GATE:Modern Warfare   作:ゼミル

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リクエストにお応えして大百科風主人公のページです。

こうして纏めてみて改めて分かる本作主人公の盛りっぷりよ…
これは間違いなくチート系主人公ですわ(迫真)

一部の表現に連載当初頂いた感想で特に作者のツボにハマった一文をお借りしています。
改めて当時から感想等を送って頂いた読者の皆様にお礼申し上げます。


これからも皆様の反応・感想が作者の糧となります。


某大百科風MW伊丹

 

 

 

 

 

 伊丹耀司

 イタミ ヨウジ

 

 

 

 

 

 

 伊丹耀司とは世界最強のオタク日本が核を持たない理由日本の自衛官である。

 後述する事情から現役自衛隊員としては異例の元特殊作戦群所属者として世間一般に身元が情報公開された。

 平たく言えば現実版世界滅亡を企む魔王を討伐する勇者パーティに加入させられたらパーティは壊滅したけど、生き残って討伐に成功して世界を救ってしまった自称遊び人のガチ勇者。

 

 

 

 

 概要

・入隊以前の経歴

 

 

 入隊以前の出生については親類縁者の保護の観点から秘匿されているが、マスコミの取材を受けた大学時代の関係者のインタビューから○○大学××部卒であると判明している。

 卒業後、陸上自衛隊に入隊を果たす(入隊理由は当時の同級生曰く「就職活動がめんどくさかったから」)。

 

 

 

 

・入隊以降

 

 

 教育課程を通過後普通科(一般的な軍隊における歩兵科に相当)へ配属された。

 隊内での評判はハッキリ言えば問題児だったとされており、当時同期だった退役済みの元自衛官によると、

 

・隊舎のベッドやベンチで堂々と薄い本を読んでいた

・むしろ隊内で率先してオタク布教を行い無事汚染完了

・演習が予定されていると「その日はイベントがありまして……」と堂々と言って休暇申請した

・幹部自衛官に昇格した際の周囲の反応は「よく幹部になれたな」「むしろ上はよくこんな奴幹部にしたな」

・本人のモットーは「喰う寝る遊ぶ、その合間にほんのちょっと人生」

 

 ……と、このように極めて散々だが残当な評価を受けていたとしている。

 だがここで幹部になれていなかったら世界が滅んでいたかもしれないので当時の上層部GJ

 ただし幹部レンジャー課程に参加した際は最下位に近い順位でありながら脱落者や死亡者も発生する過酷な訓練課程を突破しており、この時点で優秀な兵士としての片鱗は発揮されていた。

 

 

 

 

・英雄への道の始まり~特殊作戦群、そしてタスクフォース141入り~

 

 

 そんな問題児であった彼はやがて習志野駐屯地に異動後、ある時期から表舞台から消える。

 ……勘が良い者はこの時点で「ん?」と感じただろう。

 そう、第1狂ってる団こと第1空挺団だけでなく自衛隊でも数少ない公式の特殊部隊である特殊作戦群が所属している駐屯地である。

 特殊作戦群に配属された彼はそこでグータラなオタク気質とは裏腹の極めて優れた兵士としての才能を開花させ、格闘の達人・心理戦のエキスパート・射撃の上級者・高々度降下低開傘・高々度降下高開傘の技術を持つ空挺・海猿顔負けの潜水技能・爆発物の専門家etcとぼくのかんがえたさいきょうのへいしありとあらゆる技能に長けた特殊部隊員に生まれ変わったのである。

 

※特殊部隊員の個人情報や隊内の評価報告書は当然極秘中の極秘だが、後述する情報流出事件に於いて彼の特戦群での経歴は後述の海外時代の情報も含め現在も世界中に公開された状態にある。

 参考リンク→ウィキ〇ークス内の該当ページ

 

 そしてとうとう彼の運命を決定づける出会いが訪れる。

 西側諸国の特殊部隊から選抜された精鋭が集結した統合任務部隊、タスクフォース141(以後TF141と表記)への引き抜きである。

 TF141の作戦目標はロシア超国家主義派の当時指導者であったウラジミール・マカロフの追跡であった。

※タスクフォース141の詳細な情報についてはこちらの個別記事を参照

 

