東方ウィザード×スマブラⅩ 大乱闘!仮面幻想郷R【凍結中】   作:放仮ごdz

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今回は二か月ぶりの更新。お待たせしました!ちょっと本気で書いて行かないと完結に何年かかるんだか…あ、今回書き上げたのはいいのですが長くなったので分けます、申し訳ございません!

今回は夢月とレミリアの強化形態登場、新たな魔王の登場で幻想がついに本気出します。お楽しみください!


第八話:幻想の本気、ゴールデンフィーバー

「へ、変身!」

≪フレイム!プリィズ…≫≪ヒー!ヒー!ヒーヒーヒー!≫

 

≪ディフェーンド・プリィズ…≫

 

 

襲い来る炎に、夢月は咄嗟に変身して指輪をかざし炎属性の魔法陣を盾として出して何とか防ぐも押されて吹き飛ばされる。

 

 

「捻リ潰シテクレル!」

 

 

焼けて植物が何一つ無くなったその場では、マリオが殴り飛ばされ、応戦しようと挑みかかったリンク、咲夜、ピット、霊夢、レミリアもクッパの起こした地震により隆起した大地の攻撃を受けたり足場を取られたところをまとめて薙ぎ払われウィザードの側に転がる。

 

 

「させませんよ!」

≪ライト・プリィズ…≫

 

「グオッ、目ガ!?」

 

 

ウィザードは咄嗟に上空に魔法陣を出現させて強烈な光を放ち、ギガクッパは思わず怯んで後ずさった。

 

 

「とにかく動きを止めます…!」

≪バインド・プリィズ…≫

 

 

いくつも現れた魔法陣から炎に包まれた鎖が現れてギガクッパを拘束し、ウィザードはそれを確認するとキックストライクの指輪を取り出してベルトのハンドオンサーをかざし、両足に炎を纏い突進。

 

 

≪チョーイイネ!キックストライク!サイコー!≫

「終炎【ショータイム】!」

 

 

ギガクッパの懐に潜り込むと二段蹴りを零距離で叩き込んだ。しかし、ギガクッパはビクともせず鎖を引き千切って足を踏み鳴らし、大地を鳴動させ発生させた衝撃波でウィザードを吹き飛ばす。

 

 

「ビクともしないとは…!?」

 

「…効カヌワ、魔法使イノ小娘ガ。我輩ハ炎ヲ操ル大魔王ダゾ?攻撃トハ、コウスルノダ!」

 

「「夢月!」」

 

 

咆哮を上げ、その強大なエネルギーで雷を落とし攻撃するギガクッパ。ウィザードを引っ張って逃げるピットとリンク。

 

 

「なら!」

≪ドッガ・ハンマー!≫

 

「これで!」

≪サイ!ゴリラ!ゾウ!サゴォゾ・・・サゴーゾォォォッ!≫

 

 

落ちて来る雷に微動だにせず、両腕と胴体に強固で重そうな装甲が追加され、瞳が紫に染まった姿に変身し、拳を模った紫色のハンマー『ドッガハンマー』を持ったレミリアと、

前髪以外白く染まったサイの角の様な髪に赤い瞳、両手にゴリバゴーンを手甲として装備し黒の指貫グローブを身に着け、ゾウを模した黒っぽい鋼色のブーツを履いた姿に変身した霊夢の、重い一撃が続けざまにギガクッパに叩き込まれる。

ドッガフォームとサゴーゾコンボ、共に重量級でパワーと防御力に秀でた形態だ。しかし、その一撃は少し動きを止めただけで、ギガクッパは見た目に合わないスピードで突進、霊夢とレミリアの間を通り過ぎると両手を振り被る。

 

 

「サッキカラ五月蠅イゾ、ハエ共ガ」

 

「「甘い!」」

 

「ソッチガナ?」

 

 

振り降ろしをドッガハンマーとゴリバゴーンで弾き飛ばすも、ギガクッパは弾かれた両手の平に燃え滾るエネルギーの球体を生成し、それを頭上で一つに合わせ巨大な火球を形成し、足で地面を踏み鳴らして地震を起こして霊夢とレミリアの足を取り、右腕を頭上にかざしてニヤリと笑い霊夢たちに叩きつけようとする。

