夏休み後半、そして学生、この二つの条件でわからない人も少なからずいると思いますが、宿題です。
はい、終わらせてませんでした。
それでは本編どうぞ!!
俺は一体、どのくらいの間そうしていたのだろうか。
脱衣所の外から、カラン、と何かが落ちる音がして目を開けた。
気の所為かとも思ったが、こんな静かな中で聞き違えるとも思わない。
浴場に掛けていた札が落ちたのだろうか。
しっかりと掛けておいたはずなのだが...?
...アクアのいたずらか?
いや、流石にこの時間なら寝てるだろう。
となるとエトだな。
あいつ昼夜問わずどこで何をしてるかわかんないからな。
まあいい、こんな夜中に誰かが入ってくるはずが無い。
脱衣所には俺の服が籠に入っているし、ランタンだって点いている。
誰かが風呂に入っているのは分かるだろうと、そう思っていた時だった。
不意にランタンが消えたのだ。
まあどうせエトだろうがな。
...まあいいか。灯りが消えたところで、暗視が可能な俺は困らない。
浴場の窓から射す月明かりだけでも、十分明るい事だし。
そう、呑気にかまえていると...。
脱衣所のドアを開ける音がした。
その音に、今度こそ俺は驚き、慌てふためく。
おいおい、このタイミングはおかしいだろ。
いや、誰が入ってきたのかは知らないがこの月明かりで俺が入っている事が分かるはずだ。
そんなことより誰だろう。
アクアは寝てるはずだし、めぐみんもまだ子供だし、となると残るはエトかダクネスだな。
まあさっきのいたずらをしたことからエトはないだろう。
となるとダクネスか。
「...」
ダクネスがガラスの向こうで服を...っておいおいおい!
俺は慌てて声を上げようとして気がついた。
明らかに誰かに仕組まれたかの様なこの状況。
普通に考えてありえない展開だろう。
そう、あまりにも俺にとって都合が良すぎる。幾ら俺の運度がいいと言っても、だ。
...いや待て。
この展開に陥る前に、俺はふと眠気を感じて目を閉じていた。
なるほど。つまり、この状況は...!
「...今夜は月が綺麗だな」
期待した俺が馬鹿だった。
そこには白い髪の毛を月明かりに照らされた有馬さんの姿があった。
暗い中、堂々と湯船に浸かる俺と目が合った。
「「...」」
いやいやいや、確かに世間知らずとは書きましたよ。それにスタイルも良くて美形とは書きましたけど、確かに性別は書きませんでしたけど、そこは察してくださよ!
なんでよりによって男!?しかも有馬さん!?
「...カズマか」
有馬さんは呟き続けた。
「...(今まで短くない仲だけど)この屋敷に来てから二人になるのは初めてだな」
まって、すごく怖いんだけど、嫌な予感しかしないんだけど。
「こっちに来い。背中を流してやろう(琲世や郡にはしてあげられなかったからな)」
おい待てサキュバス!!なんだよこの無駄なリアリティは!!こんなのいらないんだよ!!せめて女の人にしてくれよ!!
俺はそんな事を考えながらもシャワーの前の椅子に腰掛けた。
「それじゃあいくぞ」
どうしよう、早く目覚めないかな。
起きたら店にクレームつけてやる!!
その時だった。
「この曲者ー!出会え出会え!皆、この屋敷に曲者よーっ!!」
なんだか助かったのかもしれない。
夏休みも明けたのでこれからは週に一回日曜日の二十一時に投稿しようと思います。
それではまた次回お会いしましょう!