秋津洲帝国興亡記   作:tiwami1018

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最終話をどうしようかで悩んでますが、長いので最終話までかけるか心配です。
ちゃんと書ききります。防大へ行かないかぎりは


第一章~独立~
第一話 始まりの島


私たちは、陛下の勅命を受けてから数日後、淡路島へ向かった。

淡路島は日本神話で日本列島の始まりとされている。「古事記」などで『国産み』として紹介されており、イザナギとイザナミが身体を重ねて「淤能碁呂島(おのごろじま)」産んで神殿を建てた。淤能碁呂島で産んだ初めての島がこの淡路島だ。(ただし淤能碁呂島が淡路島等の諸説あり)

昔は淡路洲と呼称していたが、時代が進むに連れて「洲」から「島」へ変わった。

 

 

さて、私は陛下から三種の神器と餞別として資金と従者を預かった。従者の方は4人。政治、経済、軍事のエキスパートである。政治と経済は九条響(くじょうひびき)。彼は若干54歳と若いが、公家出身の人間。小さい頃から政治を学んでおり、34歳で政界へ携わった。それまでは経済界の方で働いていたらしい。軍事は山本兵太(やまもとへいた)新田義家(にったよしいえ)である。

兵太は海軍の人間で、かの有名な聯合艦隊司令長官を親戚に持つらしい。元佐官で最終階級は少佐でい号潜水艦の艦長を務めた。

義家は陸軍で、尉官であった。最終階級は三尉で陸軍航空隊で零式戦闘機のパイロットを務めた。

お互い陸海軍同士の確執で仲が悪いと思っていたが、陸軍とあまりにも無縁な潜水艦で働いていた兵太と、何かと海軍をそばで見て羨望していた義家は気が合った。

従者はこれだけだが他にも何人か居る。私の家族である娘と息子、妻。そして代々私の家に仕えている楠木の一族だ。なので従者など引き連れている者は少ないどころかとても多いのである。若干10名で淡路島へ向かった。

 

更に終戦後まもないので、淡路島までの連絡船の乗り場までの汽車が無い。(そもそも連絡船が動いているかどうかも怪しいのであるが。)空襲で全部やられて止まってしまっている。途中までは近鉄線を乗り継いで大阪市の近くまでは来たもののやはり、空襲の影響で市内からは殆どの省線と電車が止まっており、乗れない。ここからは歩いていくこととなった。焼夷弾によって焼かれた有機物の焦げ臭い匂いで、色々なものが焼けつくされているので匂いが混ざり合い胸糞悪い。更には焼け焦げた家々、工場、そして線路だけ残された駅、はぐれた家族を探す者、行く宛もなく野宿をする者もいた。極めつけにこの人の形をした炭が転がっている。この炭は完全に角になっているのではなく、腹や背だけが人の肌をしていたりする。また赤子を背負った者なら、背負った背中が真っ白であったりする。だがそれもそれで気味が悪い。更に上を向いた炭は、眼球が溶けてしまっているので目に穴が空いており、甚だ悲惨なのである。このようなものたちを子供らに見せたくなかったが、ゆく道がそこぐらいしか無かったので勘弁して欲しい。まあ、この姉弟らはまだ国民学校へ入学するより前の非常に幼い子供であるので、何も覚えていないで欲しい。

 

更に歩くと神戸へたどり着いた。神戸は神戸でこれまた悲惨な光景である。家を失った人間が神戸の駅で横たわって寝ている。中には栄養失調で死んだのだろうか、力尽きて死んだものも居る。すると駅員が出てきて、リアカーに乗せて死体たちを運んでいった。近くで焼くのであろうか。その死体の中には中学校の生徒も居た。ある程度裕福な家庭であっても、この惨状だ。都会はやはり米軍によく狙われる。だが米軍も米軍で趣味が悪い。全くの関係のない一般市民を爆弾で燃やしたり爆風で殺す。ただ重い物を落とすだけの単純作業で、何百人何千人と殺せる。非常に趣味の悪い国だ。

 

また更に歩くと今度は闇市に着いた。闇市では人の行き交いがある。だが活気がないのである。ある女が野菜を売っている。そこで聞くことにした。

 

「おい、そこのご婦人。なんで露天市であるのに活気が無いのだ。」

 

と聞いてみた。すると、

 

「此処には戦勝国と称する朝鮮人が取り仕切っており、売上だのを奪っていくのです。更には憲兵を装ったり、陸軍の格好をした朝鮮人が検閲だとか言って荒らしに来るのです。

 