 

 

「幻符【殺人ドール】!」

 

「爆筒レオ!」

 

 

すると数十本のナイフが右腕に突き刺さり、続けざまにライオンの形状をした火球弾が頭部に炸裂。巨大火球はすっぽ抜けて森に落ち、大爆発が起こった。

 

 

「無駄ナ足掻きヲ…!」

 

 

ギガクッパが振り向くと、奇跡の一つである『テレポートの奇跡』を使用して背後に移動しており、換装して獅子座を模した大砲を装備したピットと、同じく時間を止めて移動したであろう咲夜がナイフを構えてそこにいた。マリオとリンクもそれぞれ帽子とマスターソードを手に、ウィザードを守る様に立っていた。

 

 

「夢月!ここは僕たちが時間を稼ぐから…」

 

「何か秘策があるならそれを試しなさい!」

 

「俺たちは心配しなくてもいい。コイツの相手なら慣れている」

 

「そういう事だ。俺達じゃこの怪物相手にはどうしようもないみたいだしな」

 

「ソンナ小娘ニ何ガデキル?!」

 

「「小娘は小娘でも、私達の希望なのよ!」」

 

 

背後から殴りかかる霊夢とレミリアを尻尾で薙ぎ払いながらも、睨みつけてウィザードに向けて爪を振り降ろすギガクッパ。しかしそれは金属製の腕に弾かれる。

 

 

「マリオ・・・!」

 

「言っただろう?慣れているって。この姿でお前と戦うのは初めてだったか、クッパ?」

 

 

[!]マークの付いた緑ブロックを取り出して殴りつけ、全身銀色の「メタルマリオ」に変身したマリオが受け止めたのだ。

 

 

「オノレ!」

 

「俺も嘗めないでもらおうか!」

 

 

再度振るわれる拳を、チェーンハンマーを回して弾き飛ばすリンクは不敵に笑む。そしてギガクッパの攻撃を全てマリオとリンクが防ぎ、背後から再び霊夢とレミリアが、前方から咲夜とピットが攻撃することでギガクッパと渡り合って行く六人。

 

 

「ウヌゥウウウッ!」

 

「「「夢月!」」」

 

「「「頼む!」」」

 

「…分かりました。ドラゴン、力を貸しなさい!」

 

 

その奮闘に感化され、やる気を取り戻したウィザードは左手からフレイムリングを外すと、リングホルダーからフレイムと少し似た指輪を取り外して左手にはめ、ベルトを操作。

 

 

≪シャバドゥビタッチ・ヘンシーン!シャバドゥビタッチ・ヘンシーン!≫

 

 

お馴染みの騒がしい待機音が鳴り響き、それに戦闘音が重なる中、ウィザードは仮面の下で目を瞑り、左手の指輪をベルトのハンドオンサーにかざした。

 

 

≪フレイム!≫

 

「変身」

 

≪ドラゴン!≫

 

 

すると目の前に赤い魔法陣が出現し、ウィザードを潜り抜けると同時にウィザードラゴンの形をした魔力の炎の塊が胸部から現れ、ウィザードの周りを旋廻して炎で包みこむ。

 

 

≪ボゥ!ボゥ!ボゥボゥボゥ!≫

 

 

そして炎が消えると、頭部が額に小さなルビーが付けられた二本の角の様な形状に変わり、両肩にはルビーがはめ込まれた銀色の指輪型の肩当てが追加され、コートの色があべこべ・・・つまり内側が黒で外側が炎を連想させる深紅と言った配色に変わり、胸部はウィザードラゴンの頭部を模したものになった「フレイムドラゴンスタイル」とも呼ぶべき姿に進化したウィザードがそこにいた。

 

 

「この姿なら…貴方にも!」

 

≪キャモナスラッシュ・シェイクハンズ!≫

≪コピー≫

 

 

親指部を開いたハンドオーサーと握手するように右手の指輪をかざすと、出現した魔法陣からもう一つウィザーソードガンが現れ、それを掴んで二刀流になったウィザードは二本を交差させてギガクッパに向き直り、不敵に構えた。

