映画 プリキュアオールスターズVS魔法少女まどか☆マギカ 悠久の絶望は永久の希望に   作:牢吏川波実

1 / 82
まどかバージョン予告

「私は…あなたのためなら悪魔にだってなる!」
―それは、あったかもしれない世界―
「どうして…早すぎる」
「ふたばが…ふたばが……」
「もうやめてほむらちゃん!!」
「もう約束が果たせないとしても…」
「契約をしたらつぼみは…」
「私、友達失格だね……」
「あたしたちの分まで生きてくれ」
「プリキュアなんかがいたから!!」

映画 プリキュアオールスターズVS魔法少女まどか☆マギカ 悠久の絶望は永久の希望に

「ほむらちゃん…もう一人ぼっちじゃないよ…」
「死ぬときは一緒だよ…まどか」
「さようなら…ふたば」
―希望なんてバカが見るもの―

プリキュアバージョン予告

「花咲つぼみです!しばらくの間よろしくお願いします!」
「いきなり正体ばれちゃったね!」
―それは希望の象徴―
―それに対するのは―
「初めましてだね来海えりか、それに花咲つぼみ」
―絶望をもたらす異星人―
「私…お姉さんになりたいんです」
「もう、何も怖くない!」
「まだやり残したことがある!!」
「みんなで一緒に持てば軽くなるよ!」
「私には、まだ明日があるの!!」
「明日があるから…私たちは!」
「「「「「絶対に負けない!」」」」」

映画 プリキュアオールスターズVS魔法少女まどか☆マギカ 悠久の絶望は永久の希望に

映画館に来てくれたお友達には、ミラクルマギカライトをプレゼントキュ!


本編
予告そしてプロローグ


夜の街並というのはどうにも神秘的なものを感じる。街を照らす街灯の光、空を照らすビルのライト、そして申し訳程度に地面を照らす月光の輝き。特に都会の街並は人工的に作られた神秘である。人間が自分たちの生活を豊かにするために作られたそれは、どこを向いても人々の目に移り込んでしまう。それは神秘というより、奇妙ではないだろうか。だから、この中で本当に神秘的な光はつまるところ月光の輝きしかない。他は偽物の光に等しい。しかし、人間は光がなくては生きていけないものだ。だからこそ、人工的な光であってもそれを恋しく思うのだ。そんな夜の光をすべて包み込んで、それは現界する。それは闇を好むモノ。暗闇を生き、暗黒を吸収せしめんとするモノ。光も、風も、空気も、そして人も巻き込んで広がって、暗中へと巻き込んでいく。するとそれは色とりどりの光彩と共に現れた。青い光が闇を一閃し、黄色い光が闇を貫き、そして桃色の光輝が渡っていく。すると、闇は瞬く間に消えてしまった。そして、それが巻き込んだすべての光が風が空気が人間が放出されていく。ふと、囚われていた人間が目を覚ますと、そこには自分のように倒れている人間しかいなかった。否、遠くからその様子を捕えている人影があった。

 

「どうして…早すぎる……」

 

その人物はビルの上から様々な色彩の光を纏ったそれらを目で追っていく。その目は何もかもをあきらめているような眼であった。人生をあきらめているかのような憔悴しきった眼であった。一瞬の後、その人影も消え、その場には人工的な光と唯一の神秘的光が照らすのみとなった。

 

「ッ!!」

 

その人物は目を見開き、周りを眺める。そしてカーテンがしまりきって朝日がその布の合間から覗いているのを見て、ため息をついた。

 

「はぁ~もう朝~…」

 

その後の彼女、鹿目まどかの行動は単純だ。まだ寝ている母親を起こし、歯を磨きながら髪につけるリボンの調整。そして、朝ごはんを家族で一緒に取り、学校に向かう。その途中で親友の美樹さやかや志筑仁美と合流し、一緒に学校に向かっていく。その学校の名前は見滝原中学校、全面ガラス張りという珍しい構造をしており、県内でも有数の進学校である。教室も壁で遮られておらず、ガラスで区切られている。しかし、これのおかげでどこからでも視線を感じるとして、居眠りをする生徒があまりいないと教師からもっぱらの評判であったりする。そして、まどかはさやかたちと世間話をしていたのだが、途中で先生が入ってきたためそれも打ち止めになる。そして、その先生は開口一番、生徒に向かって熱弁する。

