このストーリーは本編の前日談とプロローグのディレクターズカットです。
話数は5話です。
日記その1「喫茶店」
木組みの家と石畳の町に、キャリーバッグを持った1人の少年がやって来た。その少年は『綾部楽兎』。
楽兎「ここが木組みの家と石畳の町かぁ。凄く長閑な町だ。観光地として最適だな。」
彼がこの町に来た理由は数日前。
みくる『え?楽兎がホームステイ?』
楽兎『ああ。母さんから勧められてな。』
緑羽太『ホームステイかぁ。お前外国へ行くのか?』
幼馴染みの茶度緑羽太と鴨田みくると教室でその事を話してた。
楽兎『いや国内だ。場所は木組みの家と石畳の町にある喫茶店だ。そして期間は2週間。』
みくる『木組みの家と石畳の町?』
緑羽太『そこって、結構のどかな場所じゃねえか。観光地として最適な場所って評判が良い。所で何で喫茶店なんだ?』
楽兎『俺の母さんの妹がこの喫茶店のマスターの息子と結婚しててな。』
緑羽太『それでか!お前の母さんの妹さん綺麗だったな〜。』
楽兎『お前美人しか興味無えのか?』
みくる『私だってれっきとした美人よ?』
緑羽太『みくるは面倒臭そうだからパス。』
みくる『何ですって!?』
緑羽太『あばす!!』
みくるが緑羽太に強烈ビンタをする。
楽兎『ホームステイかぁ。楽しみだな。』
そして現在に至る。
楽兎「えっと、場所はこの先を曲がって・・・ん?」
目の前にうさぎが居た。
楽兎「この町、うさぎが居るのか。もふもふしてそうだな。おっといっけね!早く行かなきゃ。」
うさぎを後にして目的地の喫茶店へ向かう。
そしてその喫茶店に前に到着した。
楽兎「ここか。ラビットハウスか。見るからにしてうさぎが居そうな感じ。」
喫茶店ラビットハウス。入ろうとしたが。
楽兎「あれ?今日閉店?」
閉店だった。
楽兎「あれー?日程間違えた?いやそんなはずは無い。今日って母さん言ってたけど・・・仕方無い、ちょっとこの町の観光巡りでもするか。」
観光巡りを始めようとしたその時。
???「あら楽兎君じゃない!」
楽兎「え?」
目の前に綺麗な女性が楽兎を見付けて名前を呼んだ。
楽兎「あ!サキさん!」
サキ「久し振りね!」
その女性の名は『香風サキ』。楽兎の叔母で既婚者。
サキ「どうしたのこんな所で?」
楽兎「今日から2週間ホームステイしに来たんです。」
サキ「あ!そうだったわね!姉さんから聞いてたわ。」
楽兎「所でサキさん、今日ラビットハウス閉店ですか?」
サキ「そうなのよ。でもホームステイで来た楽兎君を入れてあげるわ。」
楽兎「ありがとうございます。」
そして香里に付いて行ってラビットハウスに入って行く。ホールにダンディな男性が居た。
サキ「あなた。楽兎君が来ましたよ。」
楽兎「タカヒロさん!」
タカヒロ「やあ楽兎君。久し振りだね。」
男性の名は「香風タカヒロ」。サキの夫でラビットハウスのマスターの息子で楽兎の叔父。楽兎がタカヒロと握手する。
タカヒロ「最後に会ったのは1年前だったかな?」
楽兎「そうですね。去年の親父の葬式に会ってましたね。」
タカヒロ「今日からホームステイに来たんだね。」
楽兎「そうです。母さんから聞いてますよね?」
タカヒロ「ああ、恵美さんから聞いてるよ。部屋に案内するよ。」
3人は、サキの部屋に入って行く。
楽兎「改めましてタカヒロさん、サキさん。2週間お世話になります。」
タカヒロ「こちらこそ。」
サキ「宜しくね。」
楽兎「初めてなので、ちょっと緊張してます・・・」
サキ「大丈夫よ。ゆっくりしてね。そうだわ!楽兎君、ちょっと待ってくれる?すぐに戻って来るからね。」
部屋を出たサキ。
楽兎「サキさん、どうしたんですか?」
タカヒロ「楽兎君に言ってなかったね。実は、私とサキの間に子供が居るんだ。」