 

 

「さあ、大魔王。ショータイムと行きましょうか!」

 

「ドンナ姿ニ変ワロウト無駄ダ!」

 

 

姿を変えたウィザードに怪訝な表情を浮かべたギガクッパはマリオ達を尻尾の薙ぎ払いとクッパブレスで蹴散らし、突進しその勢いはそのままに鉄拳を繰り出す。

 

 

「それはどうでしょうか?」

 

「~ッ!」

 

 

しかし放った拳をクロスさせたウィザーソードガンで受け止め、弾き返すウィザードに怯んでしまうギガクッパ。さらに連続で拳を放つも、楽々捌き流されてしまいさらに焦り、蹴りや尻尾のスイング、掌底打も浴びせて行くが、微動だにしないウィザードに全て防がれてしまい、一瞬の隙に放たれた突きを受けて掌から血を流し、突き飛ばされたギガクッパは尻餅をついてしまう。

 

 

「クッ、何故ダッ!何故ダ何故ダ何故ダ!」

 

 

さらに焦り拳をただ連打するギガクッパ。しかし当然ながらウィザードには届かない。ただ確実に、着実に、突きや斬撃によるダメージが追加されていくだけだった。その光景に、先程ギガクッパに蹴散らされてしまったピット達は唖然としていた。

 

 

「す、すごい…」

 

「そうですね。私達が束になっても勝てなかった相手の攻撃が一撃も届かないとは…」

 

「何で無敵状態のアイツにあそこまで張り合えるんだ?」

 

「そりゃね。今の夢月は二心同体だからよ」

 

 

マリオの漏らした疑問に呆れながら答える霊夢。その顔は、「当り前じゃない、私の妹よ?」と語っているかの如く満足気だ。

 

 

「あの指輪はね。制作した魔理沙の話だとドラゴンの力を夢月に宿し、仮面ライダーWの様に二つの心を一つの体に宿すから戦闘能力も桁違いらしいわ。腕力とかスペックもちょっとは上昇しているけど、あの強さはその特異性からでしょうね」

 

「そういう事。ファントムの力を借りているのだから当然よ。まあクッパの奴は夢月だけでもういいとして・・・、私たちの相手もいるみたいね?」

 

「「「「え?」」」」

 

 

背後に視線をやり溜め息を吐いたレミリアの言葉に、ギガクッパを圧倒するウィザードから背後に目線を向けるピット達。そこにいたのは、クッパとはベクトルが違うが、「魔王」だった。

 

 

「お前は、魔王ガイナス!」

 

「女神パルテナの使い、ピットか。久し振りと言って置こうか?ククククッ・・・」

 

 

ピットの叫びに、腕を組み妙に響く声で嗤う魔王。頭部の二本の角が特徴の禍々しい紫色の鎧を全身に纏い、宙に浮いている、ピットがとある傭兵と共に以前倒した「魔王ガイナス」・・・正確には「魔王の鎧」と呼ばれる存在がそこにいた。禍々しい邪気と魔力に、身構える霊夢達。ピットも神弓サジタリウスを構えた。

 

 

「貴様もファイターだったか、なるほど。…それに【紅い悪魔(スカーレットデビル)】レミリア・スカーレット、【博麗の巫女】博麗霊夢、【スーパースター】マリオ、【光の勇者】リンクだな。要注意人物がこうもいるとは。後のメイドはどうでもいいが、クッパ様の邪魔はさせぬぞ!」

 

 

絶賛圧倒されているクッパは眼中に入ってないのか、機械的に咲夜以外の名を述べ両手に紫色の魔力を集中させるガイナス。違和感を感じた霊夢はこの中で唯一詳しいであろうピットに問いかけた。

 

 

「えっとピット…こいつどういう奴?」

 

「本体はあの鎧で、中に人間を入れて操る冥府軍の幹部。ガイナスは前に入っていた人の名前なんだけど呼びにくいからこう呼ぶけど・・・鎧を砕けば中の人は助かるけど強さは折り紙つきさ。中にいる人間の力も使えるってのが嫌な所だけど・・・ちなみに前のガイナスは、遠距離戦に特化していた癖して魔物召喚、パンチ、何でもござれの・・・そう、リンクさんみたいな奴だった」

