仮面ライダーディケイド エクストラ   作:牢吏川波実

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 半月ほどスパロボ小説を書いていたら地の文の書き方を忘れてしまった……。


プリキュアの世界chapter59 森の戦士たち

 人は、森と聞いて何を思い浮かべるのだろうか。例えば、鳥。木々の間を飛び回って、餌をさがす鳥を、見て何を思うのだろうか。ほとんどの人間は、ただ鳥に出くわしただけであると思うのだろう。おいしそう等と野性的なことを考える人もいるのだろう。はたまた、鳥はどうして飛ぶのかなどとユニークなことを考える人もまたいるのだろう。そんな色々なことを考える人々の中にも、一つだけ鳥に関しての共通認識がある。それは、自分達人間にだって当てはまること。それは、生きているという事。この森のどこかに巣を持って、そこで子どもを育てて、はたまたつがいとなる鳥を探して、そして木の実や虫などの餌を食して生きている。だが、そんな鳥もまた、多くの野生動物の餌となって人生を終えてしまうのが大半であろう。鳥だけではない、少しだけ過程が代わってしまうものの、そのあたりにある川で泳いでいる魚も、そこの木を登っているリスたちも、そしてその木でさえも、生きている。そしてそれを見ている自分たち人間もまた、生きている。森は、そんな当たり前で、しかし大事なことを教えてくれる命の宝庫なのだ。彼らは、いつ自分が自分よりも大きな者たちに襲われるのかも分からないというのに、そのことを教えてくれるのだ。当の動物たちはそんな気持ちさらさらないのは当たり前ではあるが、それでも我々は感謝しなければならない。森林を狩って、生きる場所が無くなる原因となっている人間たちに対して教えてくれる森という大きな生態系に対して、敬意を払わなければならない。これからこの森で行われる戦闘で、どれだけの被害を出してしまうのだろうか。しかし、きっと心配することはないだろう。ヒトや鳥たちが生きて、治癒能力が備わっているように、森もまた、大きな治癒能力という物があるのだから。

 

 みずみずしく見えるほどに綺麗な木々、その間を三つの光が過ぎ去っていく。異形の者たちを、その後ろに付けながら。

 

「あぁもう!本当にしつこい!!」

「ねぇ、おかしくない!?私達かなり走ったのに、森の端っこにも出ないわよ!」

「アフリカとか、どこかの自然公園とか?それなら、森が大きいのにも説明がつくけど……」

 

 響、奏、アコの三名はこの地に降り立ってから異形の者たちをまくために深い森の中を走っていた。だが、駆けても駆けても怪人たちをまくこともできず、それどころか森の中から出られないでいた。一体、何キロある森であるのだろうか。アコの言う通り、今自分達がいるのはアフリカや、はたまた中南米のアマゾンにまで行くと大きな森が続いていることだろう。だが、それであったらこのように自分たちが知っているような種類の木々が生えているだろうか。それに、もしもそうであればここまで寒いわけがない。もしかしたら、何らかの細工がなされているのであろうか。例えば、一定の距離まで行ったら戻されてしまうというような。だが、もしもそうだった場合は自分たちの考えからするとかなり嫌な状況となってしまう。

 響たちは、何も考え無しに逃げているわけではない。彼女達には二つの思惑があったのだ。まず、一つ目に先ほども言った通りに敵から逃げる事。幸いにもこの森の近くに民家はないようで、このまま敵を放置していても問題はないだろうと思ったことも一因である。二つ目が、戦うのであれば、もう少し広い場所で戦いたいということだ。森の中という物は案外戦いにくい。避けた先に木があって、敵の追撃を受けてしまうという事もあり得るし、根っこに躓いてしまうということもある。だが、それ以上に木々を傷つけてしまう恐れがある。特に自分達プリキュアが戦うと、その戦闘スタイルの都合上大きなクレーターを作ってしまったり、木を折ってしまう恐れが大いに存在する。つまり、できるだけ広いところ、もしくは森を出た所で戦いたいというのは、自分たちもであるが、森や、この森に住む動物たちの事も思っての行動であるのだ。無論、そんな事敵は考えて胃はいないのであるが。

 

「ッ!二人とも、止まって!!」

「ッ!」

「なにッ!」

 

