side 由紀
慈「え、由紀ちゃん?胡桃さん?悠里さん?」
胡桃「生きてる・・・なんで・・・」
悠里「わ、分からないわ。でも・・・」
由紀「めぐねぇーーー!!!!」
私は無我夢中にめぐねぇに抱きついた。嬉しかった、めぐねぇにまた会えて。
慈「ゆ、由紀ちゃん!?」
由紀「うわーん!!会いたかったよーー!!!」
慈「・・・うん、お帰りなさい」
久しぶりのめぐねぇの暖かみ。もう二度と感じられないものだった。それが今、ここにある。私の後も、胡桃ちゃんにりーさんもめぐねぇに抱きついた。皆も嬉しかったんだろうね。すると胡桃ちゃんが・・・
胡桃「あれ?ここにめぐねぇが居るってことはこの世界の私達はどうなったんだ!?」
悠里「・・・確かに気になるわね」
慈「・・・こう言う事は言いたくないけど」
由紀「めぐねぇ?」
めぐねぇは少し落ち着くと話を切り出した。
慈「貴方達3人はあの時死んだのよ・・・」
慈「私を庇って・・・」
由紀「えっ?」
めぐねぇがこのまま詳しく話した。
side 慈 (回想)
バリケードがゾンビによってどんどん破壊されている。このままだと此処に来るのも時間の問題ね。
胡桃「くそっ、きりがねぇ!」
慈「胡桃さん!そろそろ三階へ行くわよ!」
胡桃「分かっためぐねぇ!」
私達二人は由紀ちゃんや悠里さんの居るところまで上がってきた。
悠里「二人とも大丈夫?」
胡桃「何とかな」
慈「でも、ゾンビは止められそうにないわ!」
由紀「恐いよ、めぐねぇ」
慈「大丈夫よ、由紀ちゃん」
慈「皆!!あの扉まで走って!」
私達は二階の防火シャッターに着いてある扉に向かって走って行った!
悠里「何とかたどり着いたわ」
慈「扉の向こうにも居るかも知れないわ、私が先に見てくる」
胡桃「頼んだよ、めぐねぇ」
私は扉を開きそのまま少し進んだ。ゾンビも全く居なかった。
慈「こっちは大丈夫!皆来て!」
由紀「うん!」
これで皆助かる。そう思っていた。けど・・・
由紀「あれ?扉が開かない・・・」
悠里「ウソっ!?」
ガチャガチャと音を鳴らして開けようとするが扉はびくとも動かない。
慈「こっちからも試してみるわ!」
胡桃「くそっ、ここまで来やがった!!」
胡桃さんはゾンビと接触したみたいね。尚更早く開けないと。そういっても扉はガチャガチャしても全く開く気配がない。
慈「さっきは開けれたのに!どうして!?」
由紀「鍵は?」
悠里「防火シャッターに鍵はないわ!」
扉が開かない・・・私達はとにかく扉を引っ張ったり、押したり、叩いたりした。
胡桃「なっ、しまっ!」
ゾンビ「あぁー」ガブッ!
胡桃「があぁぁぁ!!!!!」
慈「胡桃・・・さん?」
悠里「胡桃ぃぃぃーー!!!」
胡桃さんがゾンビに噛まれた。だとすると次は悠里さん、由紀ちゃん。早く開けないと!
慈「早く!早く開いて!!」
悠里「いやぁぁぁ!!!」
由紀「りーさん!!」
そんな、悠里さんまで・・・せめて・・・せめて由紀ちゃんだけでも・・・
慈「何か、何かないの?」
私が扉を開けるために考えていたら・・・
由紀「めぐねぇ・・・」
由紀ちゃんが声をかけてきた。
慈「ど、どうしたの?」
由紀「私はいつもどんくさくて。勉強も出来なかった。」
由紀「学校も面白くなかった」
由紀「でも、めぐねぇが私のことも一生懸命助けてくれた・・・」
慈「由紀ちゃん・・・」
由紀「だから・・・だからね・・・今まで・・・」
由紀「ありがとう!!」
慈「由紀ちゃん!」
その言葉を聞いた後、大きい悲鳴が一回なり響きその後ぱったりとなくなった。居なくなったんだ。扉の奥に生存者・・・私の生徒が・・・
しばらく時間がたち再度防火シャッターの扉を開こうとしたら・・・
ガチャ
慈「開いた?」
けど、その先には沢山の血があった。それだけだった・・・
side 由紀
慈「あの時からずっと貴方達の悲鳴が頭に残ってて」
胡桃「うそっ、それじゃあまるで・・・」
悠里「私達とめぐねぇが逆の立場になったみたいね」
悠里「私達の所はその逆、めぐねぇが死んだのよ」
慈「えっ?えぇ・・・」
そりゃあ急に死んだって言われたらその反応になるよね。でも、驚いたよ。この次元では私達3人が死んでめぐねぇだけが生き残っているんだね。えっ?じゃあ・・・
由紀「太郎丸は!?」
慈「太郎丸?ちょっと前にTVに出ていたラグビーの人?」
胡桃「めぐねぇ、それ太郎丸ちゃう、五郎丸や」
慈「あれ?そうだっけ?」
悠里「知らない感じ見たいね」
由紀「めぐねぇってショッピングモールに行った?」
慈「いえ、まだ物質には困ってないから行ってないわ」
悠里「なら、美樹さんは・・・」
由紀「ショッピングモールに居るかも知れないね!」
みーくん、無事だといいけど・・・
相変わらすの日本語の下手さよ。くそう中学校の国語の先生がめぐねぇだったらなぁ、どんだけ良かったか!!
少なくとももう少しは日本語上手になっていたと思う。