東方ウィザード×スマブラⅩ 大乱闘!仮面幻想郷R【凍結中】   作:放仮ごdz

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とある方に進められて読んで見た東方色人参にスマブラ熱が再燃して、途中まで書いていたのが一気に書き終わりました。あんな解釈もあるんですね、燃えた。やっぱり東方×スマブラはいいものだ。

さて、ほぼ一ヶ月ぶりの更新、お待たせいたしました。Fateの方ばかり集中していたせいで遅れ、申し訳ございません。それに伴い、今回から書き方を変えました。


今回は夢月一行VSクッパ。霊夢とレミリアとクッパと言う、化物レベルの実力者がぶつかります。お楽しみください。


第七話:ギガクッパ来襲、魔王VS巫女と吸血鬼

紅魔館跡地

そこに夢月とピット、霊夢とマリオ、レミリアとリンク、咲夜とヨッシーの一行は訪れていた。もちろん、リンクの誤解は解決済みである。

 

 

「あらら。こりゃ派手にやられたわね。咲夜、貴女何をしていたの?」

 

「うっ…面目ありません。まさかあの美鈴が突破され、そのままあっという間に大軍に攻め込まれるとは予想だにせず…」

 

「口だけなら何とでも言えるわよね」

 

「ぐふっ!?」

 

「咲夜、仕方ないさ。その門番の事を信じてたんだろ?」

 

「ううっ…リンクさん…」

 

「あの万年昼寝娘を信じるのはいいけどね、最後の砦のアンタが力不足なのも悪いんじゃないの?」

 

「返す言葉もございません…」

 

「もうやめたげて!咲夜のライフはゼロだ!」

 

 

紅魔館を守れなかったことを悔いる咲夜に追い打ちの言葉をかける霊夢。咲夜が吐血してズーンと項垂れ、リンクがその背中をさすり慰めるのだがとどめの言葉を浴びて白目を剥いた。

 

 

「霊夢、それは言いすぎじゃ…」

 

「ピット、これが姉さんですよ。咲夜さんなど何時も弄られている人が困っていると掌返しで虐めにかかるのが姉さんの仕返しなんです」

 

「うわぁ…」

 

「うっさいわね、何時ものお礼をしているだけよ。お・れ・い♪」

 

「ヨッシー!」

 

「あ、ありがとねヨッシー。気を遣ってくれて。でも大丈夫、ちょっと胸糞悪くなっただけだから」

 

 

フリーダムな他の面々と比べ、暗い顔で怒りに震えるレミリアを心配しる様に顔を寄せるヨッシーに微笑むレミリア。すると無言で何か考えていたマリオはレミリアに問いかけた。

 

 

「それよりレミリア、ここを破壊したのが巨大なカメって本当か?」

 

「ええ。今思い出してもむかつくわ。弾幕も効かない、グングニルもあの甲羅で弾かれて通用しない、しかも竜種みたいに炎を吐いてくる。私達吸血鬼も化物って言われるけど、あっちの方がバケモノよ」

 

「…間違いなく、アイツだな」

 

 

マリオは自分のライバルを思い出し、考え込む。それを見たレミリアは凄い剣幕でマリオに詰め寄り、マリオの胸ぐらを掴んで持ち上げブンブン振り回した。

 

 

「ちょっ、まっ、レミリア!?」

 

「貴方、アイツを知っているの?教えなさい!今すぐ!さもないと痛いわよ!」

 

「いや、多分知っている奴だと思うが…アイツがここまで徹底的にやるのは…」

 

「どうした、想像だにしなかったか?」

 

「「「「「「「うん?」」」」」」」

 

 

マリオがぼやいたその時。この場にいる人間の誰でも無い野太い声が周囲に響き、全員その声が聞こえた方向を向く。そこに居たのは…

 

 

「ガッハッハ!久しぶりだな。我が永遠の宿敵、マリオよ!」

 

 