 

「オールラウンダーな」

 

「なるほど、めんどくさい相手ね。しかも私たちの名前まで知ってると来たか。能力は割れているって考えた方がいいわね」

 

「だったらとりあえずぶち壊す!咲夜をその他扱いにしたことを後悔させてやるわ!」

 

 

レミリアはドッガハンマーを両手で横に持ち、柄の部分をキバットに噛ませて魔皇力を注入。飛んでくる光弾は咲夜がナイフで防ぐ。何も言わなくても分かる、信頼関係がそこにあった。

 

 

≪ドッガ・バイト!≫

 

 

すると周囲が夜になり、空に満月が昇るとレミリアはドッガハンマーを両手で構えて目の前に立たせる。すると握られていたドッガハンマーの拳が開き、掌に在る真実の目『トゥルーアイ』から魔皇力の波動が発生してガイナスを拘束。

 

 

「むっ!?」

 

「潰すッ!」

 

 

そう叫んだレミリアがドッガハンマーを高く振り上げると、上空に巨大な紫色の拳の幻影が出現。ドッガハンマーを振り回すと、拳のオーラもそれに合わせて宙を舞い、レミリアが振り下ろすと共に拳の幻影がガイナスに迫る。

 

 

「粉砕【サンダースラップ】!」

 

「ふん!【烈虹真拳】!」

 

 

しかしガイナスは力ずくで拘束する波動を破壊すると、虹色の魔力を纏った拳で幻影を破壊。その勢いでレミリア達に急接近すると回転し、回し蹴りで全員を纏めて蹴り飛ばした。何とか全員ガードが間に合うもその威力は尋常ではなく力無く転がり、何とか立ち上がったレミリアと咲夜は驚いた。

 

 

「まさかと思うけど、中にいるのは美鈴!?」

 

「あの技、そして魔力の色。間違いないようですね。如何します、お嬢様?」

 

 

ガイナスの中身と思われる人物は、クッパに紅魔館を破壊された際に行方不明になっていた紅美鈴その人の様だ。

 

 

「なるほど、美鈴か。それは面倒ね」

 

「おい、もしかしてレミリアたちの知り合いか?」

 

「何をぐだぐだ喋っている!」

 

 

動揺するレミリア達を見て霊夢は私の敵じゃないとばかりに不敵に笑い、マリオが確認しようとするとゴワン!ガイナスの拳が地面に直撃してクレーターを生むが全員回避、霊夢がそこに殴り付け、ガイナスは後退。力を溜めると両掌を合わせて紫色のビームを発射。堪らず霊夢は重くて移動が難しい為に一度変身を解き、空に逃れ、他の皆も横に逃れて回避するがビームは真上に向けて振り上げられ霊夢に直撃。撃墜されてしまう。

 

 

「…何アレ。魔理沙?いや、美鈴だしかめはめ波的な?」

 

「アレで無事なんだ…いや、アレは元々のガイナスが使っていた技だ。でもやっぱり中の人間の力も反映されているのか前のガイナスと全然戦い方が違う。前は遠距離攻撃ばかりしてきたからなあ。遠近両方に強くなったとか悪夢だ」

 

「クッパと同じか。だが諸そうだな」

 

「レミリア、咲夜。多分知り合いだろうがそんなこと言っている場合…じゃ?」

 

 

リンクは動揺していたレミリアと咲夜を説得しようとしたがその顔を見て止めた。何故なら

 

 

 

「あの馬鹿、襲われたときにあのカメに捕まっていたのね…心配して損したわ。お仕置きが必要みたいね…」

 

「そうみたいですね、お嬢様。門番なのに私たちを襲うとかいい度胸ですね」

 

 

二人は怒りが爆発する寸前で、物凄いオーラを放っていたからだ。歴戦の勇者であるリンクとマリオ、ピットも押され、霊夢は苦笑する。

 

 

