ご注文は従兄ですか???   作:naogran

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学校の美術室で互いの似顔絵を描く授業をしているココアと千夜。

ココア「変な顔になっちゃったらごめんね。」

千夜「私こそ似なくて・・・」

千夜作のココアの似顔絵を見せる。ココアの顔が浮世絵風になってた。

ココア「浮世絵!?」

千夜「写実的な絵は苦手なの。もっと絵が上手ければ甘兎庵のメニューだって華やかに出来るんだけど・・・」

ココア「成る程!よし!それ頂き!」

アドバイスを頂いたココアが早速描く。しかし。

ココア「ダメだ・・・ラビットハウスの場合・・・全部同じになったよ・・・」

コロンビア、マンデリン、モカの絵を描いた。名前は違うが、絵は全く一緒だった。

千夜「バリスタさんなら見分けられるのかしら?」


15羽「回転舞踏伝説アヒル隊」

学校が終わり、一緒に下校するココアと千夜。

 

千夜「北斎様は、美人画の他にマンガも描いていたのよ。」

 

ココア「へー!雑誌に連載してたのかな?」

 

千夜「そのマンガじゃなくて・・・あら?」

 

ココア「ん?わー!」

 

噴水広場にチマメ隊を見付けた。3人は咲いてる花を見ていた。

 

ココア「チノちゃん!マヤちゃん!メグちゃん!」

 

マヤ「お!ココア!」

 

駆け寄って3人に抱き付くココア。

 

ココア「可愛い妹達!」

 

チノ「やめて下さい!」

 

千夜「皆、何してたの?」

 

メグ「千夜ちゃん、こんにちは。」

 

マヤ「うちの学校、芸術月間なんだ。」

 

ココア「芸術月間?」

 

メグ「それで今度写生大会と創作ダンス発表会があって、写生で何描こうかなーって街中なら何処でも良いの。」

 

チノ「はあ・・・写生大会にダンス、どちらも下手っぴなので念入りに準備しないと・・・」

 

メグ「私チノちゃんの絵好きだよ。」

 

落ち込むチノを励ますメグ。

 

チノ「ありがとうございます。」

 

ココア「自信持って!チノちゃんの描く絵、とっても前衛的なんだから!」

 

チノ「だから悩んでるんです・・・!はあ・・・何を描こう・・・」

 

ココア「私が描くならこんな構図かな?この風景いいな!名画確定だね!」

 

指で四角を作り、カメラに見立てて真ん中を見る。

 

ココア「は!野良うさぎ発見!」

 

するとうさぎがおしっこした。

 

ココア「あ!おしっこした!私の名画が汚された気分!」

 

マヤ「さっきから何言ってんの?」

 

メグ「千夜さん!」

 

千夜「ん?」

 

メグ「人物画だったら千夜さん絵になりそう!和風美人さんだし!」

 

千夜「まあありがとう!私で良ければオプションサービスするわ。」

 

想像では、兜を被って、刀を肩に乗せる。

 

マヤ「兜って!難易度上昇してね!?」

 

今度は鎧姿を想像する。

 

千夜「鎧の方が良いかしら?」

 

マヤ「どうせなら喫茶店描いてみたいな!甘兎庵とか!」

 

千夜「それならサービスでお店をデコレーションしてあげる。いらっしゃいませ!」

 

看板にイルミネーションがデコレーションしてる想像をする。

 

ココア「千夜ちゃんは商売上手だね!」

 

 

 

 

 

 

その後チノ達と一緒に帰るココア。

 

ココア「バイバイ!」

 

千夜「またね!」

 

チノ「またです。」

 

マヤ・メグ「じゃあね!」

 

途中で千夜と別れた。

 

ココア「創作ダンスは3人チームなの?」

 

マヤ「そう!私とメグとチノで!」

 

メグ「まだ振付決まってないんだ。」

 

マヤ「まあなんとかなるよ!」

 

ココア「頑張ってね!チノちゃん、写生大会は何描くか決まった?」

 

チノ「いえ・・・」

 

すると4人は、フルール・ド・ラパンを見付けた。

 

ココア「フルールドラパン!うん!絵になると思うよ!」

 

メグ「お洒落だねー!」

 

チノ「はい、でも難しそうです。窓も多いし。」

 

マヤ「建物はパースを掴めば上手く描けるって聞いた事あるよ。」

 