と言った。朝鮮人は関東での震災の時に、窃盗や強盗、強姦や殺人、放火などを繰り返していたと聞いたが、戦争が終われば戦勝国だのと称しこの有様だ。

すると、声を荒げて複数の男がやってきた。この軍刀、この制帽どう見ても憲兵であった。だが日本語がおぼつかない。もしやと思ったが、朝鮮人であった。

 

「おい女ァ!貴様ァ!コメを持っているね!?」

 

「持っていません!」

 

「貴様は嘘をつく!持ってるんだ!」

 

既に日本語がおかしい。取り敢えず道の邪魔になるので片付けることにした。

 

「おいそこの朝鮮人!」

 

「おい、今なんて言ったんだ!貴様ァ!」

 

「朝鮮人といったんだ。『ちょうせんじん』とな日本語わかるか?」

 

「貴様ァ!私を愚弄する。殺す!」

 

すると朝鮮人が軍刀を鞘から抜き取り私に斬りかかろうとした。あいにくその日本刀は戦線で使用されていたのだろうか、刃こぼれがひどく更には血がサビへと変わっており、日本刀とは言いがたい者へ変わっていた。

そして私は義家にハンドサインを送った。すると義家は懐から南部銃を取り出しパン!パン!と胸を二発撃った。男は即死。他の朝鮮人も殺そうとしたが一目散に逃げていった。

他の話を聞くと、復員兵や野宿の者達にヒロポンや酒を売っているそうだが、これまた高価でヒロポンも劣悪なもので、酒に限っては殆どが「飲んだら死ぬ」か「運が良くて(めくら)」なのである。昔の数々の悪行で品がなかったが、今ではただの蛮族へ成り下がっている。嘗ての三韓時代のような崇高な朝鮮人ではないのだ。

 

そして日が暮れても歩き倒して明石へとたどり着いた。宿がないので野宿と行きたいところだが、妻子が居るので近くの民家に賃料を払い泊めさせていただいた。

皆足がもう動かないくらいに歩いたからか、すぐに寝てしまった。

 

翌朝、日が出る前に出発し、明石港に着いた。だが、機雷等の影響で連絡船が動いていない。すると兵太が大阪警備府に連絡をしてくれて、停泊中の哨戒艇を寄越してくれるそうだ。

1,2時間後に哨戒艇がやってきてくれて、淡路島の岩屋港へ向かった。

私が生きている時に大阪や奈良は統治出来そうにもない。もう私は故郷へ戻ることが出来やしないと悟り、涙を浮かべた。しかし、私は陛下直々の大命を引き受けたのだから、やるからにはしっかり果たさなければならない。

 

1時間もかからないうちに岩屋港へ着いた。岩屋港には軍人が待っていた。

 

「よくぞご無事でここまでいらっしゃいました。私達は貴方にお仕えする軍人です。私の名は足利尊気(たかおき)。陸軍の者で最終階級は大佐。最後は歩兵連隊の連隊長を務めておりました。天皇陛下のご勅命で我々は一足お先に、こちらへいらしてました。」

 

尊気この軍人らの代表者らしい。ここに来た軍人は3、400人程度らしい。労働力としても当分は使って欲しいとのことだ。軍人らが用意した車に乗り込み、案内された摩耶山の拠点へ向かった。

 

摩耶山へたどり着き、そこには立派とは言いがたいが新しく丈夫な小屋が多く建っていた。

すると尊気が

 

「当分はここで、今後の国家などのことを決めたり、暮らして頂きます。」

 

と言った。ここでするとなると中々涼しいのでちょうどいい。

井戸もあるし、なんでもあるのだ。

 

今日はずっと島をあちこち回った。大阪や神戸とは違い、空襲がなくとても静かであった。だが、戦争に関するものは色々ある。特攻訓練飛行場や由良要塞。他にも砲台なども。さすが本土決戦を控えていた国である。

 

翌日は今後の会議であった。軍人ばかりの中、数少ない政治経済の人間は重要あった。

私は

 

「取り敢えずはこの島の住民を国民として取り入れる。そうでもしないと徴兵すら出来ないし、税収がない。」

 

と言った。

すると九条が

 

「では我々が説得してまいります。法や制度はその後からですね。」

 

と言ってこれだけで会議が終了した。

早かったが、皆、まとまりがあるのでなんとかなりそうだ。

 

私としてはまずは四国の統一を目指す。

そのためにも、兵器が必要だ。それをどこから獲得しなければならない。

兵器の供給国を探すのが課題である。




あぁ…架空戦記なのになんか地政学ゲームやってる気分だわ…
当分はこんなgdgdな地政学ゲー回が続きそうです。すいません。
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