GATE:Modern Warfare   作:ゼミル

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18.75: Information Control/思わぬ一報

 

 

 

<16時間前>

 ピニャ・コ・ラーダ

 帝都・翡翠宮

 

 

 

 

 

 

 

 どのような経路を通って翡翠宮まで辿り着いたのかピニャ自身覚えていない。

 

 ただ帝都上空を覆う黒雲から降り注ぐ雨の冷たさすら感じ取るだけの精神的余裕も無く、必死に馬を走らせた事だけは覚えていた。

 

 帝都における迎賓館的位置づけである翡翠宮は日本からの講和交渉団が滞在している真っ只中なだけに、ピニャ配下の薔薇騎士団によって厳重に警備されている。

 

 当然ながら当の騎士団長であるピニャの顔とその従卒であるハミルトンは誰もが知っており、急な雨模様に加え陽が雲によって完全に隠れてしまうという悪環境の最中、特徴的な長い赤髪と必死な形相と共に馬を急かしながら突撃してくる人物が第3皇女であると見て取った正門アーチ警備担当の騎士達は慌てて塞いでいた行く手を飛びのくようにして空けた。

 

 まったく減速しないままピニャを乗せた馬は正門を通過していく。一瞬呆けて見送った騎士達に、ピニャのすぐ後ろに続いていたハミルトンは馬の足を緩めさせると馬上から降りぬまま、他の警備兵を集め完全武装で防衛態勢を敷く様にと命じた。

 

 正門と翡翠宮の間に広がる森の中を更に走り続けると、森を切り開いて拵えた広場に拵えられた幾つもの天幕が見えてくる。

 

 雨の中でも歩哨に立つ見慣れた騎士装束の集団を目にした途端、前触れも無くピニャの全身から力が抜けた。

 

 何とか踏ん張ろうとするも、手綱を握る指にも鞍を把持する両足も思うように力が入らない。勝手に体が傾く。

 

 落ちる、と身構えたピニャの体を追いついたハミルトンが慌てて支えた。

 

 異変に気付いた歩哨を皮切りに、天幕内で待機していた他の薔薇騎士団員もピニャの存在に気付くと雨の下へ飛び出してピニャを取り囲む。

 

 子女の1人に防水仕様の外套でこれ以上雨に打たれないようにして貰いつつ、ハミルトンに支えられながら手近な天幕へ。

 

 そこは指揮所用の天幕だった。これからの事を考えると都合が良いな、ピニャはぼんやりとした思考でそんな感想を抱いた。

 

 

「ああ御労しや殿下、体が冷え切ってしまわれてます。誰かスープでも温めたワインでも良い、体が温まるものを持ってきなさい! 毛布と換えの衣服、ああハミルトンの分も勿論忘れないように! それからこちらが許可を出すまでこの天幕に殿方を近づけさせぬようにさせなさい!」

 

 

 講和に向け政治的活動に専念していたピニャに代わり薔薇騎士団長代行を務めているボーゼスは、力無く椅子の上で肩を落とすピニャの顔を覗きこみ……思わず後退った。

 

 まるで死人そのものだった。冷たい雨に加え全力で馬を走らせた際に受け続けた向かい風によって体温を奪われたピニャの顔色が凍死体よろしく蒼白なのもさる事ながら、それに輪をかけて凛々しかった筈の眼差しからはあらゆる生気が失われてしまっている。

 

 ボーゼスの脳裏には『門』の向こうの日本を訪れた際、少しでも有益な情報を持ち帰ろうと訪れた図書館で地球の戦争の歴史を調べた結果、激しいショックに打ちのめされた時のピニャの姿が蘇った。

 

 だが目の前で凍えに身を震わせながら蹲るピニャの様子はあの時よりももっと酷い。敬愛する帝国第3皇女をここまで打ちのめした何か、もしくは誰かにボーゼスは密かな殺意すら抱いた。

 

 

「殿下、濡れた服のままでは体が温まりませぬわ」

 

「ぼ、ボーゼス……」

 

 

 真っ青な唇で腹心の部下の名を紡ぐピニャの声もまた力無く震えていた。

 

 ガタガタと、全身を慄かせてすらいる。単なる体温低下による生理的な震えだけでないのは尋常ではないピニャの雰囲気から明らかであった。

 

 ピニャの顔や首筋に濡れて纏わりついた赤髪を丁寧にタオルで吸い取りながら、ボーゼスはピニャと行動を共にしていたハミルトンに目を向ける。

 

 1歳年下の準騎士も雨に打たれながら馬を走らせていたのでやはり疲労と体温低下によって顔色も優れないがピニャほどではない。ボーゼスを見返す彼女も、また非常に深刻そうな表情で整った顔立ちを深く歪めている。

