青鬼 ~もう一つの咄~   作:彩風 鶴

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「あ……そうだ!たけし!玄関の鍵が閉まってたんだが何かしらねえか?」
「ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ」

『はい!オッケーです!!』

「どうも。」

『いやぁ、いい感じですよ!あ!そう言えば差し入れ来てますよ!みなさん食べます?』

「差し入れ?誰からです?」

『あの方からです!ささ、どうぞどうぞブルーベリーのお饅頭だそうですよ。』

「うわぁ、色ヤバ………。」
「あまり食欲をそそりませんね……。」
「こんなもん食ってられねぇよ。」

『………。』

(お気の毒に……)

※出落ちです

注意です。

この作品は100%作者の妄想で構成されております。
そのため原作などの設定とは異なる部分。
キャラが一致しない。
何か違和感。
ブルーベリー欠乏症。

上記の事柄が発生する恐れがあります。

他にも単なる作者の文章力の欠如などが多々見られると思われます。

それでも耐えられるという勇者の皆様方はこのまま館へとお進み下さいまし……。


9話  消失

 

俺はたけしを残して部屋を後にする。

たけしのことは……放っておいて大丈夫だろう。

そう経たないうちに飽きて出てくるに決まっている。

 

ポケットに入れた鍵をなぞりながら2階の探索を続ける。

しかし、結論から言うと2階でこれ以上の成果を得ることはできなかった。

この階にあるもう二つの部屋には鍵がかかっており、廊下に窓はなかった。

強いて言うなら3階につながる階段を見つけることはできた。

 

「…………しっかし……バカみてぇに広いな……。」

思わずそう漏らす。

外観もそれなりの広さはあった気がするが、中を歩き回っていると改めて広さを実感する。

3階まであるとは思っていなかった。

そんなどうでもいいことと共に3階へと移動するか考える。

 

「………。」

 

長考の末3階に進むことを決めた。

3階では窓があったとして、そこから脱出するのは難しいかもしれないが他に何か、脱出する手がかりが見つからないとも言い切れない。

それに卓郎達やシュウにひろしがいるとすれば1・2階にいなかったことを考えると3階だろう。

すれ違った可能性がないわけではないが。

 

俺はさっさと階段を上り始める。

里桜を待たせていることを考えると早めに探索を終わらせるに越したことはない。

そうじゃなくても他人の家を延々と観察する趣味はない。

すぐに探索を終わらせようと意気込んで階段を上りきった。

 

 

3階には階段を上りきったところから見た限りでは2つの部屋があるようだった。

細長い廊下の先に扉が一つ、その手前の左側にも一つあった。

早速、手前側のドアに手を掛ける。

 

《ガチャン………》

 

……鍵がかかっている。

まぁ…なんとなく予想はしていた。

ここまでほとんどの部屋に鍵がかかっていたのだから何も不自然ではない。

念のため拾った鍵があわないか確かめてみるが、鍵が開くことはなかった。

すぐにもう一つの扉の前へ移動する。

鍵がかかっていてもおかしくはないが、他の奴等がいるとすればもうここだけだろう。

ドアノブをゆっくりと捻る。

 

《カチャッ》

 

今度は軽い音と共に扉が開いた。

部屋の中を確認する。

ぱっと見ではシュウ達がいるようには見えない。

やはり先に帰ったのだろうか………?

それとも部屋の隅にあるタンスにたけしのように隠れているのだろうか………?

俺は部屋の中を探し始めた。

 

 

「いねぇな………。」

一応タンスの中も含めて部屋を隅々まで調べたのだが人の影はない。

と言っても…もともと生活感のない、タンスだけの殺風景な部屋なのだ。

調べ尽くすのにそう時間はかからなかった。

やはりシュウ達はもう帰ったのだろう。

たけしを置いて帰ったのは納得できないが、無理に納得する必要もないだろう。

色んなことをポンポンと考え続ける頭を落ち着かせる。

この階にも窓や換気扇の類は見あたらなかった。

空気の通り道はどこにあるのだろうか………?

そんな思考もどこか頭の隅に追いやる。

そして、ポケットの中の鍵を握りしめて里桜の元へ戻り始めた。

 

 

「……………。」

黙ったままあたりを見渡す。

間違いない………玄関だ。

俺たちがこの館に入ってきた玄関。

里桜に待っているように伝えた玄関。

里桜が待っているはずの玄関。

 

「ふぅ………。」

一度目を閉じて深呼吸をする。

そして、ゆっくりと瞼を開いた。

しかし現実というのはそうも簡単に覆ってくれるものではないらしく、そこに里桜が現れることはなかった。

落ち着いて整理しよう。

まぁ整理も何も事実は一つだが………。

 

里桜が消えた。

 

思わず顔をしかめる。

卓郎達、それにシュウやひろしは卓郎に何か言われたのであれば先に帰ることもあり得ないわけではない。

だが、里桜は?

今この状況でいなくなるなんてことがあるだろうか?

まぁ、事実としていない訳なのだが………。

「おーい里桜ーーー?どこだーー?」

試しに声を上げてみる。

しかし答える声はなかった。

出る方法を見つけたにしても俺を置いて行くはずがない。

もしかしてトイレだろうか?

そう思い、1階を調べていたときの記憶を元にトイレの方に移動する。

「里桜ーー?いるかーー?」

ドアの向こう側に声をかけるが返事はない。

鍵が開いているのを確認し、扉をゆっくりと開けた。

 

「いない………か。」

そこには人影はなく使われた痕跡もなかった。

 

 

どうにもこの館は何かがおかしい。

外側から鍵をかけられるドアなんてまるで牢屋のようだし、鍵のかかった部屋が多すぎる。

その割には館を歩き回って手に入った鍵は一つだけ。

肝心の玄関のドアには最初、鍵がかかってなかったし………。

それにやはりたけし………なんであいつは置いて行かれているんだ?

面倒なことは考えないようにしていたがどう考えてもおかしい。

理由を考えるだけ無駄なのか………?

あいつらの思惑なんて大方俺なんかには理解できないものなのかもしれない………。

 

邪魔な思考を振り払い、凝った首を後ろに傾ける。

コキッと軽く音が鳴った。

 

どうせ今からやることは決まっている。

里桜を探し、脱出する方法を探し、共に館を出ることだ。

気が向けばたけしにも教えてやろう。

 

 

俺は一度呼吸を挟み、それから恐らく一階にあるであろう……図書室と里桜を探し始めた。

 

 

 

 

とぅーびーこんてぃにゅー。

 

 

 

 

 




はい!どうも馬です!!

ひひーん。

さて!今回もこんな作品をここまで見ていただき誠にありがとうございます!
出そう出そうと思っていてもなかなか出せないブルーベリー!
このペースで行ったら何話になってしまうのだろうかこの作品は………。
全く先の見え(て)ない展開に一抹の不安を抱いておりますがそんなことを気にせず、だらだらやっていく所存です!

もしも!付き合っていただけるなんてことがあれば!気長にお待ちしていてもらえると幸いです。

それでは!次回もブルーベリー饅頭でも食べつつゆっくりしていって下さいね!
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