温かい目で見てあげてください!
地球連邦構成国家の一つである日本。その首都である東京の練馬区すすきが原。そこは戦争中であるのにも関わらず、人々が平和にくらしていた。
「ドラえも━ん。」
ある子供の声がこだまする。
「どうしたの、のび太君。またジャイアンにいじめられたの?」少年に話しかけているのは、あおいロボットである。「ジャイアンにさっき買った本を取られたんだよー!」少年−のび太はドラえもんにそういった。
「あのねぇ、たまには自分で解決したら?僕に頼り過ぎだよ。」
「無理だよ、そんなの。」のび太はドラえもんに抱きつく。
「しょうがないなー。でもいまは、新しい情報を知らないと。」そう言ってドラえもんは、テレビをつけた。
テレビでは、戦争の現在の様子が映っている。
テレビレポーターは、「現在のドイツ戦線は、・・」などと戦況を伝えている。
「うわぁ、この状況だとベルリンは陥落したんじゃないの。」
「たぶんね・・」そう言いながらのび太はあることを思い出していた。
それは2年前、のび太達が小学2年生の時にある幼なじみの少女が転校した時の事だった。
その子は機械が好きで、小型ロボットを作ってはいろいろ見せてきた。ドラえもんが来る前の事だった。
特にのび太とはよく遊ぶ程仲が良かった。そのためか、いつものび太の事を考えていた。
「のび太はどうするの?」ある少女がのび太に言った。
「僕は残るよ。いまの生活がとても楽しいんだ。」
「わかったよ。寂しくならないように、トリィをつくったんだ。大切にしてね。」
「ありがとう。大切にするね。」
そんな会話がのび太の中で再生される。
そんな時、「のび太、お使いに行きなさい!」と部屋の外から聞こえた。
「うわぁ、ママに呼ばれちゃたよ。どうしよう?」
「行ったほうがいいんじゃないの?」
「わかったよ。じゃあ、トリィも連れて行くね。」
「トリィ!」
「行ってきまーす」
「ジャイアンはここにいないな。やっと安心感がでてきたよ。」
「やぁ、のび太君じゃないか。元気かい?」
のび太がこころを落ち着かせていると、近くかり声が聞こえた。
「あっ、ルルーシュさんこんにちは。学校帰りですか?」
のび太に話しかけてきたのは、ルルーシュ・ランページ
という学生だ。かれは、のび太の家の近くにすむ高校生で、彼の両親とのび太父親が同じ会社に務めていることもあり、親交が深い。
ちなみに、のび太はルルーシュに勉強を教えてもらっている。
「ああ、実は友達と一緒に帰ってきたんだ。」
「あっ、お隣にいる方がそうですか?」
「そうだよ。せっかくだから、自己紹介をしたらどうだ?」
ルルーシュは隣りにいる同じ制服をきた少年に言う。
「そうだね。僕は時縞ハルト、て言うんだ。君の事はルルーシュから聞いているよ。よろしくね。」
ハルトはのび太に自己紹介をする。
「こちらこそよろしくお願いします。」
のび太も礼をした。
「ところで二人はこれからどうするんですか?」
「それならこれから・・・」「すみません。ちょっとお尋ねしたい事があるのですが。」
ルルーシュが話していると、突然声が聞こえた。
声が聞こえたほうを見ていると、
やや小柄な男性が立っていた。
「どうしたんですか?」
「あそこに見える山に登りたいのですが、どうやっていけますか?」
「それなら、このまま真っすぐ行くと大きな通りに出ますから、そこをずっと北に向かうと、学校が見えます。そこの裏にその山がありますよ。」
「すまないね、ありがとう。」
その男性は、立ち去った。
「変わった人でしたね。」
「それはともかく、のび太君。お使いに行く途中だったんじゃないの?」
「そうだった!ありがとうございます。」
のび太は急いでお使いに戻った。
「俺達も行こうか。」
「そうだね。」
のび太に話しかけた青年―ハヤト・コバヤシはため息をついた。