マリオの宿敵であり、先刻ドンキーを倒したクッパがダークキャノンを構えて立っていた。それを見て、目を紅く光らせるレミリアと瞬時にナイフを取り出し威圧する咲夜。マリオはあえてそれを気にしない様に、宿敵でもありライバルでもある魔王に問いかける。

 

 

「クッパ…やっぱりお前か。…お前、本物か?」

 

「ふん、ゼルダ姫の偽物の事を言っているのか。さあどうであろうな?」

 

 

意味深げに嗤うクッパに、何時もの彼奴じゃないな…と違和感を覚えるマリオ。何時ものクッパは何と言うか…少しおバカなのだ。少し間抜けに見えていい方なのだが、今のクッパからはそんな気配は微塵ともせず、むしろカリスマたっぷりのTHE・魔王と言う感じだ。そんな様子に我慢ならなくなったのか、爪を伸ばし牙を剥きレミリアは吠えた。

 

 

「貴様ァ!…何しに来た!」

 

「ふん!吸血鬼なぞに用はない。貴様らなど利用しようにも我が強くて使えぬわ。我輩が用があるのは…」

 

 

そう言ってクッパはダークキャノンを構え、引き金を引く。その射線上に居たのは…ヨッシーだった。

 

 

「ヨッシ?」

 

「こいつだ」

 

 

そして例の矢印型の光線がヨッシーを貫き、その姿をフィギュアに変える。それを見たマリオとリンクは激昂して跳躍、夢月とピットと咲夜はそれぞれの武器を構え援護する。霊夢はピクッと眉を寄せたが警戒しているのか微動だにせず、レミリアも威嚇した構えのまま動かなかった。

 

 

「「クッパァ!」」

 

≪コネクト・プリィズ…≫

「貴方は敵です!」

 

「許さないぞ、お前!」

 

「私達からどれだけ奪えば気が済むんですか!」

 

「五月蠅いわ、小童共が」

 

 

しかしクッパは余裕を崩さず、マリオとリンクを頭突きで薙ぎ払うと瞬時に甲羅にこもりピットと咲夜の斬撃、夢月の弾丸を防御。手だけを甲羅の中から伸ばすと咲夜とピットを掴み高速回転して浮かび、勢いを付けて二人を地面に叩き付けると顔と両足も出して着地。

斬りかかって来たリンクのマスターソードを手首に着けた棘付き鉄輪で弾くと正拳を叩き込み、ファイアボールを握って殴りかかって来たマリオをガシリと巨大な両手で掴むと拘束、飛び上がってくるりと一回転して急降下、マリオを地面に叩き付けて自分は宙に逃れ着地する。

圧倒的。その言葉がふさわしい実力に、夢月達のみならず、いつもの彼を知っているマリオとリンクも驚愕に打ち震えた。

 

 

≪ドライバーオン!プリィズ…≫

≪シャバドゥビタッチ・ヘンシーン!≫

「くっ…変s」

 

「させるか」

 

「がはっ!?」

 

 

残った夢月が慌ててウィザードライバーを顕現させ指輪をかざそうとするもドカドカと走って来たクッパのドロップキックが叩き込まれ、夢月はウィザーソードガンを手放して蹴り飛ばされ、木に叩き付けられて肺の空気を全て吐き出し、そのまま地面に崩れ落ちた。

 

 

「ガッハッハ!こんなものかマリオよ、ファイターよ、幻想郷の英雄よ!弱いぞ、弱すぎるッ!…さて、残るは貴様等だ」

 

 

クッパは残った霊夢とレミリアに向き直る。その二人は怒りで表情が読めなくなっており、無言でスペルカードを手に取り構えた。クッパは余裕なのか、それとも仮面ライダー以外は脅威と見ていないのか止めようとしない。

 

 

「ねえ霊夢」

 

「なにかしら?レミリア」

 

「こいつを本気(マジ)で潰そうと思うんだけど?」

 