 TF141時代に参加したとされる戦歴は以下の通り(括弧内は作戦が行われた土地)。

 

・アメリカ軍ACSモジュール(衛星誘導装置)奪還の為、超国家主義派の司令官が仕切るロシア軍基地への潜入作戦 (カザフスタン・天山山脈)

・ロシア軍による北米大陸侵攻の発端となったザカエフ国際空港テロ事件 (後にマカロフ及び超国家主義派による自作自演と判明) に関与した武器商人アレハンドロ・ロハスの捕縛作戦 (ブラジル・リオデジャネイロ)

・超国家主義派掌握下にある海上石油基地及び人質とされた基地従業員の奪還作戦 (ロシア・ベーリング海)

・超国家主義派の捕虜となったジョン・プライス元SAS大尉奪還作戦 (ロシア・ペトロパブロフスク)

・マカロフの隠れ家があるとされるロシア-グルジア国境付近ならびにアフガニスタン・カンダハルへの同時奇襲攻撃※

 

※しかし情報は超国家主義派の偽情報であり、待ち伏せを受けたTF141メンバーはこの際に伊丹とSASからの選抜であるジョン・<ソープ>・マクタビッシュ大尉(後に戦死)とスペツナズより選抜のユーリ氏(本名・階級非公開)、外部協力者のプライス大尉及び元スペツナズで当時PMC経営者のニコライ氏を除き、TF141司令官であるシェパード米陸軍中将を含め全滅している。

 

 司令官と仲間のほぼ全てを失い、TF141のバックアップを受け持っていた米軍もロシア軍の北米侵攻によって大混乱に陥った事で、伊丹達極少数の生存者は当時遠く離れた異国で孤立するという窮地に陥ってしまったのである。

 

 

 ……しかし彼らは諦めなかった。

 米軍の支援が失われても尚、彼らは独力で資金を集め、情報を収集し、協力してくれる傭兵と装備をかき集め、マカロフ追跡を再開したのだ。

 彼らを突き動かしたのは軍人としての使命感か、それとも復讐への執念か、明らかにはされていない。

 

 

 独立後のTF141時代に参加したとされる戦歴

 

・中国がアフリカに極秘裏に建設した化学兵器工場から流出した毒ガス(流出した毒ガスはロシアの欧州侵攻初期に行われた主要都市への同時多発化学攻撃に用いられた)の追跡任務 (シエラレオネ-ソマリア)

・ロシア国内の反超国家主義派軍人及び現地レジスタンス合同でのチェコの首都・プラハを占領したロシア軍に対する一斉蜂起

・アメリカ陸軍・デルタフォースと合同で超国家主義派に拉致されたボリス・ワルシャフスキー大統領とその息女の救出作戦 (ロシア・シベリア)

・ロシアから逃亡し潜伏中だったウラジミール・マカロフ暗殺作戦 (アラビア半島)

 

 

 これらの戦歴は驚くべき事に、ロシア軍の北米侵攻から始まった第3次世界大戦が終結するまでの僅か半年弱の間に伊丹とその仲間達が経験したものである。

 影ながら第3次大戦を終結へ導く役割を務め、とうとうマカロフの排除を達成したものの、最後の作戦中に生死を彷徨う重傷を負った伊丹は数ヶ月の療養後を追えた2017年の春、遂に祖国である日本へ念願の帰国を果たしたのだった。

 

 信じられるか? ここまでだけでもお腹一杯なのに本番はここからなんだぜ?

