この無敗の捜査官に祝福を!   作:ちょこ0720

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どうも、有馬さんが「このすば!」って言っているところを想像して、少し笑ってしまったちょこ0720です。
では、第3話どうぞ!


この無敗の捜査官とカエル討伐を!

俺とアクア、それに有馬は今、大衆浴場に向かっていた。大衆浴場は日本の銭湯とほぼ変わりはない。なぜ銭湯にか?ってそれは今日1日の汗を流すためだ。なぜなら俺たちは、今まで土木工事の作業をしていたのだから。

 

「なぁ、有馬もうちのパーティーに入ってくれたことだし、明日からクエストを請けてみようかなって思ってるんだけど...どうかな?」

 

「いいわ、クエストを請けましょう!モンスター討伐よ!大丈夫、この私と有馬がいるんだからサクっと終わるわよ!期待して頂戴!ね!有馬?」

 

「ここのモンスターにどれほど通じるかわからないが、この街の近くのなら多分大丈夫だろう。」

 

「よし!決まりだな!...じゃあアクアまた後でな!」

 

話してるうちについたようだ。

 

「わかったわ!また後でね」

 

「有馬!ここが大衆浴場だ、まぁ日本の銭湯と思ってくれればいい」

 

「銭湯か...初めてだな」

 

銭湯行ったことない人なんていたのか...よし!銭湯の楽しさを教えてあげよう!

 

「ここで着替えればいいのか?」

 

「あぁそうだな...!?有馬その体!?」

 

俺が驚くのも無理はないだろ、服を脱いだら有馬は俺なんかとは比べ物にならないくらいの筋肉があったんだから。

 

「有馬...生前は何をしてたんだ?」

 

「俺か?えっと...」

 

(そういえばエリスが言ってたな、俺とカズマは違う世界の日本人だって...てことは喰種はいないのか?)

 

「カズマ?喰種って知ってるか?」

 

「ぐーる?いや知らないけど...」

 

(やはりな、聞いておいてよかった)

 

「俺は...警察のようなことをしていた。お前は何をしてたんだ?」

 

クソっ、俺のことを聞かれるとは思ってなかった...どうする?有馬は警察、それに引換俺はヒキニート...まるで、天と地の差じゃねーか...よし!これからは有馬さんと呼ぼう。

 

「お、俺は...学生...そう、学生をしてました。」

 

「そうか」

 

なんだこの沈黙!凄い気まずいぞ...

 

 

 

 

 

「俺はそろそろ上がるぞ、カズマ、お前はどうする?」

 

「え?あ、あぁ俺もそろそろ上がろうかな」

 

「行くぞ」

 

風呂から上がると、アクアが浴場の入り口で待っていてくれた。

 

「さて、今日は帰って寝て明日のクエストに備えましょ!」

 

「そ、そうだな」

 

「わかった」

 

 

 

 

 

「ここか?」

 

俺は少し驚いた。てっきり宿で寝泊りをしていると思ったらまさかこんなところとは...

 

「ごめんね有馬...でもモンスターさえ討伐すればちゃんと宿に泊まれるの!」

 

「そうか」

 

「じゃあチャチャっと寝ましょ!」

 

「「お休み〜」」

 

「あぁ」

 

 

 

「寝たか...」

 

夜風が気持ちいいな...ここに来てやっと1日目が終わった。カズマは高校生で死んでしまったようだし...今まで摘んできた分、ここで拾えるだけ拾っておくか...琲世、郡、丈しばらく頑張ってみるよ。

 

 

 

 

 

雲一つない、晴れやかな青空の下。

 

「ああああああああ!助けてくれ!アクア、有馬さん、助けてくれえええええ!」

 

「プークスクス!やばい、超うけるんですけど!カズマったら、顔真っ赤で涙目で、超必死なんですけど!ね?有馬!」

 

「助けに行かなくていいのか?」

 

街の外に広がる広大な平原地帯。ギルドで早速クエストを請けた俺達はここに来たのだが...。必要最低限の武器として、俺はショートソードを。アクアはと言えば、女神が必死に武器を振るうとか絵にならないとバカなことを口走り、現在無装備で呑気に、カエルに追われる俺を眺めていた。

 

こいつらはたかがカエルと侮れない。その体躯は牛を超える巨大さで、繁殖の時期になると、産卵のための体力を付けるため、エサの多い人里にまで現れ、農家の飼っている山羊を丸呑みにするらしい。

 

「アクアー!有馬さーん!早く、早く助けてえええええ」

 

「まずは、この私をさん付けするところから始めてみましょうか」

 

「アクア様ー!」

 

あいつは後で、首から下を地面に埋めて、カエルに狙われる恐怖を味わわせてやろう。

 

あれ?カエルが俺の方を見てない。その視線の先には...。

 

「しょうがないわねー!いいわ、助けてあげるわよヒキニート!その代わり、明日からはこの私を崇めなさい!街に帰ったらアクシズ教に入信し、1日3回祈りを捧げる事!ご飯の際には、私が頂戴って言ったおかずを抵抗せずに素直に寄越す事!そしてひゅぐっ!?」

 

ふんぞり返りながら何かを言っていたアクアが姿を消した。ふと見ると、俺を追いかけていたカエルの動きが止まっている。その口の端からは、ぷらんと青い物が生えている。その青いのは...。

 

「アクアー!おま、お前、食われてんじゃねえええええ!」

 

カエルに食われてたアクアの足が、カエルの口の端しから覗き、ビクンビクンと震えている。俺はショートソードを抜くと、カエルに向かって駆け出した!

 

「ぐすっ...うっ、うええええええええ...あぐぅっ...!」

 

俺の前には、地面に膝を抱えてうずくまり、カエルの粘液でねちょねちょになって泣くアクアの姿。その隣には、俺に頭を砕かれたカエルが横たわっていた。

 

「ううっ...ぐずっ...あ、ありがど...カズマ、あ、ありがどうね...っ!うわああああああああああんっ...!」

 

カエルの口から引っ張りだされたアクアは先程から泣きじゃくっている。流石の女神も、捕食は応えたらしい。

 

「だ、大丈夫かアクア、しっかりしろ...」

 

ここで俺はあることに気付いた

 

「あれ?有馬さんは?...まさか食われたか?」

 

「え?ぐずっ...ありばなら...向こうにいっだわよ...ぐずっ」

 

「え?」

 

俺はアクアの指さした方向を向いて絶句した。そこには一面の真っ赤な血。おびただしい量の、【死】

 

まさか...一人でやったのか?

 

「カズマ、終わったか?」

 

「は、はい」

 

こうして俺達は初めてのクエストを達成した。

 




第3話どうでしたか?
次回はめぐみんやダクネスを出せればいいなと思ってます。
ではまた次回お会いしましょう!
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