仮面ライダーディケイド エクストラ   作:牢吏川波実

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 今回、私は色々な所から怒られることだろうなと思っています。


プリキュアの世界chapter23 切り札、そして悲しみの自己中

ー謎の空間ー

 

「まずいことになった」

 

 灰色のオーロラに囲まれたような世界。そこで一人鳴滝はそのオーロラの先に見える景色を見て唇を噛み締める。その先には、プリキュアの世界。ここからなら、観察することは可能であるがしかし、その世界に行くことは叶わない。行こうとすると、なにやらバリアのようなものに阻まれて先に進むことができないのだ。

 

「えぇい、このままでは彼女達が……」

 

 ディケイドが殺されるのなら別に何ともないのだ。問題はプリキュアだ。プリキュアがこのまま、あの男に殺されるようなことあってはならないことだ。何とか、その世界に行く方法を見つけなければならない。その時だ、一つのオーロラの中から一人の男が現れた。

 

「やはり道は閉ざされていますか?」

 

 主に白一色のコーディネイトの男性。白い服に白いズボン、そして白いマフラーと一点のシミもないような白い服。

 

「紅渡……」

「お久しぶりです。鳴滝」

 

 紅渡。彼は、仮面ライダーキバという名前のライダーに変身する男であり、士が旅を始めるきっかけを作った人間だ。彼によって、士は創造と破壊の旅へと向かったのだ。

 

「どうしても、ディケイドを殺す旅を終わらせないつもりですか?」

「無論だ……私にとっては、あの悪魔を消し去ることこそが償いなのだからな……」

「強情な人です……」

 

 紅渡は、鳴滝がどうしてディケイドを憎むのか知っている。ディケイドの物語、それはないはずだったもの。それが、ディケイドが再び出現したことによって物語が生まれ、そして鳴滝がディケイドを恨む理由が生まれた。紅渡は、それが何なのか知っている。

 

「しかし、今はとやかく言っている暇はありません。今は、一時休戦といきましょう」

「その意見には賛成だ。私も、このまま手をこまねいているわけにはいかないからな……」

 

 どうやら、二人の利害は一致したようで、このまま戦闘に発展するということはない様子だ。紅渡は、鳴滝の隣に立って、プリキュアの世界の映るオーロラを見つめる。

 

「ずいぶんと壊れた世界のようですね」

「あぁ、まさかディケイドが行く前にあそこまで破壊されているとは……」

 

 鳴滝も、ここまで世界が破壊されている状況というのは初めて見るようだ。驚きと同時に、どうしてそこまでなってしまったのか、いや分かっている。ディケイド以上の異物がそこには存在していたのだ。

 

「遠藤止……ですか」

「あの男単体では、それほど危険性はない。だが、そのバックにいる物……」

「神……ですね」

「あぁ、あれだけの力を私利私欲のためだけに使っているのだから、恐ろしいものだ」

 

 神、そう表現された物。それは、比喩なのか、それとも本物の神だとでもいうのだろうか。二人の会話からはよくわからなかった。

 

「こちらも、それに対抗すべく選抜メンバーを組んでいます。すぐに準備が整うでしょう」

「だが、それもあの世界に送れなければ無駄になるぞ」

「はい……」

「あの世界は守らなければならない……絶対に……」

 

 そう言って鳴滝は手を握った。紅渡には、一つ疑問があった。

 

「鳴滝、貴方は何故にそこまであの世界を気にするのですか?」

「……彼女たちは、私の恩人なのだ……」

「恩人?」

 

 あの激戦の後、家族を置いて一人で逃げた鳴滝はしかし、追ってをまいたものの傷つき、彼女たちの世界で倒れた。出血はあまりにもひどく、もしもそのままであったら

出血多量で死んでいただろう。そんな彼を助けたのは誰であっただろうか。プリキュアの一人が、彼を介抱してくれた。保険証もないというのに病院で手術も受けさせてもらった。もしも、彼女たちがいなければ、自分はディケイド討伐という目標のために動くこともできなかった。

 