 

 

 

 

・『門』の出現、そして銀座の英雄或いは鬼神の誕生

 

 

 第3次大戦を終結に導いた影の英雄でありながら、当時は当然ながら一切の活躍を秘匿されていた彼の名前が別の形で世間へ大々的に知られる事となる契機となったのが、同年夏に発生した『第1次銀座事件』である。

※当時の各種行政組織と政府の対応については第1次銀座事件の個別記事を参照

 

 当時の彼の活躍は世界中で報道されたが、より詳細な内容は以下の動画にて詳しく記録されている。

 

 →関連動画『TOKYO Under Attack From 『The GATE』Invader』(海外マスコミによる特集動画)

 →関連動画『JGSDF Hero Yoji Itami, He is Never Surrender Fight』(当時銀座との戦闘に巻き込まれ伊丹に救助後、彼に密着して一部始終を記録したイギリス人ジャーナリストのデイビス氏による記録)

下の動画は大量の死体・流血・人体欠損・暴力描写が含まれるのでくれぐれも視聴注意!

 

 

Q.これは新作のFPSか無双系ゲームの映像ですか?

A.いいえ。全て実際にあった記録映像です。

 

 

 下の動画内に記録された彼の当時の行動を簡潔にまとめるとこうなる。

 

①いち早く一般市民を皇居へ避難させるよう提案・誘導

②皇居前に集結した数千名の民間人が避難完了するまでの間命令系統が麻痺した警官隊を指揮し防衛戦を展開

③撤退途中で帝国の竜騎士の攻撃により事故を起こし捕獲された警官隊を救助する為に当時銀座〇丁目交番勤務だった渡部良太(当時巡査)と防爆スーツと暴動鎮圧用放水銃を改造した即席火炎放射器装備でたった2人で集結した数万の帝国軍へ殴り込み

④皇居側警官隊の援護下によって警官隊の救出に成功するが彼だけ孤立してしまったので、皇居の門を閉めさせ退路を断った上で戦闘続行

⑤顔面にヘルメットを貫通したバリスタの矢が直撃して一時昏倒するもすぐに復帰して自分の首を獲ろうとしてきた騎士を逆にバリスタの矢で仕留める

未だ包囲中の数万の帝国兵へ「俺の首が欲しけりゃお前らの命で御代を置いてってもらうぞ!」(原文ママ)と啖呵を切る

直後自衛隊が参戦して生還。伝説の名言「今年こそ同人誌即売会に行きたかった」もこの時誕生した。

 

 もう1度言おう。映像に記録された功績だけでこれである。

 救助者及び戦果についてはこうなる。

 

・救助人数:皇居到着前に直接保護した民間人19名+皇居へ誘導された一般の避難民数千名、機動隊員及び制服警官約100名

・公式戦果:帝国兵数百名(方法:銃・刃物・ガス銃・火計・即席火炎放射器・バリスタの矢etc)、ゴブリンやオーク等の人型モンスター数十体、ジャイアントオーガー(政府呼称、全高5メートルオーバー)1体(拳銃1丁と消火器で撃破

 

 もう1度言うが映像に記録された分だけでこれだからな?

 

 これらの功績により防衛大臣から賞詞を賜った伊丹は二尉へと昇進も果たしている。それ以前の功績で充分昇進できてなきゃおかしくね?という疑問は禁句。

 ついでに参考映像内の交信記録に耳を傾けてみると、実はこの時点で海外時代の情報も結構お漏らししてしまっているのを聞く事が出来る。

 あとこの時、世界中で戦ってきたのは生きて帰って同人誌即売会にもう1度参加したかったからとぶっちゃけてもいる。同人は世界を救う。

 彼の事情を知る当時の自衛隊とか防衛省のお偉いさんは、きっと生きた心地がしなかったに違いない……

 

 

 

 

・特地派遣部隊、英雄の出陣

 

 

 表彰から3ヶ月後、北条政権から案件を引き継いだ本位政権の下編成された特地派遣部隊が遂に史上初となる自衛隊の異世界派遣を迎える日が訪れる。

 その中には『銀座の英雄』の称号を与えられた伊丹の姿も在った。

 派遣初期の彼の活動内容は情報が少ないが、アルヌス攻防戦終結以降は周辺地域の調査と原住民との交流を任務とする偵察隊の指揮官に任命された事が判明している。

 彼が指揮する部下にはロシア超国家主義派残党による自衛隊員誘拐・公開処刑未遂事件で拉致された栗林志乃氏(当時二等陸曹)や、彼女と同じく箱根-大島の戦闘に参加した自衛官の1人である富田章二等陸曹も当時所属していた。