「良いわねそれ。異論はないわ、てか殺す」

 

 

そして残りの者の方を向くと、冷え切った笑顔で告げた。

 

 

「咲夜!リンク!」

 

「夢月!マリオ!ピット!」

 

「「こいつにだけは手を出すな、OK?」」

 

「「「「「「お、おk…」」」」」

 

 

その殺気に従い下がる五人。と言っても全員死に体なのだが。リンクがいくつか瓶を取り出したので大丈夫だろうとレミリアは直感する。彼から所持しているアイテムについてあらかた聞いている、瀕死状態を一気に全快まで回復させる反則の様な妖精を入れている瓶がいくつかあったのも覚えていた。そんな思考は頭の隅にやり、レミリアは霊夢と共に構えたスペルカードの銘を詠唱する。

 

 

「「仮面符」」

 

「【魔皇牙(キバ)】」

 

「【欲望の王(オーズ)】」

 

 

するとレミリアの肩に奇妙な金色の蝙蝠らしき生物、キバットバットⅢ世が。霊夢の腰にオーズドライバーがそれぞれ現れ、レミリアはキバットを掴むと口を開かせ、霊夢は袖の中から取り出した三枚のメダルをバックル部…オーカテラドルに装填して傾けると右腰に付けられたオースキャナーを手に取り構えた。

 

 

「行くぞ、キバット」

 

「おう!キバっていくぜ~≪ガブッ!≫」

 

 

怒りで男口調になっているレミリアがそう冷めた声で告げると、キバットを左手の甲に噛み付き魔皇力を注入、頬にステンドグラスの様な模様が現れ腰に鎖が幾重に巻き付き紅いベルトになる。

そしてレミリアはキバットをベルトの止まり木部であるバックルに逆さに取り付け、同時に霊夢はスキャニングして叫ぶ。

 

「「変身!」」

 

≪タカ!トラ!バッタ!≫≪タ・ト・バ!タトバタ・ト・バ!≫

 

 

レミリアはベルトを中心に全身に銀色の波紋が広がって砕け散り、霊夢はメダルの幻影が飛び交い一つの紋章…オーラングサークルを作って胸部に重なり、オースキャナーから奏でられた不思議な歌と共に二人は姿を変えた。

 

 

レミリアは上半身に服の上から赤い装甲が成され、蝙蝠の翼を模ったミニスカートを纏った下半身には黒いニーソックスが穿かれて銀色の装飾が成された肩に鎖…カテナが巻かれ、右足首にはカテナが巻かれ封印された「ヘルズゲート」が、金色の瞳に変化してキバの仮面を模した王冠が頭に付けられている姿に。

霊夢は瞳が緑色に染まり一部が赤くなった髪にオーズの仮面を模したアクセサリーが付けられ、巫女服の一部が黒く染まり胸元にはオーラングサークルが小型化したようなブローチが、腰の背中側にはメダジャリバーが、手甲に覆われた黒と黄色の指貫グローブにはトラクローが装備され、足には緑色のバッタを模したブーツを履いている姿に。

 

レミリアはライダー少女キバ・キバフォームに、霊夢はライダー少女オーズ・タトバコンボに変身した。レミリアは腕組みしてニヤリと笑い、霊夢はメダジャリバーを手に取り肩にかけて笑う。

 

 

「さあ、私の操る運命に従いなさい」

 

「お賽銭をくれたら許してあげなくもないわよ。…もちろん嘘だけどね、ホントよ?」

 

「貴様ら…ふざけてるのか?」

 

「「ふざけてんのよ」」

 

「なめるな!」

 

 

二人同時に余裕たっぷりで返されたクッパは憤慨し、ダークキャノンを投げ捨てて灼熱の火球を放つ。しかし霊夢のメダジャリバーで両断された。

 

 

「んなもん弾幕に比べたら苦でもなんでもないわ。レミリア、よろしく」

 