「ディケイドは別にいい、彼女達だけでも助けなければならない……例え、どんな手を使ってでも」

「どんな手を使ってでも……ですか。それならうってつけの仮面ライダーがいます」

「なに?しかし、世界を渡れるような仮面ライダーがディケイドやディエンド以外にいたか……」

 

 紅渡は、ある方向へと手を伸ばす。すると、そこから一つのオーロラが現れ、誰かの影が現れる。しかし、鳴滝はその誰かを知らない。一体何者だろうか。

 

「何者だ?」

「彼にも、十分に物語はありません。だからこそ、切り札にできるのです」

「……まさか、神の……」

「……はい」

 

 それを聞いた鳴滝は、渡の服をわしづかみにして言う。

 

「バカな!そんなことをすれば、全ての世界に影響が出てしまう!」

「分かっています。多少の影響が出ることはま逃れませんが、彼には長時間いないようにいいました……彼もまた、納得しましたがしかし……」

「しかし……なんだ?」

「あの遠藤止という男の三つの能力の事を考えると……」

 

 鳴滝は、渡から手を離して、忌々しげに言った。

 

「助けは呼んだのだろう。それに……あの世界には、ディケイドがいる。奴がいるならば……」

「えぇ、そうですね……そして、これも……」

 

 紅渡はそう言うと、三枚のカードを手にする。そして、舞台は転回。物語は、動きを速めていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 素朴な疑問だった。どうして私達プリキュアはひどい攻撃、普通だと死ぬような打撲や殺傷であっても無傷でいられるのだろうと。最初は、奇跡の力だとか、光の力などと言った奇跡に力のおかげだと思っていた。プリキュアに変身している間は、それらが自分たちを守護してくれている。だから、か弱い女の子の攻撃であっても巨大な敵を吹き飛ばせることができる。武術の心得のない人であっても、まるで熟練の武闘家のような動きを見せることができる。そう思っていた。

 あれは、大学も卒業する寸前の事だっただろうか。ふと、学校近くのゲームセンターのパンチングゲームを、なぎさに誘われて一緒にやったのだ。そのゲームは、パンチの重さも測れるもので、どっちが強く殴れるが勝負しようと言われた。だが、結果は歴然だった。なぎさは、体育会系、自分は科学者系、だからなぎさの方が強いに決まっている。二人とも、そう思ってたもののたかがゲームの事なので自分もそうねと提案に乗って、まず自分がグローブを付けた。目の前の赤い的を思いっきり殴るだけ。ただ、そう思っていた自分は次の瞬間、驚くべきものを目撃した。殴りつけた瞬間、的を支えていた鉄が折れて、そのまま的が画面にめり込んだのだ。さびていたのだろうか。そう自分も、そして店の店員すらも思っていた。店長からはけがはなかったかと心配されるほどだった。

 それから数か月後、社会人になって、城南大学の研究員になってから、やはり自分の身体はおかしいと思い始めた。自転車を思いっきりの強さで漕いでもまったく疲れない。乗り遅れた快速電車とほぼ同じ速さで走ることができ、次の駅で乗ることができる。相田マナの命を狙う刺客を、プリキュアの友達何人かで倒したこともある。無論、全部変身していないでだ。なにかが、自分の体の中で起こっている。そう判断した彼女は、何人かのメンバーで極秘にチームを編成して、この謎の究明を急いだ。そして、自分の血液を採取して顕微鏡で除いたとき、それを発見した。後に『PC細胞』と名付けることとなる未知の細胞だ。

 それから、あらゆる実験をして分かったことが複数あった。

 

 一つ、被験者A(ほのか)から採取された検体中の三%からこの細胞が発見された。しかし、その代わりに白血球は確認されず。PC細胞は白血球から変化したものと推測される。被験者Aの身体の変化は無し。プリキュアであった被験者B(マナ)被験者C(ありす)被験者D(みらい)被験者E(はるか)被験者F(ゆり)から同じ細胞が検出される。このことから、かつてプリキュアとして戦っていた者にPC細胞が定着している可能性大。

