そう言って3人に手を近づけた次の瞬間、衝撃波が飛んできた。
俺はその伸ばした手を引っ込めて対処する。
「・・・おい。てめぇか。メタナイト」
俺は衝撃波が飛んできたほうをにらみつつ言った。
「・・・よくよけたな」
その声の主であるメタナイトは言った。
「残念ながらあのバカ面とは鍛え方が違うんでね。」
そう言いながら俺は人差し指と中指を立てつつシュッシュッと左手首を2回スナップした。
「・・・そうか」
「ん?なんか信用してなさそうな顔だな」
「・・・先ほどのことがあったが、信じたくてもどうにも信じられなくてな。」
「・・・。あ~・・・、わかるぜ。その気持ち。この世界の俺を見てるとどうにも信じられないんだろ?」
「・・・まぁな」
「ま、今すぐに、とは言わんさ。でも、そこらへんはきちんと区別つけといてくれよ。ごっちゃにされるとこっちがたまったもんじゃねぇからな」
そう言いながら俺はへらへらと笑った。手をフリフリさせながら。
「・・・今すぐに、とは言わないんだな。」
「言ったところで脳の整理が追い付かなくちゃ意味がねぇだろ?追いつくまで待ってやるさ」
「「「「・・・」」」」
4人は少し意外そうな目で見ていた。
「・・・で、そこの黄色いの」
「「黄色いの?!」」
「肌が黄色いからな。で、ここの通貨って何?」
「デデン」
「・・・そこは俺んとこと同じか」
そう言いながら俺は財布の中身を見た。
・・・5000デデンか。ちょっと心もとないが、仕方ないな。
「あー・・・、ところでメタナイト」
「・・・なんだ?」
「お前さん、老けてるように見えるがいったいなんだ?」
「・・・どうしてそう思った」
「行動の一部一部にかばうような動きが見られたからな。お前さん、体に結構ガタ来てんだろ」
「・・・そこまでわかるのか」
「まぁな。この世界の俺と一緒にされてもらっても困るしな」
そう言いながら俺は頭を帽子越しにポリポリとかいた。
「・・・ところでよ」
「なんだ?」
「あのさっきカービィを追いかけていたバケモンはなんだ?俺の知ってる世界じゃ見たことない奴だからな」
「あれは『魔獣』よ」
「魔獣?」
「あんたの世界には魔獣はいないのか?」
「いないな、あんなゲテモンは。で、どっから生まれてくるんだ?」
「あれは生まれてくるものじゃないわ。以前、カービィが滅ぼしたホーリーナイトメア社の商品なのよ」
「ナイトメアだと?!奴はこの世界にもいるというのか?!!」
「知ってるのか?!」
「知ってるも何もナイトメアは俺の世界じゃカービィが月で二回にわたり決着をつけた相手だぞ?!」
「え?2回?」
「え?お前んとこと俺んとこじゃナイトメアにさえ差異があるのか?」
「少なくとも私たちの世界じゃナイトメアはこの世にはもういないわ。完全に滅ぼされたもの」
「俺の世界のあのケツアゴ野郎は完全に滅ぼすことはできねぇんだ」
「え?なんで?」
「あいつ自体が人々の負の感情から生まれる悪夢の結集体だからだ。だから、極端な話生き物がすべて滅ばない限り、あいつも滅ばないのさ。しかも、その間いつ復活するかわからないという爆弾を抱えてるしな」
「そっか・・・」
「でも、お前らのその言い方だとナイトメア社はもうすでに滅んだんだろ?どっから魔獣が調達されるんだ?」
「・・・なんか最近新しい会社に契約したみたいでね」
「・・・その会社の名前は?」
「えっと、確か・・・」
「ハルトマンワークスカンパニー」
続く