side????
僕は転生してから夜の山で修行している。
その理由は家でやると姉ー転生して2日で分かったが僕と同じ転生者ーがうるさいし何より黒鉄の力が使えない。
転生してはや4年。
いや、転生したら肉体年齢が3歳って意外と驚いたからね。
まぁ、転生したら双子の姉がいて、その姉が転生者でそこそこ僕の苦労などを知ってくれているが、凄いオタクなんだよね。
特にモデルガンなどを家に置かないでください。
危ないです。
まぁ、それはともかく修行修行。
いつも通りこの山に結界を貼り黒鉄の能力の確認、そして僕の魔力量と適性魔法を調べていく。
増えてるかなーと思っていたが相変わらず僕に魔法の才能はなかった。
何で砲撃魔法以外の適性が平均レベルなんだろう。
砲撃魔法は適性無しだけど。
そして、ほどほどに魔法の練習をしたから家へ帰ろうと思った時、下から僕の姉『夏目
「やぁやぁ、
「姉さん茶化さないでよ」
「まぁまぁ、落ち着きたまえ少年よ。とりあえず帰って私のジュースを買ってきてくれ給え」
「はいはい」
そして姉さんと2人で帰ろうとした時、どすっという音が奥の茂みから聞こえた。
「面白そうな予感がするねぇー弟君」
「行くなよ!!行かないでよ!!行かないでください!!」
だが僕の言葉を無視して我が姉はずんずんと奥へ進んで行く。
うわぁ、幽霊とか出そうだなって思いながら進んで行く。
「智春こっちこっち」
姉さんが僕を呼ぶ声が聞こえる。
そこへ行くと姉さんが
「姉さん。何処からその子を連れてきたのさ」
「?あそこの茂みからだよ?」
何を言ってるんだい?君は?とでもいいたそうな顔をしながらこっちにその女の子を見せてくる。
ボロボロな服を着ていることを除けば可愛い子だと思う。
「どうどう!!この子可愛いよね可愛いよね!!見てよこの白い髪さらさらで羨ましい!!それにここ!!アホ毛がある〜!!」
だから持ち帰っても良い?と僕にその子を突き付けてくる。
今までの経験則から分かる。
この姉がこう言ったら僕に決定権はない。
この子も可哀想に、これからこの姉に振り回されるのか。
僕は同情の眼差しをこの子に向ける。
その後、僕らは家に帰ったが僕がジュースを買いにもう一度出かけたのは言わなくても分かるだろう。
sideカシム
眼が覚めると見たこともない綺麗な天井が見えた。
此処は何処だろうか?起き上がろうとして自分の筋力が落ちている事に気がつく。
そこまで考えてこの状況をようやく把握した。
ーオレは、敵に捕まったのか?それとも此処は死後の世界なのか?
あの次元断層の直前、オレはあのデバイスに言われラムダ・ドライバを起動したと思うがそれでも無事な確率は少ないはず。
それに、側にいた少女がいない。
今はそれはいい。
それよりもこの状況だ。
これではまるで前世の……
だとすれば此処にいればオレはまた彼女に会えるのかもな。
それもいいな。
そして、ガチャっとドアノブが捻られる音が聞こえた。
身構えていると扉からこの場所に住んでいると思われる子供が2人入ってきた。
1人はオレに同情の眼差しを向けもう1人はこちらに奇異の目を向ける。
「此処は何処だ?」
そう聞くと2人とも頭の上にはてなマークを浮かべる。
?……そうかオレの世界の言葉を言っても通じないのか?だが、此処が何処なのか分からない限り俺の知っている言葉でこれを言い続けるしかないだろう。
3分経って此処が日本だということが分かり今では日本語で会話している。
智春と美咲という2人の子供にオレは救われたらしい。
そこでオレは2人にオレのデバイスを知らないかと聞くと2人ともあぁと頷くと智春が説明してくる。
「それなら今姉さんのデバイスが調べてるよ」
「無駄だ。恐らく解析はできても理解はできないだろう」
そう言うと2人とも首をかしげる。
「オレのデバイスは古代ベルカとアルハザードのテクノロジー、そしてブラックテクノロジーで作られている。解析できても実際に作るための方法も分からなければ中のデータも調べられないだろう」
そう言うと2人してどうしてそんな技術を君が知っているのと聞かれた。
オレは自分の世界のことを2人に言った。
話の後半部分で2人とも顔色を悪くしたが、それでも最後まで話を聞いていた。
「あのさ、君は転生者?」
転生者?あぁ、
「あの幼女に転生させられた人を指すのなら肯定だ」
すると2人ともオレの特典を聞いてくるが、オレ自身知らないので答えようがないと言うと2人して唖然とした顔をした。
そして、2人よりも背が少しだけ高い少女がオレのデバイスを持って現れた。
「どうだったカルテット?」
「無理ですね。これほどのデバイスは見たこともないです」
すると少女はオレの方を見て自己紹介した。
「はじめましてカルテットです。一応この
「カシムだ」
「女の子ですよね?」
「いや、男だ」
そう言うと、此処にいる全員の時間が止まった。
「えっ?男?」
「あれ?男?」
「人間の神秘ですね」
全員の言っていることが全くわからない。
「カシム?それ名前?」
「肯定だ」
「変な名前〜」
「?普通だと思うが?」
「珍しいと思うよ」
一応、戸籍などはなんとかしてくれるらしいが住む場所がない。
「カシム君。これから何処で住むの?」
「近くに山があったと記憶している。そこで野宿する」
すると全員で駄目だと止められた。
結局オレはこの家に住むことになった。
だが、ここで一つ問題があった。
「あのさカシム君。好きに使ってもいいって言ったけど流石にこれはうん。ダメだね」
「?何故だ?敵が寝込みを襲ってきても対処できるように」
「それでも、駄目!!」
智春に部屋にトラップを仕掛けたことで怒られ
「カシム君は何食べるの?」
「生野菜と干し肉、たまにコッペパンもあったな」
「うん。これからは私と一緒に料理を習おう〜」
美咲に食生活のことで怒られた。
ここの生活を始めて10日。
全く慣れなかった。
だが、この世界の技術などにも興味があるオレは美咲たちが学校に行ってる間に図書館に行く。
そこには……車椅子に乗っている少女がいた。
だが、オレが驚いたのは車椅子に乗っているということじゃなくその子が彼女に似ていたからだ。
前世で最後の最後に助けられなかった、あの少女に。
次回予告
美咲「図書館に行くとそこには前世で助けられなかった少女に似た少女がってえええええええ!!」
智春「カシム君がその子と会っている間に僕は僕で原作キャラたちと会っている」
カシム「なるほど、これが主人公体質というものか」
智春「違う!!」
次回『転生者が原作キャラに会うそうですよ?』