「……?どうした里桜。藪から棒に……。」
「いや、だってこの中じゃ紅一点だし。ちょっと気になって。」
「ただの口うるさい馬鹿だよ。」
「誰が口うるさい馬鹿よ。」
「ゲッいつからそこに!?」
「いくらなんでも失礼すぎるでしょ。何?馬鹿なの?」
「でもお前女子力の欠片もねぇだろ?一回笑顔でおはようっていってみろよ。」
「……。」
「おはよう……」ボソッ
「はぁ………ダメだわ。里桜、やってみろ。」
「え?僕が?」
「いいから。」
「え、えと……お!おはよう!」ニコッ
(勝てる気がしない)
※出落ちですよ。
注意です。
この作品は100%作者の妄想で構成されております。
そのため原作などの設定とは異なる部分。
キャラが一致しない。
何か違和感。
ブルーベリー欠乏症。
上記の事柄が発生する恐れがあります。
他にも単なる作者の文章力の欠如などが多々見られると思われます。
それでも耐えられるという勇者の皆様方はこのまま館へとお進み下さいまし......。
ガンッガンッ………。
ありったけの力を込めてドアを蹴るが俺の力ではビクともしない。
虚しい音が辺りに響くだけ……。
ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ……。
ドアノブが壊れるのではないかと心配になるほどただ闇雲に腕を捻った。
「クソ………。クソ……………。」
それらを嘲り笑うかのように目の前の扉は薄明かりを反射して光る。
力なく扉を叩いた拳に鈍い痛みが走る。
脳裏をよぎるアレを何度かき消しただろうか……?
それすらも記憶から追い出してただここから逃げることだけを考えた。
これはただの悪い夢。そうだろ?
違う。これが現実だ。夢じゃない。
じゃぁただの幻覚だ?違うか?
夢じゃないから目を覚ますこともない。
すぐに平穏な日々に戻れるはずだろ?
戻れない。戻っても意味なんてない。
「ハルト君!!」
自問自答を遮って耳に響いた声。
小動物のようにそれに反応して逃げ出そうと踏み出す。
「待って下さい!僕です。ひろしです!」
かろうじて働いていた脳が声が誰のものかを識別する。
ゆっくりと振り向いたそこにあったのは紛れもない、言葉通りひろしの姿だった。
安心して力が抜けるとともに床にひざをつく。
慌ててひろしが駆け寄ってきてくれた。
「大丈夫ですか!?しっかりして下さい!」
肩を揺すられて目の前もさっきよりは幾分か鮮明になった気がした。
「その様子だと君も見たんですね…………。」
見た?見たって何をだ?
俺は何も見ちゃいない。
情けなく震えながらやっとのことで首を左右に振った。
ひろしは少し驚いたように表情を変えるとすぐに真剣な眼差しで俺の眼をのぞき込んだ。
「認めたくないのは分かります……。ですが…あれは現実です。目を背けるだけではどうにもならないどころかむしろ危険な可能性だってあります。」
「………。」
同級生に諭された俺は状況とは不釣り合いにも思わず失笑を漏らした。
「………悪い。ちょっと落ち着いた………。それより、何でひろしがいるんだ?もしかして他の奴らもいるのか?」
すこしだけ頭の中の整理がついたとはいえやはりアレのことは考えたくなかった。
かなり乱暴に話を変えたがひろしも察したのか質問に答える。
「えぇ………恐らくは館の中にいると思います。君達が音の正体を確かめに行ったとき奴が現れて……皆バラバラに逃げてしまいはぐれてしまったのですが。」
声のトーンを低くして冷静にひろしが一つ一つ説明する。
こんな状況だというのに驚くほどしっかりと話の内容が頭に入ってきた。
「それで、今奴はどこにいるんですか?」
今度はひろしに尋ねられ図書室の方向を指さした。
「なるほど………とにかく見たところ玄関の扉は力ずくでどうにかするのは無理そうです。いったんこの場を離れましょう。」
ちらちらと図書室の方を気にしながら早口にそう言う。
確かにここにいては図書室から出てきたアレに見つかる可能性が高い。
「そうだな……階段を上ったとこの部屋にたけしが隠れてたんだ。合流しといた方がいいだろ。」
俺の提案にひろしが頷き、静かに……素早く二階へと移動した。
「おい。たけし?いるか?」
部屋に入り声を抑えながら言った。
しかし返ってくる声はない。すぐにたけしが隠れていたクローゼットの中を確認する。
「………あれ…?おかしいな…………さっきまではここにいたはずなんだが………。」
クローゼットの中にあったのは何着かの服だけでたけしの姿は全く見あたらなかった。
今なら、あのときたけしが何に対して怯えていたのか容易に想像できる。
アレを見つけて咄嗟にクローゼットに隠れたのだろう。
「きっと場所を変えたんでしょう。多くの場合人は恐怖を感じたとき同じ場所に留まりたいと考えるはずですが………部屋に奴が入ってきたのかもしれませんね………。」
横で冷静にひろしが呟いた。
こいつはあんなもんを見たっていうのに何でこうも冷静でいることが出来るんだろうか?
まぁ……そのおかげで俺も少し落ち着いたわけだから感謝するべきだろう。
「そういえば里桜さんはどうしたんです?一緒にいたのでは?」
そんなことを考えているとひろしに訊かれ、我に返る。
「あぁ、それが疲れてたみたいだから玄関のところで待ってるように言ったんだが…………クソ……あんとき連れて行っときゃ……。」
「悔やんでも仕方ありませんよ。彼女なら………っと……失礼。彼ならきっと無事です。そう信じましょう。」
ひろしに気を遣われ何とか笑みを浮かべる。
きっとこれ以上ないほど不安げで弱々しいものだっただろう。
「それより、これからどうしましょうか………」
するとひろしが話を変える。
「とりあえずは皆を探した方が良いだろうな………。でも一度館の中を一通りぐるっと見て回ったんだが誰もいなかったぞ?すれ違った可能性もあるが………。」
「もしかしたら鍵をかけて閉じこもっているのかもしれませんね………。」
鍵?
ひろしの言葉にハッとしてポケットに手を突っ込む。
指先に金属質の何かが当たる。
「これ。さっき図書室にあったんだ。どこの鍵かはわかんねぇけど………。」
そう言って、ひろしに鍵を手渡す。
「これは………恐らく3階の部屋の鍵ですね。」
するとひろしはいとも簡単にどこの鍵かを口にする。
「え?なんで分かるんだ?」
ついつい驚きを隠さずに尋ねた。
「この鍵はピッキング出来ないタイプの特別なものなんですよ。確か3階の左側の部屋がこの鍵だったはずですが……。」
なんでそんなところまで見ているのか不思議でしょうがなかったが、ひろしの言うことだ、間違いはないのだろう。
「取り敢えずはそこに向かうか。」
俺の提案にひろしは頷いた。
とぅーびーこんてぃにゅー。
はい!どうもパンはパンでも食べられないあれです!
フラークパンツァー(対空戦車)
さてさて!今回もこんな秘境まで来ていただき誠にありがとうございます!
先日、かの有名な彼が登場し、主人公達を恐怖させたのですが当の読んでいる皆様を恐怖させなくては意味がありません(そんなことはない)
これからも更なる成長を目指して頑張ります!
皆様も30分放置したスープのように生温かい目で見守って下されば幸いです!
それでは後書きはこの辺りで………。
次回も出来るならばブルーベリースープでも飲みながらゆっくりしていって下さいね!
リバース不可避ですね!!