もしもゲームデデデがアニメ次元に行ってしまったら   作:海棠

6 / 8
第6話

「ん?何か雲行きが怪しくないか?」

 

ブンが言う。

 

「え?ホントだ。急に雲が出てきた。」

 

フームもそれに続く。

 

「今日の天気は一日中通して快晴だと聞いたが・・・」

 

メタナイトは少しぼやく。

 

「・・・」

 

この時、デデデ大王は空を見ながら少ししかめっ面をしていた。

 

何か嫌な予感がする。

 

何か強大なものが来るような予感がする。

 

何かはわからない。

 

だがそれは確実に自分たちに近づいてきている。

 

彼は無意識のうちにハンマーを握りなおしていた。

 

ダークマターも少しガウンの暗闇から出てくる。

 

『何か来るな・・・』

 

「ダークマター、お前もそう思うか」

 

『しかも、これは普通ではないぞ』

 

「ああ、そうだな・・・」

 

すると急に雲が渦を巻き始めた。

 

そしてその中心から何かが出てきた。

 

 

ヤツは空からやってくる。

 

紫の魔獣は空からやってくる。

 

その一つ目はぎょろりと動いた。

 

 

「クラッコ・・・?」

 

「ハァ?!そいつは以前カービィが倒したはずだろ?!」

 

「あれ?あいつ雲と空がある限り復活するって聞いたことあるぞ?」※

 

「そっちの世界でのあいつは不死身なの?!」

 

「え?こっちじゃ違うのか?」

 

「あいつも魔獣なんだ」

 

「え?嘘やん」

 

「本当のことだ。ここで嘘ついてどうする」

 

「確かにそうだな。で、あいつ俺んとこと性質が同じならクラッコ・リベンジかな?」

 

「リベンジ・・・?どういうことだ」

 

「カービィに対するリベンジだよ。で、強化されてんの」

 

「どれくらい?」

 

「あー・・・、知らね」

 

「「「おい!」」」

 

「ぷい!」

 

「なんでお前ら怒ってんだよ。って、お前らよけろぉ!」

 

デデデ大王が叫んだ瞬間、全員がその場から飛び散った。

 

次の瞬間、皆がいた場所は黒く焦げていた。

 

「おい。これやばいぞ狙ってきてるぞ」

 

「散れ!お前ら!散れ!あとフームとブンだったか?カービィに追従しろ!」

 

「え?!そっちのほうは大丈夫なのかよ!」

 

「俺が死んだら誰が俺の世界のプププランドを治めんだよ!頭使え!」

 

「なるほど!」

 

「成程じゃねぇわ!」

 

「ぽよ~い!!」

 

「心配すんなカービィ!俺は死ぬわけにはいかないんでな!メタナイト!てめぇみたいな年寄りに無理させて悪いがついて来い!」

 

「ああ!何か秘策があるのか?!」

 

「いや、ねぇよそんなもん。」

 

「え?」

 

「知ってるか?男の行動の8割は決断だ!それ以外は後から決めりゃあいいんだ!とりあえずカービィから離すぞ!」

 

「承知した!」

 

そういってデデデ大王とメタナイト、カービィとフームとブンは森の中に隠れるようにして飛び込む。

 

そしてその状況を作り出した元凶である魔獣、クラッコ・リベンジは・・・。

 

 

 

【ターゲット、確認。コレヨリオ客様ノ願イノ為ニ、アノ生命体ト共ニ駆除ヲ開始スル。】

 

 

 

淡々と光のともっていない目でデデデ大王を追いかけ始めた。

 

 

続く




※3DS専用ソフト「星のカービィトリプルデラックス」のモードの一つである「デデデでGO!」の時にクラッコのスペシャルページを開くと「この世に空と雲がある限り 決して消滅しない」と記述されている。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。