ご注文は従兄ですか???   作:naogran

12 / 51
こに2人のバイトが居た。この春から下宿しているココアと、リゼ。そしてラビットハウスに1人の店員が居た。チノの従兄の楽兎である。

リゼ「お待たせしました。」

お客様にコーヒーを差し出す。

リゼ「ごゆっくり。」

その場を離れたその時。

女性客A「ねぇねぇ、あのツインテの子可愛くない?」

女性客B「可愛い。ツインテ超似合ってる!」

女性客達の話を聞いたリゼは、窓で自分の髪を整える。

リゼ「良いか?ああ言う客の冷やかしは、気にするなよ・・・・気にするなよ?」

ココア「リゼちゃんったら窓ガラスを鏡代わりに。」

楽兎(可愛いと言われたから気にしてるのか。)

その時リゼはある物を見て驚いた。

リゼ「な、何だ!?その頭は!?」

それはツインテールをしているティッピーだった。

ココア「ティッピーは今イメチェン月間中なんだって!ツインテ可愛いね!」

リゼ「さっきのはどっちに対してだ!?」

駆け足で裏に入ったリゼ。

ココア「気にするなって言ってたのに。」

チノ「乙女心は複雑みたいです。」


6羽「お話をするお話」

今日はラビットハウスが休みの日。チノが朝起きて、部屋のカーテンを開ける。天気は満開の快晴だ。

 

チノ「今日は良い天気です。こんな日は部屋でボトルシップを。」

 

するとそこにココアが部屋のドアを開けた。後ろに楽兎もいた。

 

ココア「お散歩に行こー!」

 

チノ「休みの日は家でのんびりしたいです。後少しで、作りかけのボトルシップが完成するんです。」

 

楽兎「お!もうすぐ出来上がるのか?」

 

ココア「それなら、公園で作って、川に浮かべて流そうよ!」

 

チノ「ボトルシップって、何か分かってますか?」

 

楽兎「ココア、ボトルシップは工芸だから。浮かべたら壊れるだろ?」

 

 

 

 

 

 

そして仕方無く散歩する事になった。

 

チノ「この坂道からは、街が一望出来ます。」

 

ココア「うわぁー!良い眺めー!」

 

坂道の天辺から街が見える。

 

ココア「自転車があったら、チノちゃんを後ろに乗せて、この坂を滑走するの!」

 

チノ「2人乗りはダメですよ?」

 

ココア「あ!その前に、自転車の乗り方教えて貰わなきゃね。」

 

チノ・ティッピー・楽兎「ええーーー!!??」

 

ココア「私、夕日の中で何度も倒れながら特訓するのが憧れで。」

 

楽兎(コロコロ話が変わっていく。自転車かぁ、俺は今バイクに乗ってるけど実家に置いてあるからな。)

 

 

 

 

 

 

次に向かう途中。

 

ココア「あ!リゼちゃんだー!」

 

チノ「洋服を選んでますね。」

 

洋服店で服を選んでるリゼを発見した。

 

ココア「リゼちゃんって感じの服だねー。」

 

チノ「私達があまり着ない系統の服です。」

 

ココア「あ!」

 

するとリゼは1着の服を見て目を輝かせていた。

 

楽兎「ちょっと笑顔になってる。ひょっとしたら気に入った服を見付けたようだな。」

 

だがリゼは、その服を見て葛藤していた。

 

ココア「何やら葛藤しているようですなー。」

 

チノ「そっとしておきましょう。」

 

 

 

 

 

 

次に向かったのは、のどかな風が吹いてる公園。ベンチで3人が座ってる。

 

ココア「ぽかぽかして気持ち良いねー。」

 

チノ「はいー。何だか甘い香りもするし。」

 

ココア「そう言われてみれば・・・あ!クレープ屋さんだー!」

 

横を見ると、奥にクレープ屋の屋台があった。

 

ココア「チノちゃん!楽兎君!ご馳走するよ!」

 

チノ「良いんですか?」

 

楽兎「俺も良いのか?俺の分は俺が払うけど?」

 

ココア「お姉ちゃんに任せなさい!」

 

楽兎「俺年上だけど、まあココアがそう言うなら。」

 

