リリカルD×D~狩り人の戦記~   作:シュトレンベルク

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リリなの勢を出してみました。ちゃんとStrikersのフラグ付きで。それではどうぞ!


閑話 久しぶりの再開

 

 

サイラオーグの母親が目を覚ましたり、グレモリー眷属ーーーー姫島さん、木場くん、高神くんの3人が中級悪魔になるための推薦状受け取ったり、高神くんのサポートをレイヴェルちゃんがやったりといろいろと忙しくなっている一方、俺はまったりとした時間を過ごしていた。

 

そんな平和な日常を送っていたある日、大量の魔力反応を検知した。まあ、魔力反応と呼ぶには地球側の知識とは違いすぎるためリアスさんやソーナさんは動けないだろうが。放っておけば良いだろ。覚えのある気配ばっかりだしな。

 

「マスター、良いんですか?放っておいても」

 

「構いやしねえよ。用事があるならこっちに来るだろ。それより、そろそろ買い物にでも行ってくるわ。確か食材がそろそろなくなりかけだった気もするし」

 

「私もついて行きましょうか?今する事なんてありませんし」

 

「ん〜……じゃあ頼もうかな?八舞は留守番よろしく。もしも来た時に俺がいなかったら迎えてやってくれ」

 

「……私としてはあまり歓迎したくはないのですが」

 

「ハハハッ、そう荒れるなよ。あれから八年経ってるんだ。あまり恨んでやるな。あっちだって少しは変わっているだろうしな。さてと、アイリスの準備はいいか?」

 

「いつでも良いですよ。元々私は化粧なんてあんまりしませんし、買い物に出るだけですから」

 

それから2日分くらいの食材を買ってきた。若干ビニール袋がくいこんでくるが、大した重みじゃない。アイリスは終始ご機嫌だった。ただ買い物に出ただけなのにこんなにご機嫌になるとは……やっぱり乙女心というのはよく分からん。家に戻ると、そこには八神ファミリーとアリシアがいた。

 

「お邪魔してるで〜」

 

「ハァ……多少は変わってるかと思ったが、お前はあんまり変わってないんだな。はやて」

 

「まあ、人間そう簡単に変わるもんちゃうからね。そう言う一誠くんは大分変わったみたいやね」

 

「八年も経てば変わるさ。否応なく、な。何が飲みたい?今ならなんか作ってやるぞ」

 

「あの、親しく話されているところ何なんですがどちら様でしょうか?あとそこのちっちゃい娘は……?」

 

「ん?ああ、アイリスは初めて会うんだったな。それじゃ自己紹介しといてくれ。それとそこのちっちゃい娘には何を用意すれば良いんだ?ジュースか?」

 

「リィンもコーヒーで大丈夫です〜」

 

「ん、OK。それじゃちょっと待っててくれ。それとザフィーラ、ここは一応喫茶店と繋がってるからその形態のままでいるのは止めてくれ」

 

「むっ、すまない」

 

そして一誠が八舞と一緒に台所で人数分のコーヒーを作りつつ、お菓子を探している間にアイリスと八神ファミリー、それにアリシアは自己紹介していた。

 

「アイリス・マリア・ヘルブストと申します。一誠のーーーー赤龍帝眷属の一員をしています。以後、よろしくお願いします」

 

「八神はやてです。一誠くんとは……まあ、友達みたいなもんです。夜天の主を名乗らせてもらってます」

 

「八神シグナムだ。主はやての下で烈火の将と名乗っている。よろしく」

 

「……八神ヴィータです。よろしく」

 

「八神シャマルよ。湖の騎士を名乗っていて……一応お医者さんもやってます。よろしく」

 

「八神ザフィーラだ。主はやての下で盾の守護獣をやっている。よろしく頼む」

 

「八神リインフォース・アインスです。一誠とは、まあ戦友のような物です。よろしく」

 

「八神リインフォース・ツヴァイです〜。今日は皆が休みだったのでついて来たんですよ〜」

 

「アリシア・テスタロッサです。一誠にはちっちゃい頃にお世話になりました。よろしくお願いします」

 

「お前ら……そんなんで伝わるわけないだろ。普通、夜天の主とか烈火の将とか言われても分かんねえから。別に説明したって誰にも話やしねえよ。って言うか、お前ら何で来たんだ?」

 

一誠が置いてあったクッキーと人数分のコーヒーを用意して戻ってきた。それを配りつつ、管理局の存在や次元世界の話をアイリスにした。アイリスも大まかな事は理解したのか、深く追求してくる事はなかった。

 

「今回はな、リンディ提督の頼みで来たんよ」

 

「頼み?何か渡しにでも来たのか?」

 

「アザゼルのおじさんにこれを渡してきてん。ジャジャーン、デバイス〜」

 

「………………」(冷たい視線)

 

「なんか反応してくれたってええやんか!ノーリアクションとか寂しすぎるわ!……まあ、それはええ。これはな、ただのデバイスとちゃうねんで?リンカーコアを持たない人でも魔法が使えるっちゅう優れもんなんよ」

 

「連絡用の、だろう?それに試供品と言ったところか。まあ、それでもアザゼルは喜び勇んで貰うだろうけど。今は裏の業界もゴタゴタしてるからな」

 

「ほう?それはどんな?」

 

