この無敗の捜査官に祝福を!   作:ちょこ0720

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どうもちょこ0720です!
今回は有馬さん達が王都へ行きます。
では第18話どうぞ!


この無敗の捜査官とかつての部下に邂逅を!

ついにこの日が来た。

 

今日は王都に行く日だ。

俺達はいつもとは違う服装である。

アクア、めぐみん、ダクネス、エトはドレス。

俺と有馬さんはスーツである。

この服はダクネスが用意してくれた。

王都は最前線らしい。

俺達は一応武器を持っていく。

 

「はあ、今日まで大変だった。有馬殿やエトはともかく、カズマ、アクア、めぐみん。お前達は本当に大変だった。...おいめぐみん、その足に付けているものは何だ?すぐに外せ!もうすぐ迎が来るのだぞ」

 

「ふふふ。紅魔族の派手な演出で王女様を喜ばせて差し上げるのです」

 

「おいめぐみん外せよ。下手したら首が飛びかねないってダクネスに聞いただろ。俺だってこんなところで死ぬのはゴメンだ」

 

「...そこまで言われては仕方ありませんね。外しましょう」

 

あれ?今日はやけに素直だな。いつもならもう少し粘るのに。

 

「...めぐみん」

 

有馬さんに呼ばれためぐみんはビクンと肩を震わせた。

 

「な、何でしょうか貴将?」

 

声が震えてる。何かを隠しているのだろう。

 

「もう片方の足のやつも外しておけ」

 

もう片方の足にも隠してたのかよ...。

 

「バレてましたか...」

 

「はあ、全くお前達は...」

 

「フフフ、見ていて退屈しないねぇ」

 

そんなことを話しているとアクアが、

 

「あ、あの人迎の人じゃない?」

 

アクアが指をさした方向を見ると魔法使いらしき人がキョロキョロしている。

 

あ、こっちに来た。

 

「あ、あの失礼ながら有馬貴将とそのパーティーの方々でよろしいですか?」

 

やはり迎のようだ。

 

「ああ、そうだ」

 

そう言って有馬さんは招待状をその魔法使いに渡す。

 

「はい、確認しました。では、テレポートで王都までお連れ致しますので私の近くに来てください」

 

テレポートで移動するのか。

いかにも異世界っぽいな。

 

 

 

 

 

 

「「ようこそいらっしゃいました」」

 

俺達は到着と同時に大勢の騎士達に出迎えられた。

 

「す、すげえ」

 

俺の王都に来てからの第一声がこれだった。

なんかもういろいろ凄かった。

騎士達の統制はしっかりとしていたし、城もでかくて中も豪華だった。

 

みんなもそれを思ったようで、アクアはソワソワし、めぐみんは目を輝かせ、ダクネスはとても緊張していた。

有馬さんとエトはいつも通りだった。

...なれているのだろうか?

 

 

しばらく歩くと一際でかい扉の前に着いた。

 

「いいですか?ここから先は王女様がいらっしゃいます。くれぐれも御無礼のないように」

 

俺達を案内してくれた魔法使いが言った。

 

「そんなことはわかってるよ。俺も命は惜しいからな」

 

少なくとも俺はわかっている。

 

「本当に大丈夫なんだな?信じていいんだな?」

 

...本当に信用ないな。

 

「...では開けますよ」

 

ゴクリ、俺達は唾を飲み込んだ。

 

「有馬さーん」

 

唖然。

それはそうだ。ドアを開けたと思ったらいきなり女の人が有馬さんに抱きついたからだ。

もちろん有馬さんも驚いていた。

 

「...ハイルか?」

 

...ハイル?

 

「そうです。お久しぶりです有馬さん!」

 

「ハ、ハイル!?何をしてるんですか!?」

 

今度は王女様らしき人の隣で待機していた女騎士がハイルという人に怒鳴っていた。

 

「あ、あなたは貴将のなんなのですか!」

 

今度はめぐみんが怒鳴った。

 

「...?」

 

何言ってんだコイツ?というような表情だった。

 

「私は伊丙入。有馬さんの元部下ですよ。よろしくお願いしますね」

 

「は、はあ、こちらこそ...ってそうじゃないです!元部下ならなんでそんなにくっついてんですか!」

 

「...?」

 

またさっきと同じ表情だ。

 

「スキンシップですよ」

 

