ご注文は従兄ですか???   作:naogran

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今回ご注文はうさぎですか?の小説を初めて制作します。基本アニメ基準です。


プロローグ「初めての出会いと再会」

それは、ある少女の出会いから始まった。

 

???「おぉ・・・・!」

 

『綾部楽兎』当時15歳。彼は香風家にホームステイとして2週間住む事となった。彼が見てるのは、薄水色のストレートロングヘアで、ポニーテールをして、うさぎのぬいぐるみを持っている可愛らしい少女だった。

 

少女の名は『香風チノ』当時6歳。香風家の一人娘。

 

楽兎「タカヒロさん、この子が。」

 

タカヒロ「ああ、紹介しよう。私の娘のチノだ。そして君の従妹だ。」

 

男性の名前は『香風タカヒロ』。チノの父親で、楽兎の叔父。

 

楽兎「俺の従妹か・・・」

 

チノは楽兎を見て少し怯えていた。

 

楽兎「宜しくチノちゃん。」

 

握手しようと手を伸ばすが、母の後ろに隠れた。

 

楽兎「あれ?チノちゃん?タカヒロさんもしかして・・・」

 

タカヒロ「ああ、すまないね、チノは人見知りで家族以外話すのが苦手なんだ。」

 

楽兎「そうですか・・・」

 

 

 

 

 

 

その後タカヒロはラビットハウスのホールで働き、母は別室で家事をし、楽兎とチノは同じ部屋にいた。

 

楽兎「チノちゃん?お兄ちゃんは悪い人じゃないからこっち来ても良いんだよ?」

 

だがチノは楽兎から少し離れる。

 

楽兎「やっぱりそう上手く行かないか・・・」

 

そこにチノの母が入って来た。

 

母「大丈夫楽兎君?顔が真っ青よ?」

 

楽兎「大丈夫ですよサキさん、人見知りの子と慣れ始めるのも経験の一つですから・・・」

 

母の名前は『香風サキ』。チノの母親で、楽兎の叔母。

 

サキ「あまり無理はしないでね?」

 

楽兎「分かってますよ。俺の母さんも無理せずに色々やって経験してきた女性ですから。」

 

彼の母親は、チノの母であるサキの姉で、彼にとって香里は叔母にあたる。因みに父親は1年前病気で他界している。

 

楽兎「兎に角サキさん、俺は大丈夫ですから、お気になさらず。」

 

サキ「そう?チノの事頼むわね。」

 

部屋から出て別室に移動した。

 

楽兎「・・・そうだ!親父が好きだったジグソーパズルでもやるか!」

 

自分のバッグからうさぎのジグソーパズルを取り出して、パズルを始める。それを見たチノは、少しずつ楽兎に近付く。

 

楽兎「これ結構難しいんだよな〜、形が合わない・・・」

 

すると横にチノが座ってきた。

 

楽兎「え?チノちゃん?」

 

チノ「私も、やっても良いですか?」

 

楽兎「っ!良いよ!やろう!」

 

2人は一緒にジグソーパズルをやる。

 

 

 

 

 

 

そして数分後にパズルが完成した。

 

楽兎「よっしゃー!出来たー!ありがとうチノちゃん!」

 

チノ「やりましたね。お兄ちゃん。」

 

楽兎「お、お兄ちゃん!?」

 

お兄ちゃんの発言でびっくりしてしまった楽兎。

 

チノ「あ、あの、私何か変なこと言いました?」

 

楽兎「いや、急にお兄ちゃんって言ったからびっくりしただけで。あ、呼び方はお兄ちゃん以外でも良いんだよ?」

 

チノ「ふふっ。では楽兎さん。」

 

笑顔で楽兎の名前を言うチノ。すると楽兎はチノの頭を優しく撫でる。

 

楽兎「楽兎さんかぁ、その方が馴染みやすいね。それに笑顔が眩しい。」

 

楽しく会話をしている2人をサキが微笑ましく見てる。

 

 

 

 

 

 

そして2週間が経ち、楽兎が帰る時になった。

 

楽兎「タカヒロさん、サキさん、チノちゃん、お世話になりました。」

 

タカヒロ「こちらこそお世話になったね。チノと遊んでくれてありがとう。」

 