 

 二つ、被験者Aから血液以外に、唾液、汗、尿などの分泌液からもPC細胞が検出される。

 

 三つ、注射によって血を抜き出した被験者Aの身体には、跡は残っておらず、膝裏を約二cm切ったのちも二日後に傷跡はなかったことから、自己回復の作用があると思われる。ただしこれには個人差があるのか、アキレス腱を断裂した女性は自己回復せず。またその血液中のPC細胞の数は減っており、これは要課題となっている。

 

 四つ、被験者Aの検体から採取したPC細胞を培養し、マウス十体、オス二体、メス八体に投与した結果、通常のマウスの二十~三十倍もの力を出すことが判明。現在マウスは四葉財閥の地下倉庫にて隔離、外に漏れる心配はない。

 

 五つ、プリキュア以外の人間でも同じことが起こるのか対策チームメンバーの内、被験者二名を選抜して実験。被験者G(レジーナ)は一度目の投与でPC細胞が定着。被験者H(熊本)は三度目の投与時でPC細胞が定着した。このことから、この細胞は男女問わずに他人に移すことが可能ということが分かった。投与回数については個人差があるので特定はできず。また、被験者Gは異世界の人間で、変身せずとも普通に戦えていたときも当時からあったため、正確には判断できない。

 

 六つ、現在プリキュアとして戦っている被験者I(いちか)、被験者J(あきら)からも微量ながらPC細胞が検出された。このことから、OGも戦っていた時からPC細胞が体内にあった可能性がある。

 

 七つ、培養から一か月、PC細胞が謎の発光を始める。顕微鏡で確認したところ、受精卵へと変化。DNAを調べてみたところ、被験者AのDNAの半分が確認されるが、もう半分は検出できず、受精卵としての役割を果たしていなかった。

 

 八つ、以前実験で使用したマウス六体の血液を採取し培養。一か月後六つの内四つが受精卵へと変化。変化しなかった検体はいづれもオスから採取したものであった。後、受精卵をそれぞれ別のマウスの子宮に移植。その後妊娠、出産。検査の結果、DNAは採取した検体のDNAの半分と、移植されたマウスのDNAの半分が受け継がれている物であった。また、子は全てがメスであり、子の検体からもPC細胞が検出される。

 

 九つ、前回の実験と同時期に、PC細胞の移植されていないマウスの精子並びに、PC細胞を移植されたマウス二体の精子を採取し、PC細胞を移植したマウス四体PC細胞のないマウスの、PC細胞を移植していないマウス二体にPC細胞のあるマウスの精子を人工授精。生まれた子からPC細胞が検出される。また、全てがメスであった。

 

 十、また子供が生まれるまでの間にそれぞれのマウスが争うことがあったが、子宮内の子供に影響はなかった。なお、この際四葉財閥地下倉庫が損壊しより強度な倉庫で厳重に保管されている。

 

 以上の事から分かること。

 

一、プリキュアOGの被験者を調べたところ、現在の所全員にPC細胞が確認される。

 

二、PC細胞は他人に投与することができ、同じ効果が得られる。

 

三、PC細胞は白血球となり代わっており、体調の変化が見られない事から、白血球とも同じ作用を持っていると思われる。

 

四、PC細胞の検体の培養を続けると発光現象が発生し、検体の持ち主のDNAの半分を持った受精卵が生まれる。残りの半分は、受精卵を移植した相手のメスのDNAが埋め込まれる。

 

五、移植された受精卵、元からPC細胞を所持している女性から生まれる子供は全てがメスであり、先天的にPC細胞を保持している。また、どちらか片方がPC細胞を持っていればPC細胞を持った子が産まれる。

 

六、PC細胞を持ったメスの身体は強固な物となり、特に内臓が異常に強固なものとなる。

 

七、アキレス腱断裂した女性のPC細胞が弱っていたことから、何らかの条件でPC細胞の弱体化が起こる可能性あり。

 

八、現在のプリキュアからも検出できたことから、PC細胞は当時から体内に存在していた可能性が考えられる。

 

