これ以上グレビッキーを不幸にさせないで金子のおっさぁん!!!!
「日向紡ぐ響夏」 プロローグ
突然起動したギャラルホルンに飲み込まれ消えた一夏。
彼が目覚めた世界はかつて共に戦った友達がいた世界。
しかし、その世界は同じようで何処かが違う。
この世界はかつて正史世界の小日向未来が救った陽だまりが近くにおらず翳ってしまった並行世界の立花響の世界だった。
彼女と最初に出会ったのはノイズ蔓延る鉄火場の真っ只中であった。
『あ、あの!』
『・・・なに?てか誰アンタ?』
最初はぶつかり合ったけど次第に打ち解けていく2人。
『あ、アンタ・・・男だったの!?』
『あー・・・その・・・ごめん』
色々と誤解を生みそうになったり。
『貴方・・・ダレデスカ?響?コノヒトダレ?』
『み、未来!?ち、違うの!これは・・・』
『ちくしょう!この世界の未来さんも根っこは一緒かよ!』
それは世界を超えて繋がりあった確かな友情。
『ねぇ、アンタはさ、何のためにその拳を握るの?』
『俺もお前と一緒さ。護りたい人の為にこの拳を握るのさ』
『・・・羨ましいな、そういうの』
『今からだって遅くはないさ。護るんだろ?大切な陽だまりをさ』
『・・・そうだね』
これは、大切な陽だまりを護る為にその拳を握る2人の絆の物語。
「日向紡ぐ響夏」
2つの世界、交わる筈の無かった世界が交わった時。
その出会いは何をもたらすのか。
オマケ
「1日遅れの立花響誕生日祝い」
ノックしてブリーチングチャージ!
「うひゃぁ!?な、なに!?」
「・・・騒がしい」
「な、何事!?」
「響、大丈夫!?」
「・・・一体何事だ。今日は依代が立花響の誕生日だと聞いて来たのに」
ビッキー.s!遅れてすまん!誕生日祝い持ってきたぞ!
「え?作者さん!?あ、ありがとうございます・・・?」
「ありがと。けどドアの修理費は払って」
後日振り込んどく!んじゃ!
「・・・何だったんだろう」
「・・・さあ?それより早くケーキ食べよう?シェム・ハが全部食べ尽くしそうだから」
「わわっ!?シェム・ハさ〜ん!残してくださいよ〜!」
「うま過ぎるのがいけない」
ふふっ、この時だけは戦いを忘れて陽だまり達と一緒に過ごしてくれビッキー。
・・・これから先、君達にはもっと辛いことが待っている。
だけど俺は信じてるよビッキー。
いつだって、どんな時だって、最短で、最速で、真っ直ぐに、一直線に突っ切るんだって。
握るその拳は未来の先に立つ花を護ってきたんだから。
だから、頑張れ響。
今度も皆笑って過ごせる未来になるって、信じてるからさ。
LOSTSONGが心にかなりキてしんどいです。