クレープ屋の屋台に向かった。そこに居た店員は。

 

ココア「シャロちゃん!?」

 

シャロ「ん?ココア!?チノちゃんと楽兎さんまで!?」

 

クレープの屋台でバイトしているシャロだった。

 

楽兎「シャロはクレープ屋でもバイトしているんだな。」

 

ココア「シャロちゃん多趣味だねー。」

 

シャロ「そ!そうよ!多趣味よ!悪い!?」

 

楽兎「おいおいクリームが。」

 

出来上がったイチゴクレープを3人に差し出した。

 

シャロ「はい。お待たせ。」

 

ココア「ありがとー!頂きまーす!」

 

3人がクレープを食べる。

 

ココア「んー!美味しい!はい。シャロちゃんもあげる。」

 

クレープをシャロにあげる。

 

シャロ「私仕事中よ?」

 

ココア「まぁまぁ一口だけでも。」

 

シャロ(一口・・・クレープなんて、滅多に食べられないし・・・)

 

仕方なくクレープを頂こうとするが。『ベシャ!!』と何かが落下してクレープがグチャグチャになってしまった。落ちて来たのはあんこだった。

 

ココア「また空からあんこが!?よりによって、クレープの上に落ちなくたって!ねえシャロちゃん?」

 

シャロはココアよりショックしている。

 

楽兎「ココアよりショックしてるぞ!?」

 

するとそこに。

 

千夜「待ってー!」

 

駆け足であんこを追い掛けている千夜が来た。

 

千夜「やっと・・・追い付いた・・・」

 

ココア「千夜ちゃん!またカラスにあんこ攫われたんだ。」

 

楽兎(またって、何回も誘拐されてんだ。それにクレープの上に落ちるなんて鬼畜過ぎるな。)

 

チノ「何時もと制服が違います。」

 

千夜「気付いた?今月は、レトロモダン月間なのー!」

 

制服は、オレンジ色で頭にリボンを着けている。

 

シャロ「甘兎もその内、フルール・ド・ラパンより如何わしくなるんじゃない?」

 

千夜「そう・・・それなら・・・脱ぐわ。」

 

シャロ「ここで脱がないでよ!」

 

楽兎「脱ぐんじゃねえよ!俺見たくないわ!」

 

チノの両を隠すココア。後ろに振り向く楽兎。

 

 

 

 

 

 

その後3人は、公園でうさぎと遊んでいた。

 

ココア「もふもふ天国最高ー!」

 

楽兎「すっげえ懐いてくるな。」

 

チノ「良いんですよ、私にはティッピーがいますから・・・」

 

ココア(動物が懐かない体質って言ってたっけ?)

 

楽兎(チノちゃんが自暴自棄になってしまった。)

 

ココア「きっと、チノちゃんは口とか毛並みとかがうさぎに似ているから、動物嫌悪されてるんだよ。」

 

チノ「意味分かって言ってます?」

 

楽兎「それフォローの言葉になってるのか?」

 

するとココアはチノに抱き付く。

 

ココア「それなら!私がチノちゃんをもふもふすれば、寂しくなくて解決だねー!」

 

チノ「何も解決してませんが。」

 

すると、チノが聞き覚えのある声が聞こえた。

 

???「あー!チノじゃーん!」

 

それと同時にココアは何所かへ行った。

 

チノ「マヤさん、メグさん。」

 

クラスメートのマヤとメグだった。

 

メグ「映画観に行ってたのー。」

 

チノ「そうでしたか。」

 

マヤ「喫茶店の仕事が休みだって知ってたら、誘ったのにー。」

 

メグ「今度チノちゃんも一緒に行こうねー。」

 

マヤ「チノ、隣にいるのは?」

 

チノ「私の従兄です。」

 

楽兎「君達がチノちゃんの友達かー。何時もチノちゃんがお世話になってるよ。従兄の綾部楽兎だ。」

 

マヤ「この前話してた従兄かー!私マヤだよー!」

 

メグ「メグですー。宜しくお願いします。」

 

楽兎「マヤちゃんとメグちゃんか。宜しくね。」

 

チノ「所で、どんな映画を観てきたんです?」

 

マヤ「私は、アクション物が良いって言ったんだけど、メグがさー。」

 

メグ「今流行ってる映画でねー、すっごく泣けるんだー!パンフレットも買っちゃったー。」

 

パンフレットを見せるメグ。『うさぎになったバリスタ』と言う映画だった。

 

チノ・ティッピー・楽兎(人ごととは思えないタイトル!?)