 アコが二人をそう制止した。三人はその場に急停止すると、前の方をよく見る。するとそこには、先ほどまで自分達を追っていた敵の姿、いや正確に言うと途中でどこかに見失った敵の半分の姿があった。

 

「どうして……」

「先回り……いいえ、これは……」

「森がループしている?」

 

 敵が先回りしたとしてもあまりにも速すぎる。自分たちはかなりの速さで走っていた。それにたいしてすべての敵が追いかけていたというのに、それを追いこしてしまうことができるのであれば、そもそも先回りする意味も、追いかける意味もない。ならば、あまりにも非常識すぎて考えてみたくもないが、ただ一つ、森がループしていると考えるのが簡単だろう。というよりも、よく考えたら自分たちは木と木の間をすり抜けるとき、どの木も見たことのあるような配置をしていた。同じような木の配置等、自然界にはありえない事である。それに、足元にある花すらも何度も見たことがあった気がする。非常識など、そもそも自分たちがプリキュアであること事態が非常識であるため、森がループしているという非常識など、非常識の中にも入らないであろう。ともかく、一つ確実なのは自分たちが挟み撃ちにあってしまったという事実であった。

 

「どうする?逃げる?」

「冗談、ここで決めなきゃ女が廃る……ってね」

「行くわよ!」

 

 三人は、それぞれ一人と二人に分かれて敵に向かって行った。

 

「ハッ!ハァッ!!」

 

 調辺アコは、鬼を模したかのような表情で敵に向かって行った。彼女自身思うところがあったのだろう。この事件、多くのプリキュアOGが関わっている中、アコを含めた極僅かの人間があまり関わらずにこの終盤が訪れた。中でもアコは、響や、将来の義姉が辛く苦しい時間を過ごしている時に側にいてやれなかったやるせなさという物があった。確かに、自分は大学に行っていて彼女の側に行くことができなかったという事が一番もっともな理由であるし、しょうがないの一言で済む話であるだろう。だが、自分の賞が内のせいで、知り合いたちが悲しむ顔をするのは、全くしょうがなくない話だった。アコは飛ぶ。自分のしょうがないを挽回するために、響や義姉を悲しませた遠藤止を倒すために。

 一番手前にいたショッカーの戦闘員に跳び蹴りを食らわしたアコは、敵を踏み台にして宙返りして後ろに跳び、着地したと同時に踏み込んでその腹部に重いストレートを叩きこむ。その大きな鉄球をぶつけられたかのような一撃により、ショッカー戦闘員は何人もの敵を巻き込みながら吹き飛んだ。

 

「ッ!」

 

 さらにアコは左からキュレックスワームが近づくのをみると、回転しながら後ろ回し蹴りをその顔に食らわす。キュレックスワームは、コマのような回転をしながらゆっくりと倒れていく。

 

「ハァッ!」

 

 アコは、ワームの身体が真横に、そして自分の身体の手前まで来たところで中国武術のはっけいと呼ばれる技を用いて複数の敵を巻き込んで吹き飛ばした。ワームは巨木にぶつかると爆散、跡形もなく消し飛んでしまった。

 

「響!」

「奏!」

「「ハァッ!」」

 

 響と奏での二人は、跳んでいる途中にお互いの手を取ると、着地した瞬間に大きく地面を蹴って、その手を中心として空中ゴマのように回転して周囲の敵を蹴り飛ばす。さらに、二人はそれぞれに敵を倒していく。いや、どちらかといえば奏の方が響のサポートをし、より多くの敵を倒している状況だ。無論、それも全て響のお腹にいる子供の事を考えての事。PC細胞というもので守られているとはいえ、それによって完璧に響の子供が守られるという保証はない。そのため、本音であったら響には戦ってすらほしくはないのだが、どれだけ止めたとしても彼女は聞く耳を持たないだろうと奏は思っていたし、響自身も、極力激しい運動は控えると約束してくれた。だったら先ほどまで走っていたのは何だったのだというのは、状況が状況だったので致し方がない。

 

「ッ!?」

 

 上手く立ち回ったことによって何とか敵の数を半減させることには成功したが、まだまだショッカーの戦闘員の数も多く、それよりも確実に強い怪人等ゴロゴロと残っている。せめて、救援に誰か来てくれればとは思うが、しかし転移した時自分たちの周りにはこの怪人たち以外には人の気配がなかったところを見ると、自分達だけが飛ばされてき、あの場にいた他の戦隊、仮面ライダーは来ていないのだろうと思う。

