リリカルD×D~狩り人の戦記~   作:シュトレンベルク

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わりと短め


授業参観

 

 

グレモリー眷属が白龍皇と接触したらしい。まったくアザゼルも余計なことをさせる。しかし一つの土地にドラゴンが3いや4体か。ここまで集まるなんていやはや笑えるくらいにおかしいな。戦争の幕開けかよ。

 

そして今日はシエナの授業参観の日だ。まったく脈絡がないがな。サーゼクスさんが教えてくれなかったら行きそびれるところだったぜ。まあ、来てほしくないという心境も有るんだろうがな。俺だって絶対に来てほしくないし。だけどそれはそれ、これはこれだよな。

 

ラフな格好に着替えて駒王学園に入った。他にも父兄の方々が大勢いらっしゃっていた。上からげぇっ!?という声が聞こえたと思って上を見上げてみると、イリナがこちらに向かって手を振っていた。あの声は多分シエナだな。後で覚悟しておけ。そう思いながら校舎の中に入っていった。

 

教室まで行くと、ガタガタ震えているシエナの傍に苦笑している祐樹がいた。そんなに俺に来られるのが嫌なのか。そう思っているとイリナやゼノヴィア、それに高神くんにアーシアさんが来た。他にも名前は知らないが、男子生徒が2人に女子生徒1人も一緒に。

 

「一誠さん。どうして……でもないか。今日は授業参観に来たんですか?」

 

「それ以外に俺がここに来る理由がないよ。シエナが何も言わなかったから何も言わずに来たんだが……なにがそんなに嫌なんだ?」

 

「親が見にくるのは嫌だろ。……ん?あんたって別にティエトさんの親じゃないよな?どうしてここまで来てるんだよ?」

 

「今更だな。俺は保護者。シエナの両親はちょっと遠い場所で暮らしててな。俺が代わりにあいつの保護者をしてるんだよ。その点は祐樹も同じ。直にイリナとゼノヴィアもそうなるだろうがな」

 

「ヘェ〜……凄いわね。見た感じ同世代にしか見えないんだけど、そこまで自立してるなんて」

 

「って言うか、さっきから思ってたけど君たちは?面識もないんだし、教えてくれるとありがたいんだけど」

 

「私は桐生。それでこっちのバカ2人が松田に元浜。以後よろしく」

 

「適当な自己紹介だな。まあ、良いけどさ。俺は兵藤一誠。歳は君たちと同じ十七。シエナたちの事よろしく頼むよ」

 

「同世代だったんだ……知らなかった。てっきり俺たちよりも一つ二つは年上かと思ってた」

 

「紅色の髪……グレモリー先輩の親族か何かですか?」

 

「違うよ。知り合いではあるけど、そんな間柄じゃない。彼女のお兄さんとは友人だけどね。ほら、先生も来たようだし席についた方が良いよ」

 

そして授業に移ったんだが、先生が大量の紙粘土を持ってきていた。机に出ている物を見る限り、英語のはずだ。それなのに何故紙粘土が出てくるんだ?

 

「いいですかー。今日はその紙粘土を使って好きなモノを作ってください。題材は何でもいい。動物でも、人でも、家でも、植物でも。自分が脳内に描いたありのままの表現を形作ってください。そう言う英会話もある」

 

あるわけないだろ。と内心で呟いていた。ふとイリナとゼノヴィアの方を見るとそうなのかー、といった感じで頷いて感心していた。純粋すぎて間違っている事にまったく気がついていない。シエナは呆れてるし、祐樹は苦笑いしていた。他の保護者の方々もちょっと呆れていた。

 

「さあ、レッツトライ!」

 

シエナも祐樹も無難な物を作ろうとしているらしいが、イリナもゼノヴィアもなにか大作でも作ろうとしているらしく気合いが入りまくっている。そして何かを考えたか知らないが余っていた紙粘土を俺に渡してきた。俺もこれに付き合えと?教師に目を向けるとサムズアップされた。いや、答えになってない。しょうがないので肩まで伸ばしている髪の毛を纏めた。面倒でしかないんだが、しょうがないか。俺は紙粘土に手を伸ばした。

 

それから数分後、俺の手元にあったのは壮大にして荘厳なる龍の姿だった。まるで天に吼えたているかのようなその姿はその場にいた全ての者を魅了した。いや〜……やったらできるもんだな。ちなみに、これのモチーフはドライグではない。

 

『これは……ティアマットか?あいつが見たら喜びそうな物を作ったな』

 

久しく会ってないし、夏休みの時期になったら行こうかと考えてるよ。なんだかんだであいつが俺の使い魔になってくれてから会ってないしな。こういうのも良い機会だと思うよ。ちなみにこの粘土はもらった。まあ、あっても使い道ないしな。その後は高神くんが作ったリアスさんのヌードのオークションに変わっていた。それで良いのか?高校生。

 

その後、俺は校内を歩き回っているとどうも人だかりの多い場所があった。行ってみるとどうやら魔法少女のコスプレをしていた人がいたらしい。嫌な予感がしたからそのままその場所には行かずに歩き回っていると、後ろからソーナさんがやってきた。そしてそのまま隠れた。

 

後ろを見てみるとセラフォルー・レヴィアタンその人がいたのだった。だが一つだけ言わせてほしいことがある。貴女ははっちゃけすぎだ!と。

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