 

チノ「あれ?ココアさん?」

 

楽兎「あれ?何処行ったんだ?」

 

 

 

 

 

 

その頃ココアは、1羽のうさぎを追い掛けていた。

 

ココア「待って待ってー!」

 

そしてうさぎが止まってる隙を見て捕まえた。

 

ココア「捕まえたー!」

 

???「珍しい色のうさぎですねー。」

 

ベンチに1人の女性がいた。青山ブルーマウンテンだった。

 

青山「良かったらどうぞ。」

 

ココア「良いんですか?」

 

青山さんの隣に座るココア

 

ココア「お散歩ですか?」

 

青山「はい。閃きを求めて彷徨っているんです。」

 

ココア「閃き?」

 

青山「私、小説家なんです。」

 

ココア「小説家さん!格好良い!ペンネームは何て言うんですか?」

 

青山「青山ブルーマウンテンと言います。」

 

ココア(不思議な名前だ。)

 

青山「書いた小説が最近映画化したりしました。」

 

ココア「凄い!(私も、街の国際バリスタ弁護士としてパンを焼きながら小説家の道を生きるのも良いかもしれない。)。」

 

なんて考えてるココアに。

 

チノ「ココアさーん?」

 

楽兎「おーいココアー!」

 

チノと楽兎の声が聞こえた。

 

ココア「チノちゃん達が探してる!」

 

青山「それではまた、彷徨ってきます。」

 

ココア「行ってらっしゃい。」

 

青山さんはまた彷徨いに行った。丁度そこにチノ達が来た。

 

楽兎「探したぞ?」

 

ココア「ごめんごめん。」

 

チノ「ココアさんは知らない人と気軽に話せるんですね。」

 

ココア「チノちゃんも喫茶店のお客さんと話せてるよ?」

 

チノ「いきなり世間話はしませんし。話すのは、得意じゃないです・・・」

 

ココア「でもさっきの友達とは楽しそうに話してたよ?」

 

チノ「あの2人が積極的に話しかけてくれなかったら友達になれてなかったです。」

 

ココア「そんなことないよ!私にチノちゃんの腹話術の技術があれば世界を狙ってたのに!」

 

楽兎「頑張ってくれ。」

チノ「頑張って下さい。」

 

 

 

 

 

 

そして夕方になった。

 

ココア「次は何処へ行こうか?」

 

チノ「そうですね・・・・・・リゼさん?」

 

???「はい!!(バ、バレた・・・・!?)。」

 

チノの声に反応した女性が戸惑っている。その女性の正体は、髪を下ろして別人みたいになってるリゼだった。

 

チノ「人違いでした、失礼しました。」

 

リゼ「え?」

 

ココア「さっき見かけた時と服も髪型も違うもんね。」

 

リゼ(見られてたのか!?)

 

ココア「ん?でもリゼちゃんって言ったら振り向いたよ?」

 

リゼ「あ!き、聞き間違えました・・・私その・・・ロゼと言う名前なので・・・」

 

楽兎(おいリゼ、いくら何でもバレバレになるだろ?)

 

チノ「そうですか。でもびっくりです。ロゼさんによく似た人がうちの喫茶店にいるんです。」

 

楽兎(バレてねえのかよ!!)