サキ「チノ、楽兎君と遊んで楽しかった?」

 

チノ「とても楽しかったです。」

 

楽兎「それでは香風家の皆さん、会える日は分かりませんが、何処かまたお会いしましょう。」

 

帰ろうとするが、チノが楽兎の服の袖を掴む。

 

楽兎「チノ、ちゃん?」

 

チノ「楽兎さん、行かないで下さい・・・」

 

行かないで欲しいと言うチノ。楽兎は笑顔でチノの頭を撫でる。

 

楽兎「チノちゃん、会える日が分からなくても何処かで偶然会えるかもしれないよ?だからチノちゃんもお兄ちゃんに負けない位頑張ってね。」

 

チノ「・・・・はい!」

 

楽兎「では改めて!またお会いしましょう!」

 

こうして楽兎は自分が住む町に帰って行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから7年後、楽兎は大学を卒業し、荷物が入ったバッグを引っ張りながら木組みの家と石畳の町に訪れてた。

 

楽兎「あれから7年か。こんな日が来るの早いな。昔と変わってないな。」

 

町を歩きながら懐かしむ。そしてある場所に向かった。その場所は。

 

楽兎「ラビットハウス。変わってないな。よっしゃ入るか。」

 

そしてドアを開けて入店するとあの少女がいた。チノだった。

 

チノ「いらっしゃいませ。」

 

???「いらっしゃいませ。」

 

入店した楽兎はカウンター席に座る。

 

楽兎「(チノちゃん変わってないね。)お嬢さん、カプチーノ下さいな。」

 

チノ「かしこまりました。」

 

楽兎(本当に変わってないな。それにあの紫の髪の子はアルバイトかな?)

 

カウンターの前には、紫の髪でツインテールをしている少女がいた。チノはずっと楽兎を見ている

 

???「どうしたんだチノ?あのお客様の事気になるのか?」

 

チノ「何だか見覚えがあるような。」

 

そして楽兎のもとにチノがカプチーノを持ってきた。

 

チノ「お待たせしました。」

 

カプチーノを楽兎の前に置く。

 

楽兎「どうも。」

 

カプチーノを啜る楽兎。

 

楽兎「美味いね。昔と変わらないこの味。」

 

チノ「あのお客様、もしかして・・・楽兎・・・さん?」

 

楽兎「あ、気付いた?そうだよ。君の従兄の、綾部楽兎だよ。久し振り。」

 

チノ「っ!!楽兎さん!!」

 

楽兎本人だと聞いてチノは楽兎に抱き付いた。

 

???「チノ!?」

 

楽兎「チ、チノちゃん苦しい・・・!離してくれる・・・?」

 

チノ「あ!すみません、嬉しくて。」

 

楽兎「俺も嬉しいよチノちゃん。おっと!そこの子に自己紹介しなきゃな。初めまして、チノちゃんの従兄の綾部楽兎だ。20歳だ。」

 

???「従兄でしたか、私はリゼです。」

 

楽兎「宜しくなリゼ。それと俺と話す時は普通に私語で接してくれればありがたいが。」

 

リゼ「そうか?じゃあ楽兎でどうだ?」

 

楽兎「馴染みやすいな。OK!それにしても本当に久し振りだねチノちゃん。」

 

チノ「はい!お久し振りです!それで楽兎さんは何でここに?」

 

楽兎「先月に大学を卒業してな、ラビットハウスの店員として働く事となったんだ。この事はタカヒロさんと話しをしたんだ。タカヒロさんはいる?」

 

チノ「父なら奥の部屋にいますよ。」

 

楽兎「そうかありがとう。俺今も場所覚えてるから問題ない。じゃあ後でね。」

 

奥の部屋に向かう楽兎。

 

リゼ「チノに従兄が居たなんて初めて聞いたな。」

 

チノ「とても格好良くて頼りになる従兄です。」

 

 

 

 

 

 

そしてタカヒロの部屋。

 

タカヒロ「楽兎君、久し振りだね。」

 

楽兎「久し振りですねタカヒロさん。サキさんの葬式以来ですね・・・」

 

タカヒロ「そうだね。サキが亡くなってからもう7年かぁ・・・」

 

楽兎「あの時チノちゃんは部屋に閉じ籠ってしまってましたものね・・・」

 