 

「ギェー!!」

 

 その時だ、ショッカーの怪人の一体であるザンジオーが口から火を吹きだした。無論、その攻撃を避けることは、響と奏でにとっては簡単なことであった。だが、彼女たちはすぐに自分たちが避けた結果のことなど想像がついていた。

 

「まずい、森がッ!」

 

 そう、自分たちの後ろには、たくさんの草木が生い茂っているのだ。ザンジオーの吐いた炎は、すぐに木々に燃え移り、大きな火柱を作り出した。火はさらにほかの木々へと移ろうとしている。

 

「早く消化しないと……ッ!」

 

 森の中で戦っていれば、いづれこうなってしまうであろうことは想像に難くなかった。だから彼女たちは必至になって森から抜けようとしていたのだ。このままでは、少し前にみた海外の山火事のように炎が波のようになり、緑の森はいづれ黒焦げた炭となってしまう事だろう。そうなる前に何とか消化しなければならないのだが、あいにく、自分たちの中にアクアやマリンのように水系統の技を使える者はいない。そのため、なるべく早く近くの川、もしくは湖を見つけてそこから水を持ってこなければ、取り返しのつかないことになる。

 

「ギェー!!」

「ッ!」

 

 そう彼女たちが考えていたその時だった。炎に気を取られていた響に、ザンジオーの攻撃が襲った。響は、その咄嗟の攻撃を避けることはできず、防ぐことしかできない。だが、その攻撃は重く、腕の上からも衝撃を響に与えた。響は、すぐ後ろに転がっていく。

 

「響!」

「大丈夫、私も……この子も……」

「ギェー!!」

「ッ!」

「ダメ、響!!」

 

 響が立ち上がろうとした矢先から、ザンジオーはさらにまた炎を吐き出そうとして来る。腕で防いだとしても無駄であるのは今の惨状を見て分かる通りだ。このままでは、木々を燃やした炎がそのまま響に直撃することになる。いくら何でもそのような攻撃を受ければ、無事で済むわけがない。そう考えた奏の身体は、本人の意志とは関係なく響の前へとたどり着いていた。無論、そのようなことをしても業火を受ける相手が代わるだけで、何の解決にもならない。果たして、熱傷によってできた傷もまたPC細胞で治すことができるのだろうか、いや、これまでの経緯からすると、おそらく治ることは治るであろう。しかし、それも全て生きていればこそだ。その攻撃を受けて生き残れるという確証はない。それに、もしも治らなかったら自分は一生消えることのない傷を負うことになってしまう。しかし、それでもいい。響を、そして響の子供を守ることができるのであれば、自分自身が傷つくなど、どうとでもなかった。だから……。

 

「か……な……で……」

 

 全てがスローモーションのように感じた。響の声、ザンジオーの炎、木々を侵食する業火。何もかもが遅く感じた。覚悟を決めた奏は、せめて眼だけは守ろうと瞼を降ろした。他のすべてが焼き尽くされても構わない。だが、眼だけは傷ついて、見えなくなってしまっては困るのだ。響の子供の顔が、自分たちの子供の顔が見えなくなるから。響の顔が見られなくなるから。だから、彼女は全てを見るのを止めた。だが、それでよかったのかもしれない。

 

「ピィーユ!ピィーユ!!」

 

 救世主という物は、当事者が見ていない時に現れる者であると相場が決まっているのだから。

 

「え?」

 

 奏が、今までに聞いたことのないような音を聞いたその瞬間、閉じていた目を開けた。その先には、先ほどまで炎を吐こうとしていたザンジオーの姿はなく、何か赤い小さな鳥のような物体に襲われているザンジオーの姿だった。それも、一体ではない、二体、三体、見ている間に次々と同じ鳥が怪人たちを襲っている。一体、何だというのだろうか。

 

「いやぁ、ちょっと迷ったけど間に合ってよかった」

「あ……」

 