 

ロゼ(リゼ)「ほ、本当?是非行ってみたいわ。」

 

チノ「ラビットハウスというお店です。お待ちしています。」

 

ロゼ(リゼ)「ええ、いつか必ず。じゃあ。」

 

その場を歩き去るロゼ(リゼ)。

 

チノ「私人見知りするんですが、今の人は何故かいきなり会話が出来ました。」

 

ココア「やったね、チノちゃん!」

 

チノ「もしかしてこれはココアさんの影響!?」

 

ティッピー(いやあれはリゼじゃろう。)

 

確実に気付いてるティッピー。

 

リゼ(カットモデルを頼まれたのはまだしも、買った服をすぐ着たくなってしまったなんて・・・)

 

ティッピー(そんなこと言えないとか考えてる顔じゃったなあ。)

 

 

 

 

 

 

こうして3人の散歩が終わり、夜のラビットハウス。チノの部屋ではココアとチノがいた。

 

ココア「足くたくたー。疲れたけど楽しかったね!」

 

チノ「今日は休日なのに、色んな人と話しました。」

 

するとココアは自分の部屋に向かおうとする。

 

チノ「あの、ココアさん?」

 

ココア「分かってるよ。明日は学校だから早く寝ないとでしょ?じゃあおやすみ。」

 

部屋に戻るココア。だがチノは寂しそうだった。

 

チノ「おじいちゃん・・・お父さんとバーにいるんだった・・・」

 

 

 

 

 

 

その頃楽兎の部屋では、楽兎は夜空を見ていた。するとドアのノックが聞こえた。

 

楽兎「ん?はーい。」

 

ドアを開けたのはチノだった。

 

楽兎「あ。チノちゃんどうしたの?」

 

チノ「今日は何だか落ち着きません。お話していたい気分です。でも楽兎さんが迷惑なら・・・」

 

楽兎「ああ良いよ。そう言えば、さっきココアが俺に貸してくれたDVDがあるんだけど。見れるかな?」

 

チノ「会話が盛り上がらない気がします・・・」

 

楽兎「確かにそうだな・・・」

 

DVDのタイトルは「うさぎたちの沈黙」。

 

 

 

 

 

 

翌日のラビットハウス。ココアが更衣室のロッカーを見るが、制服が何処にも無かった。店に顔を出した。

 

ココア「遅れてごめん!制服が無かったんだけど、ん?」

 

そこでココアは見た。チノのクラスメートのメグがココアの制服を着ていて店の手伝いをしていた。

 

メグ「あ!おかえりなさーい!」

 

ココア「私の制服!?もしかして私リストラ!?」

 

メグ「ん?」

 

マヤ「おーいチノー!楽兎ー!このモコモコしたの可愛いなー!倒したら経験値入りそー!」

 

リゼの制服を着て、ティッピーを頭に乗せているマヤもいた。

 

楽兎「マヤちゃんそれモンスターじゃないから。経験値入らないから。後ドラクエじゃないから。」

 

ココア「リゼちゃん!?何時の間にこんなにちっちゃく・・・」

 

マヤ「ちっちゃ!?」

 

ココア「あれ?よく見たら違う?」

 

マヤ「リゼって、この制服の持ち主?」

 

すると制服からモデルガンを取り出した。

 

マヤ「クローゼットにこれがあったけど、その人、裏の仕事も引き受けてるの?」

 

ココア「リゼちゃん!大変な物を置き忘れてるよー!」

 

楽兎「リゼ・・・護身用なら持ち帰っておけよ。」

 

チノ「マヤさん!ティッピー返して下さい!」

 

ココア「チノちゃん、ごめんね遅くなって。所で2人は昨日の・・・」

 

チノ「私のクラスメートです。手伝ってくれてるんですよ。」

 

マヤ「マヤだよー!」

 

メグ「メグですー!」

 

ココア「そっかー!ありがとー。マヤちゃんメグちゃん。」

 

マヤ「お礼なんか良いってー。ね!メグ。」

 

メグ「楽しいし、制服も可愛いしねー。」

 

ココア「2人とも良く似合ってるよ!後もう2色増えたら悪と戦うのも夢じゃないよ!」

 

マヤ「マジでー!?私ブラックが良いー!」

 

メグ「私ホワイトー!」

 

チノ「何と戦うんですか?」

 

ココア「ライバル店かな?」

 

楽兎「それただの営業妨害だろ?迷惑だろ?」

 

ココア「えへへ〜。」

 

メグ「えっと・・・ココアさん?」

 

ココア「あ!私の事は、お姉ちゃんって呼んでね!」

 

目をキラキラさせてるココア。

 

楽兎「メグちゃん気にしなくて良いぞ?」

 

ココア「ほらー!まずはチノちゃんが皆のお手本を見せて?はい!お姉ちゃんって!」

 

チノ「どうしてこの流れで呼んで貰えると思ったんですか?」

 

ココア「えへへ・・・」

 

メグ「チノちゃん羨ましいな〜。こんな優しそうなお姉さんと一緒に暮らせて。」

 

チノ「!?」

 

楽兎(騙されてる!?)

