GATE:Modern Warfare   作:ゼミル

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(前回の感想と評価の伸び具合を見て)そんなにエロが見たいか、アンタ達は!(cv飛鳥真
どうせなら何時もこれぐらい感想くださいよ(懇願


追加タグで大体察してください()


7:Flesh/砂塵の夜に(下)

 

 

 

 

<6日目夜>

 伊丹耀司

 クレティ

 

 

 

 

 

 

 

「な、お、お前ら!?」

 

 

 伊丹はTシャツにズボンの留め具を緩めたところで、栗林に至っては全裸で伊丹の太腿に跨った姿勢のまま、2人は突然の闖入者に対する驚きに凍りつく事となった。

 

 

「ズルいわよクリバヤシ1人だけ抜け駆けするなんて!」

 

「そうよぉ私だってぇヨウジィと艶夜と共に出来る機会を狙ってたのにぃ」

 

「すまぬイタミ殿、此の身も主の夜の生活が如何程のものなのか確かめずにはいられず……」

 

 

 口々に非難やら弁解やらが女性陣の口から飛び出す中、レレイは決然とした足取りでベッドへと近付いていく。

 

 そして普段よりも輪をかけた無表情のまま、愛用の杖を無造作に振りかぶった。

 

 こつん

 

 

「あ痛っ!?」

 

「……高熱が原因による不妊は主に男性側で診られるもの。夜這いの言い訳に利用するのは道義に相応しくない。反省すべき」

 

「ご、ごめん……いやそうじゃなくてどうして皆居るのよぉ!」

 

 

 栗林の悲鳴に答えたのはロゥリィの呆れかえった声であった。

 

 

「こぉんな壁の薄い安宿なんてちょっと騒げば筒抜けに決まってるじゃなぁい」

 

「たまたまクリバヤシがお父さんの部屋に入っていく声が聞こえたから私が皆に知らせたの」

 

 

 レレイの口振りからしてほぼ全てのやり取りはロゥリィ達に聞かれていたとみて考えて良さそうだ。

 

 

「うううううううううううううう」

 

 

 抜け駆けの逆夜這いが少女達にバレバレだったと知った栗林は全裸のまま涙目で唸り続けるばかり。

 

 その顔に浮かんでいるのは邪魔をされた事への怒りはなく、恥ずかしさ6割に己と同じように伊丹を憎からず想う彼女達への申し訳なさが4割という比率でブレンドされた、ご主人様にこっぴどく叱られた忠犬みたいな表情で。

 

 栗林だって特地の少女達が伊丹に抱いている慕情は知っていたのだ。それでも灼風熱で生死を彷徨う経験を経て抱いた女としての本能を抑えきれなかったのである。

 

 昼間酒場で見た時以上にしょぼくれる栗林の姿を前に、伊丹は乱暴に頭を掻き毟り、口を挟む。

 

 

「栗林を責めないでやってくれ……というのは難しいのかもしれないけど、彼女の気持ちを受け入れると決めたのは俺自身だ。責めるなら俺も同罪――」

 

「違うわよぉ。ヨウジィとクリバヤシが猥らな交わりを結ぼうとしてた事についてはぁ怒ってないのよぉ」

 

「「はい?」」

 

 

 ロゥリィが言い放った内容に伊丹と栗林の疑問符が重なる。テュカが自分を、次にレレイとロゥリィ(ついでにヤオ)を指し示すポーズを取ってから後を引き継ぐ。

 

 

「問題はお父さんがクリバヤシだけを抱こうとしてる事の方なの!」

 

「そっちなの!?」

 

「そうよ。クリバヤシもお父さんの事が好きなのは前から知ってたもの。皆だってクリバヤシの事は好きだから、私達と一緒にお父さんと夫婦になっても文句はないつもりだったわ」

 

「待て待て。私『達』? もしかして皆の中から誰か1人を選ぶんじゃなくて俺がテュカ達をまとめて娶るのが前提なのか?」

 