「とりあえず…レミリア、とっておきの準備しなさい。咲夜、行くわよ。幻想郷を嘗められたままじゃいられないわ」

 

「ええ。…お嬢様、とどめをお願いします。前座は我々にお任せを」

 

「霊夢にしてはいい案よ。任せた、でも倒さない様に手加減してあげなさい?」

 

「「了解!」」

 

「ちょっ!?」

 

「霊夢!?」

 

「咲夜!無茶だ!」

 

 

英雄三人を置いて、低空飛行で突進する霊夢と咲夜。レミリアはマリオ達の背後で金色のフエッスルを取り出してふんぞり返り、ガイナスは的があちらから来たと言わんばかりに目を細めると上昇、全身から紫色の弾幕を放つ。

 

 

「魔王【彩虹の風鈴】!」

 

 

その様はまるで暴力の渦。禍々しい魔力で構成された渦はまるで台風の如く紅魔館跡地の蒼穹に荒れ狂う。下ではギガクッパが、空ではガイナスが。二人の魔王に、幻想が挑む。

 

 

「何だと!?」

 

 

避ける、避ける。ピットはなんとかかんとかだが、霊夢と咲夜は一度見た弾幕だ、さも当然とばかりに当たりそうになるのを紙一重で回避する。それを繰り返すだけで分かりやすくガイナスは焦り、軌道も乱雑になって行き、隙ができた。

 

 

「ゴリバゴーン【夢想封印・剛】!」

 

 

急降下して着地と同時に再度変身、七色の光を纏ったゴリバゴーンを射出する霊夢。ガイナスはそれを撃ち落とそうと弾幕を向かわせるも、ゴリバゴーンはくねくねと弾幕を全弾回避し、そのまま強烈なWパンチをガイナスに叩き込んで地上に叩き落とした。

 

 

「ぐあっ・・・まだだ!」

 

 

着地と同時に、ゴリバゴーンを腕に戻した霊夢と、その隣に着地する咲夜に向けて極太ビームを放つガイナスだが、霊夢は舞う様に、咲夜は時間を止めて瞬間移動で回避、今度はピットも苦戦した相手を引き寄せる光弾を放つが、何と霊夢はそれを拳で破壊。その光景に唖然としたところにいつの間にか背後に回り込んでいた咲夜のナイフの柄を後頭部に受け、グラッと傾いたところに急接近した霊夢の膝蹴りが顔面に炸裂。ガイナスは宙を舞う。

 

 

「まだ・・・なんですって?弾幕で私に勝とうなんて千年早いのよ」

 

「美鈴の動きならば私が熟知しています」

 

「つまり、私たち二人が組んだ時点で貴方の敗北は決まった訳。分かったかしら、魔王様?」

 

「これならば…どうだ!」

 

 

地面に叩き付けられ呻く己に霊夢と咲夜が近づいてくるのを見ると立ち上がり、両腕に力を溜めて振り下ろし紫色の波動を放つガイナス。しかし攻撃を受けた霊夢の姿は崩れて御札の塊となり、咲夜も瞬時に消えていた。見ると、二人共に瞬時に後退しレミリアの前に立っていた。

 

 

「小賢しいってのよ。こっちには私でも苦戦する時間止めれるメイドがいるんだから攻撃当てる時点で無駄よ、無駄無駄」

 

「スピードも速い、パワーも中々、弾幕と砲撃の威力と効果も凄まじいまさに「魔王」と呼べる力ですが…いくら何でも、幻想郷と言う場所を嘗めすぎです」

 

「まさか…マグナでも無い人間が、ここまで…だと…?」

 

 

レミリアと違い人間だからと侮った結果、手も足も出ず。その光景に唖然とするマリオ、リンク、ピット。圧倒的な力を持つ少女達に、戦慄を隠せない様で、霊夢はそれを見て満足気に笑うと変身を解除。軽やかにレミリアに歩み寄り、咲夜も慎ましくそれに続く。

 

 

「じゃあ、選手交代よレミリア」

 

「後はお任せします、お嬢様」

 

「任された。さあ美鈴?主人に逆らった罰よ、お仕置きしてあげるわ」

 

≪タツロット!≫

 

 