 その声がした方向。そこには壮年、いや中年に入り欠けのような男性の姿があった。その手には、なにかCDのようなディスクを持っている。男性が、それを敵に投げると、そのディスクは自分たちを助けてくれた鳥の姿となってショッカー戦闘員を襲う。彼が自分たちを救ってくれたことは想像に難くないだろう。いったい何者なのだろうか。男性は、独特な手の動きをしたのちに言う。

 

「俺はヒビキ……まぁ君たちの知っている言い方なら、仮面ライダー響鬼、よろしく。シュッ!」

「響……私と同じ名前……」

「まぁ、コードネームみたいなもので、本当の名前みたいなのも一応はあるんだけどね」

「あっ、助けてくれてありがとうございます!」

「そんなの良いって」

 

 響鬼は、古来から魔化魍と呼ばれる妖怪の類から人々を守ってきた鬼の一人だ。本名日高仁志、2018年で44歳になるベテランの鬼である。鬼であるため、本人もバイクの運転が十数年前まで得意ではなかったこともあって渡などから仮面ライダーと呼ばれることに関しては少し疑問符を浮かべ、さらに外見も大半の仮面ライダーから見れば異色といってもいい造形のため、本当に仮面ライダーを名乗ってもいいのか分かっていなかったが、それでも一応は仮面ライダーなのである。

 

「それにさ、助けに来たのは……俺だけじゃないんだぜ」

「え?」

 

 そう、ヒビキが言った瞬間であった。

 

「流水のこどう!!」

 

 その声が響いた直後、地面から噴水のように水が噴き出し、木々で燃えていた業火へと落ちて行く。それは、まるで雨のように広範囲に広がって、次第に森を燃やし尽くさんとしていた炎を鎮火していった。

 

「よかった、これで森は……」

「でも、一体……」

「この森を荒らす者は許さん!!」

「ッ!」

 

 その声がした先、そこには六人の男女がこちらに向けて走る様子があった。六人は響たちの横をすり抜けると、ショッカーの怪人たちの元へと向かった。

 

「やッ!ハァッ!!」

「でやぁ!はぁ!!」

「フッ!はぁっ!タァッ!」

「おりゃ!ハァッ!!」

「えい!やぁ!」

「フッ!ハァッ!!」

 

 それぞれブーメラン、鞭、吹き矢、空気銃、パチンコ、そして剣を持って敵と戦う戦士たち。ある男はブーメランを投げて、複数の離れた場所にいる敵を倒し、ある男はムチを敵に引っかけて力任せにぶん投げ、ある男は笛の形をした吹き矢から矢を放ち適確に首を狙い、またある男は空気銃を放ち、ある女性はパチンコで木の上にいる敵を倒し、そして男は華麗な剣技で敵を斬っていった。

 

「すごい……」

「やるねぇ、それじゃこっちも!」

 

 そう言うとヒビキは太鼓を叩くバチのような物、音撃棒烈火を取り出すと、向かってくるザンジオーの足を払う様にバチを振るう。その瞬間、ザンジオーは空中で前回りするように飛んで仰向けで地面に落ちる。そして、ヒビキはその腹部に向けて音撃棒烈火を振り下ろすと、ザンジオーは爆散した。それこそ、まるで大太鼓を叩くようなその華麗な動きに、響と奏では見とれてしまっていた。

 

「きれい……」

「うん……」

「2人とも、無事!?」

「アコ……うん」

「君達、怪我はないかい!?」

「はい、ありがとうございます……」

 

 そこに、少し離れた場所で戦っていたアコ、そして6人の男女もまた合流する。どうやら、双方ともに目立ったけがはないようである。

 

「あの、あなたたちは……」

「あぁ、俺たちは星獣たちと共に戦うギンガの森の戦士……初代から数えて133代目の星獣戦隊ギンガマン……君たちが知っている言葉で言うなら、22番目のスーパー戦隊さ」

「ギンガマン……」

「あぁ、俺はリョウマ、よろしく」

「俺はハヤテだ」

「自分は、ゴウキといいます」

「俺はヒカル」

「私はサヤ、よろしく」

「そして、おれはヒュウガ、リョウマの兄でギンガマン……じゃないがリョウマたちとともに戦っている」

 