「私とヨウジィは既に眷属としての契約を結んだからぁ、内縁の契りまで結ばなくても別に気にしないけどぉ……亜神の愛人はお気に召さないぃ?」

 

 

 すす、と距離を詰めるロゥリィ。彼女の横に並んでいたテュカもそれに倣う。

 

 

「ねぇクリバヤシぃ」

 

「な、何」

 

「エムロイの使徒ロゥリィ・マーキュリーの名において認めるわぁ。貴方がヨウジに語った願いはぁまぎれもなくヒトとして、女として正しいものよぉ。私だってぇ子を宿せるのであればそうしているものぉ」

 

「え、それって……」

 

「ふふふっ」

 

 

 栗林にそれ以上言わせまいとするかのように艶やかな笑い声を漏らしながら、ロゥリィもベッドの上へ乗った。

 

 

「いい機会だわぁ。私達も一緒に結ばれましょぉ。グチャグチャに、ドロドロに、同じ男を愛した女同士絆を深めるの……同じ男に抱かれて、ねぇ」

 

 

 そしてロゥリィも伊丹が止める間もなく全ての衣服を脱ぎ捨ててしまう。栗林の手を取ると、彼女とわざともつれ込むようにして伊丹の胸元へしなだれかかった。

 

 背丈は似たり寄ったりでも肉の付き具合は正反対で、しかしどちらも女として魅力的な2種類の感触が密着するその刺激に伊丹の心臓が大きく撥ねる。

 

 13歳で時の進みが凍りついた少女の裸体は起伏はなだらかでも、全体にバランス良く肉が付いていて非常に均整が取れている。叢が濃い目の栗林とは漆黒の長髪以外に下腹部ですら無駄な毛がひとつも無いという点も対照的だった。

 

 かと思うと、今度はテュカまでロゥリィに倣ってベッドに飛び乗ってきた。無論生まれたままの姿になった上でだ。

 

 一見スレンダーなテュカだが脱ぐと意外と着やせするタイプで、愛おし気な表情で笑み崩れたエルフが中々に膨らんだ乳を猫のマーキングよろしく擦りつけてくる感触の刺激の強さに、伊丹の脳裏で何度も火花が散った。

 

 

「それでいきましょ! うふっ、ずっとお父さんやクリバヤシとこうしてみたかったの私」

 

「だぁっ待て待て待て待て2人とも! レレイもヤオも2人に何とか言ってやってくれ!」

 

「…………」

 

 

 伊丹の懇願を受けてベッド横に立ったままだったレレイの視線が順番に状況を確認していく。

 

 まず裸で伊丹へ抱き着くロゥリィと栗林を見、次に伊丹の足を腿で挟み込んで絡みつくテュカを見、最後に乱入による驚きで一旦は萎んだが女体による刺激の連続で再び激しく自己主張する伊丹の股間をじ~っとしばし見つめ。

 

 

「何でレレイまで脱いじゃうの!?」

 

「……灼風熱による高熱に晒された期間は私の方が長い。にっ、妊娠機能が正常か調べる必要性は、私の方がより上だから……」

 

 

 万事理路整然と述べる彼女には珍しく言葉をどもらせながら、ゆっくりとローブを脱ぎ捨てたレレイは伊丹の手を握ると震える手で隠すものが何もない自分の平坦な胸元へ自ら導いた。

 

 レレイは同年代よりもやせっぽっちであばら骨の輪郭がうっすら浮かんでしまうレベルで肉の付き具合も薄い。肉体年齢はロゥリィよりも若干上であるにもかかわらず、胸元の隆起においても彼女に劣っていた。

 

 それでも全体的な輪郭はやはり女のそれであり、華奢な体つきとシャープな美貌が組み合わさる事でレレイという少女に下手に触れては壊れてしまいそうな儚い芸術品の如き独特の魅力を与えていた。

 

 

「レレイお前もか!」

 

 

 腹心に暗殺された古代ローマの終身独裁官を彷彿とさせる台詞が伊丹の口から迸った。

 

 

「こ、こうなったらヤオ! 頼む皆を止めてくれ!」

 