 

「みなさん!スノードロップの花言葉が何か知っていますか!はい美樹さん!!」

「うぇ!わ、分かりません…」

「その通りです!!」

 

そういうと、教師は手に持った支持棒を折らんばかりの勢いで片手を握りしめて続ける。

 

「みなさんは花言葉なんかにこだわるような男とは付き合わないこと!男子はそんな人間にならないこといいですね!」

(あぁ~びっくりした…中沢が突然いなくなったから私にとばっちりが…)

(ウェヒヒヒ)

 

因みにスノードロップの花言葉は『あなたの死を望みます』である。…そんなものを知っている男性も珍しいと言えるだろう。そして言いたいことを言い終えた先生はさっきまでの表情が嘘のように笑顔になり言い忘れていたと言う風に続ける。

 

「それから今日から転校生と姉妹校からの交換留学生が来ています!」

「いや、普通そっちが先だよね…」

 

さやかの意見も珍しくもっともな話だ。まぁ兎も角実は先ほどの中沢という男子もその交換留学生の制度で先方の学校に入っているのだ。だから今回から先生の質問に答えるのがさやかに代わってしまったことはさやかにとって残念な事であろう。

 

「どうぞ~皆さん入って来てください」

 

すると、外から3人の少女が入ってくる。うち一人は見事な黒髪の女の子、一人は青髪の女の子、そして最後にピンク色の髪の女の子である。

 

「え?」

 

まどかは黒髪の女の子に見覚えがあった。それは今朝、少ない睡眠時間に見た少女の姿にごく辞していた。

 

「まず転校生の子から自己紹介をしてもらいましょうか」

 

そういうと先生はペンを持ち、ホワイトボードに名前を書こうとする。

 

「暁美ほむら」

 

それだけで終わった自己紹介。『ほ』まで書いていた先生のペンを取り、ホワイトボードに自分の名前を書く。それはえらく達筆で、さらに読みやすい物であった。それを見終えてようやく生徒は拍手をし始めた。そしてそれが終わったぐらいにまた先生が話し始める。

 

「で、では今度は交換留学生の子に話してもらいましょうか」

「明堂学園から来た来海えりか。ファッション部の部長をしてるから!皆、おしゃれの事だったら何でも聞いてね!」

 

そのほむらの真逆をいく自己紹介に生徒の多くは好印象であった。そして…

 

「花咲つぼみです。えりかと同じくファッション部に入っています。短い間になりますけれど、皆さんと友達になれたらうれしいです。しばらくの間よろしくお願いします!」

 

ほむら、えりかそしてつぼみの自己紹介を終えて、3人は席に着く。その際、ほむらがまどかのことをにらんでいた。まどかは、自分が昔どこかで見たことがあるのかと思ったのだが、どう考えても思い出せない。だが、それも当然の話だ。なぜならこの世界のまどかはほむらにあったことがないのだから。

 

今、希望が絶望と出会った。絶望が希望と出会った。その二つが合わさったその化学反応によって劇薬となるか、特効薬となるのか、この物語はまだ始まったばかりだ。

 

 




はい、というわけでまだディケイドを投稿し始めたばかりなのに今度はこんなものを…。ぼくの夏休みどうなるんだ?

因みにタグに書いた通り、出てくるプリキュアはドキドキまで、ですがもしかしたらカメオ出演とかあるかもしれません。
また、プリキュアともまどマギとも関係のないキャラが勝手に出てくる可能性があります。
ー追記ー
流石にオールスターズなのに出ないのもアレなので、最後の方にハピネスチャージとプリンセスプリキュアを出すことにしました。魔法使いプリキュアは現在進行形なので出せるのかどうか…。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。