 後に参考人招致に特地側代表者として出席した魔導師のレレイ・ラ・レーラ氏、リアルエルフのテュカ・ルナ・マルソー氏、亜神(生身の肉体を持つ特地特有の神の一柱)ロゥリィ・マーキュリー氏らもこの調査任務がきっかけで自衛隊と友好関係を結んだとされ(他説あり)、この邂逅が自衛隊と特地住民の最初の友好的接触であったともされている。

 他にも参考人招致の発端となったとされる特地甲種害獣 (通称ドラゴン)と最初に遭遇した自衛隊の部隊も伊丹が指揮していた偵察隊だった。

 ここまで来ると最早そういう星に生まれたとしか思えない件。

 また当時は参考人招致の出席者だけではなく、『門』が存在する異世界の覇権国家である帝国の当時第3皇女であったピニャ・コ・ラーダ現女帝も秘密裏に日本政府との交渉に来日していた事が後日判明している。

 

 →関連動画『当時の参考人招致の中継映像』

 

 参考人招致の終了間際、野党側の質問者として当時出席していた幸原みずき議員(当時。後日所属党より除名処分。外患罪により実刑判決)により伊丹が海外で活動していた時代の情報が全国波で流出。

 同時にウィキ〇ークスや一部の海外マスコミにも同様の情報がリークされ、これらの情報漏洩は後の調査で『門』を占有する日本政府へ混乱を齎そうと目論んだ中国の情報機関による策略であった事が判明している。

 結果的にアカのヒモ付きだった連中は野党からマスコミまでプッツンきた本位首相にまとめてキレイキレイされたがな!

※参考人招致における情報流出事件の詳細と政府の対応については本位首相の大虐殺大掃除の個別記事を参照

 

 

 

 

・箱根騒乱、大島空港攻防戦、そして伝説へ…

 

 

 参考人招致の混乱を抜け出した伊丹と彼の部下、特地側代表者らは政府が特地からの客人向けに箱根に用意した温泉宿の山海楼閣に滞在中、ロシア超国家主義派残党による襲撃を受ける。

 ロシア人テロリスト集団の戦力は極めて重装備であり、当時現地に居合わせた目撃者の証言や記録だけでもロシア製軍用ヘリが最低6機、武装車両十数台が箱根に投入され、同時刻に占拠された大島空港に至っては上陸用のカーフェリーに対空砲や携行ミサイルを満載した偽装貨物船、旧ソ連製の軍用輸送機であるIl-76まで確認されていた。海上保安庁と航空自衛隊仕事しろ。

 最終的に多勢に無勢、装甲車と戦闘ヘリが入り乱れる追跡劇の末、同行していた彼の部下の栗林二曹、レレイ氏、ピニャ氏とその側近が超国家主義派残党に拉致されている。

 

 だがそれが逆に伊丹の逆鱗に触れた!

 

 何と伊丹、拉致の為に着陸した敵のMi-24・ハインド攻撃ヘリを逆に強奪する事に成功。

 遅れて駆け付けた特殊作戦群の援軍と合流するとそのまま残りの特地来賓共々強奪した敵のヘリで占拠された大島空港へ人質を奪還をしに殴り込みをかけたのである。

※ネタではありません。政府の公式発表です。

 

 その後も対空砲火を浴びせてくる偽装貨物船を撃沈、救援に飛来した在日米軍の戦闘機の支援を受けながら敵地上部隊を殲滅、ホバリングするヘリから狙撃で栗林二曹の公開処刑を寸前で阻止した直後、対空砲火で墜落するハインドから飛び降りて建物にダイナミックエントリーして人質救出この時点で常人なら10回は死んでいる。

 最終的に追ってくる敵とカーチェイスしながら別行動の友軍が奪って滑走中の輸送機に車ごと乗り込んで脱出してしまった。ランボーやコマンドーもここまで派手じゃないぞ。

※繰り返すがネタではありません。実際に記録も残っています。

 

