夏目家に居候させてもらうことになったカシム。
この世界のことを知ろうと図書館に行くとそこにはカシムが前世で救えなかった少女に似た子がいた。
sideカシム
色々あって仲良くなった少女の名前は『八神はやて』何でも学校に行ってないらしくここにほぼ毎日いる……らしい。
オレの性別について一悶着あったが、それはまぁ良いだろう。
「でな、こういう風になったらカシム君はどないするん?」
「ふむ。まずは誘拐犯についての情報を集めそいつの弱みを握り次にそいつの場所まで行き
「ごめん。もうええわ」
自分の率直な意見を言ったら却下というかもうええわと言われてしまった。
「カシム君はどこに住んでたん?」
「そうだな色々な場所にいた」
「ヘェ〜、じゃあ外国語喋れるん?」
「知ってる国の言葉ならな」
「まじか!?」
「肯定だ」
はぁ、と八神にため息をつかれた。
「カシム君はどこに住んでるん?」
住所を言うと八神は「そこ家の近くやわ」と言っていた。
「それにしてもー」
八神の目が俺を捉える。
「ー男とは思えへんほどの可愛さやね!!」
「何だ?それは?」
可愛いということやよと八神はオレに微笑んだ。
「はやて〜。何処ー?」
「あっ!葵ちゃんこっちやこっち!」
そうして八神が呼んだのは八神と瓜二つの少女。
「紹介するわ葵ちゃん。こっち今日友達になったカシム君って葵ちゃん?姉やん?葵お姉ちゃん?」
「………………」
八神が呼んだ葵という少女は固まっていた。
それにしても、瓜二つだな。
茶髪なのは変わらないが眼の色が葵という少女は翡翠色だった。
綺麗だと思った。
「……っ!?は、はじめまして、八神葵です。よ、よろしくね、カシム君」
「よろしく頼む」
そう言ってオレは葵と八神の2人を再び見つめる。
やはり瓜二つだな。
「双子……か?」
「そやよ」
その後もオレとこの双子の会話は続いた。
side智春
春それは別れの季節。
春それは出会いの季節。
10日前に衝撃の出会いをしたっていうのにもう次の出会いなんて運があるのか無いのか。
姉さん?あの人は例外。
ていうかあの人はどうなってんの?
無駄に銃とか詳しいし今度実際に作ってみたいって言ってたなー。
デバイスの形を銃にしてはぁ、ミッド式の姉さんと同じで僕もミッド式しか適性は無かった。
僕はこの世界の原作を知らない。
だが、キャラクターだけは知っている。
だから僕は目立たないようにして原作キャラに会いたくなかったのだが。
「おはよう智春君」
「おはよう月村さん」
何故か隣の席がその原作キャラなのだ。
はぁ、姉さんのクラスも此処だし変な奴らも同じクラスだし呪われてるのかなー僕。
「何か、いつも以上に疲れてるね」
「また姉さんがやらかしただけだよ」
ここのところ、僕の生活は姉さんの所為で変わってしまった。
原作キャラとの邂逅。
居候、それも次元断層で無くなった世界出身でレジスタンスをしていてさらには古代ベルカやアルハザードの技術だけでもお腹いっぱいなのにそこに
もう、僕の普通は戻ってこないのか。
そう思っていながらも僕はこれまで集めてきた転生者の情報を整理する。
このクラスにいる転生者は。
『金色英雄』『赤弓翔』『夏目美咲』だけどまだ原作開始まで時間がある。
だから油断はできない。
それに、恐らくまだ転生者はいる。
けど注意しなければいけないのは『金色英雄』と『赤弓翔』の2人だ。
この2人は姉さん曰く踏み台らしい。
俺の嫁とか言って原作キャラを追いかけているのが印象的だった。
原作開始まであと1年。
転生者にとっては準備や計画を立てる時期だろうね。
僕?僕は原作に介入しないよ。
だって僕がいなくても大丈夫だろ?
いざという時以外は僕は絶対に原作介入はしない。
side美咲
カシム君が転生者であることは確定だけどこの世界については原作を知らないだけで魔法などは知ってた。
うーん。どうしよっかなー。
どうせ智春は原作介入はしないって考えてるんだろうけど、甘いなー私たちはもう、巻き込まれる運命にあるんだよ。
無印じゃなくて、A'Sでね!!
どうしよっかなー。無印で介入するか、しないか。
でもカシム君は多分管理局と敵対……するよね。
カシム君にとって管理局は自分の家族と故郷を失う原因。
許すはずがないよね〜。
でも、嫌だなー。
将来管理局で働こうと思っている私にとってカシム君がそういう感情を持っているのは何となく嫌だ。
どうしよっかなー。
side????
私の転生特典の一つ『戦いとかをサポートしてくれる人』が未だに現れない。
神様が送ってきた情報によると名前は確かー。
思い出した。
カシム……だったはず。
どこにいるんだろ?
まぁ、三毛猫たちと一緒にいながら気長に待とう。
私と彼が出会うのはこの一週間後なのだが、この時の私はそんな事など全然知らなかった。
『次回予告』
カシム「一週間たちオレは葵と八神と共によく遊ぶ仲になった」
智春「そしてカシムは八神家と夏目家の両方の居候になったのだが姉さんの様子が最近可笑しい」
葵「そして私は前世の友達に会ったのだけど……え!?何でカシム君と一緒に!?」
美咲「そして私はかつての友達とカシムと共に前世の事について語っていくがそこで意外な事実が!!」
?「……そして、遂に私……登場!」
次回『転生者たちが会うそうですよ?』