チノ「パース?」

 

マヤ「そうそう、パース。なあメグ!パースって何だっけ?」

 

メグ「え!えーと・・ココアちゃん、パースって何だっけ?」

 

ココア「お答えしましょう!ちょっと待っててね。チノちゃん、パースって何だっけ?」

 

チノ「え!あれ・・・」

 

マヤ「まあ早速描いてみよう!」

 

 

 

 

 

 

フルールではシャロとみくるが働いてた。するとシャロが外を見た。

 

シャロ「ん?」

 

みくる「どうしたのシャロちゃん?ん?」

 

外を見ると、外から4人が対象物の大きさを測るように。ペンの角度を90度に立てて、片目で見ている。

 

メグ「このポーズ何?」

 

マヤ「画家っぽいポーズ。」

 

チノ「画家っぽい・・・」

 

ココア「うん!」

 

シャロ「ホームラン予告!?」

 

みくる「おお!野球選手でも目指すのかな?」

 

マヤ「私達に風景画はまだ早いと思うんだ。」

 

メグ(建物描くの面倒臭いんだ・・・)

 

心の中でそう突っ込むメグ。

 

マヤ「果物や花瓶のデッサンから始めよう。何か面白い物無いかな?」

 

メグ「ラビットハウスの中なら面白い物ありそうだね。」

 

チノ「コーヒーミルとか蓄音機ですか?」

 

ココア「私の働いてる姿とかどう?」

 

自分が働いてる姿を想像する。

 

ココア『いらっしゃいませ!』

 

チノ「動いたらダメです!」

 

ココア「可愛い妹たちの為なら、石膏像になる覚悟もあるよ!」

 

チマメ隊「えー・・・!」

 

 

 

 

ラビットハウスで絵を描く事に。マヤがペンを90度立てて片目で、グラスを拭いてるリゼを見る。

 

マヤ「うーん・・・これって何か意味あるの?」

 

リゼ「知らないでやってたのか?今からお前を描くぞっていう宣戦布告!なんて。」

 

メグ「じゃあティッピーに宣戦布告!」

 

信じてしまったメグ。

 

リゼ「(信じた!)ち・・・違うぞ・・・本当はモチーフの大きさを測る為にだな・・・」

 

緑羽太「マヤちゃん達は何をやってるんだ?」

 

モカを飲んでる緑羽太。

 

楽兎「写生大会の授業で、何を書こうかと探してるんだ。」

 

そこで今度はティッピーを描く事に。

 

ティッピー「ソワソワソワソワソワソワ・・・くせっ毛とか大丈夫か?」

 

チノ「何時もと全く変わりません。」

 

楽兎と緑羽太とココアが3人を見て、リゼがコーヒーミルで豆を挽いてる。

 

マヤ「動いたら経験値にするぞ!」

 

ティッピー(特技はぬいぐるみ達と同化する事じゃ。)

 

そして3人は、ティッピーの絵を描いたが。

 

メグ「綿飴にしかならない・・・」

 

チノ「シンプルなほど難しいんですね。」

 

マヤ「第二形態とかないの?」

 

ココア「進化出来る?」

 

ティッピー『ティッピー!ティッピー!ティッピー!』

 

羽を生やして飛んでる自分を想像するティッピー。

 

楽兎「何か怖いな・・・」

 

緑羽太「無茶あり過ぎ・・・」

 

そして2枚目も描いたが、どれもイマイチだった。

 

チマメ隊「うーん・・・」

 

ココア「リゼちゃんと楽兎君の絵も見てみたいな!ラテアート上手だし。」

 

リゼ「え?美術は好きじゃないんだけど・・・」

 

楽兎「俺もあんま絵は得意じゃないし・・・」

 

2人が描く。

 

リゼ「こ・・・こんな感じかな?」

 

楽兎「どうだ?」

 

2人が描いたティッピーは、毛先が綺麗で繊細なティッピーの絵だった。

 

チマメ隊「おー!」

 

チノ「な・・・なんて繊細な毛先のティッピー!」

 

緑羽太「楽兎相変わらず上手いな。」

 

楽兎「これくらい普通だ。」

 

3人がリゼと楽兎に教え欲しいと申し込む。

 

マヤ「コツ教えて!」

 

メグ「私も教えて欲しいな!」

 

