マテリアルズ・ストラトス   作:荒潮提督

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永愛プロミス解禁だオラァ!


やっと使えるぜこの曲を!




※コメント欄で指摘されましたがシャルロットの所を何故クリスと書いているのか、この繋いだ手シリーズの2話目辺りで二重人格と話しています。
ですので戦闘中は基本シャルロットではなくクリスと書きます。
説明不足で申し訳ありません。


「繋いだ手、離さないために」 第7話 「この愛を舐めないで」

<戦闘曲 戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITEDより小日向未来の永愛プロミス>

 

 

 

 

「ラウラさん!クリスさん!おまたせしましたわ!」

「おせぇんだよ!」

「待っていたぞ!」

「あとはお任せください!行きますわよ、神獣鏡!(暁光)…苦しむ君の明日を」

『オーバードライブ、出力全開!行けます!』

 

 

 

セシリアは歌う、歪な愛ではなく純粋な愛の歌を。

今までとは比較にならない程のビームの嵐が地上の、空中のノイズを次々消し飛ばしていく。

腰のミサイルコンテナはホーミングレーザーユニットとなり片側上下24門、計48門のビーム砲がノイズを撃ち抜く。

 

 

 

 

「(永愛)…嘆く過去の涙を」

「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

「貴方の涙、不幸、その全てを私が照らし救いますわ!だから貴方も!生きる事を、やりたい事を!貴方の望みを叶える事を!諦めないで!例え世界中の人々が貴方を否定したとしても!私は、貴方を慕う人達は!決して見捨てはしませんわ!」

「俺ハ・・・俺ハァァァァァァァァァァァァ!!」

 

 

 

 

一夏はその目から涙を流していた。

その涙は後悔からか、もしくは絶望からか。

だが今のセシリアはその涙を否定する。

幸せ以外の涙を流させはしない、それが彼女の永遠の愛を約束する歌。

貴方の幸せを、未来を絶対に離さない。

運命が君を否定するならその運命さえも否定し払ってみせる。

 

 

 

 

「例えどの世界の 違うキミに出会ったとしても」

「ウワァァァァァァァァァァァァ!」

「待ってる・・・いつでも必ず!」

 

 

 

ー I love you ー

 

 

 

 

セシリアは一夏の懐に飛び込み手に持つ鉄扇を叩きつける。

左手をかざしゼロ距離で自分の世界の一夏直伝のディバインバスターを撃つ。

ゼロ距離で撃ったおかげか少しだけだが一夏を覆う黒い泥状の物が剥がれた。

だが直ぐに修復されてしまう。

 

 

 

 

「「絶対に譲れない!」と 再び君に歌う!(今のは・・・もう少し火力があれば!)」

「ヤメロォォォォォォォォォォォォォォ!ソノ力を我ニ向ケルナァァァァァァァァァァァァ!」

「正体を見せましたわね! 守られるのではなく守る為に歌う!(信じて)」

 

 

 

 

 

殴り掛かってきた一夏を素早く避けビットとホーミングレーザーによる一斉射撃を行う。

今度はノイズを盾にして来てある程度は防がれたが一部はそれをすり抜けて一夏に当たる。

攻撃が当たるたびに黒い泥が剥がれるがその度にノイズを吸収して修復してしまう。

 

 

 

 

「無駄ダ!我ニイクラ攻撃シヨウト全テ再生スル!サッサト諦メロ!貴様1人ノ力デ何ガ出来ル!」

「・・・(聖煌)…もう二度と泣かせはしない」

 

 

 

セシリアはそれでも歌う。

彼が見せた涙を見て絶対に助けると決めたのだ。

無茶だろうと無謀だろうと彼女は止まらない。

原作の彼女と違い、熱く燃える心を持っているのだから。

 

 

 

 

「(響信)…すべてを抱きしめたい。どんな君だっていい」

「コレデ落チロォォォォォォォォォォォォォォ!」

 

 

 

