バカとテストと召喚獣~三年生と受験生~   作:アレイスター

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一学期
第一話 対面


4月8日

桜が舞い散る道を通り、生徒たちが学校に顔を見せ始める。クラスの振り分けの結果を西村先生から受け取り、各自の教室に向かっていく。

私の生徒になるのはどのような子なんだろう、考えるだけでワクワクする。

8時35分の予鈴が校舎に響き渡る。

そろそろ私も職員室をでて、自分のクラスへと向かおう。

 

「林先生、顔がニコニコしていますね。」

 

「はい、生徒とのこの対面が私毎年楽しみなんですよ!」

 

立ち上がり移動を開始すると、数学担当でありDクラス担任でもある長谷川先生が私に声をかけてくる。

そのまま会話をしながら一緒に移動する。D、E、Fは横並びにクラスが並んでいるので途中まで道は同じなのだ。

 

「いいですね、まだまだお若い。でも、気を付けてくださいね、Fクラスは本当に粒ぞろいですから」

 

「あはは、粒ぞろいといってもまだまだ高校生ですよ」

 

私がそういうと、長谷川先生は渋い顔をしてお互い頑張っていきましょうねといいDクラスへと入っていった。

 

あの反応からして相当なのだろう。少し気合を入れていったほうがよさそうだ。

Eクラスを過ぎてFクラスについた。

 

いつみても本当に生徒が入る教室なのか疑わしくなるレベルの汚さである。クラスの表札は折れていて、窓もひび割れがそこら中に存在する。蜘蛛の巣は生徒が来る前に私が丁寧に掃除しておいたからおそらくないだろうが、最初掃除したときは蜘蛛の巣だらけだった。

 

心理学的にもファーストインプレッションが大事だと証明されてる。笑顔で大きい声であいさつしよう。

 

……よし!

 

「おはよう!みんな!さぁ!せ……きに……」

 

 

私は目の前の光景に言葉を失った。

いつの時代も不真面目な生徒たちは依然として存在する。Fクラスはそのような生徒の集まりなのだからゲームをしたり漫画を読んだり、お菓子を食べたり。また不良そのたぐいであれば教室にスプレーで落書きしたりなどある程度予想を付けてきたのだが…

 

「「「お゛かえ゛り゛な゛さい゛ま゛せ!よ゛う゛こ゛そ゛!Fク゛ラ゛ス゛へ!」」」

 

そして男子全員がメイド服のスカートをまくり上げて丁寧にお辞儀する。

まさか、女装メイド男子の地獄の雄たけび大合唱をクラスにきて初めてのこの段階でみることになるとは……

そして、何気にうまい……。

 

私の戸惑う様子に何かがおかしいと思ったのか女装メイド集団がなにやら話し始める

 

「どういうことだ!新任の先生はメイド趣味の先生じゃなかったのか」

 

おい、なんでそんな情報が流れてるんだ!?

 

「ほら!だから俺はバニーにしようって言ったんだ!」

 

そっちのほうがさらに気持ち悪いよ。。。君たちそれ以前にもっと大切なことに気づこうよ

 

「みんな待って。もしかしてぼくたちが、男だから、だめだったんじゃないのか……」

 

「………!!!」

 

全員が驚いたように発言した人の顔を見る。

いや!明らかにそうでしょ!あれは男がやるものじゃない!あと!私にメイドの趣味はない!

 

想像以上だ……

このクラスは私の想像のはるか先にいるレベルの子たちだ。

普通の人といわれる判断基準でこの子たちは動いていない。

 

だけど、と少し考えてみる。

 

先ほどのお辞儀、普通何も練習せずにあそこまできれいにそろえられることはまずない。身の振り方も衝撃的ではっきりとは覚えていないがかなりきれいだっただろう。さらに加えるならせーのなどなんの掛け声もないというのに全員の声が本当に一致していた。

おそらく練習したのだろう。そのせいで本当にひどい不協和音だったけど。

しかし、この子たちは私を迎えてくれようとして努力してくれた。その方向になんの間違いも存在しない。

新任の私を気遣い、できるだけなじみやすいようにしてくれたのだ。

バカだけど、この子たちはきっとバカではない。

こういう子たちが私は大好きだ。

 

向こうではどうする、どうする?と作戦会議が開かれている。

私が戸惑っている場合ではない。しっかりと返さなければならない。

 

「ただいま!Fクラス諸君!今日から君たちの担任の林だ!どうぞよろしく!それじゃあ席について!」

 

 

メイド服のまま自分の席に戻る生徒たちを見ながら思う。

この子たちの判断基準を受け入れるのは少し時間がかかりそうだ。

でも、この一年はとても楽しくなりそうだ。

 

 

 

 

 

問題 以下の英文を訳しなさい

 

I was so excited to hear the news

 

 




問題の答えは 私はそのニュースを聞いてとても興奮しました。
です。
exciteなどの感情を表すものはもともとの意味が「興奮させる」という受動的な意味なので「興奮する」という能動的な言い回しを使いたいときには受動態を使う必要があります。

一応毎回難易度はバラバラですが受験生に向けて試験までに覚えておいたほうがいい問題とその解説を載せていこうと思っています。

調べて載せていますが100パーセント完全解答というわけではありませんので悪しからず。
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