「号外でーーーーーーす!!」
「・・・・・・・・・・」
『スクープ!!あの霧雨魔理沙にまさかの隠し子!?』
「はぁ、異変か、取り敢えず魔理沙から話を聞かないとね・・・」
拝啓、天国にいるお母様、お元気ですか?私、霧雨魔理沙は元気です。元気すぎてほぼ毎日こーりんには迷惑をかけっぱなしです。今日も幻想郷は平和で少し退屈な位です。お天気も雲ひとつない快晴でお天道様が丸見えです。
親父とは仲直りしたのはいいけれど、いつもいつも意見の衝突で喧嘩してしまいます。もうこれはある意味家族のスキンシップですね。だって最近親父が結婚はいつするんだって煩いんですよどうにかしてください。あ、そうそう母様は神様はいると思いますか。もしいるならその神様をぶん殴ってやりたいと思っています。だってね?聞いてくださいよ母様・・・・・・
「おはよう、お母さん・・・・・」
結婚もしてないのに娘ができちゃいましたよ。しかも寺子屋でふつうに勉強していても可笑しくない年頃の娘が
あ、ありのまま今起こったことを話すぜ、私はさっき変な魔力を漂わせている奇妙な結晶を拾った。そしたら急に光ったと思ったら、目を開けると目の前に子供がいた、何を言ってるのかわからねぇと思うが私も何が起こったのかわからなかった、狸に化かされたとか、スキマ妖怪の能力とかそんなちゃちなもんじゃあ断じてねえ、もっと恐ろしい何かの片鱗を味わったぜ・・・・
てか、え?おかあさん?私が?人違いじゃないですかねぇ・・・まさかさっきの結晶が子供になって私を母親と思い込んでるとかじゃないよな。そんなずっと昔に読んだ錬金術師の著書に書かれてた実在するかわからないアイテムじゃあるまいし・・・・・・あったわ、私が拾ったの明らかにそれだよちくせう
「どうしたの?」
今すぐここから逃げ出したいのも山々だがこんな子一人森の中に置き去りにした場合のこと考えると・・・・・
なぜだろうあのゲス鴉の顔が浮かぶ、あいつだったらこんな場面を逃しはしない、絶対これでもかと捏造した挙句、それを大量印刷して人里にバラ撒くに決まってる。そして待っているのは・・・・社会的な死・・・・・ということはやることは決まってるんだよなぁ。まぁ、はなから置き去りにして行く気はないしな。べ、べつに社会的死が怖くて屈したわけじゃないぞ断じて!!
「お母さん?お母さん!!」
と、私が考えている途中で少女の声が聞こえる、さっきまで気づかなかったが意識して聞くとめちゃくちゃうるせぇな
「でぇい!!やかましい!!家に連れてってやるから取り敢えず箒に乗れ!!」
私がそういうと、「はーい」、とえらく気の抜けた返事が帰ってくる。うん、確信したこいつ絶対マイペースな性格だ、そう思いつつ私たちはその場を後にした。
~魔法の森・霧雨魔法店~
ここは私の店兼マイホームである霧雨魔法店だ魔法店といってもその実態はわたしがもったいなくて捨てられないままでいるガラクタの集まりなのだが、まぁひとまずそれは置いといて・・・
「ここが、お家?」
「ま、まぁそうだな・・・・はは」
そろそろ、片付けなきゃなぁ、足の踏み場さえ一つもねぇ、よくここまで散らかるもんだと思う、まあ原因は私にあるのだが・・・・そんなことより
「なぁ、お前名前は?」
と名前を聞いてみる、いつまでも「お前」とかじゃ呼びにくいしな。
「・・・・・・・・・・・・・・・・?」
しばらく考えて娘は首を傾げる、あれ、もしかして・・・・・
「名前、わかんない・・・・」
ですよねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!あるわけないよねぇ!!さっきうまれたばっかりだし!いや、産まれた?というより、できた?まぁそんなことはどうでもいい、これ、あきらかに私が名前をつけなきゃいけないやつだよなぁ、いよいよ本格的に親のそれになってんな、でも、名前かぁ、うーん・・・・あ、そうだ
「梨奈・・・・お前の名前は今日から霧雨梨奈だ」
「りな・・・・きりさめりな・・・うん」
どうやら気に入ってくれたようだよかったよかった・・・・・と、感傷に浸っているのもつかの間・・・・
「ふーん、あんがい、あの天狗の記事もあてになるのものなのね」
「え・・・・?霊夢?」
「で、魔理沙・・・・相手はだれ?」
『スクープ!!あの霧雨魔理沙にまさかの隠し子!?』
霧雨「バターーーン!!」気絶
こーりん「親父さん!?しかっり!!だれかぁ!!担架!!担架持ってきてくれ!!」