 

 2人の只ならぬ態度にボーゼスは胸騒ぎを覚えた。直前まで2人が居たのは宮殿の筈だから、そこで何事かがあったのは間違いあるまい。

 

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 翡翠宮の日本の講和交渉団から早急に相談したいとの申し出があった、と交渉団付きの騎士から知らされたのは少し後の事だった。

 

 

 

 

 

 

 

「失礼いたしますピニャ殿下」

 

 

 換えの騎士衣装に着替え、髪から湿気を拭い、火傷するギリギリまで熱くしたスープとホットワインで熱とエネルギーを補給して。

 

 そうしてピニャが必要最低限の体裁を整え終えてからようやくボーゼスが会談の許可を出すと、すぐさま菅原や白百合副大臣といった日本側の講和交渉団でも中枢の地位に立つ面子が、少数の武装した自衛隊員を護衛に付けて天幕へと踏み込んできた。

 

 未だ虚脱状態に近い様子のピニャは温かい酒精が半ば近く残った杯を手に尻を椅子に貼り付けたまま、ぼんやりと彼らを見やった。彼女の肌は若干の血色を取り戻してはいたものの、目の光と生気はやはり死人も同然のままだ。

 

 菅原も白百合も表情をひどく張り詰めさせている。天幕内には同じく着替えたハミルトンやボーゼス以外にも召集された騎士団の幹部が集結しており、異様な雰囲気が天幕内に充満しつつあった。

 

 

「スガワラ様にシラユリ様。見ての通りピニャ殿下が只今心身共に大層御疲れでございますので……」

 

「ピニャ殿下、現在宮殿内で発生している事態についてお伺いいたします」

 

 

 ボーゼスの口上を半ば断ち切るようにして菅原が尋ねた。幽鬼を思わせる身動ぎでもってピニャは菅原に目の焦点を合わせる。

 

 心が砕ける程の精神的ショックに打ちのめされた彼女とはまた別方向にただ事ならぬ様子を滲ませる外交官の姿に、ある事に思い至ったピニャは合点が入ったという風にポツリと呟きを漏らした。

 

 

「そちらも既に感づいておられたのだな……いや『ムセン』だったか? 大方宮廷内に潜り込ませた密偵から離れた場所に居る者同士でやり取りが出来るというその道具で以って知らせを受け取った、といった所だろうか」

 

 

 別に日本側の手の者が皇宮に潜り込んで情報のやり取りを行っていた事には驚かないし、責めるつもりもない。

 

 ピニャも薔薇騎士団員の一部を言語研修等の名目でアルヌスに送り込んで自衛隊の情報収集をやらせていたのだから御互い様だ。ピニャの口元に儚い自嘲の笑みが微かに浮かんだ。

 

 未だ詳しい事情を知らぬ騎士団幹部らへ現状を把握させなければならない。ピニャは消えかけの気力を振り絞るようにして皇宮で目の当たりにした出来事を語り始めた。

 

 

「宮殿内でゾルザル兄上による反乱が起きた」

 

 

 ピニャの声は天幕を打ちつける雨音に掻き消されかねないぐらい小さなものだったが、不思議と天幕内に集まった者全員の耳に届いた。

 

 反応は二極化した。やっぱり、と言わんばかりに顔を顰める日本勢。多数派の騎士達は「何ですって!?」などと驚愕に呻きながら揃って目を見開いた。

 

 

「ただの反乱ではない。兄上の一派は宮殿内に居た講和派の議員らのみならず父上が任命した元老院の閣僚も手当たり次第に拘束していた。そして……父上、は……」

 

 

 フラッシュバック。雷の閃光によって浮かび上がった刃が突き立てられたまま事切れた皇帝(父親)。己の両手を父親の血で汚したまま迫るゾルザル()

 

 背筋を貫くように再び表出した震えと新たに胃の腑で生じた吐き気に耐えながら、最も伝えなければならない悪夢のような事実をピニャは何とか搾り出す事に成功する。

 

 

「我が父である皇帝モルトは死んだ――ゾルザル兄様によって殺されたのだ」

 

「そんな……!!?」

 

 

 今度は日本側も等しく激しい驚きと動揺を露わにした。どうやら皇帝暗殺の報は宮殿内の密偵から受け取った情報には含まれていなかったらしい。

 

 尤も皇帝暗殺の情報に日本以上に驚きを露わにしたのは当の帝国側である薔薇騎士団員だった。修羅場慣れした老兵揃いの男性陣はまだしも、少女と呼べるほど人生経験が浅くスレていない女性陣の一部は口を両手で押さえ既に涙すら浮かべ始めた者すらいた程だ。

 

 

