくれたんだ!」

 

僕は再びウルトラマンをこの目で、しかも別のウルトラマンを見れた嬉しさで興奮してしまった。

 

「ウルトラマン?あの巨人のこと知ってるの?」

 

「うん。僕もある人に教えてもらったんだ。あの巨人、ウルトラマンは僕らの……地球のヒーローだよ」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

テレスドンが現れる少し前……光輝は街に来ていた。

 

「『謎の巨人、再び現る』か。これでまた色々注目されちゃうかも」

 

約一年前にウルトラマンになってベムラーを倒した事で色々雑誌とかにも取り上げられていたが、それから変身しないから人前に姿を見せなかったため段々収まりつつあったが、この間のインペライザーとの騒動でまた話題になってしまった。しかも雄英の中だったから尚更である。

別に目立つのが嫌ってわけじゃないけど、色々注目されるとテレビの取材者が秘密を知ろうとするからそれが困るんだよな。そんな事を考えていると……

 

『光輝、怪獣が現れたぞ!』

 

『ッ!?場所は何処ですか?」

 

『緑谷君がいる学園の近くだ!』

 

雄英の近く!?この間は試験広場で今回はその近くに何で!?いや、考えるのは後だ早くしないと雄英の生徒や教師達が危ない。

 

今回はまたこの人でいこう!

 

メビウスブレスを左腕に装着し、手をスライドさせて中にあるトラックボール状のクリスタルサークルを回転させる。そして腕を引き、勢いよく振り上げる。

 

「メビウーース!」

 

メビウスに変身しそのままテレスドンに流星キックをお見舞いさせた。

 

蹴りを受けて即座に起き上がったテレスドンは今ので怒ったのか怒りの様な咆哮を上げる。

 

テレスドンはメビウス目掛けて突進して来る。それをメビウスは両手で受け止める。テレスドンは受け止めていた両手を払うと腕を振り上げて攻撃してくるが、メビウスは同じ様に腕を振り上げてガードする。ならばと今度は体を回転させると尻尾を使ってメビウスを吹き飛ばした。

 

吹き飛ばされて地面を転がるメビウスに対し、テレスドンは口から必殺技である「溶岩熱線」を放った。対してメビウスは両手を一度体の前へクロスさせ左右に広げ、手のひらを前に出すと∞の形をした光のバリア「メビウスディフェンサークル」で溶岩熱線を完全防御した。

そしてメビウスディフェンサークルを前に突き出すとテレスドンにそのまま直撃し後退させた。

 

その隙を逃さず左腕に付いているをスライドさせ両腕を左右に広げ上へ持っていき十字を組むと光線を発射させた。メビウスの必殺技「メビュームシュート」である。

 

メビュームシュートはテレスドンに直撃し、背中から後ろにへと崩れ落ち爆発した。

テレスドンを倒したメビウスはジャンプする様に空にへと飛んでいき人気のない森の中でメビウスから光輝に戻った。

 

「まさか怪獣が雄英の近くにまた現れるなんて」

 

この間は試験の時で校内、そして今回は近くのこれは偶然なのか?偶然と言ってしまえばそれまでだけど何か引っかかる。

 

この間はインペライザー、そして今回は 。この2体とも操られた怪獣達だ。これは本当に偶然なのか?

 

『確かに偶然にしては出来過ぎている。何か意図的ものを感じるな』

 

だとすると何者かが此処(雄英)を狙って来ていると言う事なのかな。

それだとこれからもこの(雄英の)近く若しくは校舎内に現れるかもしれない。でも生徒どころか教師でもないから入る事は出来ない。どうすれば……。

 




最後がこんな曖昧に終わってしまった申し訳ありません。
次回は屋内戦闘を書こうと思っています。次はいつになるかわかりませんが、

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