ロキ・ファミリアには【ファミコン】の最強幼女がいるそうです   作:京狼婢娜姫

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拙い文ですが、楽しんで貰えればうれしいです。


第3話

フィン達のいるテントを出てから、ゲッカはある場所へ向かっていた。

 

目的の後ろ姿を見付ければ、足の回転を早くしてその背中に飛び付く。

 

「アイズおねぇーちゃんっ!!」

「………ん」

 

どことなく困った表情のアイズが見つめるのは、ティオナに追い掛けられるレフィーヤの姿。

 

あぁ、と小さく呟いたゲッカに気付いたのか、ティオナはついに少女を捕まえて、こちらに向かってくる。

 

「ゲッカも一緒に寝ようっ!」

「?まだ早いよー?」

「そうじゃないですよ……」

 

抱えられたままのレフィーヤがボソリと言葉を漏らすと、後ろからもうひとつの足音が。

 

「……何をやってるの?」

「あ、ティオネお姉ちゃん!一緒に寝る?」

「ちょっと待ってて。アイズ、団長との話は終わった?」

「うん…でもまだ、話し合ってた」

「そんなに忙しいならテント張る暇は無さそうね……?」

 

その言葉を聞いて歩くそ笑むティオネに、首をかしげながらアイズが問う。

 

「ティオネ…それ…」

「私と団長専用よ?お邪魔虫は近寄らないように。見付けたら叩き潰しちゃうから」

 

当たり前のように言い切る彼女に、横を通り掛かったラウルが余計なことを言ってしまった。

 

「男は皆本営で雑魚寝っすよ?」

 

刹那。

ティオネの手が彼の頭を鷲掴みにし、力を込める。

 

「あ?何ですって?」

「お、男は皆交代でって決まったんす!!」

 

ミシ、と音を立てて歪んでいた頭蓋骨がパッと離されもとに戻る。

ラウルがうずくまるのを横目に彼女は団長ぉ~!!なんて叫んでいる。

 

「じゃあ一緒ね?」

「ラウルお兄ちゃん、大丈夫?」

「大丈夫、大丈夫っす……多分」

 

アイズの背中から声を掛けるゲッカに、ちゃんと返事をするのは兄としての威厳を保ちたいからか。

 

「コラ、遊んでんじゃねぇーよ」

 

ぁああ、と恥ずかしさがぶり返し唸るレフィーヤを抱えたティオナが微笑む中、後ろから弱い蹴りが出された。

 

「いったぁ……くない?」

「本気で蹴るバカが居るかアホ。ちんたら遊んでんじゃねーよ、バカが」

 

上から見てくる狼の青年、ベートにむっ、と顔を歪めるが、すぐにイタズラ好きの子供の顔になる。

そして、アイズの後方へ回り、引っ付いたままのゲッカの耳に何事かを囁いた。

 

「……ん!良いよ!!」

 

それを聞き終えて、笑う幼女はアイズの背中から降り、Lv7の身体能力とフィン以上に小柄な体で青年の背後へ回り込む。

 

「よいしょっ!!」

「っ!?てめっ、何する気だ!?」

 

そのまま大きく飛び、金の少女より高い背中に乗っかると耳元で。

 

「……早く告白しちゃいなよ、ツンデレお兄ちゃん!!……いや、ヘタレ狼っ!!!」

「~~~~~~~~~~~~~っ!?」

 

大音量で叫んだ。

 

妹のような存在に知られた事で顔が赤くなると同時、優れた聴覚が使い物になりそうなほどの音に小さく体が揺らめく。

 

「これでいいの?」

「うん、ありがと!!」

「あ、そうだ。アイズお姉ちゃん、何か食べるのなぁい?お腹減っちゃった」

 

お腹。

そのワードに反応し、立ち上がる者が一人。

 

「そうよっ!胃袋から落とせばいいんだわっ!」

 

炊事場、炊事場っ♪と上機嫌に歩いていくティオネに続いて、ティオナと彼女に手を引かれるアイズ、そしてその後ろにはレフィーヤが着いていく。

 

「……ゲッカは行かねえのかよ」

「…ベートお兄ちゃんの耳触らせて欲しい」

「断る」

 

返答に満足せず、頬を膨らませるゲッカはじゃあ尻尾は?と聞き返す。

 

「ダメに決まってんだろ、チビ」

「むぅ……ケチ……といやっ!」

「おいこらっ!?」

 

ピョンっ!!と高く飛び上がると、肩車の姿勢になるように調整。

着地。

目標を目の前に確認。

 

「ふわふわぁ……♪」

「やめっ、くすぐってえんだよっ」

「もうちょっとだけ……」

 

「……大丈夫っすか?」

「_____ッ、_______はっ_____はぁぁ……」

 

その後、ベートが返答出来なくなるまでもふったとか。




ベート君(笑)回でした。
評価、批評、感想お待ちしております。
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