 

ココア「いえいえ。姉らしい事は何も出来ませんが、これパンのお裾分けだよ!」

 

懐からパンが入ったバスケットを取り出した。

 

楽兎「何時作ったんだよ!?」

 

メグ「わぁ〜!ありがとうございます!」

 

パンを一口かじるメグ。すると衝撃が走った。

 

メグ「お料理も上手!どうしてこんな素敵な人だって教えてくれなかったの!?」

 

楽兎「ココアはパンしかまともに作れねぇぞ!?」

チノ「ココアさんはパンしかまともに作れないんですよ!?」

 

丁度そこにリゼが来た。

 

リゼ「すまない!部活の助っ人に駆り出されて!ん?」

 

ココア「あ!リゼちゃん!紹介するね!」

 

マヤとメグを自分に寄せた。

 

ココア「私の新しい妹達です!」

 

リゼ「嘘を吐くな。」

 

楽兎「察しが早いな。」

 

リゼ「そうだ!私とした事が、あれを無くしたみたいで、誰か見てないか!?」

 

マヤ「もしかしてこれ?後ゴンバットナイフも入ってたけど、こっち?」

 

今度はモデルガンだけでなく、コンバットナイフも取り出した。これにはチノが怯え、ティッピーは怒った。

 

ティッピー「リゼー!うちに物騒な物を持ち込むのでない!」

 

リゼ「素人が扱える物じゃない。返せ。」

 

マヤ「そのセリフ格好良い!リゼって、役者目指してるの?それとも、ミリオタ?」

 

チノ「ん?楽兎さん、ミリオタって何ですか?」

 

楽兎「ミリオタはミリタリーオタクと言う略でな。まあ簡単に言うと、軍事的な物が趣味って言うんだ。」

 

チノ「そうなんですか。」

 

マヤ「まぁそう言う事だな。私も!CQCとか出来るよ!」

 

CQC(クロース・クォーターズ・コンバット)・軍人が使う近接格闘術。

 

リゼ(こいつ!CQCに精通しているのか!?軍の関係者か!?)

 

メグ「マヤちゃんったら、またテレビの影響を受けてる。」

 

リゼに近付きマヤがじっくり見る。

 

マヤ「リゼって、立ち振る舞いが普通の女の人とは違うねー!憧れちゃうなー!」

 

リゼ「やっぱり私って浮いてる!?」

 

メグ「ココアちゃんは私の目標にするねー!」

 

ココア「そんな事初めて言われたー!」

 

マヤ「ねえチノ?」

 

チノ「は、はい。」

 

マヤ「チノはどっちに憧れてるの〜?」

 

チノ「憧れ・・・強いて言えば・・・・楽兎さんとシャロさん?」

 

楽兎・ココア・リゼ「ですよね!」

 

マヤ「ねえチノ!今日はこのまま手伝って良い?」

 

チノ「は、はい。勿論。」

 

メグ「ありがとー!じゃあ私コーヒー淹れて来るねー!」

 

マヤ「あ!私もやってみたーい!」

 

チノは2人を見て何かを思った。ココアとリゼはテーブル席に座る。

 

ココア「リゼちゃんと一緒にお客さんしていようかな?」

 

リゼ「何か新鮮だなー!」

 

そこにメグがコーヒーを持って来た。

 

メグ「はい。どうぞー。」

 

ココア「ありがとー。あ!メグちゃん、コーヒー豆は生のまま食べない方が良いよ?」

 

メグ「えへへ!知ってるよー!」

 

リゼ「親の影響を受けると、殺伐とした考え方が身に付いて大変だよなー。お互い。」

 

マヤ「お互い?」

 

4人同士の会話を見てるチノ。

 

チノ「おじいちゃん、楽兎さん、この気持ち、何なんでしょうか?」

 

ティッピー「んー。」

 

楽兎「何だろうなー。考えてみようか。」

 

