ああすまない、やっぱり1話で纏まらなかったんだ…
<決着から数十分後>
伊丹耀司
ファルマート大陸・ロルドム渓谷
どうにかこうにか新生龍2頭を撃破し亜神ジゼルを投降させたまでは良かったが、伊丹側の被害も甚大である。
最初の奇襲によって焼き殺されたダークエルフ達は勿論の事、奇襲時に喪失ならびに新生龍撃破に費やした大量の装備類は、ロゥリィやジゼルの肉体等とは違って謎の原理で再生とはいかないのだ。
「この
とは合流したプライスの言葉である。
そんな訳で正座させたジゼル(どうやらこの世界にも正座の概念があった様子)を車座に包囲した伊丹達はジゼルへの尋問を開始した。
ジゼルの格好は当然の如く戦闘直後そのまま、つまり完全無欠の素っ裸状態だ。膝の辺りから鱗に覆われていても素足でゴツゴツした岩肌に正座は地味に痛そうだが、肉体的な痛みよりも場の空気の居た堪れなさの方が辛いのか顔色は悪い。
或いはすぐ隣に陣取りハルバードの刃を顎のすぐ下に突きつけ俯く事すら許さないロゥリィが原因かもしれなかった。
「それじゃあ改めて質問するけど」
「な、何でもおっちゃってくだひゃいっ」
伊丹がそう声をかけると、若干舌をこんがらがらせながらジゼルは姿勢を正した。爬虫類っぽい尻尾が冷水をぶっかけられた猫よろしくピンと上に向かって伸びる。
その際、栗林に僅かに負けるレベルで豊かかつ、深い青の肌とは極めて対照的に薄いピンク色の先端を兼ね備えた乳房がたゆんと揺れたのであるが、それは生憎ハルバードの広い刀身に遮られ、残念ながら伊丹の視界には入らなかった。
伊丹は伊丹で、ジゼルの返り血だけでなく己の傷口からも流れた大量の血に浸かり、おまけに手榴弾の爆発を至近距離で受けたせいで修繕不可能な有様になった迷彩服の上着と肌着は諦めて脱ぎ捨て、行軍用装備に収めていた予備のTシャツ1枚という浮いた姿だ。
「まず炎龍を目覚めさせたのはアンタで良いんだな」
「そうだよその通りだよいいえ違ったそうですその通りです俺が眠りに着いていた炎龍を無理矢理起こして水竜と番わせましたぁっ!」
顎の下をペチペチと魔鋼製の刀身で小突かれ慌てて言い直すジゼル。炎龍を無理矢理起こした、の下りでテュカとヤオの目に剣呑な光が宿ったが、エルフとダークエルフは喉までせり上がった言葉をどうにか呑み下した。
「番いの相手だった水竜は今何処に?」
「そ、それは知らねぇ。炎龍に番わせてお姉さまに対抗出来る強い龍を生ませた時点で役目は済んだから、解放してやったらさっさとどっかに飛んでいっちまったよ」
「種馬扱いかよ」
伊丹はそう漏らし、次いで少し考え込むと脳裏に浮かんだ考えをそのまま口走った。
「……まさか嫁さんと子供殺られたの嗅ぎつけてまた報復に襲って来やしないだろうな」
瞬間、沈黙が広がった。広大な大自然のど真ん中に居る筈なのに、酸素が足りず窒息死寸前の狭い密閉空間もかくやな重苦しさが場に立ち込めた。
「隊長、それって所謂フラグってヤツなんじゃ……」
「わーバカバカ言うな! 余計にフラグが立っちゃうだろ!」
対物兵器もC4も使い果たした今の伊丹達では炎龍の番いに選ばれる=それに相応しいレベルの怪獣に対抗するなどほぼ不可能だ。
なおフラグの意味がイマイチ分からない特地組やユーリは首を捻り、プライスは例によってしかめっ面に浮かんだ眉間の皴を一際深くするばかりである。
何時までドラゴンの奇襲を警戒し続ければいいんだと頭を抱えたくなった伊丹であるが、とりあえず聞くべき事をさっさと聞いて尋問を終わらせようと意識を切り替える。