 →関連動画『生中継中にテロリストが狙撃され、その直後伊丹がヘリから飛び込んでくる瞬間』

 →関連動画『大島在中の住民が撮影した当時の記録映像』

 

 自衛隊と合流した伊丹と特地来賓はその後特殊作戦群の警護を受けながら、銀座に集まった観衆の前で無事特地へ帰還した(この際、ロゥリィ氏によって銀座事件の犠牲者を祀る慰霊碑へ黙祷を捧げるサプライズも行われた)。

 

 これで終わったと思ったか? ところがどっこいまだ続くよ!

 

 

 

 

・日本人拉致被害者奪還のち現代の龍殺し爆誕

 

 

 年は明けて2018年○月、ロシア超国家主義派残党による騒動の余波が収まりつつあった日本中を新たな衝撃が襲った。

 特地を支配する帝国軍による日本人拉致被害の判明である。

 当時の段階で第1次銀座事件にて多数の行方不明者も発生していた事自体は判明していたが、実際に拉致被害者が特地内で発見・保護されたのはこの時が初であった。

 最初に拉致被害者として確認された望月紀子氏を保護した現場の自衛隊員こそ伊丹だった。またお前かとか言ってはいけない。

 日本政府は帝国による日本国民拉致への報復として翌早朝、帝国政府の象徴の1つである帝国元老院へ航空自衛隊による空爆を実行させた(当時元老院は無人であり、民間人への犠牲者も出ていないとされている)。

 

 特地における自衛隊の司令部であるアルヌス駐屯地へ帰還した伊丹はその後、ダークエルフ族の特使であるヤオ・ロゥ・デュッシ氏より要請を受け、ロルドム渓谷にて活動するドラゴンの被害調査及び資源探査任務へと派遣。

 ヤオ氏を道案内役に現地協力者として同行したレレイ氏・テュカ氏・ロゥリィ氏、部下として同行した栗林二曹と共に現地を調査中、件のドラゴンと遭遇するとそのままドラゴンの討伐に成功してしまった。

 

 ……うんそうなんだ、そのまま倒しちゃったんだ。

 

 ちなみに特地に生息する龍種とは一言で例えるなら空飛ぶ装甲車であり、銀座事件でも確認された翼龍種 (いわゆるワイバーンを指す)でも対物用の12.7ミリ機関銃の徹甲弾を使ってようやく倒せる頑丈さを持つ、比喩抜きで装甲車並みの防御力を持つ生物である。

 特に参考人招致でも登場したドラゴンこと特地甲種害獣 (特地呼称:炎龍)に至っては、

 

・ダイヤモンドの次に硬いモース硬度9かつタングステンの7分の1の重さしかない鱗で全身を覆われ、

・その大きさはジャンボジェット機クラス

・口から火炎も吐く

・参考人招致での質問に回答した防衛副大臣曰く『空飛ぶ戦車』

・後日航空自衛隊が交戦した際はF-4ファントムIIの20ミリ機関砲が直撃してもあっさり弾かれた

・特地住民の間では生きた災害扱い。身を隠して見つからないよう祈る以外の対処法は無意味

 

 と完全に制御不能の怪獣ポジな存在だったのである。

 当時の特地派遣部隊の間でもこのドラゴンの対応には頭を悩ませており、幹部の間では空自に特科大隊の自走砲部隊、対戦車ヘリに74式戦車も動員してようやく撃破出来ると想定されていた程だったとされている。

 そんなのをどうやってたった数人の戦力で倒したかって? ロケランで手傷を与えて飛んで逃げだそうとした所を徹甲焼夷弾装填した対物ライフルで狙撃したら眼球から飛び込んだ銃弾が脳を破壊したんだと(公式発表ママ)。

 ……わけがわからないよ。???「練習だ」

 

 しかもこの翌日にはドラゴンと別の龍の間で繁殖した双子の新生龍(こちらもドラゴンほどではないが災害並みの存在)に襲撃されているが、こちらは部下や協力者と共同で持ち込んだ爆薬を新生龍の首に絡ませてから起爆して撃破に成功している。伊丹リムペット教徒説。

 この時の功績によってダークエルフを筆頭にドラゴンの被害を受けていた特地各所の国々や部族から名誉職の地位を賜っている。

 

 日本生まれのリアルドラゴンスレイヤーが異世界で爆誕した瞬間であった。

 もはやアンサイクロペディアでもここまで盛りようがねーぞ!?