 

 

 これを対策チーム内にて発表。このことは、ここにいるメンバーだけの話ということになった。そして、数多くの実験を繰り返したが、まだ試していないことも多数あった。その中でも最も大きな物、それが……。

 

「生殖実験……人体でも妊娠できるか……」

「はい……これが、ほのかさんが作った報告書の内容を丸暗記したものです」

「でも、それって人体実験なんじゃ……」

「そうです。だからこそ、私や、マナちゃん、レジーナさんの三人で行うこととなったのです」

 

 と、ありすは言う。この実験について真っ先に提案し、そして参加したのはマナだったそうだ。だろうなと誰もが思ったが。

 

「お前、バカだろ」

「アハハ、ズバリ言うね」

「あぁ、とんでもない大馬鹿やろうだ。自分の人生も犠牲にして、お前に期待する人たちも裏切っている」

 

 子供を産むということは並大抵の覚悟で選んでいいものではない。少なくとも妊娠が判明してから出産するまでその動きが制限されることは確実。さらに、マナは次の選挙で立候補するはずだった。そんなマナに期待を寄せている人間もたくさんいるのを士は見た。そんな人たちの期待を裏切ってもするべきことなのか、はなはだ疑問である。

 

「そうかもしれないけど……本当に、受精するかどうかわからなかったし、受精しなかったらそれまで、受精したら……でも、やっぱりうれしいかなって思ってた」

「……」

「女の子の、最終目標ってさ……別に妊娠して、子供産んでってことだけじゃないはずなの。でも、それでも子供が、私の子供が産まれるってことうれしいなって、そう思うの……」

「……」

「私さ、ここ最近命狙われてばかりで、だからかな……男の人は誰も寄り付かなくって、……それでも私の事を愛しているって意味で好きになってくれた人はいたんだけれど、でもその人たちの人生まで狂わせるわけにはいかない……だから、私は男の人と結婚しないって決めたの」

 

 プリキュアであると公表した女の子。彼女の事を応援してくれる人たちも確かに多かった。しかし、その分彼女の敵も多かった。プリキュアという強大な力を恐れている人間、反プリキュア連盟からの刺客、今日のようなヤクザ、本当に彼女の命を狙う人間が多かった。今日の敵だって、来年被選挙権を彼女が貰って、議員選挙に立候補するだろうと考えていた政敵が送り込んだものだ。すでに四葉財閥が手を回して逮捕されているころであるが、しかしそれで彼女の敵が無くなるわけではない。これからも、彼女は命を狙われ続ける事だろう。そんな自分と結婚したら、その相手が危険を被る。だから彼女は結婚しないことを決めた。

 

「でもね……」

 

 マナは、下腹部を、子宮のある位置を撫でながら言う。そこには、涙声も混じっているような。

 

「やっぱり……子供が欲しかった……自分の遺伝子を持った子供を……育てたかったの……」

「……」

「おなかを痛めて子供を産んで、母乳を飲ませたり、おむつを替えたり、幼稚園に送り迎えしたり……一緒にいろんな場所に行って、いろんな遊びをして……私、諦めきれなかったの……」

 

 誰も、何も言えず、言うこともできず、流石の士ですら、同じように化け物のような力を手に入れているからこそ、同情して何も言えない。これが、人と違う力を持った人間に待っている末路。いや、それ以前に彼にとっては意外なことが一つあった。

 

「やっぱり……お前も人間だったんだな」

「当たり前でしょ。私を、完璧超人だとでも思っていたの?」

「いや……だが、人間らしいってのは間違いない」

「うん、そうだね……」

 

 自分は彼女のすさまじさに、根本的なことをすっかりと忘れていた。人は、弱い。仮面ライダーも、スーパー戦隊も、プリキュアも、人であるからこそ弱点があり、それが全くない人なんていやしない。だからこそ、弱点があるからこそ、この地球を守ってこれたのではないだろうか。自分は、やはり彼女の事を完璧超人だと思っていた節がある。だが、何のことはない。彼女もまた、一人の人間、一人の女性だった。一人の、か弱い女性だった。