「炎龍が産んだ卵の数は? 2頭の新生龍以外に炎龍の子供はまだいるのか。嘘偽りなく正確に答えてくれ」
「それは、アンタらが斃したトワトとモゥトの2頭だけだ。他には居ねぇよ」
「本当でしょうねぇジゼルぅ。もしその言葉に嘘があれば……」
「うううう嘘じゃありませんっ。主上様に誓って嘘偽りなく本当の事を言ってますから堪忍してくだせぇっ!」
涙目になったジゼルは何度も勢い良く首を横に振る。使徒としての後輩の情けない姿に、ロゥリィは一つ溜息を吐くと、ようやくハルバードの刃を首元から離してやった。
「彼女の発言を信じるのであれば我々が炎龍の巣があるというテュバ山へ向かう理由は無くなった。道を引き返し、帰還を推奨する」
当然ながらレレイの発言に反対する者は誰もいなかった。
次に問題となったのはジゼルの処遇である。
自前の翼で空すら飛べる敵対人物をこの場に放置していくにはリスクが高過ぎる。かといって
「どうするんだイタミ」
「どうするって言われても、逃がしてまた今回みたいな事やらかされちゃ堪んないし、不死身だから始末も出来ないし……いっそ手元に置いてまたやらかさないよう見張っておくしかないんじゃないの」
ユーリからの問いに伊丹はどこか投げやりに返した。
ジゼルと新生龍2頭相手に1人矢面に立ち、死んでいてもおかしくない程の(むしろロゥリィの加護が無ければ数回死んでいた)死闘を繰り広げながら走り回った直後の身である。無理と無茶と無謀を一生分纏めて費やしたその反動で、流石の伊丹も肉体はともかく精神的にクタクタでへたばりかけそうになっていた。
完全武装の大部隊や装甲車や戦車や戦闘ヘリに追い掛け回されるのには(悲しい事に、そして不本意ながら)慣れてしまったが、本物のドラゴンから無機質な兵器とは一味違う狂暴な殺意を叩きつけられながら逃げ回るという体験は予想以上の疲弊を及ぼしていた。
また、全裸のファンタジー系美女を捕虜にして取り囲んで脅しつけるという現在の状況そのものに後ろめたさを抱いていたのも、投げやり気味な対応の理由の1つである。
殺し合いを繰り広げた相手とはいえ今回は美女でしかも裸、分かり易いゲス野郎相手―ゾルザル辺りが良い例だ―ならともかく。
心底怯える女を取り囲んで脅すというのは、欲望や凶暴性を制御する術を身に着けた歴戦の兵士であるからこそ、モチベーションを維持するにはいささか辛いシチュエーションな訳で。
実際プライスは濃い髭面のせいで感情が読み難いものの、ユーリの方は伊丹と同じく精兵としての鋭さを維持出来ず困惑した様子を覗かせている。
『美人は得』とは昔からよく言われているが、これも1つの良い見本と言えよう。そんな現状だ。
しかしそれはあくまで男側の話。どれだけジゼルが哀れに怯える美女を演じようが、同性には全く通用しない。
「一応拘束はしておいた方が良いですよね。ロープで縛っちゃいます?」
「ちょっと待て、そんなロープで大丈夫か? ロープぐらいじゃ亜神の馬鹿力を封じ込めるか怪しいぞ。そうでなくても手足を縛ったぐらいじゃ背中の翼で飛んで逃げられるかもしれないし、かといって翼ごと縛るんじゃ不安だし」
「だったらぁ、首をちょん切って頭だけ持っていくのはどぉかしらぁ。亜神を捕らえて幽閉する時にはよくやる手よぉ」
2度目の沈黙。ボソリと老兵が呟く
「……その手でいくか」
「おねがいごめんなざいなんでもしますからそれだげはやめてぇ! 幽閉だけは嫌だぁ!」