「分かったわ。朽ち果てなさい」

 

「そんな小さい体躯で…ごあっ!?」

 

 

お先にどうぞと言わんばかりに促した霊夢に頷き、レミリアは俊敏な動きでクッパに接近、拳をひらりと避けると腕を手に取りそれを軸に跳躍、その頭部に回し蹴りを叩き込むと、クッパの巨体はその威力に吹き飛ばされ、大木に激突。間髪入れず、メダジャリバーを腰に戻した霊夢はレミリアと共に接近して追撃、クッパは溜まらず甲羅に引き籠り、高速回転で二人を弾き飛ばす。

その様子を見てピットは恐る恐る夢月と咲夜に尋ねた。

 

 

「あの、夢月。咲夜さん」

 

「「何でしょうか?」」

 

「霊夢さんとレミリアってどんだけの強さ?」

 

「姉さんは弾幕、体術共に幻想郷最強と言われていますね。戦闘の天才と言いましょうか」

 

「お嬢様は異変の主犯格、つまりはラスボスを務め、魔族の中でも最高位に位置するスピードを誇りますね」

 

「はあ…つまり化け物級ですか…」

 

 

もう呆れるしかないピット。天使は神の使いと言うだけあって強い種族なのだが、あの二人とピットの実力とでは雲泥の差なためちょっと落ち込むピットに夢月は続ける。

 

 

「あの程度で驚いていたらこの幻想郷では身が持ちませんよ?すぐ慣れます」

 

「はい、確かに。守矢の巫女が言っていましたね。「この幻想郷では常識に捕らわれてはいけないのですね!」とかなんとか。常識何て私からしたら幻想入りする前から「何それ美味しいの?」でしたが」

 

「あはは…(この人たち、ぱねえ)」

 

 

正直、心の中でクッパに合唱せざるを得ない心境のピット。そんな彼の視界の端でどんどん追い詰められ、ついに腹部から血を流し始め、霊夢とレミリアの連携に手も足も出ないクッパは抵抗とばかりにクッパブレスを放つが、それはレミリアのヘルズゲートを付けた右脚にサッカーの如く蹴り返されてしまい、それを受けてしまったクッパはずどんと倒れ込む。その隙を逃さない二人ではなく、すかさず必殺の体勢に入った。

 

 

「これで」

≪ガブッ!ウェイク・アップ!≫

 

「お終りよ」

≪スキャニングチャージ!≫

 

 

レミリアはキバットに腰のスロットから抜き取ったウェイクアップフエッスルを吹かせ、霊夢はオースキャナーを手に再度オーカテラドルをスキャニング。

 

 

「キバっていくぜ~!」

 

 

すると周囲が夜になり、空に満月が昇るとキバットがベルトから外れ、大きく高く振り上げたレミリアの右足の周りを回転するとカテナが弾けて緑の魔皇石が三つ付いた紅い蝙蝠の翼を模したヘルズゲートが解放される。霊夢は腰を屈めるとバッタの如く跳躍しクッパと自分の間に三色のオーリングとまるでメダルの様な形状の弾幕を雨の様に展開、レミリアはそのまま左足だけで跳躍し天高く上昇し満月をバックにとんぼ返り、その瞬間ヘルズゲートはグングニルの幻影を纏い、二人は同時に飛び蹴りの体勢を取る。

 

 

「断罪槍【ダークネスムーン・グングニル】!はああああああっ!」

 

「欲望【夢想封印・タトバ】!せいやああああああっ!」

 

 

そして急降下したレミリアは右足を腹部に突き刺してクッパを地面に叩き付け、クッパ越しにキバの紋章が地面に刻まれレミリアが宙返りしてその場から逃れると、間髪入れずに霊夢が三色のオーリングを潜り抜けて無数の弾幕と共に、何とか立ち上がろうとしていたクッパの頭部に炸裂。オーズのマークが浮かび上がり、霊夢が離れると同時に弾幕が集束してクッパに追撃し、大爆発が起こった。