「全く、横須賀から移ってきたばかりなのに迷った挙句子供に道をきくとは、恥ずかしい。」
「ハヤト少尉!」
彼が振り向くと、連邦軍の制服を着た兵士が乗用車の前で待っていた。
「すまないね、待たせてしまって。」
「大丈夫ですよ。いまきたばかりですから。」
そう言って二人は車にのり、連邦軍基地に向かった。
「ところで、すすきが原に来てどうでしたか?」
「小道が多すぎて、何度も迷ってしまったよ。本当に基地があるのか心配になってしまったよ。」
「僕も最初はそうでしたよ。」
「それはともかく、例の機体は完成したのか?」
「えぇ。無事にロールアウトされて、最終調整を施しているところです。ただ、パイロットの選定がうまくいっていません。」
「やはり、上手くはいかないか。とりあえず、奴らに見つからないようにしろ。」
「了解です。」
そう言って二人は基地の敷地に入った。
その頃、伊豆諸島近海。
「司令部から通達かあった。本日午後4時頃に東京への侵攻を開始せよとの事だ。」ここは、エリス所属の潜水艦"クストー"の艦橋に設置された司令室。
そこには、仮面で素顔を隠した指揮官とまだ小学生であろう少年少女が軍服姿でいた。
指揮官の名はロザリオ・ベルジェと言い、エリスのトップエースパイロットをまとめる。
エリスの中では、最も名の知れた指揮官の一人だ。
「例の機体で行っていいんですね?」
ツインテールにした赤服の少女は聞いた。
「もちろんさ、ぜひともそうしてくれとも来ている。私も、クロノで出る。」
「了解です!」
そう言って彼女達は部屋を出た。
「ふふ、ようやく私の計画の最初の大きなイベントが始まるな。待っていろよ、アルト!」
彼は誰にも聞かれないように笑い続けた。
「やっとお使いが終わったよ。帰って昼寝とをしようかな・・」「のび太さん!」のび太がお使いを終わらせて愚痴を言っていると、後ろから声が聞こえた。
「しずかちゃん、何をしているの?」
のび太のクラスメートの源静香だった。
「クッキーを焼いたから、来てほしいなと思ったんだけど。」
「うん、行く行く。ドラえもんも連れて行くねからね!」
「それじゃあ、4時には来てね。」
「後でね!」
そう言って二人は別れた。
基地の内部に入ったハヤトは、手続きを済ませるとさまざまな書類を目を通していた。
「遅いぞ、ハヤト少尉。早くこちらへ来い!」
「はい!今行きます。」
ハヤトは、急いで呼ばれた方向に向かった。
「気をつけろ、お前はアヴァロンのクルーに選ばられたのだから急げ、艦長が待っているぞ!」
彼らはまだ知らない。
まもなく甘い考えはすぐに崩れてしまうことを。
「ドラえもん、しずかちゃんがクッキーを焼いたから食べに行こうよー。」
「それは楽しみだなー。でもどら焼きを買って行きたいから先に行っていてね。」
時計を見ると、既に3時30分になっていた。
「じゃあ先に行ってるねー」
そう言ってのび太は家を出た。
こちらは連邦軍横須賀基地。
太平洋の監視をしていた。
異変を感じたのはつい2分前の事だった。
「司令!大変です、伊豆諸島沖から多くの熱源を察知しました!これはエリスの物です!」
「何?そんな馬鹿な、奴らはどこにむかっている!」
「東京方向です!このままいくと、30分後には東京への攻撃が開始されます!」「なぜ気づかなかった!関東圏のすべての基地と日本政府に緊急通達しろそれぞれの自治体には避難指示をだせ!」
「司令!東京の他にも、静岡・名古屋・大阪・神戸・高松・広島・呉・宇部・北九州・福岡・長崎・鹿児島・那覇・仙台・青森・函館・室蘭・釧路・札幌・新潟・金沢・松江・熊本にもエリスの艦隊が接近中だとの事です!」「くそ、我々の重要都市が狙われたか。日本政府はどうなった!」
「正式に防衛出動要請が出ました!これで部隊に指示が出せます!」「よし!早速展開しろ!」