今度こそマジ泣きしながらジゼルは形振り構わず、最も近くに立っていた伊丹に縋りついて懇願した。
迷彩ズボン越しに感じるジゼルの肢体は砂塵に汚れていても極めて肉感的で、特にしがみつかれた結果メロン以上の豊かな双丘へダイレクトに挟み込まれた足から伝わる柔らかな感触は至福の一瞬であった。
「ん? 今何でもするって言ったよね?」
「隊長」「イタミィ?」「イタミ」「お父さん?」
「ごめん言わなきゃいけなかった気がしただけだからそんな冷たい目で見ないで」
反射的にネットスラングを口から滑らせた直後女性陣から一斉に発射された冷たい視線の一斉射撃を浴びた伊丹は、即座に白旗を揚げた。
悲しい事に、戦場の英雄も異性からのこの手の攻撃にはひとたまりもないのが現実なのである。
「ジゼルもさっさと離れなさぁい!」
「あうぅ」
「……話が逸れた。確かにロゥリィの案は文献でも幾度か見かけた有効なやり方。しかし亜神という特性上、首だけを切り落として運んでも時間が経てば断面から再生が行われ最終的に五体満足に戻ってしまう。その度に切り落とすのは非効率的」
「それなら過去の事例ではどうやって解決したの?」
「頑丈な素材、亜神の膂力でも破戒不能な強度な専用の箱に入れて幽閉場所まで輸送したとされる」
「手足が再生出来るだけの空間が無いとどうにもならないのよねぇ。あの時は大変だったわぁ」
まるで経験談の如きロゥリィの口振りを一々指摘しないだけの判断力は伊丹にも残っていた。
「だったらこうしたらどうだ」
プライスの案に伊丹達は耳を傾ける。
ごにょごにょごにょり
「そんな物まで御身らは持っておられたのか……」
「元々はC4の起爆用に持ってきたんですけどねー」
「それならもし逃げようとしても何とかなる、かな?」
するとロゥリィが悪戯っぽいを通り越した邪悪な笑顔で老兵の案に補足を加える。
ごにょごにょごにょ
彼女のアイディアを聞いた伊丹達は一斉にドン引きした。海千山千の老兵ですら、悪趣味だと言いたげに呆れ混じりのしかめっ面を浮かべた程である。
「いやぁ、流石にそこまでしなくても」
「念には念をって言うじゃなぁい。ジゼルだって亜神の端くれよぉ、だったらこれぐらいの対策は必要よぉ」
油断禁物と口では言いつつも、実際の理由は別である事はロゥリィの凶悪な笑みを見れば明らかであった。
しかし他に有効な方法も浮かばないので、結局ロゥリィの案をそのまま採用する事にする伊丹である。
さっさと必要な物を出せとロゥリィが手招きする。栗林がバックパックからラペリング用ロープよりも数ミリ細い紐状の存在を筆頭とした道具を取り出して進み出た。
「私が作業しますから男性陣は見ないようにあっち向いてて下さい。見ちゃダメですからね!」
「動くんじゃないわよぉジゼルぅ。もし少しでもおかしな動きをした時はぁ……」
「わわ、分かってますからそのハルバードは引っ込めて頂けませんか?」
しばし伊丹、プライス、ユーリは背中で作業音を聞きながらしばし壮大な渓谷と大空を眺めて過ごした。
時折、
「うひゃぁっ何処触ってんだい!?」
「危ないから動かないで!」
「ヤオぉちょっとこれ持ち上げてくれなぁい」
「こうで宜しいか」
などという女性陣の声が男性陣の下へと届く。
作業に加わらなかったテュカが水のペットボトルを差し出してくれた。受け取ったそれを伊丹は中身の半分を一気に喉へ流し込み、残り半分を頭からぶっかけた。
亜神譲りの再生能力も、失った体液を含む水分までは補給してくれないらしい。ジゼルと新生龍相手に逃げ回る間に大量の血と汗と涙を流した伊丹には、温くなった水でも甘露の様に美味く感じられた。