「すまぬイタミ殿、此の身は御身の所有物。それでも女として寵愛を賜りたいという欲望を捨てきれないのだ」

 

「oh……」

 

 

 普段着である黒革ボンテージを足元に落としてヤオもテュカと反対側の位置へ。

 

 伊丹と行動を共にする女性陣の中で見た目は最年長であるヤオは他の少女達と比べると肌のハリの若々しさついては一歩劣る。

 

 だからといってセックスアピールに劣っている訳ではなく、むしろ栗林に次ぐ豊富なバストと彼女を超える身長とたっぷりと肉の付いた尻、つまり出る所は出て引っ込む所はしっかり引っ込んだ起伏の激しい肢体を持つヤオは女性陣トップの魅力的な外見なのである。

 

 少女達には負ける肌のハリも、女性的な部分が豊かに実っているお陰で、柔らかさと弾力が絶妙に両立された何時までも弄び続けたくなる女体という長所に転じている。

 

 ダークエルフ特有の褐色肌に銀髪という組み合わせも対比という点で優れており、下腹部の叢も頭髪と同じ銀色だ。それがまた肉感的なスタイルと組み合わさり成熟した女にしか放てない大人の色気を醸し出していた。

 

 

「お前らなぁ、女でも強姦罪は適用されるんだぞ!」

 

 

 栗林1人の時は伊丹もバッチこいであったのを棚に上げて、急展開と絶え間ない刺激にオーバーフロー寸前な伊丹の理性が好意を露わにする複数の裸の女達に誘惑されながら、何とか絞り出したのがこの発言である。

 

 ハーレムは男の夢? 薄い本の定番ではそうかもしれないが、自らの意思で実現させるのと受身に回って結果的にそうなってしまうのは同じようで全く違うのだ。

 

 しかし伊丹の抗議など、特に亜神の少女にはどこ吹く風で。

 

 

「でもぉヨウジのここはぁ嫌がってないわよぉ?」

 

「おふっ」

 

 

 栗林単独の時よりも更に硬く膨張した相()を細い指で軽く握られ、反射的に奇声が飛び出す。ロゥリィの手つきは巧みで否応無しになけなしの理性が更に削られた。

 

 

「たいちょぉ」

 

「ヨウジィ」

 

「お父さん」

 

「イタミ……」

 

「イタミ殿……」

 

 

 伊丹の視界が情欲に染まった女達の女体で埋め尽くされていく。

 

 

「ど、どうしてこうなったぁぁぁぁぁ…………!?」

 

 

 

 

 伊丹の疑問は一斉に襲いかかる女性達の軟肉に呑み込まれていくのであった……

 

 最終的に資源探査班がクレティを離れたのは()日目の朝になった。

 

 つまりはそういう事である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<資源探査班出発より数時間後>

 クレティの酒場

 

 

 

 

 

 

 酒場兼宿屋の主人がそこまで語り終えると、身を乗り出して主人が話す街を救った英雄達が繰り広げたという濡れ場の一部始終に聞き入っていた客達の生唾を飲み込む音が幾つも重なった。

 

 

「で、で、その後はどうなったんだ?」

 

「待て急かすな」

 

 

 ワインで喉を湿らせた店主も、テーブルの上へ前のめりに身を乗り出すと改めて続きを語り始めた。

 

 

「後はもうお決まりの展開よ。入れ代わり立ち代わり女の啼く声がずっと聞こえっぱなしでな。男の方も最初は乗り気じゃなかったが、途中から開き直ったみたいで楽しんでたみたいだ」

 

「5人相手にか? しかも1人はあの死神ロゥリィ聖下だろ?」

 

「むしろ聖下が一番楽しんでたと思うぞ。あんまり激しいもんだから真っ最中にベッドが壊れちまわないか聞いてるこっちがヒヤヒヤしたぜ」

 

 

 主人が伊丹達が繰り広げた夜戦(比喩)の内容に詳しいのは単純明快。ロゥリィ達が部屋に突入した際、扉を閉めるのを忘れてそのまま事をおっぱじめたものだから店主の下まで一部始終が丸聞こえだったのである。