一夏は再び零落白夜で斬りかかる。

だがセシリアはワザとビットを数機一夏にぶつけて怯ませる。

ビットが爆発し爆煙の中から現れた一夏はセシリアを探す。

だが彼女はどこにもいない。

その瞬間、設置されていたバインドが起動、一夏を捕縛する。

脱出しようともがく一夏、その時上から光が溢れ出した。

上を向くと大量の魔力を集束しているセシリアがいた。

 

 

 

 

「きっとキミはキミを 今は忘れているだけ(一夏さん、私は私の世界の貴方に何度も助けられてきました)」

 

ー だから ー

 

「(だから、今度は私が貴方を助ける番です。私の愛は、無限大ですわ!)」

 

ー 繋ぐ勇気を ー

 

「だから、手を繋ぐ事を!手を伸ばす事を!諦めないで!」

 

ー もう一度…(I Iove you) ー

 

 

 

「正義を握り締め 立つ花をいつも見てきたから」

「ヤメロ・・・ソノ耳障リナ歌ヲヤメロォォォォォォォォォォォォォォ!」

「わたしもできる…必ず!(I love you)」

 

 

 

その場にいた篠ノ之箒はまるで彼女が天使のように見えた。

周りに漂う魔力の光が散っていく様子がまるで羽の様に見えたのだ。

セシリアの周りには何枚ものミラービットが円を描くように回転しながら漂っている。

鉄扇をセットすると脚部からミラーユニットが展開、そこにもミラービットが集まる。

 

 

 

「幸せそれ以外の涙を流させない 連れて帰ると決めたこの愛を舐めないで…!」

「ヤメロト言ッテ言ッテイルダロウガァァァァァァァァァァァァ!!」

「スウッ・・・いつまで寝ているつもりですか貴方は!早く起きなさい織斑一夏!」

「無駄ダ!モウ声ハ聞コエン!」

「いいえ、無駄ではありませんわ!私には聞こえます、助けを求める声が!手を伸ばすその声が!」

『俺は・・・弱くてもいいのか?』

「ええ、弱くても良いのです。貴方自身の道を見つければ良いのです」

「バカナ!?目覚メヌ様ニ封印シタ筈!?」

「さあ、貴方の望みは何ですか?私は例え違う世界だろうと貴方を見捨てはしませんわ」

『たす・・・け・・・て・・・セシリア・・・!』

「ええ、助けますわ。約束」

 

 

 

セシリアは一度目を閉じ深呼吸。

そして目をキッと見開き歌う。

 

 

「どんな闇が広がり空を忌み尽くしても!」

「ガァァァァァァァァァァァァァ!」

「陽だまる為の太陽ー ヒカリ ー!未来は負けはしない!」

「死ネェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!」

「「絶対譲らない」っとぉぉぉぉぉ!」

「グゥッ・・・!コノ程度ノ拘束・・・マタ引キ千切ッテクレル・・・!」

「再び君に歌う!守られるのではなく!」

「ウォォォォォォォォ!」

「守る為に歌うぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!」

 

 

ー 信じて ー

 

 

<暁光>

 

 

 

セシリアの全力、全てを込めた最強の一撃。

XDにより以前一夏との戦いで見せた時とは比べ物にならない威力にまでパワーアップした集束砲撃魔法。

その一撃は一夏を覆う黒い泥だけと彼を蝕む呪いだけを消滅させていく。

中の一夏は傷付いていない。

セシリアの想いがカルマノイズを消し去ったのだ。

光が収まった時、そこには倒れる一夏がいた。

離れた所にいたラウラ達は駆け寄り彼に異常が無いか確かめる。

特に問題もなく脈もしっかりある。

彼の顔は何か憑き物が落ちたかの様に穏やかな顔をしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、マテリアルズ・ストラトス

 

 

 

 

「繋いだ手、離さないために」第8話

 

 

 

 

「愛を、正義を信じて未来に向けて歩む」

 

 

 

「ありがとうな、セシリア」

「当然ですわ、恋を知って愛する女性は無敵ですもの」

 




陽だまりメモリアの出番じゃオラァ!


ps.始皇帝来ちゃった(未だ3章手をつけてない奴)

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