 

 

「(あ、これ死んだな)」

 

 

ピットが心の中でそう確信するがしかし、この大魔王はしぶとい事に定評がある事を忘れてはならない。

 

 

「ぐああああっ!…………なんてな」

 

「え?」

 

「効いてないの…?」

 

 

爆発が納まり姿を現したクッパはピンピンしており、焦げた部分を手で掃うとにやりと笑い、追撃しようと突進した霊夢とレミリアを尻尾の一振りで薙ぎ払う。

 

 

「がっ!?」

 

「堅・・・すぎるってのよ、あのクソ亀・・・!」

 

「姉さん!こうなったら…」

≪シャバドゥビタッチ・ヘンシーン!≫

 

 

霊夢とレミリアが倒れるのを見て我慢できず、左手の指輪をハンドオーサーにかざしながら同時に駆け出す夢月。

 

 

「変身」

≪ウォーター!プリィズ…≫≪スイー・スイー!スイー・スイー!≫

 

 

そしてウォータースタイルに変身、ウィザードは拳を握ると水の魔力を纏わせ振り被り水の衝撃波を打ち放った。

 

 

「波導【夢想水衝】!」

 

「無駄だ!」

 

 

しかしクッパはその巨体に合わない身のこなしでそれをかわし、着地と同時にウィザードの仮面を掴んで地面に叩きつけ、そのまま投げ飛ばす。音速で投げ飛ばされたウィザードは崩れかけている門壁に叩き付けられ、変身が解けて頭から血を流し倒れてしまった。

 

 

「ぐうっ」

 

「ガッハハハ!手負いの我輩にも勝てぬとは弱いな。…どうした?全員かかって来てもよいのだぞ」

 

「行こう!夢月を助けなきゃ」

 

「「「おう!」」」

 

 

ピットの言葉を合図に、残りの四人もクッパに突撃する。リンクはマスターソードを、ピットは双剣モードのサジタリウスを、咲夜はナイフをクッパに突き刺すが全く効果がなく、尻尾で薙ぎ払われる。

 

 

「効かぬわ。ぬっ!?」

 

「お前の弱点は、圧倒的な強さからなるその隙だ!スピンアタック!」

 

 

しかしその隙をついてマリオはクッパの懐に急接近、スピンアタックをどてっ腹に叩き込む。殴り飛ばされ、引っ繰り返るクッパ。しかし直ぐに立ち上がると上空に向けて火球を何発も放ち、炎の流星群が襲いマリオは溜まらず咲夜と夢月を回収して跳躍、盾で防ぐリンクと、神弓を回転させて防ぐピットと共に退避する。

 

 

「さすがマリオだが…今の我が輩なら片手で赤子を捻るが如しなのだ。ギャラクシーの時とは違う。残念だったな、我が永遠の宿敵よ」

 

「ぐぅ・・・」

 

 

意識の無い夢月を庇い火球を受けて焼け爛れている左肩を押さえながら睨みつけるマリオに、クッパは勝利を確信し満足気な笑みを浮かべるが…彼は忘れていた、魔王すらも退ける二人の鬼を。

 

 

「おい」

 

「私たちを」

 

「「忘れるな!」」

 

≪ガルル・セイバー!≫

 

≪ライオン!トラ!チーター!ラタッ!ラタ~!ラトラ~ターッ!≫

 

 

キバットにガルルフエッスルを吹かせて左腕と胴体に野獣を思わせる青い装甲が追加され、瞳が青く染まった姿に変身したレミリアと、黄色いメダル三枚をオーカテラドルに装填してスキャニングを行なって前髪以外黄色く染まったライオンのたてがみの様な髪に青い瞳、両手に鋭さが増したトラクローを手甲として装備し黒の指貫グローブを身に着け、チーターを模した黄色いブーツを履いた姿に変身した霊夢の、その手に握られたガルルセイバーとメダジャリバーの斬撃が甲羅に炸裂し、クッパは倒れ込む。