リゼ「こう言うのはちょっと・・・」

 

チノ「お願いします!」

 

楽兎「いやぁ参ったな・・・」

 

ココア「そのくらいでお姉ちゃんぶってんじゃないよ!」

 

描いてと言った本人が怒ってた。

 

リゼ「お前が描けって言ったんだろ!」

 

楽兎「理不尽だなおい!!」

 

描いた絵をリゼに見せるマヤ。

 

マヤ「見て!」

 

リゼ「ギャグマンガか!?」

 

ココア「キュピズム!」

 

メグ「楽兎さん、チノちゃんとマヤちゃんに比べて私の絵って普通?」

 

楽兎「いや、そんな事ないと思うぞ?」

 

チノ「はあ・・・私はメグさんの絵の方が好きです。」

 

メグ「お互いちょびっとだけ交換出来たら良いのにね。」

 

マヤ「普通は何を描いても受け入れられるよ!フリーダム!」

 

メグ「そっか!普通って凄いんだね!世界中が普通で満ちてたら良いのにな。」

 

マヤ「普通なのに世界レベル!?」

 

緑羽太「もしかしたらメグちゃんは純粋な存在なのかな?」

 

マヤ「あ!ねえ兄貴。」

 

楽兎「ん?マヤちゃんどうしたの?」

 

マヤ「聞きたい事があるんだけど、パースって何?」

 

楽兎「パースかぁ。パースはパースペクティブと言う略で、簡単に言えば、遠近法、遠近図法の事を言うんだ。例えばこんな風に。」

 

ラビットハウスの中の絵を描く楽兎。

 

楽兎「はい出来た。こんな感じだ。」

 

ラビットハウスの奥までも細かく描き上げた。

 

マヤ・メグ「おー!」

 

チノ「凄いです!楽兎さん流石です!」

 

ココア「そのくらいでお兄ちゃんぶってるんじゃないよ!」

 

楽兎「本当理不尽だなお前!」

 

 

 

その後3人は、テーブルに置かれてるカップとティーポットとりんごのデッサンを描く。

 

チノ「やっぱり・・・下手っぴです・・・」

 

自暴自棄になったチノ。すると聞き覚えのある声が聞こえた。

 

青山「個性という立派な色を持ってますよ。」

 

チノ「青山さん。」

 

楽兎「青山さん何時の間に!?」

 

緑羽太「楽兎の言った通り神出鬼没だな。」

 

青山「もっと堂々と見せて下さい。せっかく良い物を持ってらっしゃるんですから。」

 

チノ「あの・・・青山先生と呼ばせて下さい!」

 

青山「え?はい、呼ばれ慣れてますから。」

 

ココア「青山さんを見てお姉ちゃんらしい事を思い付いたよ。」

 

リゼ「ん?」

 

ココア「妹達の才能を褒めて伸ばせば良いんだ。」

 

リゼ「ほう。」

 

ココア「皆頑張ってるね!私からの差し入れだよ。」

 

3人にお茶を差し出す。

 

メグ「ありがとう!ココアちゃん!」

 

マヤ「気が効くね!」

 

チノ「今日は少しだけしっかりしてます。」

 

ココア「やったーーー!」

 

3人に褒められたココア。

 

リゼ「逆だ・・・」

 

楽兎「お前が褒められてどうする?」

 

 

 

 

 

 

そして3人が描いた絵を壁に飾る事に。

 

ココア「今日描いた絵をお店に飾ってみたよ!」

 

チノ「期間限定ですよ・・・」

 

ココア「皆の頑張りの温もりに包まれてるみたいだね。」

 

マヤ「もっと真面目に描けば良かった・・・!」

 

メグ「恥ずかしいな・・・」

 

リゼ「一番恥ずかしいのは・・・シャロだろ・・・」

 

マヤ「お店描くの難しかったから。」

 

緑羽太「何かシャロが可哀想になってきたな・・・」

 

楽兎「トラウマ植え付けられそうだな・・・」

 

 

 

 

 

 

数日後、チノが写生大会で描いた絵を見せる。

 

チノ「あの・・・写生大会の時の絵見てもらえますか?」

 

ココア「このラビットハウス!」

 

リゼ「凄く良い!」

 

楽兎「ああ!立派だ!」

 

褒められて笑顔になるチノ。

 

