仮面ライダーディケイド エクストラ   作:牢吏川波実

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 今回のラストで、後編に何をやろうとしているのかが分かる人には分かるはずです。
 そして、これまでは多少は色々なサイトを参考にさせていただいていたのですが、後編からは私自身が妄想したあの作品についての話となります。


魔法少女リリカルなのはの世界1-15

 私には、とても大切なお友達がいました。

 最初は暴力から出逢った友達だけど、そのあとは仲良くなって。一緒に学校に登校するようになって、色々なところに遊びに行って、家族ぐるみで温泉旅行とか言ったりして、ずっと、ずっとこの友情が続いていくんだろうなと、そう信じて疑うことは無かった。

 けど、友達は―――。

 私の生涯の親友は―――。

 魔法に人生を狂わされました。

 

 心優しい女の子は、きっともう立ち止まることは無いでしょう。例え自分が死ぬことになっても、誰かを助けるためだったら笑って死んでしまう。身体を決していたわることなく前に進み続ける。

 どの世界の彼女もそうだったから。

 私は、優しい彼女に救われた。何もできないでいた私を、あの子は助けてくれた。それから始まった友情は、私たちにとても大きなものをくれた。

 そんな大好きなお友達が、死んでしまう。

 そんなの、嫌だ。

 

 なら。

 なら。

 なら。

 

 私たちが傷つこう。

 

「「!!!」」

「ッ!」

「あらあら……」

 

 現れた二体のドーパントは、それぞれに違う行動をとった。白いドーパント、《スノーホワイト》は敵のドーパントへと殴り掛かり、そして赤いドーパント、《フレイムアイズ》はディケイドへと襲い掛かった。

 

「なんでや、あれ、アリサちゃんとすずかちゃんやったよな!」

「う、うん……」

 

 確かに、あの二人はアリサとすずかに間違いはなかった。けど、何故二人がガイアメモリを所持していた。この世界にガイアメモリが持ち込まれたのはつい先ほど、なのはが病院で一度目に襲われたときのことだ。

 それより前からこの世界でガイアメモリが蔓延していたのか。いや、それならもっと怪物が暴れたというニュースがあってもおかしくないハズ。

 考えられるのならばただ一つ。二人がなのはの病室から飛び出したあのタイミングだ。あの後でガイアメモリを手にいれたのならばどうか。

 けど、どちらにしてもどうしてだ。なのははともかくとして、はやてには二人がガイアメモリを手にいれた理由に関しては何となく察しがついていた。だから一方の、すずかの方の行動に関してもその考えと行動が一致している。しかし、アリサの方は分からない。何故、彼女はディケイドに対して攻撃を加えているのだ。

 

「この感じ……」

「ッ!!」

 

 士には、今のアリサの状態に覚えがあった。正確に言うと、先ほど戦った二体のドーパントと同じ状態に陥っていると考えていた。

 ドーパントは怪物だがその変身者が人間であるという共通点は変わらない。そのため、本来は最初にこの世界で戦ったドーパントのように戦闘中にしゃべったりすることが多いはずなのだ。だが、今のアリサは、まるで本物の怪物であるかのように叫び声しか上げることは無い。これは、道路上で戦ったあの暴走体のドーパントとまるっきり同じ物だ。

 

「暴走か……」

 

 あの時のように巨大化しているわけじゃない。しかし、恐らく暴走しているのだろう。だから、あのドーパントだけじゃなく自分にも攻撃を加えている。

 しかし何故彼女たちなのだ。先ほどのドーパントは彼女たちの事を仲間であると言った。この言葉の意味するところ、三人は元より共犯者であったというのか。そうであればあのドーパントのように二人は暴走することは無いはず。

 なら、二人は騙されてドーパントに変身した。そう考えるのが一番なのか。

 分からない。が、しかし分かることもある。きっと、彼女たちは強い意志を持って変身したのだ。

 あの時の二人の眼は、まさに覚悟を持って変身したソレと同じものだった。つまり、暴走することはともかく、変身して戦うのは覚悟の上だったということだ。

 ならこうは考えられないだろか。もしかすると、彼女たちは元からあのドーパントの事を裏切るつもりで仲間になり、ガイアメモリを受け取って変身した。けど、暴走してしまい一人は自分の方を襲い掛かってきてしまった、と。

 

「ッ!」

 

 フレイムアイズが出現させた炎の剣は、ためらうことなくディケイドの事を刈ろうとしてくる。マズイ、色々と考えている間にも、このまま手加減を続けていればいずれやられてしまう。

 何か、策はないか。何か。

 

「今は、倒すしかないか……」

 

 それしか方法はない。倒して、ガイアメモリを破壊するしか方法は。

 

「試してみるか……」

 

 ディケイドは、前の世界で手にいれた≪ケータッチ21≫を取り出す。まだ一度も使用したことは無いが、すぐに戦闘を終わらせるためにはこの方法を用いるしかない。ということで、ケータッチ21の画面に触れた。

 が、しかし反応しない。

 

「なに……!」

 

 アリサの攻撃を避けながら、何度も画面をタッチするも一切の反応を見せない。故障か、それとも不完全であったのか。いや、篠ノ之束の科学力は前の世界で十分に見たはず。彼女のソレに間違いはないだろう。で、あるのならば何故作動しない。

 

「何故だ! どうして作動しない!!」

 

 焦りはつまらないミスを産む。焦りは、彼を混沌の渦に陥らせる。このままじゃマズイ。士の心の内でけたたましく警報が鳴り響いている。

 だから、気が付かなかった。

 自分が、いつの間にか。

 

「ニャー」

「!」

「士さん!!」

 

 猫のすぐそばにまで、来ていたという事を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここは、どこだ?

 

「君は特別な存在だ」

 

 誰だ? この声?

 

「世界を渡る扉を出せ、なおかつその中に入ることが出来る人間はすべての世界を見ても掌で数えることができるだろう」

 

 特別、俺が?

 

「そうだ、君だ。君は、特別な存在なのだ」

 

 特別……俺が。

 

「君に、新しい名前を与える。君は何にでもなれる。どこにでも行ける。君は、世界全てを思うがままにすることが出来るのだよ。門矢士」

 

 俺が、世界全てを。

 

「いや違う。これから君は、こう名乗るがいい……」

 

 俺は、俺の、名前は……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時環相互(トキワソウゴ)




次回 仮面ライダーディケイド エクストラ
「昨日、長谷川千雨が死んだ」

「……明日菜さんが目覚めたら……例の木に行くはずですわ」

「アリサちゃん、すずかちゃん、仇取ったよ……」

「きっと、罰なんだよ。それが、何も知らなかった私たちの……」

「お宝を渡すのは気が引けるけど……今は士を助けるためだ」

「姐……さん、ありが……とう……」

「つ……かさ、君……」

「何故夏海たちを殺した……答えろ! ユウスケェェェェ!!!」

「アハハハハハ!!!」

「なんで、こんな……私母さんの、ために……」

「ねぇ、お姉ちゃん……私たち、幸せ……だったよねッ」

「俺は、お前にッ!」

「アルカンシェル起動! 標的は……海鳴市です!!」

「なのはの……馬鹿ぁぁぁぁ!!!!」

「アリサちゃん、ゴメン……すずかちゃんを殺し……て……」


「ゴメンね、皆……」
「終わる……ようやく……俺の旅が」

【これが、私の最期の全力全開……なの】






























「君、以前僕と会いましたか?」
貴方は、新たな物語の幕開けを見る
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