ロキ・ファミリアには【ファミコン】の最強幼女がいるそうです   作:京狼婢娜姫

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拙い文章ですが、お楽しみ頂ければ幸いです。


第5話

中心で煮える鍋を上級冒険者が、囲って座る。

並大抵のモンスターなら、恐れて近付かないであろうその風景に、声が響きわたった。

 

「それじゃあ、今後のことを確認しよう!!」

 

小人族の団長が声を張り、その場に少し緊張が走る。

 

「『遠征』の目的は“未到達階層の開拓”、これは変わらない。けど今回は59階層を目指す前に、『冒険者依頼(クエスト)』をこなしておく」

 

ゲッカが首をかしげると、ティオネが確認のためか問う。

 

「冒険者依頼…確か【ディアンケヒト・ファミリア】からのものですか?」

「ああ。内容は『カドモスの泉』から要求量の泉水を採取すること」

「ちっ、あいつら面倒な依頼寄越しやがって……」

「ファミリア間の付き合いだ、しょうがないだろう」

 

悪態をついたベートを、リヴェリアが咎める。

それをみたフィンは薄く笑いながら、話を進めた。

 

「一つの泉からとれる量は少ないし、冒険者依頼に裂く時間も物資も最小限にしたい…そこで」

 

軽く顔を見回しながらフィンは期待しているように言葉を放つ。

 

「パーティは二組。少数精鋭で二ヶ所の泉へ向かう。」

「はいはーい!!あたしいく!アイズもいくでしょ?」

「馬鹿ティオナ。あたしたちがいかなくてどうするの?」

「じゃあ私も……」

「レフィーヤ、私の代わりにアイズ達の班に入れ」

「はい……へ?リヴェリア様の代わりに私がっ?無、無理ですっ!!」

「お前はいずれ、私の後釜になるのだから今のうちに経験を積んでおけ」

「わかりました……」

「じゃあティオネもー!!」

「へっ?私は団長と……」

「ダメー!」

「じゃあ二班は儂とフィンとベートと…」

「おいラウル、お前こっちの班入れ」

「じ、自分っすか!?」

「お前以外に誰がいるんだよ」

 

「ゲッカ、君はどっちに入る?」

 

ずっとキョロキョロしていた幼女に視線が集まり、彼女の視線も定まった。

 

「アイズお姉ちゃん達の方!」

「ごめん、やはりこっちへ来てくれ」

「……なんで?」

「親指がうずうず言ってる。嫌な予感がするんだ。最悪君の『魔法』が必要になる気がするんだ」

「………ん。わかった」

 

返事をしたときその顔から無邪気な子供の顔は抜け、冒険者としての顔が現れる。

 

「じゃあこれでいっか」

「…おい、一班大丈夫か?」

 

騒がしさを取り戻しかけた空間に、ベートの声が静かに響く。

 

一班のメンバー

・Lv5 ティオネ

・Lv5 ティオナ

・Lv5 アイズ

・Lv3 レフィーヤ

 

戦闘狂のティオナにアイズ、そして猫かぶりだが、本質が恐ろしいティオネ。

この三人をとても格下のレフィーヤが押さえられるとは思えない。

 

「……ティオネ、君だけが僕の頼りだ。失望させないでくれよ?」

「~~~!お任せくださいっ!!」

「……ちょろー」

 

後ろでうめくティオナはスルーされ、アイズは不服そうに僅かに眉値を寄せた。

 

「じゃあ三十分後に出発だ」

『はいっ/おう!/うん!!』

 

時同じくして、場所はダンジョン51階層、カドモスの泉。

 

ドサリ、と倒れるカドモスに群がる緑黄色のはだの化け物。

芋虫のようなそれらは、竜をゆっくりと飲み込んでいった。




魔法とは、なんなのでしょうか?

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