「貴将!いつもこうなんですか?」

 

鬼気迫る表情とは今のめぐみんをいうんだろう。

 

「き、貴将!?さっきから有馬さんを貴将ってあなた何様ですか!?」

 

「仲間です!」

 

「「ふん!」」

 

バチバチと火花を散らしている。

初めて見たかもしれない。

 

「お二人とも落ち着いてください。とアイリス様がおっしゃっております」

 

王女様の隣にいた女騎士がそう言った。

なるほど下々とは話さないってことか。昔の天皇みたいな感じか。

 

「ハイル!あなたもいい加減にしなさい!」

 

「はい。すいません」

 

(クレア先輩のおかんモードは黙るが吉...)

 

「ほら、めぐみんも謝れ」

 

「こ、この人が!」

 

「めぐみん」

 

有馬さんのお父さんモードだ。

 

「はい。ごめんなさい」

 

「いえ、いいんですよー。そうでした、おーじょ様。有馬さんとは自分で話してください。私の尊敬する人とはしっかりと自分で話してください」

 

「ハイル!いい加減に」

 

「わかりました。いいでしょう。有馬貴将さん、此度は魔王軍幹部であるベルディアの討伐ご苦労さまでした。あなたの此度の討伐は人類に多大な貢献をもたらしました。褒美を与えましょう。何か欲しいものはありますか?金でも物でもなんでも良いのですよ」

 

王女様が口を開いた。

なんでも欲しいもの一つか...いいなぁ有馬さん。

 

「...ではお言葉に甘えて、褒美には住居を求めます。」

 

...家?

 

「...住居ですか?冒険者というものは拠点を持たないのでは?」

 

「駄目ですか?」

 

「い、いえ、そんなことはないのですが、それで、どんな豪邸が欲しいのですか?」

 

「...豪邸とはいかなくても、この六人で暮らせる家が欲しいのですが...よろしいですか?」

 

...すげえ無欲だなぁ。俺なら一生遊べるくらいの金とか言うんだろうけど。

 

「わかりました。して、どこに住居が欲しいのですか?王都ですか?」

 

王都なら今までよりいいものが手に入るだろう。

なら王都に住むのが一番だ。

しかし、王都にはない素晴らしいものがアクセルの街にあるのだ。できれば俺はアクセルの街を離れたくない。

 

「...俺は、アクセルの街がいい」

 

「アクセルですか?わかりました。ではクレア、後で彼らに住居のパンフレットを見せてあげなさい。その中から選ばせなさい」

 

「承知いたしました」

 

「それと、そちらのパーティーの方々やアクセルの街の方々にはその内王都から報酬が渡されます。楽しみにしていてくださいね」

 

「「「「あ、ありがとうございます」」」」

 

エトと有馬さん以外が言った。

 

と、今まで喋らなかったエトが

 

「王女様、この本を見ていただきたいのですが」

 

「クレア、持ってきてください」

 

「わかりました」

 

そう言うとクレアという女騎士はエトのところへ来て本を受け取り、王女様へ渡した。

 

「これは?」

 

王女様がエトへ質問する。

 

「はい。私の書いた本です。もしよろしければ王都でも販売していただきたい。それ以外にもいろいろあるのですが、とりあえずはそれを」

 

「わかりました。あとで商業組合の人達に掛け合ってみます。...ところで今日はご夕食を食べて行かれるのですよね?」

 

...え?そんな話聞いてない。

 

「い、いえ、今日は帰らせていただこうかと...」

 

ダクネスは顔を下げながらそう言った。

まるで顔を見せたくないような...

 

「...あら?ララティーナではないですか?」

 

...ララティーナ?

 

「...」

 

ダクネスは黙り込んでしまった。

 

「やはりララティーナなのですね!お久しぶりです」

 

...こいつララティーナっていうのか。後でからかってやるか。

ちょっと待て、なんでこいつ王女様と知り合いなんだ?

 

と、そんなことを考えていると

 

《緊張!緊張!全冒険者及び騎士団の方々は直ちに武装して、戦闘態勢で王都の正門に集まってください。マスクを被った集団が現れました!繰り返します...》

 

この街でも俺達は静かにはできなさそうだ...




第18話どうでしたか?
マスクを被った集団とは誰でしょうね?
ではまた次回お会いしましょう。
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