楽兎「ええ!?初耳ですよそれ!」
タカヒロ「ちょっとしたサプライズだよ。」
楽兎「サプライズ、ですか。」
サキ「お待たせ楽兎君。」
部屋に戻って来たサキ。
サキ「ほらチノ、ご挨拶して。」
後ろから1人の少女が顔を出した。
楽兎「おぉ・・・・!!」
顔を出したのは、薄水色のストレートロングヘアで、ポニーテールをして、うさぎのぬいぐるみを持っている6歳くらいの可愛らしい少女だった。
楽兎「タカヒロさん、この子が。」
タカヒロ「ああ、紹介しよう。私の娘のチノだ。そして君の従妹だ。」
楽兎「俺の従妹・・・」
少女の名は『香風チノ』。チノは楽兎を見て少し怯えていた。
楽兎「宜しくチノちゃん。」
握手しようと手を伸ばすが、サキの後ろに隠れた。
楽兎「あら?チノちゃん?タカヒロさんもしかして・・・」
タカヒロ「ああ、すまないね、チノは人見知りで家族以外話すのが苦手なんだ。」
楽兎「そうですか・・・」
その後タカヒロはラビットハウスのホールで整理し、サキは別室で家事をし、楽兎とチノは同じ部屋にいた。
楽兎「チノちゃん?お兄ちゃんは悪い人じゃないからこっち来ても良いんだよ?」
だがチノは楽兎から少し離れる。
楽兎「やっぱりそう上手く行かないか・・・」
そこにサキが入って来た。
サキ「大丈夫楽兎君?顔が真っ青よ?」
楽兎「大丈夫ですよサキさん、人見知りの子と慣れ始めるのも経験の一つですから・・・」
サキ「あまり無理はしないでね?」
楽兎「分かってますよ。俺の母さんも無理せずに色々やって経験してきた女性ですから。兎に角サキさん、俺は大丈夫ですから、お気になさらず。」
サキ「そう?チノの事頼むわね。」
部屋から出て別室に移動した。
楽兎「・・・そうだ!親父が好きだったジグソーパズルでもやるか!」
自分のバッグからうさぎのジグソーパズルを取り出して、パズルを始める。それを見たチノは、少しずつ楽兎に近付く。
楽兎「これ結構難しいんだよな〜、形が合わない・・・」
すると横にチノが座ってきた。
楽兎「え?チノちゃん?」
チノ「私も、やっても良いですか?」
楽兎「っ!良いよ!やろう!」
2人は一緒にジグソーパズルをやる。
そして数分後にパズルが完成した。
楽兎「よっしゃー!出来たー!ありがとうチノちゃん!」
チノ「やりましたね。お兄ちゃん。」
楽兎「お、お兄ちゃん!?」
お兄ちゃんの発言でびっくりしてしまった楽兎。
チノ「あ、あの、私何か変なこと言いました?」
楽兎「いや、急にお兄ちゃんって言ったからびっくりしただけで。あ、呼び方はお兄ちゃん以外でも良いんだよ?」
チノ「ふふっ。では楽兎さん。」
笑顔で楽兎の名前を言うチノ。すると楽兎はチノの頭を優しく撫でる。
楽兎「楽兎さんかぁ、その方が馴染みやすいね。それに笑顔が眩しい。」
楽しく会話をしている2人をサキが微笑ましく見てる。
その日の夕食。
サキ「どう楽兎君?チノと楽しめた?」
楽兎「ええ。チノちゃんと一緒にパズルを完成させたんです。」
サキ「そう。良かったわね。チノはパズルが好きだからね。お爺ちゃんの趣味で影響を受けたのよ。」
楽兎「そうなんですか。今マスターは居るんですか?」
タカヒロ「今はちょっと出張だよ。少ししたら帰って来るよ。」
その夜。楽兎は部屋に入ってベッドの布団に入る。
楽兎「初めてのホームステイ、ちょっと緊張したけど、この先楽しめそうだな。」
「END」
キャスト
綾部楽兎:斎藤壮馬
チノ:水瀬いのり
タカヒロ:速水奨
サキ:水樹奈々
茶度緑羽太:相葉裕樹
鴨田みくる:三森すずこ
作者「と言う訳で、サイドストーリーの1話終了しました。今後とも頑張ります。」
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