タカヒロ「・・・・・」

 

楽兎「そんなに落ち込まないで下さい。タカヒロさんまで悲しんだら、天国に居るサキさんが安心出来なくなりますよ?悲しい事を忘れて、楽しい事を考えたら安心出来るはずですよ。」

 

タカヒロ「・・・ありがとう、君は本当に優しいね。」

 

???「わしはここで見守ってるからな。」

 

楽兎「うお!?ティッピーが喋った!?もしかしてその声、マスター!?」

 

アンゴラうさぎのティッピーが喋った事にびっくりした楽兎。

 

ティッピー「そうじゃ。死んだ後何故か魂が此奴に移ってしまってな。この事はわしら以外内緒じゃぞ?」

 

楽兎「そうか・・・タカヒロさん。今日からお世話になります。」

 

タカヒロ「こちらこそ。じゃあ楽兎君、君に制服を差し出そう。妻が君の為にと。」

 

楽兎「え!?サキさんが俺の為に!?」

 

 

 

 

 

 

男性更衣室に案内され、そこに1着の服があった。青い服、白のズボン、白い靴が用意されていた。

 

楽兎「俺の制服・・・」

 

タカヒロ「今日から君の制服になる。じゃあ楽兎君、初めての仕事を頑張って。分からなかったらチノやリゼ君に聞くと良い。」

 

楽兎「ありがとうございますタカヒロさん。」

 

タカヒロは更衣室を出た。その後制服に着替えた。

 

楽兎「おお!これはクールだな!さて初仕事行きますか!」

 

 

 

 

 

 

ホールに楽兎が出て来た。

 

楽兎「お待たせ2人とも。」

 

チノ「やっと来ましたね。」

 

リゼ「おお!制服格好良いじゃないか。」

 

楽兎「ありがとうなリゼ。さて改めて、今日からお世話になります綾部楽兎です。お2人方、宜しくお願いします。」

 

チノ「宜しくお願いします。」

 

リゼ「ああ!宜しく!」

 

こうしてラビットハウスの店員となり楽しく仕事を堪能した楽兎。

 

 

 

 

 

 

その夜、チノの部屋にノックが聞こえた。

 

チノ「誰ですか?」

 

ドアを開けると、楽兎が入って来た。

 

チノ「楽兎さん。」

 

楽兎「チノちゃん、ちょっとお話でもしない?」

 

チノ「良いですよ。」

 

楽兎「じゃあお邪魔します。」

 

2人はベッドに座って会話する。

 

楽兎「チノちゃんの部屋懐かしいなぁ。俺がホームステイした時一緒に遊んでたよなぁ。」

 

チノ「あの頃が懐かしいですね。」

 

楽兎はチノの姿を見てた。

 

チノ「ん?どうかしたんですか?」

 

楽兎「いや、チノちゃん大きくなったなーって思ってただけ。」

 

チノ「む〜、子供扱いしてませんか?」

 

これにはチノがムッとした。

 

楽兎「ごめんごめん。でも昔は俺から遠ざかってたよね。やっぱり最初、家族以外の人と接するのが苦手だった?」

 

チノ「そうでしたね。最初楽兎さんの事が怖かったです。」

 

楽兎「う〜ん、そう言われると何かちょっとショックだな〜。ん?」

 

突然チノが楽兎に抱き付いた。

 

楽兎「チノちゃん?」

 

チノ「でも、楽兎さんに会えて私嬉しいです。私に優しくしてくれて。それに今でも私の事を覚えてくれて。」

 

楽兎「嬉しいね。チノちゃんがそう言ってくれると。」

 

微笑んでチノの頭を撫でる。

 

楽兎「ねえチノちゃん、そろそろ離してくれない?」

 

チノ「数年会わなかった罰です。」

 

楽兎「可愛い罰だなおい。」

 

 

 

 

 

 

数分後にチノが眠り、楽兎がベッドに寝かせて布団を被せる。チノを優しく撫でて部屋から出る。

 

楽兎「明日からも宜しくね。チノちゃん。」

 

「END」




         キャスト

      綾部楽兎:斎藤壮馬

        チノ:水瀬いのり
        リゼ:種田梨沙

      タカヒロ:速水奨
        サキ:水樹奈々
     ティッピー:清川元夢

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