ガルルフォームとラトラーターコンボ。いずれも獣の力を宿した高速形態だ。

 

 

「全く。なんて様よ夢月。それでも最後の希望?」

 

「うう・・・面目ないです」

 

「アンタたちさっき言ったことを破ったから後でお仕置きよ!」

 

「「「「「そ、そんな殺生な!」」」」」

 

 

霊夢の言葉に何とか気を取り戻した夢月は落ち込み、レミリアは残りの者に叫び全員揃って不満の声を上げる。霊夢とレミリアがやられたと思ったから挑んだのにこれである。夢月に手を貸し立ち上がらせた霊夢はクッパを睨みつけると、そこにはやはり立ち上がっている魔王がいた。

 

 

「…レミリアー、まだくたばってないわよこの亀」

 

「でしょうね。美鈴に勝った時点で相当タフだもの」

 

「…やはり博麗の巫女と紅魔館の主、貴様ら二人は本当に厄介な実力だ。だが、まだ負けんぞ!」

 

 

そう言ってクッパが取り出したのは虹色に光る球体。それを見たマリオは驚く。

 

 

「それはスマッシュボール!なんでお前が持っているんだ?」

 

「文字通り「最後の切りふだ」としてマスターから借りたのだ。これで我輩は…もっと強くなる」

 

「不味い、クッパを止めろ!」

 

 

マリオの声も虚しくクッパがスマッシュボールを握り潰すと消えて無くなり、その巨体が光に包まれさらに大きく、鋭く、獰猛な外見になっていく。

 

 

「グオオオオオッ!」

 

 

亀と言うよりはもはや怪獣。先程までの大きさの二倍を誇る巨大な怪物。牙を唸らせギロギロと目を動かし、両手で地面を抉り、尻尾を叩き付け、天を仰いで咆哮を上げる。これがクッパの最後の切りふだ『ギガクッパ』である。

 

 

「これは不味いぞ…」

 

「どういう事?マリオ」

 

「あの姿は常に無敵状態。さらに戦闘力が倍増する。いかなる攻撃も、もうアイツには効かない…」

 

「なにそれ!無敵とかずるいじゃない!」

 

「貴様ラガ言ウカ!」

 

「うるさい!巨大カメは黙ってなさい!」

 

 

顔の作りも変わったからか片言で喋るギガクッパに霊夢は怒りの形相で怒鳴るが、ギガクッパは満足気に唸り大きく口を開けて膨大な炎熱を溜めて行く。

 

 

「悪イガナ、ソウ言う訳ニハイカン。コレハソウ長クハ持タナイノデナ」

 

 

そしてギガクッパはどす黒い炎の奔流『ギガクッパフレア』を放った。

 

 

「これは…どうしろと…?」

 

 

迫る漆黒の炎に、思わず夢月の口から弱音が零れ落ちる。その時一つのウィザードリングが輝き、同時に、極大のファイアボールを二つ手に持ったマリオが夢月達の前に飛び出し、赤い炎と黒い炎がぶつかった。




クッパさん鬼強い。無駄に攻撃力ある奴が耐久力も多かったら手が付けられませんね。では何時も通り簡単なキャラ紹介です。


・ギガクッパ
クッパが最後の切りふだで変身した化物。亀というかガ●ラ。強靭なパワーとスピード、何を受けても微動だにしない防御力を持つ最強最悪の怪物。本気出したら幻想郷を焦土に出来る火力を持つ。ただし弱点があり、時間制限が五分しか変身できない上にあまり通じないだけでダメージはちゃんと通る、またどうしても懐が疎かになってしまう。


次回はクッパとの対決に一応の終決。夢月が本気出します。次回もお楽しみに!感想をいただけると励みになります!
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