リゼ「個性を貫いたのか!」

 

ココア「見て!時代を変える力強い絵って評価が書いてある。」

 

ティッピー「ほう。」

 

チノ「わ・・・私はバリスタを目指すんです!画家にはなりませんよ!」

 

ココア「あ、でも点数は低いんだ。」

 

リゼ「趣旨が違うからな。」

 

チノ「私の信念の前では些細な事です。」

 

楽兎「大丈夫さ。少しずつ経験積めば上手くなれるから。」

 

 

 

 

 

 

夜のバータイムでは、ティッピーが絵を見ていた。

 

ティッピー「たまにはこう言うのも良いじゃろ。」

 

タカヒロは高速でグラスを拭いた。

 

ティッピー「いや良くないな!」

 

これにはティッピーもダメだった。

 

 

 

 

 

 

数日後、チマメ隊は、体育館で創作ダンスの練習をしていた。マヤはやる気だが、チノとメグは体育座りしていた。

 

マヤ「メグもチノも創作ダンスの授業やる気無さ過ぎ!曲も振付も決まってないのうちらのチームだけだよ!」

 

チノ「踊りで芸術性を表現しろと言われても、運動苦手な私ができる事は風に揺れる木くらいです。」

 

メグ「じゃあ私お花ー。」

 

チノ「後はマヤさんが風になれば・・・」

 

メグ「テーマは「風にも負けず雨にも負けず」だねー。」

 

ゆらゆら揺れるチノとメグ。花と木のように揺れる。

 

マヤ「クールじゃねー!!」

 

風ではなく嵐になるマヤ。

 

マヤ「ほらほら立って!じゃあウォーミングアップするよ。適当な曲流して。」

 

 

 

 

 

 

ラジオで曲を流してウォーミングアップを始める。

 

マヤ「まずはウサギみたいにジャンプ!」

 

マヤ・メグ「ぴょん!ぴょん!」

 

うさぎのようにジャンプするマヤとメグ。チノはジャンプしない。

 

マヤ「そこですかさず・・・ムーンウォーク!」

 

メグ「えー!?」

 

マヤ「そしてターン!」

 

ムーンウォークとターンを見事に披露するマヤ。

 

メグ「ム・・・ムーンウォーク・・・あ!」

 

バランスを崩してしまい、倒れたメグ。

 

チノ「のんびりなのがメグさんの良いところです。」

 

マヤ「どうしたんだよ!メグ!チノは踊ってすらいねー!」

 

チノ「実は・・・」

 

マヤ「お!CD持って来たの?」

 

チノ「父が持ってた物です。」

 

タカヒロが持ってたCDを持って来てたチノ。

 

マヤ「どれどれー。」

 

早速再生する。オーケストラのような曲だった。

 

マヤ「へえー!良い曲じゃん!」

 

メグ(は!この曲は!?)

 

するとメグが突然。

 

メグ(か・・・身体が勝手に!)

 

操られてるのかのように突然踊り出した。

 

チノ「は!」

 

踊り出したメグにビックリしたチノ。

 

チノ「この曲に魔法の力が・・・!」

 

マヤ「あー、メグはね、お母さんがバレエ講師だから昔習ってたんだ。知らなかった?」

 

メグ「やっちゃった・・・」

 

恥ずかしくなったメグ。

 

チノ「成る程。身体に染み付いてるんですね。」

 

マヤ「私もやってた。」

 

チノ「え!?」

 

マヤ「続かなかったけど。」

 

チノ「(私がバレエを踊れたらこの課題はクリア出来ていた!)あの・・・今からメグさんの家で習うのって大変なんでしょうか?」

 

メグ「え!うちで?」

 

マヤ「バレエを混ぜた創作ダンスか。楽しそう!」

 

メグ「お母さん喜ぶだろうなー!お試しでやってみる?」

 

チノ「は・・・はい!」

 

マヤ「レオタードが無いなら水着でも良いよ。」

 

チノ「はい!」

 

メグ「マヤちゃん!嘘教えちゃダメ!」

 

チノに嘘を教えるマヤ。

 

 

 

 

 

 

ラビットハウスに帰ったチノは、何時もと違ってた。

 

ティッピー「今日は景色が高い気がするのう。」

 

チノ「つま先立ちで仕事します。」

 

なんとつま先で歩いてた。

 