 

 

 

 

 

翌日2人は、甘兎庵に来店した。

 

千夜「はい。どうぞー。」

 

お茶を差し出す千夜。

 

チノ「ありがとうございます。」

 

楽兎「ごめんな千夜、仕事中に。チノちゃんが相談したいって言って来たから。」

 

千夜「ううん。あんこに会うついででも、チノちゃんが私に相談してくれて、嬉しいわ。」

 

チノ「千夜さん・・・」

 

千夜「それで、そのお友達がどうしたの?」

 

チノ「時々お店に来るようになって、ココアさんとリゼさんの妹のようになってて。」

 

千夜(シャロちゃんに教えたら何て言うのかしら?)

 

チノ「それに、モヤモヤするんです・・・」

 

楽兎「チノちゃん嫉妬してるのか。」

 

チノ「しっと・・・?誰にですか?」

 

千夜(自覚が無いのね!)

 

楽兎(まさかの自覚無しですかい!?)

 

あんこを頭に乗せた。

 

チノ「ココアさんは、年下だったら誰でも良いんです。」

 

千夜(誤解を招く発言だわ!)

 

チノ「リゼさんはマヤさんに親近感を覚えてしまったみたいですし、メグさんもマヤさんも、まるで私の事を忘れてしまってるみたいでした・・・」

 

楽兎「そんなに落ち込んでたのか?」

 

すると千夜が、チノの肩に手を乗せた。

 

千夜「チノちゃん、寂しいんならいっその事、うちの子になっちゃいましょ!」

 

チノ「余計ややこしい事に・・・」

 

楽兎「うちの子になろうって、明らかに誘拐と同じだろ?」

 

???「あの〜、もしかして、ラビットハウスさんのお孫さんでしょうか?」

 

チノの後ろから女性の声が聞こえた。青山ブルーマウンテンだった。

 

チノ「そうですが。」

 

楽兎「俺はチノちゃんの従兄ですが。」

 

チノ「おじいちゃんのお知り合いですか?」

 

青山「ラビットハウスには、学生だった頃よくお邪魔していました。でも最近は、心の準備が。」

 

楽兎「心の準備ですか?」

 

青山「モヤモヤしてしまう気持ち、分かります。とても大切な人達に囲まれているんですね。」

 

チノ「私、どうしたら良いのか分からないんです。こんな気持ち初めてで・・・」

 

青山「初めてですか?だったら、良い事なのかもしれません。」

 

チノ「良い事?」

 

青山「きっと、心が教えてくれているんだと思います。あなたは、あなたが思っている以上に、その人達の事が好きなんだって。すみません、差し出がましい事を。では、私はこれで。」

 

小説の原稿用紙をバッグに入れて、お会計を済ませて店から出た。

 

チノ(不思議な人だ。)

 

千夜「私ったらダメね。チノちゃんの相談にちゃんと乗れなかったわ。」

 

楽兎「俺もだ。チノちゃんごめんね。」

 

チノ「そんな事ないです。聞いて貰えて心が軽くなりました。」

 

すると誰かが来店した。フルール・ド・ラパンの制服姿のシャロだった。携帯の画面を向けてパニック状態だった。

 

シャロ「リリリリリリゼ先輩にいいいいいい妹が出来たってどう言う事ーーーー!?」

 

チノ「メールしたんですね・・・」

 

楽兎「シャロがパニックになってる・・・」

 

千夜「フフッ♪」

 

 

 

 

 

 

ラビットハウスでは、ココアが何かを考えてた。

 

ココア「ねえリゼちゃん、私、チノちゃんがあの2人と仲良くしてるのを見てたら、嬉しいんだけど、ちょっと寂しくなっちゃったんだ。きっと、私の知らないチノちゃんの一面を、いっぱい見ているんだろうな。」

 

リゼ「ココア・・・私だってそう言うの、分からなくも無いぞ?私だけ、ここに住み込んでない訳だし・・・」

 

ココア「ん?何か言った?」

 

リゼ「何も言ってない!」

 

ココア「えへへ。何て言ったの?」

 

リゼ「何も言ってない!」

 

 

 

 

2人の会話を、こっそり聞いていたチノとティッピーと楽兎。

 