 

「でも、マナさんはともかく、どうしてありすさんやレジーナさんも?」

「……なんででしょうかね?」

「……え?」

「ただ、マナちゃんが手を上げた時……私たちがマナちゃんを守らないといけないって……そう感じたんです」

「……」

「だが、それもまた自己中……って奴なのかもしれないな」

「はい」

「うん」

「……でも、私は後悔してないよ。だって、マナの子供産めるんだもの」

「もう、レジーナったら……」

 

 彼女たちが選んだ道、それが愚かな道だったのか、それを決めるのはこれからの未来だ。だが、私は信じたい。彼女たちが決して、愚かではないだと。例え、愚かであったとしても、間違っていないのだと、私たちは信じたい。その時だ。

 

「マナ」

「え?」

 

 沈黙を貫いていた彼女の親友の六花が、彼女に声をかけた。

 

「私は……残念でならないわ」

「六花……」

「……せめて、私の遺伝子で産んでもらいたかった」

「え?」

「ほのかさんからこのこの実験の話について聞かされたときにそう思っちゃったのよ……」

「六花……」

「幸せの王子の銅像はみんなに幸せを巻きすぎて、自分を破滅させた愚かな者だって皆は言うわ」

 

 幸せの王子。アイルランドの短編小説で、街にそびえたつ王子の銅像が、ツバメの力を借りて、自身を飾り付ける宝石や金箔を町の人たちに配り続け、ついには自身はみすぼらしい姿になり、銅像を手伝っていたツバメも越冬の時期を逃して凍え死んでしまった話。誰からも褒められることもないのに、称賛されることもないのに、ただ町の人達を救いたい、そのためにツバメの命も、自身の全てをも捨ててしまった。自己犠牲という名前の自己中な話。その王子が相田マナ、そしてそれに付き添うツバメは六花、という風に彼女たちは自分たちの事を表現していた。相田マナも、皆に幸せを巻いて、プリキュアという使命を一身に受けて他のプリキュアの分までヘイトや悪意を集めて、身も心も滅ぼした。

 

「けど私はそうは思わない」

 

 だからこそ、六花は思う。

 

「王子は、皆のために身を粉にして、だれかが苦しむのなら自分がそれを受け止めて見せるって、強い決意を持った強情な人……だから、その分ちょっとの、少しだけ捻じ曲がった幸福を求めても、自分を幸せにしても構わないんじゃない?」

「……」

「さっきは忙しくて言えなかったけど……マナ、それからありす、レジーナ……めぐみも……おめでとう」

「六花……ありがとう」

 

 その言葉は、自分の事を正しくない、そう思っていた彼女にとっては最も安らぎを得ることのできる言葉であった。と、思う。マナは、その言葉に涙ながらにそう言った。彼女が涙を流すところ、それを見たのは久しぶりな気がする。そう、シャルルは思うのであった。そして、少し時間が経ってから士が言う。

 

「さて、それじゃ始めるか」

「始める?何を?」

「遠藤止対策の会議だ。……あいつを倒さない限り、取りあえずの平穏は訪れないだろうからな。平穏な世界じゃなければ、お前たちも安心して子供を育てることはできないだろうからな」

「……」

 

 マナは、一度両頬を思いっきり叩いて気合を入れなおす。そして言う。

 

「そうだね。この子のために、ありすやレジーナ、めぐみちゃんの子供のためにも……」

「うん」

「では、こちらへ。特別本部をすでに設置していますわ」

「あぁ……マナ」

「ん?」

「俺は……お前と会えてよかった気がする」

「そう言うのは、全部が終わってからね」

「あぁ……」

 

 そして彼女たちは歩き出す。未来を守る、そのために。




 自分でも思いました。これ、どこに向かっているんだろうなと……。なお、彼女達プリキュアの事を完璧超人だと思っていたのは、実は私だったのかもしれません。というか、これで本当に士と海東は仲直りできるのか?
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