 

 伊丹達がその事に気付いたのは一通り……いや、二廻りぐらい? 事をこなしてしまってからようやくで。

 

 一応身嗜みを整え、体力共々大量に消費した水分を補給しに酒場へ下りてきた時の伊丹は、それはもう気まずそうな顔だったと主人は語る。

 

 

「エルフの娘っ子も凄くてな。男に抱かれてから、そいつが別の女を抱いている間牛みたいに胸が突き出た女やダークエルフの女にもちょっかいを出してたんだからな」

 

「つまり女同士でしてたって事か?」

 

「その通りよ。死神ロゥリィに覗き見がバレたらおっかねぇから耳をそばだてるだけで我慢したがな。エルフの娘っ子に攻められて甘い声を上げる牛女やダークエルフの喘ぎもバッチリ聞こえ放題よ」

 

「チクショウ! 俺もその場に居たかったぜ! どうして呼んでくれなかったんだ?」

 

 

 独身で特定のパートナーも持たなかったが故に、幸運にも親しい女を喪う機会が無く心に傷を負う事も無かった客が悔しそうに文句を言った。

 

 

「その時は見物料を特別料金でお前さんに請求してただろうよ」

 

「ひでぇ」

 

 

 弾ける男達の笑い声。灼風熱が蔓延していた間はまず見られなかった光景がここにあった。

 

 

「エルフだろ、ダークエルフだろ、リンドン派の魔導師だろ、ちっこいが乳は牛みたいだった女は部下で、極めつけが死神ロゥリィときたもんだ」

 

「まとめて5人とかこのオンボロ宿の新記録じゃないか?」

 

「オンボロは余計だ」

 

「あの変なまだら模様の男。顔は冴えなくても使徒様を連れてコカトリスにミノタウロスを退治してあの薬種園から灼風熱の薬草を掻っ攫ってくるどころか原因まで解決しちまうたぁ、ああいうのを見た目にはよらないっていうんだろうなぁ」

 

「おまけに女を5人まとめて抱ける性豪ときたもんだ」

 

「この街の救世主、死神ロゥリィとまだら模様の男に乾杯!」

 

「かんぱーい!!」

 

 

 宴が始まって数度目かの銅製のカップやワイン瓶や杯がぶつかり合う音が酒場のあちらこちらで生じる。

 

 その時、前触れもなく酒場の入り口が開き、短い時間開け放たれた扉から空気の流れと共に砂まみれの外套を身に纏った人影が酒場へと入ってきた。その人物は手馴れた様子で外套に纏わり付いた砂を叩き落としてから頭部を隠すフードを下ろす。

 

 

「やぁ店主久しぶりで」

 

「何だアンタか。久しぶりじゃないか。わざわざこんな中でも商売かい?」

 

 

 やってきた人物は地方を渡り歩きながらその地の名産品を別の土地で売り歩く行商人であった。年に数回かクレティに商売に訪れてはこの酒場に宿を―ついでに女も―取っていたので店主とは顔馴染みでもある。

 

 行商人が空いている手近なテーブルに陣取ると、店主は注文を受けていないにも関わらずワイン瓶とカップを行商人の前に置いた。

 

 娯楽が少なく情報網も発達していない特地の更に辺境において、各地を旅する行商人というのは貴重な情報源であると同時に娯楽の種だ。

 

 酒場としても客寄せになるし話題が弾めば酔いも進んで客の財布の紐も緩み易い。彼らが別の土地で見聞きした面白い話題を語らせる為なら安酒の1本ぐらい安いものだ。

 

 

「シロッコで物流が滞ればそれだけ商品の価値も高くなるからね。私のようなちっぽけ行商人には今が好機なのさ。それよりも実は商売に向かった先で凄い事があってね」

 

「確か今回はアルヌスに商品を仕入れに向かったんだったか」

 

 

 去年辺りから帝国と『ジエイタイ』とかいう連中と大きな戦があったと聞いている。ロマリア山地を挟みアルヌスから離れた辺境であるクレティの住民らが知っているのは店主を含めその程度でしかなかった。