 星獣戦隊ギンガマン、22番目のスーパー戦隊であり、魔獣ダイタニクスを復活させて地球を滅ぼそうとした宇宙海賊バルバンと戦った戦士たちである。彼らは、それぞれに違ったアースと呼ばれる星の力を持ち、炎、風、水、雷、そして花の力を使うことができる。先ほど、火災を消したのもゴウキの持つ水のアースの力によるものである。この森は、彼らの故郷であるギンガの森と呼ばれる森で、ここには彼ら以外にもアースを使える人間や、妖精たちが住んでいる。そして、響たちがループしていると感じていたのも、外界からの侵略に対抗するために貼っていた結界のためであったのだ。

 

「でも、すみません。ここを戦場にしてしまったから木が……」

 

 響は、そうギンガマンに対して謝罪した。不可抗力ではある物の、自分たちが戦ってしまったがために敵の怪人の炎が木に燃え移って、かなりの範囲が焼けてしまった。この森の大きさなど把握していないためそれがどれほどの規模で、どれほどの被害をもたらしたのか試算はできない物の、森を傷つけてしまったことは確かである。

 だが、そんな彼女の言葉に対し、リョウマたちは笑って言う。

 

「大丈夫、確かに森は焼けてしまったけど、また生き返るから」

「え?」

「森は、俺たちが考えているよりも強く、たくましい物なんだ」

「例え……例え燃えてしまったとしても、前の木が落とした木の実から、一つの小さな苗ができる」

「その苗は、いつか大きな木になって、また小さな木の実を落としていくんだ」

「それを、小鳥やリスたちが食べて、遠くに運んで、また一つ小さな苗ができて、森になる」

「森という物は、たとえどれだけ燃えようとも、枯れようとも、人間が自然と共存しようとする心を忘れなければ、また生まれ変わって、大きな自然になっていく物だから」

 

 響は、その言葉に少し救われたような気がした。

 『山は死ぬ』という言葉を聞いたことはないだろうか。大木ばかりが成長してしまうと、光や風を遮ってしまう。光や風が届かないと、草はやせ細り枯れる。草に支えられていた土は流れて、岩肌となった大地には芽吹く物はない。ただ、古い木のみの山となる。そして、たとえ焼かれて、何も残さない焦土となっても、そう見えても、必ずやそこに新しき命は燃え出でて……。

『其処此処に風は吹くだろう……』

 

「よし、暴れるぜ。久々に少し、頑張っちゃおうかな」

「行くぞ、皆!」

「あぁ、この地球の自然を次のギンガマンにつなげるために」

「この豊かな自然の園で、好き勝手なことはさせない!」

「あぁ、ここからが本番だぜ!」

「銀河の森だけじゃない。この星のすべての命を守る!」

「それがリョウマたち……そして俺の使命だ!」

「行くわよ、二人とも」

「えぇ……この森の自然を傷つけ、燃やそうとして……」

「森に住む人たちや動物たちを危険にさらすなんて……」

「「絶対に許せない!!」」

 

 ヒビキは変身音叉音角を、リョウマ、ハヤテ、ゴウキ、ヒカル、サヤはギンガブレスを、ヒュウガはブルライアットを、響、奏、アコはキュアモジューレを持って並び立つ。そして……。

 

≪リイイイイイィィィィィィィィ…………≫

≪ドド♪≫

≪レレ♪≫

≪ドド♪≫

「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………はぁっ!!」

「「「「「銀河転生!!ハァッ!」」」」」

「騎士転生!!フッ!」

「「「レッツプレイ!プリキュア!モジュレーション!!」」」




 山は死ぬの件から風は吹くの件までは、私がよく参考にしてもらっています漫画から抜粋させていただきました。ゼロの使い魔の世界でも同じ漫画のセリフを何か所かで使用していますね。これ以上にいい話が思い浮かばなかったというのがありますし、私が好きな言葉でもあります。あとアコとヒビキとギンガマン全員の口調がやっぱりおかしなことになった。私は、メガレンジャー、ギンガマンあたりから見始めた世代なのですが、だからこそちょっと過去の記憶が頭の中で混線しているのかもしれません。あと、来週から私生活で地獄に突撃する状況にあるので、よく考える余裕がなかったのかもしれません。ていうか、今回メンバーが少なかったこともあって今ままでで一番静かな変身シーンだったのでは?
次回→あなたも魔法使い……なの?(多分かなりの問題回になること間違いなし)

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