「で、で、殿下! それは真なのですか!?」

 

「真実だともボーゼス。妾は確かにこの目で死んだ父上を目の当たりにしたのだ」

 

「ああ何て事」

 

 

 不意にボーゼスの体がふらりと傾いた。元々ボーゼスは最近体調に違和感があり、そこへ精神的に強烈な一撃を喰らった為に気が遠のいてしまったようだ。

 

 慌ててボーゼスの隣に控えていた白薔薇隊隊長のヴィフィータが彼女のを抱きとめ、部下を呼んで負傷者用の天幕へ運ぶように命じた。

 

 

「帝都の悪所街事務所とアルヌスの狭間陸将に連絡を取って下さい。今すぐです。早く!」

 

「はっ!」

 

 

 白百合の命を受けた自衛隊員もまたボーゼスを運んでいく騎士達に続いて天幕から飛び出していった。

 

 護衛の背中を見送った白百合は深い溜息を漏らし、菅原に至っては整髪料で整えた頭を乱暴に掻き乱し「チクショウ!」と今居る場所も忘れて悪態を吐いた。

 

 ピニャは、最低限の熱と栄養を補給した筈の己の肉体が一層気怠さを増しているのに気付いた。伝えるべき事を日本側に伝えた事でここまで己を繋ぎ止めていた糸が切れてしまったのか。

 

 

「妾はこれからどうすればいいのだ?」

 

 

 そう呟きながら、杯の中のワインの水面に映る亡霊じみた己の顔をしばし見つめていた時である。

 

 雨音の中でもバシャバシャと水溜まりを荒々しく踏みつける足音が天幕外から聞こえてきたかと思うと、先程無線連絡をしに離れた筈の自衛隊員が血相を変えて転がり込んできた。

 

 

「緊急伝達です! 状況『韋駄天』、退去準備命令がアルヌスの司令部より発令されました!」

 

「何ですって!? どういう理由なのか説明を!」

 

 

 雨具も無しに翡翠宮から飛び出してきたらしい、頭から水滴を垂らした自衛官は一瞬ピニャらを見やり、己の今の姿も顧みず白百合と菅原の下へ距離を詰めると耳打ちした。

 

 瞬間、外務省所属の男女は皇帝モルト暗殺の報を知らされた時以上に大きく目を見開いて凍りついた。顔色すらもピニャと負けず劣らず蒼白と化し、白百合など今にも倒れそうにも見えた。

 

 

「そちらも何かあったのか?」

 

「で、殿下、それが……」

 

「失礼いたします。ピニャ殿下におかれましても早急にお伝えすべき情報が悪所事務所より入っておりますので、このような形で恐縮ながらご報告させて頂きます」

 

 

 今度はピニャの方へと向き直った自衛官は雫を滴らせながら短く敬礼を行った。

 

 

「その、現在帝都では宮殿より派遣されたゾルザル派と思しき兵士達により戒厳令が敷かれ封鎖が進みつつあるのですが……」

 

 

 その自衛隊員は困惑と気まずさを隠し切れぬまま次の瞬間、まったく思いもよらぬ報告をピニャへと告げたのである。

 

 

 

 

 

「兵士が帝都市民に説明している戒厳令の理由がですね――

 ()()()()()()()()()()殿()()()()()()()()()()()()()()という内容を喧伝して回っているようなのです」

 

 

 

 

 

 今度こそピニャは卒倒した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<16時間前>

 ロマン・バルコフ

 日本・銀座駐屯地/『門』付近

 

 

 

 

 

 

 

 作戦は順調に進んでいる。

 

 バルコフは移動司令部仕様のタイフーン装甲車で次々と届く部下からの報告を受けながら、満足そうに独り頷いた。

 

 最初の段階でありながら最も重要な山場であった銀座の『門』を護る自衛隊は排除され、事前に潜入していた奇襲部隊によって『門』の確保に成功した。

 

 続いてバルコフ自ら率いる機甲部隊の上陸ならびに展開も支障なく完了し、『門』のみならず今や銀座という1つの土地そのものがバルコフの掌握下にある。

 

 

 

 

 万事がバルコフが立てた計画通りに進んでいる……と言いたいところだが実際はそうではない。致命的な失敗に見舞われていないだけである。

 

 兵器は足りていても、その兵器を使う肝心な人員が不足していた。

 

 本来ならば機甲部隊と同時に歩兵を中心とした数個大隊に匹敵する人員も上陸する筈だった。

 

 しかし弱みを握った中国軍の幹部に用意させた偽装輸送船にトラブルが発生。海外からの視察団の特地入り、即ち『門』を護るドームが開放されるタイミングに合わせて動く予定だったバルコフは、仕方なく無事な方の船に乗っていた機甲部隊の操作要員とその随伴歩兵のみで銀座に攻め入る他なかったのだ。

