魔法少女リリカルなのはStrikerS ケロロ小隊ミッドチルダ戦記《更新一時停止中》   作:マシュ・マック

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ケロロ小隊 異世界への旅立ち であります

  NoSide

 

此処は奥東京市。

その市内にある商店街の一画に建つプラモ屋。

そこから嬉々とした表情で出てくる一人の男。

 

「イヤッフー、遂に手に入れたであります。MG RX-78 限定版モデル。朝から並んで待った甲斐があったであります」

 

先程プラモ屋で買った商品の入った紙袋を抱えたサラリーマンの様なスーツ姿の男。

だが、その男の頭はまるでマンガのキャラクターの様な緑色のカエルのものだった。

 

「さ〜て、帰ったら早速これの製作に取掛かるとするでありま“ブーッ、ブーッ、ブーッ”・・・ったく、何でありますか? 折角いい気分だったと言うのに」

 

男は自分の不機嫌振りを露にしながら電話に出る。

 

「はい! もしも『貴様と言う奴はぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!』〜〜〜〜〜〜っ、いきなり何でありますか?」

 

『「何でありますか?」じゃない!! 貴様、今何処をほっつき歩いている!!』

 

突然電話越しに怒鳴られ、耳を抑えながら受け答える。

どうやら電話の向こうの相手は相当怒っている様だ。

 

「何処って・・・、商店街のプラモ屋を出た所でありますが?」

 

『今すぐ戻ってこい!! 今日は何があるか忘れた訳ではあるまいな貴様!!!』

 

「ゲロ? 今日でありますか?今日は確かペコポン侵略の定例会議があった筈じゃ」

 

『そうだ! 今日の11時から行われる定例会議だ。貴様、今何時だと思っているんだ!!』

 

「え、今何時って・・・・・・、ゲロォ!?」

 

男は自分の右手についた腕時計を見て驚愕する。

時計は現在、11時50分を指していた。

 

『予定の時間はとっくに過ぎてるぞ! とっとと帰ってこい!!!』

 

「す、直ぐに戻るであります!」

 

電話を切ると男は全速力で商店街を駆けて行った。

 

 

 

 

 

所変わって、此処は日向家

 

先程の男は息を切らせながら玄関に入り、地下室の扉を開け、梯子を下り、自室の扉を開いた。

 

「ただいまでありま「遅い!!!!!!」ゲ、ゲロ〜・・・」

 

部屋の中に入ると 男と同じ頭のカエルの様な奇妙な生物が四匹居た。

 

「全く! 隊長のお前が会議に遅刻とは。どういう事だケロロ!!」

 

先程から電話で男に怒鳴っていた赤いカエル、ギロロ伍長。

 

「まあ、軍曹さんらしいと言えばらしいですけどね〜。はむっ、」

 

お菓子を食べながら話す黒いカエル(と言うよりはオタマジャクシ)、タママ二等兵。

 

「クックック〜、たいちょ〜、結局一時間の遅刻だぜぇ〜」

 

ヘンテコな笑い方をする黄色いカエル、クルル曹長。

 

「隊長殿、約束を忘れるのは感心できないでござ「いや〜メンゴメンゴ。遅くなってしまったであります」・・・・・・、ヒドイよケロロく〜ん」

 

言葉の途中に割り込まれ涙目になる青いカエル、ドロロ兵長。

 

「思いの外、長い行列が出来てしまっていたでありますよ、ゲロゲロリ」

 

そう言うと先程の男の頭が体から離れて緑色のカエルが姿を現す。

この男こそ、ガマ星雲第58番惑星 宇宙侵攻軍特殊先行工作部隊隊長 ケロロ軍曹。

先に紹介した四人はこのケロロ軍曹率いるケロロ小隊のメンバーであり、地球侵略の為に遥か宇宙の彼方のケロン星から送り込まれた恐るべき侵略者である。

だがしかし、現在彼らは敵である筈の地球人の一家、日向家の居候となり、地球での生活を満喫しているのだった。

 

「さてと、これで漸く全員揃ったっつー事で」

 

「とっとと会議を始めるぞ」

 

「了解」 「了解ですぅ」 「あ、ちょっと待って」

 

クルル、ギロロの順で会議の開始を促し、ドロロ、タママが了解するも、ケロロは何故か待ったをかける。

 

「今度は一体何だ!」

 

「いや、会議の前にこれをそこに置きたいのでありますが・・・」

 

「とっとと置いてこい!!!」

 

苛立ちながら問うギロロに対し、ケロロは恐る恐る答え、再びギロロの怒号が響く。

 

「ゲロ〜、分かってるでありますよ。そこに置いたら直ぐに・・・・・・ゲロ?」

 

「どうしたんですか? 軍曹さん」

 

棚の上に置くため、買ったばかりのガンプラを袋から出そうとしたケロロの素っ頓狂な声を聞いたタママがケロロに近づいてきた。

 

「いや、ガンプラと一緒にこんな物が入っていたであります」

 

そう言うとケロロは紙袋の中から、赤い宝石の様な物を取り出した。

 

「何だそれは?」

 

「宝石のようでござるが・・・」

 

「ん〜・・・・・・」

 

興味が湧いたのか、ギロロとドロロ、クルルも近づいてきた。

 

すると・・・、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キィィィィィィン!     カッ!!

 

「「「「「!!!!!」」」」」

 

突如宝石が強烈な光を発し始めた。

 

「な、なんだこれは!?」

 

「ま、眩しいですぅ!」

 

「クッ、こいつは・・・」

 

「何も見えないでござる!」

 

「ゲ〜ロ〜!!」

 

余りの眩しさに五人は目を覆う。

 

 

 

 

 

そして、光が治まった時、部屋の中に五人の姿は無かった。

 

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