マリオたち三人を森に避難させながら自分達も下がる霊夢と咲夜。それと入れ替わる様に前に立つ、キバフォームに戻っていたレミリアは一つのフエッスルを取り出してキバットに吹かし、それを合図に空から飛んで来たスロットと合体したような黄金のボディを持つ小さなワイバーン『タツロット』がレミリアの周りを旋廻する。

 

 

「ビュンビュンビューン!行きますよレミリアさん。ドラマチックにテンションフォルテッシモッ!」

 

 

そう叫んだタツロットは、レミリアの体中に拘束する様に巻き付いてある全てのカテナに体当たりして解放、両肩のカテナが解かれると黄金の翼が開いて無数のコウモリが空へと飛び立つ。そしてレミリアは左手を上げると出現した紅の止まり木『パワールースロット』にタツロットが装着し、最後の封印を解除した。

キバの鎧とは本来、核爆発ですら無傷で耐える装甲を持ち、国を滅ぼす事も出来る王の鎧だ。先刻見せたダークネスムーンブレイク・・・それに匹敵する威力を通常の蹴りで繰り出せると言えばどれほどか分かるだろう。それを抑える封印の役割を果たしていたカテナを解くことができるのが、このタツロットである。

 

 

≪ヘンッシン!≫

 

 

タツロットがそう叫んだ瞬間、空へと飛び立った黄金に輝くコウモリ達の幻影が体に吸い込まれ、装甲が黄金を基調とし、胸部はヘルズゲートを模した強固なものに変わって行く。

 

 

魔皇牙(キバ)黄金の皇帝(エンペラー)】」

 

 

その宣言と共に左手を力強く振り下ろし、背中に炎と共に血の様に紅いマントが出現する。同時に瞳の色が禍々しい紅に染まった。神々しく輝く黄金の装甲、頭には帽子が消えて代わりにキバ・エンペラーフォームの仮面を模した王冠を被り、その手には刃にキバの紋章が刻まれたグングニルが握られている。

その姿はまさに黄金の皇帝、黄金のキバの鎧の真の姿。レミリアはエンペラーフォームに変身した。

 

 

「ありがたく思いなさい、絶滅タイムよ」

 

 

今、魔王二人に対する蹂躙が始まる。




序盤のクッパが雑魚に見えた貴方、クッパが弱いんじゃない、夢月が理不尽に強いだけです。
それはそうと二次創作のオリマーとルーイがイケメンすぎて辛い…パルテナ熱が再燃し、ピクミン熱まで最近燃えてます。何が言いたいかというと…早くピットの本気やオリマー書きたい。ただそれだけの思いで書き上げました。
では何時も通り簡単なキャラ紹介です。

・魔王ガイナス
かつて、ピットの世界の地上界で猛威を振るった冥府軍の魔王。と言っても地区を任される重役の様な係。一夜で城を建て数千の冥府軍を率いて人間を襲い、傭兵マグナとの因縁から何度もぶつかったが、マグナとピットが共闘した事によりついに敗れた。
実は呪いを帯びた魔力を纏った鎧が本体であり、中に人間を閉じ込めて強大な魔力で支配してその力を用いる。魔力を利用して空中浮遊したり魔弾を放つ、敵弾の反射などが可能。百戦錬磨の剣士ガイナスを媒体にした際は遠距離戦最強とも言える実力を誇った。
今回は亜空軍幹部クッパの部下として美鈴の体を支配し助太刀に参上。その武力と弾幕技術を持ってピットを圧倒するが、元々美鈴が弾幕ごっこの実力が低い為か霊夢と咲夜には掠りもしなかった。その正体は単純な鎧ではない様で・・・?

・タツロット
レミリアの二番目の相棒でドラン族。キバの鎧の封印を解くことができる。無駄にイケボイス。フエッスルを吹くと異世界に待機しているキャッスルドランから召喚されるが、基本的にレミリアが仮面符を所持している限り何時でも来れる。


次回は今度こそ決着!フレイムドラゴンVSギガクッパ、エンペラーフォームVS魔王ガイナスです。次回もお楽しみに!感想をいただけると励みになります!
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