「あぁもうっ、相変わらず生意気な乳よねぇっ! このっこのっ」
「や、やぁっ、ダメですお姉さま、何か変な感じ……」
「これ、捕虜虐待にならないわよね?」
次第に甘い感じに熱を帯びていくジゼルの声が聞こえないフリをするだけの情けが伊丹達にも存在した。
主にジゼルの名誉的な意味で。
「終わったわよぉ」
とロゥリィの声が聞こえたので伊丹達は振り返る。
直後、まず伊丹がすぐさま顔をそっぽに向けた。次いでユーリも目元に手を当てて伊丹に倣い、プライスは視線を外しはしなかったものの、何やってんだと言わんばかりの表情でロゥリィを見やった。
ジゼルは一糸纏わぬ全裸のままだった。
いや一糸纏わぬという表現は正確ではない。具体的には両手首・胸元・首、そして伊丹からは見えないが背中から生やした両翼の根元にそれぞれ防水加工された直径6ミリ前後のコードが巻き付けられている。全てのコードに小型のストップウォッチに似た電子機器が接続してある。
胸元に巻き付けられたコードなど、大きさ・形・張り、全てが高レベルなジゼルのトライバルが刻まれた濃紺の乳房を根元から絞り上げる事で一際強調させる、そんな縛り方だ。
おまけに首に巻き付けたコードが遠目には首輪っぽく見えるせいで、一瞬伊丹の脳裏に(強制緊縛露出徘徊プレイ?)なんて背徳的なワードが浮かんでしまう、それほどまでに今のジゼルの姿はアレであった。
「せめて隠して! 服でも何でもいいから着させてやれよ!」
「隠したままじゃぁ説明し辛いでしょぉ。ほらぁ、イタミぃの口からジゼルにこの紐について早く教えてあげなさぁい」
急かすロゥリィの顔は一見嗜虐的な小悪魔の仮面を被っていながら、眼光だけは鬼か修羅もかくやな激情によってギラギラと危険な輝きを放っていた。
よく見れば彼女の唇が血色の良いピンクではなく暗い深紅に染まっている。敵意或いは殺意を抱いた時の彼女はこうなるのだ。
殺気の矛先は勿論ジゼルである。当然ジゼルもそれに気付いており、肌の色を抜きにしてもそれと分かる程に血の気が引いてしまっているのが見て取れる。
見ているだけでもジゼルが哀れになってきたのでさっさと説明を済ませる事にした。
「えーっとこれから大事な説明をするから落ち着いて俺の言う事を聞いて欲しい。これはそちらの為を思って言ってるんだ。分かったかな?」
ジゼルはゴクリと喉を鳴らして何度も首を縦に振った。よっぽどロゥリィが浴びせる剣呑な気配がおっかないらしい。
「まずそちらが引き連れていた新生龍を斃した時の爆発は覚えてますよね?」
「あ、ああ。まるで突然噴火でも起きたのかと思ったっ、いえ思いましたっ!」
背後のロゥリィが目を細めるとジゼルは飛び上がり慌てて言い直した。
伊丹はゴホンと一つ咳ばらいをすると、ジゼルの体の各所に巻かれたコードを指さし、
「あれは爆薬という爆発を起こす物質をこちらが遠隔で爆発させて発生させたものなんだけど、その威力は理解出来てると思います。
で、そちらの体に巻き付けたその紐なんですけど」
「ま、まさか」
「御想像の通り、その紐には新生龍を吹き飛ばしたものと同じ爆薬が仕込んであるという訳です」
ジゼルを縛るロープの正体は導爆線、伊丹の説明の通り紐状に加工した爆薬の事である。紐状なので用途に合わせて使う爆薬の量を容易に調節出来るのが大きな利点だ。