「言えるわけないだろ。とにかくそんな話はどうでもいい。近況報告と行こうぜ?ところで何故アリシアはいるのにフェイトはいないんだ?確かお前ら姉妹は両方とも執務官になったんじゃなかったか?」

 

「私は偶々有給を取っただけだよ。それで地球に戻ってきてママとリンディさんに挨拶したらこれを頼まれてさ。これまた偶然休みを取ってた八神ファミリーに声をかけた、ってわけなんだよ。それにしても驚いたな〜まさか喫茶店をやってるなんて思わなかったんだよ」

 

「特に意味はないがな。ただ料理を作ったりする事は趣味だった、ってのもある。後は拠点作り。一度何処かでゆっくりしたいと思ってな。シエナに中学はまだしも、高校には行かせたいと思ってたからな」

 

「シエナちゃんか〜……何してるの?部活とかさ」

 

「オカルト研究部」

 

「ヘェ〜オカルト研究部か……えぇ!?どういう事!なんでオカルト研究部になんて入っとるんや!?」

 

「悪魔がやってるんだよ。カモフラージュみたいな物。とはいえ、今は試験期間だからそろそろ戻ってくるよ。……なんだかんだでウチには四人行ってるがな。まあ、困らない程度に金はあるから良いんだけど」

 

「その子たちも眷属なんか?」

 

「眷属ったって悪魔みたいに願いを叶えたりするわけじゃないからな。普通に学校行って、たまに騒動に巻き込まれれば戦う。そんな程度の話さ。そのちっちゃい娘ははやてのユニゾンデバイスか?」

 

「うん。リインフォース・ツヴァイって言うんや。一応分かりやすいようにアインスとリィンって使い分けとるんや」

 

「そうか。……どうだ夜天。あれから充実した日々は過ごせているか?元闇の書の管制人格だから風当たりの類もあるとは思うが」

 

「それは仕方がないさ。何を言っても、私の罪は消えないんだ。破壊を齎し、様々な命を奪ってきた私だ。どのような誹りも暴力も受け止めよう。だが私は……はやてや皆と共に過ごすこの日常を手放したくないと思うよ」

 

「ふ〜ん……やはり変わったな。まあ、幸せならいいさ。それではやて、お前は本当は何かしたい事か言いたい事があってここに来たんじゃないのか?」

 

「……やっぱり鋭いなぁ、一誠くんは。でも出来れば2人だけで話したいんやけど、出来るかな?」

 

「……分かった。書斎で話そう。悪いが少し抜ける。その間楽しく話し合っといてくれ。コーヒーのお代わりはここに置いとくから」

 

俺とはやてはリビングを後にして二階にある空間を歪曲させて作った書斎に入った。そこにある正面を向いて掛けられる椅子に座った。はやても置いてある本に幾らか興味がいったようだが、何もせずに椅子に座った。

 

「それで?話ってなんだよ」

 

「……その前にちょっと訊きたい事があるんやけど、ええかな?」

 

「構わんからさっさと言え」

 

「グラシアって名前を知っとるかな?」

 

「古代ベルカ時代で直接の面識はなかったが話には聞いた事がある。聖王家に仕えていた家系で未来予知のような特殊能力ーーーーお前たちで言うところのレアスキルーーーーを持っているとな。だが、それがどうした?」

 

「……実はな、ウチの親友にカリム・グラシアって言うシスターがおんねんけどな」

 

「未来予知で俺に関する事でも見たのか?別段あり得ない話ではないが、あの未来予知は何時起こるかも定かではない物だと聞いているが」

 

「全部聞いてから質問してぇな。とにかく、その子のレアスキル予言者の著書(プロフェーティン・シュリフテン)の内容に赤龍帝って単語が出てきたらしいんよ。それでな……」

 

「分かった。俺もミッドチルダに行けば良いんだろう?それは何時の話だ?そこまで言うんだから大体何時起こるのかは分かってるんだろう?」

 

おそらくその時こそが、ラインハルトの言った怒りの日(ディエス・イレ)になるんだろう。予言された戦いか。避けられないなら、この手で砕いてみせるさ。そのために力を使う。そう決めたんだから。

 

「おそらくやけど、二年後。ウチはその年に機動六課っちゅうもんを設立しようとしてんねん。一年限りの試験的な部隊をな。一誠くんもそれに協力してほしいねん」

 

「俺に教えられる事なんてないだろ。大体、隊の人間が認めるわけないだろ。お前らの基準で言うところの魔力を持ってない人間が新人に教え込むなんてな。それに管理局が嫌いだというところはまだ消えてない。それよりも一度、そのカリム・グラシアに会ってみたい。何事も顔合わせは大切だからな」

 

「……分かった。準備が出来たら連絡いれてな?こっちの方でなんとか調整してみるわ」

 

「ああ。話はこれで終わりか?それなら皆のところに戻るとしよう。シエナたちも帰ってきてるみたいだしな」

 

「ホンマに?楽しみやわぁ」

 

はやてがさっさと扉を開けて出て行くのを確認しつつ、俺は雨戸も閉じられていた窓を開けた。そこには様々な建物が立っている場所ーーーーミッドチルダの姿があった。今一誠たちがいるのは、ミッドチルダにある貸し倉庫だったのだ。一誠は雨戸を閉め直し、書斎を出て行った。

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