 

 

「そう、そのアルヌスだ」

 

 

 行商人はカップに注いだワインを一息に呷ると、興奮も露わに本題を告げた。

 

 

「あの炎龍が斃された」

 

 

 その一言で酒場中が一斉に驚愕でざわめいた。

 

 コカトリスもミノタウロスでも比べ物にならない、騎士や魔導師やエルフの大軍であろうとも倒す事が出来ない、国すら容易く滅ぼす生きた災害とされる古代龍の代表格である炎龍が討ち取られたというのだ。

 

 

「しかも炎龍だけじゃない、炎龍が生んだとされる双子の新生龍も一緒に斃されたんだ」

 

「嘘だろう? あの炎龍だぞ。飛龍や翼龍の間違いじゃないのか?」

 

「嘘なもんか! 私はちゃんとこの目で見たんだ! アルヌスで商品の仕入れをしていたら話を聞きつけてね、急いで他の住民達と一緒にジエイタイの砦に向かうと砦の入り口に炎龍と新生龍の首がちょうど掲げられた場面だったんだ。ちゃんと証拠もあるぞ」

 

 

 言って商人の懐から折り畳んだ紙片が取り出され、慣れた手つきでテーブルの上に広げられた。

 

 アルヌスからの旅の間に何度も同じ質問をされてはこうして同じ対応をしていたのだと見受けられた。その証拠に羊皮紙にしてはやけにツルツルとした材質であるそれの折り目部分にはかなりの劣化が見られ手垢の痕も目立つ。

 

 わざわざ頑丈な耐水紙で作成されたそのチラシには『炎龍撃破の報告』という特地語のタイトルと共に、特地の常識では信じられないぐらい鮮明で緻密な(写真)書き込まれ(印刷)ていた。

 

 フルカラーなのでそれぞれ討ち取られ首を晒された古代龍の鱗の色が一目で判別できる。

 

 畏怖と暴虐が具現化した面構え、龍の頭部を背負って立つ人物が比較対照となる事で人など容易く丸呑みに出来てしまうほど巨大である事を示すその頭部、それらの情報から首の正体が本物の古代龍であるとチラシを覗き込んだ男達は否応無しに理解させられた。

 

 身を寄せ合ってチラシに目が釘付けの男達の1人がふと呟く。

 

 

「あれ? ここに描かれている男って――」

 

 

 3つの古代龍の首を背に立つ男、それはつい今朝方辛そうに腰を抑えながら馬も無しに走る鉄の荷車に乗ってクレティから去っていた、あのまだら模様の服を着た男と完全に同じ顔をしていた。

 

 彼だけではない。褥を共にした5人の女達も一緒に写っている。

 

 

「そう、その男が炎龍と新生龍の親子を見事討ち斃した英雄、イタミ・ヨウジ殿だそうだ」

 

 

 行商人が言い切った瞬間に酒場に集まった男達の反応は、予想された興奮や賞賛に活気づくのではなく沈黙だった。

 

 揃いも揃ってポカンと口を開けたまま固まっている姿はまるで喜劇の1シーンを切り取ったかのような光景で、予想外の反応に「どうしたんだ」と戸惑うばかり。

 

 

 

 

 

 

「……英雄色を好むってのはこういう事を言うんだろうなぁ」

 

 

 誰かが呟いた。ポツリと漏れたその言葉に、これまた行商人を除く男達の頭が揃って縦に頷かれたのであった。

 

 伊丹が聞いたら彼だけは必死に首を横に振っていただろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『恋には4つの種類がある。情熱の恋、趣味の恋、肉体の恋、虚栄の恋』 ――スランダール

 

 

 




伊丹「梨紗との実戦経験と薄い本で覚えたプレイと眷属の加護が無かったら腹上死だった」


MWキャンペーンが神過ぎて死にそうで本編にネタ突っ込めないかプロット練り直してます。ニコライー!グリッグスー!
この時空で是非続編頼みますよインフィニティワード…!


感想以下略

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