チノ「おじいちゃん、楽兎さん、モヤモヤしてたのは、私だけじゃなかったみたいです。」

 

ティッピー「んー。」

 

楽兎「そうだな。誰にでもモヤモヤする事だってあるから大丈夫だよ。さてチノちゃん、仕事をやろうか。」

 

チノ「はい。」

 

 

 

 

2人がホールに出て来た。

 

ココア「おかえりー!」

 

リゼ「開店準備始めるか!」

 

チノ「はい!」

 

楽兎「ああ!」

 

3人は開店の準備を始めた。

 

ココア「やっぱり、この4人で仕事してる時が一番落ち着くねー!」

 

リゼ「そうかもな。」

 

ココア「リゼちゃんがコーヒー豆を挽いたり、楽兎君が料理したりして、チノちゃんがお客さんに運んで、私は・・・日向ぼっこ?」

 

リゼ「さぼるな!!」

 

楽兎「働け!!」

 

 

 

 

 

 

後日の中学校の教室。

 

メグ「チノちゃんおはよー!」

 

チノ「おはようございます。」

 

マヤ「その、もう、具合大丈夫?」

 

チノ「ん?何の事です?」

 

マヤ「最近、ずっと元気無かったじゃん?」

 

メグ「声掛け難かったから心配だったの。我慢しちゃダメだよ?」

 

マヤ「そうそう。変なところで遠慮するからさ。」

 

チノ「・・・・・・・・大丈夫ですよ。今、治ったみたいです。」

 

マヤ「今治ったの!?」

 

チノ「何でー?」

 

こんなに楽しい友達を持って幸せになったチノであった。

 

 

 

 

夕方、ココアがティッピーと夕焼けの空を眺めていた。

 

ココア「夕焼けが綺麗だねー。ティッピー。私、お姉ちゃんとして、チノちゃんのお手本になれるような生き方出来てるのかな?」

 

ティッピー(小娘が何を言う。)

 

ココア「リゼちゃんとは仲良くなれたけど、まだ、変な子だって思われてないかな?」

 

ティッピー(リゼの方が気にしてるじゃろ。)

 

???「年頃の女の子の接し方は難しいですよね。」

 

ココア「青山さん!?」

 

隣で体育座りをしている青山ブルーマウンテンがいた。

 

青山「奇遇ですね〜。まあ、可愛らしいうさぎー。」

 

撫でられて赤くなるティッピー。

 

ティッピー(ギクッ!!)

 

ココア「青山さんが書いた小説読んだよ!うさぎになったバリスタ、凄く面白かった!」

 

青山「本当!?実は、主人公にモデルがいるんです。」

 

ココア「おー!どんな人なの?」

 

青山「昔、お世話になった喫茶店のマスターです。お店が経営不振の時に、いっそうさぎになりたーい!って愚痴ってたのを参考にしました。映画化される程売れるようになったと報告したいんですが、忙しくて間が空いてしまい。」

 

ココア「久し振りで緊張しちゃうんだね。」

 

青山「はい。」

 

ココア「でもうさぎになりたいなんて、お茶目なんだねー!」

 

青山「実にユーモラスです。白いお髭が素敵な、根は優しいおじいさんなんですよ。」

 

自分だと体を震え続けてるティッピーであった。

 

「END」




         キャスト

      綾部楽兎:斎藤壮馬

       ココア:佐倉綾音
        チノ:水瀬いのり
        リゼ:種田梨沙
        千夜:佐藤聡美
       シャロ:内田真礼

        マヤ:徳井青空
        メグ:村川梨衣
青山ブルーマウンテン:早見沙織
     ティッピー:清川元夢
      タカヒロ:速水奨
      女性客A:石上静香
      女性客B:大空直美

タカヒロ「次回ご注文はうさぎですか?、2人の心が離れる時、新たなる気持ちの変化を齎す。」

ティッピー「Call Me Sister!」

タカヒロ「お楽しみに。」

次回「Call Me Sister」

どの組み合わせが好き?

  • 楽兎×ココア
  • 楽兎×チノ
  • 楽兎×リゼ
  • 楽兎×千夜
  • 楽兎×シャロ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。