「おい!追いかけてきてるぞ!」
メタナイトが走りながら言う。
「知っとるわ!畜生!あいつ俺が狙いだったか!」
デデデ大王は悪態をつきながら言う。
クラッコ・リベンジは雷を落としながら追いかけてきている。
「それに」
「それに?」
「あいつの目、なんだよ・・・。まるで死んでるようじゃねぇか。」
デデデ大王の言う通り、その眼にはやはり光がなかった。
「しかし、これではらちが明かないぞ」
「ああ。何か策を考えねぇと…。」
何かいい策はないものか。デデデ大王は頭の中をフルスロットルさせて考える。
「・・・!いいこと思いついたぞ!」
「なんだ?!」
「メタナイト!お前、斬撃飛ばせるよな?!」
「ああ。出せるが?なぜ今そんなことを聞く?」
「それで時間稼ぎしてほしいんだ。俺が用意する間」
「・・・わかった。陛下を信じよう」
「陛下とかそんなかたっ苦しいことはなしで。普通に呼び捨てでいいぜ。俺の世界のメタナイトやカービィにも呼び捨てされるしな」
「・・・善処しよう」
「おう」
そう言ってからデデデは少し木陰に隠れる。
「貴様の相手は私だ!」
そう叫んでメタナイトは斬撃をクラッコ・リベンジに飛ばす。
【願イヲ叶エルタメニハ邪魔トナル生命体ヲ視認。コレヨリ駆除ニカカル。】
するとクラッコ・リベンジは雷をメタナイトに落としにかかる。
メタナイトはそれを斬ると再び斬撃を飛ばした。
一歩デデデはというと・・・。
「おいダークマター」
『なんだ?』
「この体貸すぞ」
『・・・いいのか?そんなことしたらお前が』
「わぁってる。だが、今はこの方法しかねぇんだ。従ってくれ」
『・・・わかった』
するとデデデ大王は急にうずくまった。
体に入り込んでいる感覚だ。
やはりなれないぞっとするような感覚。
そしてしばらくすると激痛が走り始める。
おそらくダークマターが細胞を変えていっているのだろう。
気絶しそうなくらい痛い。
しかし、彼は何とか意識をつなぎとめる。
すると彼の目は赤く光り始めた。
「ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ・・・」
地獄の底から這いずるようなうめき声をあげる。
突如腹が真っ黒になり、裂けた。
「ッ!!!!」
彼は苦痛に耐えるような顔をしながら叫んだ。
そして腹の口もそれに連動するかのようにかなりの大声で叫んだ。
『「ウォオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!」』
「この声は!」
「あいつの声だ!」
「ぷゆゆい!」
カービィたちにもその叫び声は聞こえていた。
しかし、このとき彼のそばにいなくてよかっただろう。
【目標ヲ視認。排除シマス。】
クラッコ・リベンジは自分に一直線で向かってくるデデデ・ダークマター憑依体に雷を向ける。
しかし、ぎりぎりのところでかわされる。
そして次の瞬間、
クラッコの目玉に腹の口がかみついた
【強烈ナダメージヲカクニニニニニニニニ・・・Error!Error!】
クラッコ・リベンジはデデデ・ダークマター憑依体を振り落とそうと体を動かす。
しかし、腹の口はがっしりと目玉にかみついていて離さない。
そして
その目玉は胴体から外れた。
【Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!Error!】
しばらくするとクラッコ・リベンジは震えだし、結局自爆した。
続く
デデデ・ダークマター憑依体
デデデ大王の体をダークマターがのっとった状態。
といっても体の細胞を構築しなおしただけである。
本能のままに行動し、いつものデデデでは考えられないような荒い戦い方をする。