C4のような安定性の高い爆薬を確実かつ瞬間的に起爆させる為の機材であるが、導爆線自体の爆速も秒速5キロ以上に達するので、導爆線そのものだけでも薄い鉄板や強度の低い壁や材木も簡単に破壊可能。実際に特殊部隊などで扉や壁を破壊して突入する際に活用されている。
無論人に直接巻き付けて使うような代物ではない。起爆すれば人体の1つや2つ、木っ端みじんにするのも十分過ぎる威力である。
ジゼルの顔色が更に蒼白と化した。膝が踊り始めたジゼルをそれはそれは楽しそうに眺めながら、一見ジゼルよりも年下だが亜神としての月日は圧倒的に上なロゥリィが、ジゼルの耳元へそっと口を寄せた。
愉快そうな口調でもって後輩の亜神へと告げられた小悪魔の囁きならぬ死神の裁決。
「逃げようとしたらぁ、まず腕から吹き飛ばしてあげるわぁ。
その次はぁ背中から生えた翼をもぎとってぇ、それからぁ無駄に膨らんだ胸の重りもぉ取ってあげるのぉ」
双丘の根元を縛る導爆線にロゥリィが細い指を引っ掛けて軽く引っ張れば、縛られた事による血液の集中と恐怖からの緊張で勝手に硬く尖った淡いピンクの先端が微かに震える。
「首のはぁ最後に取っといてあげる……幽閉行きはそれからよぉ」
くすくすくす。
可憐なのに、闇の奥底から聞こえてくるようなドス黒い笑い声。
「一体どんな感覚なのかしらねぇ? 刃で切り落とされるのともぉ、鈍器で磨り潰されるのとも違う。一瞬で粉々にされちゃうなんて、きっと滅多に味わえない体験よぉ」
ロゥリィは知らないが、肉体を木っ端微塵に吹き飛ばされる感覚は尻の下で手榴弾が爆発するという形でジゼルは既に経験していた。
文字通り下半身を丸ごと失った上で崖下に激突し、腹から下が再生するまで衝撃波と落下時のショックで動けぬまま、ジゼルは零れた内臓を戻す事も出来ず無様にのた打ち回らなければならなかったのだ。あの時の苦しみは再生が完了してもしばらくの間経ち上がれぬ程に辛いものであった。
亜神は不老不死であり、昇神までの1000年間を肉の身体に縛られて生きなければならない。
それは逆に言えば死んで楽になりたい程の苦痛であっても昇神の時まで解放されないという事でもある。
ジゼルはまだ幽閉を経験した事はない。だが幽閉された亜神の末路は聞き及んでいる。その度に「あの亜神やこの亜神のような体験は真っ平御免だ」と何度も思ったものだ。
おまけに相手は古代龍に新生龍2頭を相手取って逆に斃してしまう勇者達に加え死神ロゥリィまでいる。
武器は奪われ、身ぐるみも剥がされ、新生龍を殺した恐ろしい道具を身体に巻きつけられ、何より背後には本気モードのロゥリィが……
逃げられない。
自分はさんざん嬲り者にされた上で幽閉されてしまうに違いない。そうに決まっている。
ちなみに数百歳の時を生きてきたジゼルだが、男性経験は未だにない。
幽閉も男との逢瀬も経験を持たないが故に増幅された恐怖のあまり、勝手に結論を出してしまったジゼルは――
「…………………………………………………………ひぅっ」
今度こそ。
亜神としての力とか、冥府の王ハーディの使徒としての地位や権力とか、ジゼルをジゼルたらしめてきた彼女の中の何かが、彼女にしか聞こえない音をたててハッキリとへし折れた。
頬と内股に急な熱を覚える。勝手に瞳と股間から漏れ始めた液体を止めようと努力する事も忘れ、ジゼルはガックリとその場で俯いてしまうのであった。
特地派遣部隊の
『恐怖は常に無知から発生する』 ―エマーソン
うん、エンディング間近なのに何だろうねこの展開!(ヤケクソ)
大体竿尾先生のジゼルがエロイのが悪いんです(責任転嫁)
批評・感想大歓迎です。