 

 

 

 

・その後の活躍

 

 

 その後も資源調査隊として各地の調査に当たっていたとされる。

 ドラゴン討伐直後はプライベートか来賓の付き添いかは定かではないが多分前者、第○○回冬季同人誌即売会にレレイ氏・テュカ氏・ロゥリィ氏・ヤオ氏・栗林二曹を引き連れてサプライズ参加した事がネット上で大きな話題となった。

 

 ロマン・バルコフ率いる第2次銀座事件、ならびにゾルザル・エル・カエサル皇太子による帝都でのクーデターが同時期に発生した時はちょうど辺境に出向いていたため、双方の事件には殆ど関わる事無く閉門騒動を迎えたとされている。

 閉門騒動から4年後の2022年8月、慰霊式典が行われていた銀座に『門』が再開通した際は最初の帰還者として無事な姿を披露した。

 帰還以降は一等陸尉に昇格した事が防衛省から公表されているが、具体的な配属は現在非公開扱いされている。

 

 

 

 

・英雄か、犯罪者か

 

 

 銀座事件以外にも第3次大戦を実質終結へと導くといった多大な功績を残した伊丹だが、彼の活動の正当性を疑問視する声もまた多く存在し、議論の対象とされている。

 現役の自衛隊員が海外の紛争地帯だけでなく民間人が多数暮らす都市部でも戦闘行為に加わった事、秘密裏に越境を行っての戦闘行為、TF141壊滅後も独断でマカロフ追跡を継続(=命令違反もしくは無許可離隊)した事は当然ながら非合法に該当するだろう。

 しかし彼らの行動がなければ第3次大戦は全面核戦争にまで悪化していたであろう点は各国関係者の共通認識となっており、それは伊丹達に救出されたワルシャフスキー大統領本人が「捕らえた娘を盾にマカロフ達は核の発射コードを要求してきた」と当時の体験を語っている事からも明らかである。

 また組織の軛から外れ独断で行動し続けた事は確かに問題だが、民間人の虐殺といった戦争犯罪に加担という情報は一切出てきていない事から、功罪を問うならば圧倒的な功の大きさが罪を塗り潰してしまう形で処罰を免れているのが現在の彼の立場なのかもしれない……

 

 そもそも北米への核発射や大都市への同時化学兵器テロや民間人を虐殺したロシア軍と比べたら些細な事だしな

 

 

 

 

・余談

 

 

 2017年のSNS流行語ランキングでは現実に存在が確認された異世界と地球を繋ぐ『門』関係のキーワードがランキングの大半を占拠したが、第1次銀座事件とTF141にまつわる情報公開と2度に渡り世界中で話題にされた事もあり、彼の名前が2017年度ランキングの第1位に選ばれている。

 また全面核戦争を阻止した彼が戦うモチベーションとなったとして同人誌即売会も世界中で話題となり、2017年冬の開催以降海外からの参加者が大幅に増大した。

 

 

 

 

・関連項目

 

 

 軍人の一覧

 陸上自衛隊

 特殊作戦群

 リアルチート

 オタク

 第3次世界大戦

 タスクフォース141

 門(ゲート)

 銀座事件

 異能生存体

 ドラゴンスレイヤー

 同人誌即売会

 ルーデル、シモ・ヘイヘ、舩坂弘……偉大なる先達

 世界一運の悪い奴

 今年こそ同人誌即売会に行きたかった……伝説の名言

 

 

 

 

 




MW勢の関与といった本当に表沙汰に出来ない案件は功績込みで全部伊丹が引っ被る形で誤魔化している形です。

掲示板ネタは申し訳ありませんが断念しました。

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