すすきが原基地司令室。
「横須賀から伝達だと!?」
「はい!緊急通達がたった今送られました!」
「なんと言っている?」
「先程伊豆諸島沖からエリスの艦隊が発見されたとのことです!少なくともあと30分で東京への攻撃が始まるとのことです!」「なんだと!避難指示はどうなったのだ?!」「政府から既に各自治体ち指示がでており、防衛出動要請が出ました!」などと混乱していた。
まさかエリスが攻めてくるとは誰も思ってはいなかったのだ。
「ナタル中尉!」
ハヤトは、近くにいた同期でおなじくアヴァロンのクルーとなったナタル・バジルールの所へ向かった。
「ハヤト少尉、お互い配属されたばかりなのに大変なことに巻き込まれたな。」
「ええ、アヴァロンはどうなるんですかね。とりあえず出撃準備でもしておきますかね。」
ハヤトは、少し混乱していた。
「しずかちゃんのクッキーは美味しいなぁ。食べれて嬉しいよ!」
のび太はしずかの家でを食べていた。
「のび太さん、ありがとう。」しずかはとても嬉しかった。「ところでのび太さん、一旦テレビを点けますね。」そう言いながらテレビをつけた。
「緊急速報です!とても重要な事なので、聞き逃さないでください!」「「えっなに?!、どうなっているの!。」」
のび太としずかは、突然の事に戸惑った。
「先程日本政府及び地球連邦軍から、緊急事態宣言が出されました!それによりますと、先程伊豆諸島沖でエリスの艦隊が発見されたとのことです。艦隊は進路を関東圏に向けており、あと30分で攻撃が開始されるとの事です!また、その他の主要都市も襲撃される可能性が極めて高いとのことです!そのため、各自治体に対して避難指示が出されました!ですので、大至急安全なシェルター避難を開始してください!繰り返します・・」
「ははそんなの、嘘だよね。」
「でも放送を見ているからには、嘘とは到底考えられないわ。」
「どうしよう!?避難しろと言っても、どこにシェルターがあるかわからないよー!」
「この近くにあるのは、すすきが原基地の中にあるわ。そこに避難しましょう!」
「とりあえず僕は家に戻って必要な物を取ってくるよ。」「わかったわ。後でね!」
「もう、なんで肝心な時にいないんだよう。ドラえもーーん!」
その頃ドラえもんは、仲良しのミーちゃんを安全な場所につれていっていた。
「とりあえず準備はできたから、避難を開始しよう。」のび太が避難を始めていると、「のび太くーん!」ドラえもんがタケコプターを使ってもどってきた。「ドラえもん、どこに行っていたのさ探していたんだよ?。」
「ごめんミーちゃんを避難させていたんだ。」
「まあいいよ。とりあえず避難しますか!」そう言って二人は、連邦軍基地に向かった。
その頃エリスの艦隊は北進を続けて、遂に東京湾に入り込んだ。
「ところで、出撃準備は整ったかね?」
ロザリオは、それぞれのパイロット達に向かって言った。
「はい!いつでも出撃できます!」
「では始めるとするかね。」
「出撃開始!」
その直後、クストーから7機のモビルスーツが飛び立った。それと同時に、各空母からもモビルスーツが発進した。
「エリスのモビルスーツだ。」「のび太君、早く逃げないとダメだよ。」のび太とドラえもんはタケコプターで学校まで向かい、途中から歩いて基地に向かった。
「の、のび太!」後ろから声が聞こえたので振り向くと、クラスメートの剛田武と骨川スネ夫だった。
「ジャイアン、そしてスネ夫。無事だったんだね!」
「ああ、間一髪で逃げきたんだ!」
「のび太さん!」「しずかちゃん間に合っだね!」
のび太達はお互いの安否を確認し、基地の内部に入っていった。
基地の内部に入り、シェルターに向かっていた。
しかし、とあるトラブルに巻き込まれてしまう!
