たくさんのご感想、ご質問ありがとうございます!
作者はめちゃくちゃ嬉しいです。
では第5話どうぞ!
「爆裂魔法は最強魔法。その分、魔法を使うのに準備時間が結構かかります。準備が整うまで、あのカエルの足止めをお願いします」
今俺とアクア、めぐみんに有馬さんの4人でまたカエルを狩りに来ていた。なぜカエルを狩っているかというと、それはギルドでめぐみんの面接をしているときに有馬さんが
「仲間にするのは構わないが、実力を見せてくれないか?」
と言ったからだ。
「今回俺はめぐみんの護衛をする。ジャイアントトードの足止めはカズマとアクアに任せていいか?お前達の実力も見ておきたい」
なぜこんなことを言ったのかというと、前回有馬は、一人でジャイアントトードを数十匹倒していたため、カズマとアクアの実力を知らないからである。
平原の、遠く離れた場所には一匹のカエルの姿。そのカエルは、こちらに気付いて向かってきた。だが、更に逆方向からも別のカエルがこちらに向かう姿が見える。
「遠い方のカエルを魔法の標的にしてくれ。近い方は...。おい、アクア行くぞ。今度こそリベンジだ。お前、一応元なんたらなんだろ?たまには元なんたらの実力を見せてみろ!」
「元って何!?ちゃんと現在進行形で女神よ私は!アークプリーストは仮の姿よぉ!」
「女神?有馬さん、アクアは何を言っているんですか?」
めぐみんにはまだ言わない方がいいだろう。
「...女神を自称している。たまにこういうことをいう時がある。けど、できるだけそっとしておいてやってくれ。」
有馬さんの言葉に、同情の目でアクアを見るめぐみん。
涙目になったアクアが、拳を握ってヤケクソ気味に、近い方のカエルへと駆け出した。
「何よ、打撃が効きづらいカエルだけど、今度こそ女神の力を見せてやるわよ!見てなさいよカズマ、めぐみん、有馬!今のところ活躍してない私だけど、今日こそはっ!」
そう叫んで、見事カエルの体内へ侵入することに成功した学習能力の無いアクアが、やがて動かなくなり、そのまま一匹のカエルを足止めする。流石は女神、身を挺して時間稼ぎをしてくれるらしい。
「これは...予想外だな。」
有馬さんがそう呟くと、めぐみんの周囲の空気がビリビリと震えだした。めぐみんが使おうとしている魔法がヤバそうなことは、魔法を知らない俺でもわかった。魔法を唱えるめぐみんの声が大きくなり、めぐみんのこめかみに一筋の汗が伝う。
「見ていて下さい。これが、人類が行える中で最も威力のある攻撃手段。...これこそが、究極の攻撃魔法です」
めぐみんの杖の先に光が灯った。膨大な光をギュッと凝縮した様な、とても眩しいが小さな光。めぐみんが、紅い瞳を鮮やかに輝かせ、カッと見開く。
「『エクスプロージョン』ッ!」
平原に一筋の閃光が走り抜ける。めぐみんの杖の先から放たれたその光は、遠く、こちらに接近してくるカエルに吸い込まれるように突き刺さると...!その直後、凶悪な魔法の効果が現れた。目も眩む強烈な光、そして辺りの空気を震わせる轟音と共に、カエルは爆裂四散した。凄まじい爆風に吹き飛ばされそうになりながらも、俺は足を踏ん張り顔を庇う。爆煙が晴れると、カエルのいた場所には二十メートル以上のクレーターができており、その爆発の凄まじさを物語っていた。
(予想以上だな...単純な威力だけだったらハイアーマインドやナルカミを上回るな)
俺が感心していると、その時。魔法の音と衝撃で目覚めでもしたのか、一匹のカエルが地中からのそりと這い出た。
「めぐみん、離れないのか?」
有馬は倒れているめぐみんに話しかけた。
「ふ...。我が奥義である爆裂魔法は、その絶大な威力ゆえ、消費魔力も絶大。...要約すると、限界を超える魔力を使ったので身動き一つ取れません。あっ、近くからカエルが湧き出すとか予想外です。...ヤバいです。食われます。ちょ、助けてください。」
有馬はめぐみんの言葉に呆れていたが、助けを求められてからの行動は早かった。すぐさま持っていたアタッシュケースのスイッチを押すと、ガシャっと音を立て中から有馬が愛用しているナルカミが出てきた。それをジャイアントトードの腹に刺し、電流を流す。するとジャイアントトードは全身が黒く焦げその場に倒れた。
「あのっ、あ、有馬さん、ありがとうございます」
めぐみんは倒れながらも有馬の方をしっかりと見ながらお礼を言った。
「いや、いいんだ。ただ爆裂魔法を使った後動けなくなるなら、事前に言って欲しい。」
取りあえず今日はジャイアントトードを二匹狩ってクエストを終えた。
第5話どうでしたか?
今回は投稿遅れてすいませんでした。ちょっといろいろあって...
ではまた次回お会いしましょう!