 

 後続が上陸する為の橋頭堡(コンテナ埠頭)に残した分を除くと銀座を占領したバルコフ指揮下の兵隊は500名に満たない(1個大隊以下)

 

 その半分以上が戦車を筆頭とする持ち込んだ機甲戦力の乗員で占められている。

 

 戦車や装甲車が敵を粉砕する拳なら、歩兵は細やかに動く指先であると同時に足元に注意を払う為の目だ。

 

 頑丈で大きくても柔軟性と緻密さに劣る戦車では、忌々しいゲリラやテロリストが総じて好む建物の奥の小さな部屋や地下の狭いトンネルに隠蔽された敵陣地を探し出す事も出来なければ、狭苦しい空間をちょろちょろ動き回る敵の掃除も困難を極める。

 

 こちら側の戦車を撃破可能な日本側の地上戦力を阻むべく、銀座へ通じかつ敵機甲部隊が通行可能な幅がある道路は首都高を爆破する事で一部は封鎖し、爆破による封鎖が不可能な方面の主だった道路には重点的に戦力を配置した。

 

 とはいえ、そもそも銀座は日本のホームグラウンド。防衛省への化学兵器攻撃で軍事的指揮中枢に甚大な被害を与えはしたが油断は禁物だ。

 

 偉大なる祖国――否、今や()祖国たるロシアも電撃的一大攻勢によって各国の中枢を破壊し、一旦は欧州の大部分の占領に成功したにもかかわらず。

 

 侵攻からたったの1週間で各地を奪還された挙句、歴史上最大の大量殺戮という汚名を着せられた上での停戦に持ち込まれてしまったのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 装甲車後部の乗降用ハッチが開き、防御陣地の設営指揮を取っていた副官が未だ焦げ臭さを帯びた外の空気を伴いながら移動司令部内へと入ってきた。

 

 

「バルコフ大将。予定通り建物の屋上にノヴァ6用発射器の設置が完了しました」

 

 

 そう言って副官は機関部の無い拳銃か、もしくは引き金が付いたドライヤーと形容すべき物体をバルコフに差し出す。

 

 

「こちらが発射装置です。発射器はこの司令部からデータリンクで旋回と射角を遠隔で設定可能となっております。後は閣下が装置のスイッチを入れれば即座にノヴァ6を装填した砲弾が発射される仕組みです」

 

「ご苦労だった中佐。特地側に居る自衛隊との通信はどうなっている」

 

「現在通信兵が自衛隊が敷設した通信用ケーブルとこちらの持ち込んだ通信設備の接続を試みております。もう間もなく報告があるかと」

 

 

 EMP爆弾によって破壊された設備はあくまで半導体や電子回路といった精密機器を使用する機材であり、極論金属を線状に引き伸ばしただけに過ぎないケーブル類は再利用可能だ。

 

 いちいち通信設備を復旧させずにドームごと『門』を掌握したのだから『門』を通って直接特知側の自衛隊に要求を伝えるという手もあったが、忘れてはいけない。あちら側の『門』を1歩出ればそこは万単位の兵力と相応規模の兵器が配備された自衛隊基地のど真ん中なのである。直接乗り込んで脅しつけるにはバルコフ側も相応の準備が必要だった。

 

 ……決して祖国から脱走し他国に侵攻する度胸はあっても、率先してぶっつけ本番で異世界の『門』に飛び込んでみようという志願者が居なかったとか、そういうわけではない。

 

 そんなわけないのだ。多分。

 

 

「失礼します大将、御耳に入れておきたい事が」

 

 

 移動司令部内の設備前に陣取り、他部隊からの報告を受け取っていたオペレーターがバルコフと副官の間に割り込んだ。

 

 

 

 

「捕虜にした各国からの視察団の確認を取っていた班からの報告です。事前に入手した情報と人数が一致しなかったので尋問した結果――

 ()()()()()()()()が1名、我々が到着する直前に車内から脱出、そのまま姿を消したそうです」

 

 

 

 

 

 

 

 

<同時刻>

 日本国内・某在日米軍基地

 

 

 

 

「エイド司令官、貴方宛てに緊急の通信が入っています」

 

「大事件が起きてててんやわんやの真っ最中に一体どこのどいつからだ?」

 

「向こうはカモフラージュシックスと名乗っています。その……現在ギンザから連絡していると」

 

「今すぐこっちに回せ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『半分の真実は、偽りよりも怖い』 ――フォイヒテルスレーベン

 

 




布石を打ちつつそろそろ反撃のターンです。

執筆の励みとなる感想よろしくお願いします。

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