「しっ!なにか聞こえない?」
のび太達か耳をすましていると、
「馬鹿野郎!そっちに行くな!」
「いっ、嫌だ!私の目で確かめないといけないんだ!」
「そっちに行くなと言っているだろう!」
「はっ離せ!わたしを通せ!」
のび太達はこの会話を聞いて、憤りを感じた。
そして思いがけない行動をした。
「やめてくださいよ!困っているじゃないか!」「なんだと、お前達には関係ないだろう!」
「関係ある!困っている人がいると、誰だって助けたくなるよ!」
そう言いながら捕まっていた少女と一緒に邪魔されていた場所に向かっていった。
「これで良しと。」
ドラえもんは逃げた場所の鍵をロックした。
「大丈夫だった?」のび太は助けた少女に話しかけた。
「ああ、ありがとう。」
「とりあえずここはどこだろう?」のび太がそういうと、「そんな、本当だったんだなんて。」と少女は叫んだ。
その直後、部屋の電気が一気についた。
「これは・・。」そう言ってのび太達は息を呑んだ。
そこにあったのは、高さ15メートルはあるであろう巨大な5機のロボットだった。
頭部にはV字型アンテナ、そして2つの目がついており、遠くを見つめていた。
「でかい・・」「ドラえもん、これって・・」
「間違いないよ!連邦軍のモビルスーツだ!」
「それはおかしいよ、連邦軍には"ギアレム"というモビルスーツがあるじゃないの?」
のび太は、ドラえもんに疑問を伝えた。
「いいや、あれは鹵獲したエリスの"ノースクロス"を連邦型に改良して生産しただけで、独自のモビルスーツではないんだ。さまざまな噂がながれていて本当だったとは思っていなかったけど、これを見て確信したよ。」
ドラえもんかそう言うと、スネ夫がなにかに気がついた。「そういえばこの間、連邦軍のコンピューターがエリスにサイバー攻撃されたといっていたよね?」スネ夫はドラえもんに聞いた。「確かにそんなニュースもやっていたよね。」「勝手な推測になってしまうんだけど、エリスはその時にこのモビルスーツの開発計画を知ったんだと思うんだよ。」スネ夫は自分の考えを伝えた。
「ちょっと待って、スネ夫、君が言いたいのはまさか。」ドラえもんは何かに気づいてスネ夫に聞き返した。「そのまさかだよ。奴らはきっとこのモビルスーツを奪取しに来たんだ!でないとこの攻撃が突然起きた説明がつかないよ!」
この話を聞いてのび太は言った。「ちょっと待って。今の話からするとこの場所は既に奴らにばれていて、たった今攻撃に晒されているという事?」「まさか・・」スネ夫がそう言っていると、突然天井が破壊された。「なっ、なんなんだ!」「とりあえず君は逃げるんだ!」「あっ、ああ」そう言って少女は立ち去った。
「どっ、どうしよう」「どうしようと言われても・・」「ジャ、ジャイアン!何しているの!」のび太が見ていた先には、ジャイアンが5機のモビルスーツの内の1機に乗り込もうとしていた。
「見ればわかるだろ、こいつに乗って敵と戦うんだよ!」「しっ、死んじゃうよ!」スネ夫は怖気づいて逃げようとしていたが、「このまま死ぬのは嫌なんだ!」ジャイアンの意思は硬かった。
「仕方ないみんな行くよ!」ドラえもんはため息をつきながら、頭部に長いトサカが付いた機体に乗り込んだ。
「どうなっても知らないよお。」そう言いながら、スネ夫も射撃に特化した機体に乗り込んだ。
「とりあえず行くわ!」そう言いながら、しずかは防御に特化したと思われる機体に乗り込んだ。
「僕もとりあえず乗らないと。」のび太は、最後に残った機体に乗り込もうとした、その時だった。破壊された天井から、1機のモビルスーツが荒々しく入ってきた。
「なんだ?」のび太か不思議に思っていると、モビルスーツのコクピットからパイロットが出てきて、突然拳銃を打ちながら走ってきたのだ!
「何をするんだ!」のび太はそのパイロットに向かって突っ込んでいった。パイロットとのび太は、激しくもみ合いになった。そしてのび太は、そのパイロットのヘルメットを吹き飛ばし、パイロットの素顔がさらされた。
その顔を見て、のび太は息を呑んだ。「君は、片桐涼花?!」「そういうお前は野比のび太か?!」
なんとそのパイロットは、2年前に別れた幼なじみである、片桐涼花だったのだ!
ーそんな、涼花がエリスのパイロットだったなんて・・
のび太は唖然としていたものの、モビルスーツに乗り込んだ。
「これが電源か?」そう言って真ん中のスイッチを押した。
ーGeneral
Unilateral
Neuro-Link
Dispersive
Autonomic
Maneuver..
StrikeOmegaGUNDAM
「ストライクオメガガンダムというのか!」
ガンダムはトリコールに染まって動き始めた・・
今回はここまで。
とりあえずガンダムの起動までを描きました。
ラストはほとんどSEEDのまんまだと言われるかもしれないですが、見ててあげてください。