ココア「はー!」

 

チノ「私バレエを始めるんです。」

 

ティッピー「まさか・・・わしの喫茶店・・・捨てられるの!?」

 

チノ「あの二人に追い付くんです!」

 

リゼ「ここの仕事ばっかりだったチノが習い事なんてな。」

 

楽兎「今度創作ダンスでバレエをするらしいからつま先で歩いてるんだ。」

 

リゼ「成る程。」

 

ココア「も・・もしもし・・ち・・千夜ちゃん!チノちゃんの身長がきゅ・・・きゅ・・・急に伸びたの!ううん・・悪い物は食べてないはずだけど!」

 

千夜に電話しているココア。

 

 

 

 

 

 

後日、チノはバレエ教室でバレエを習い始める。講師はメグの母。

 

メグ「大丈夫?」

 

余程疲れたのか、バテるチノ。

 

チノ「バレエって・・・もっと綺麗に出来るものかと思ってました・・・凄く汗をかくし・・・身体が付いて・・・いきません・・・」

 

メグ「初日だから無理しないでね?」

 

マヤ「そんなんじゃトウシューズへの道は遠いぞ。」

 

チノ「トウシューズ!?」

 

トウーシューズとは、バレエを踊る時に履く靴の事である。

 

チノ「そんな・・・!」

 

メグ「あれは身体作りがしっかりできてないと履けないんだよ。」

 

チノ「私は白鳥になれないアヒルの子です・・・うー・・・」

 

メグ「私達も履いてないよ。」

 

そしてレッスンを再開する。数々のレッスンを経験するチノ。

 

 

 

 

 

 

あれから数日後。

 

メグの母「はいそのまま!アンドゥトロワ!アンドゥトロワ!」

 

片足を上げてバランスを取る。チノは大分上達してきてる様子だった。

 

メグの母「はいそこまで。じゃあ休憩しましょう。」

 

チノ「ど・・・どうでしたか?」

 

メグ「うんうん!慣れて来てるよ。」

 

マヤ「たった数日でそれだけできれば大したもんだよ。」

 

チノ「そ・・・そうですか・・・?」

 

ココア「そうだよ!」

 

そこに寝転がって片足を上げいてるココアと、椅子に座って見学してる楽兎と緑羽太とみくるが居た。緑羽太の前に3脚を立ててビデオカメラで撮っていた。

 

チノ「ココアさん!?」

 

マヤ「すげー寛いでるし!」

 

チノ「何故ここに?」

 

ココア「最近凄く頑張ってるから差し入れだよ。メグちゃんのお母さんがぜひ見学してって言ってくれたの。」

 

楽兎「俺達はココアの誘いで見学しに来てるから心配無い。」

 

緑羽太「ここはカメラ撮影禁止だけど、特別に許可を頂いてるから大丈夫だ。」

 

みくる「そして何でココアちゃんがこんな体勢になってるのかと言うと。」

 

ココア「試してたら・・・足つっちゃって・・・!」

 

チマメ隊「え!?」

 

 

 

 

 

 

休憩に入り、ココアが持って来た差し入れのクッキーとコーヒーをいただく。

 

マヤ「美味しい!」

 

メグ「ラビットハウスのコーヒーも美味しいね!」

 

ココア「痛かった・・・」

 

ようやく足が治ったココア。相当痛かったらしい。

 

マヤ「ダンスのテーマを喫茶店にするのは!?」

 

チノ「喫茶店!」

 

メグ「こうかな?コーヒー豆が挽かれてる様!」

 

挽かれるように回転するメグ。

 

チノ「なるほど!」

 

マヤ「コーヒーを淹れる様!お客様にコーヒーをお出しする様!」

 

チマメ隊「どうぞ!」

 

3人同時にポーズする。

 

ココア「生贄を捧げる儀式かな?」

 

緑羽太「ココアちゃん、それは違うぞ?」

 

 

 

 

 

 

その後、今度はリゼが差し入れのケーキを持って来た。

 

リゼ「チマメ隊!今日は私が差し入れだぞ!」

 

メグの母「もっと手を伸ばしてー!」

 

ココアもレッスンを受けてた。

 

リゼ「ココア!?」

 

 

 

 

 

 

その後、今度は千夜とシャロが見学に来た。

 

千夜「ココアちゃんに見学に誘われたのよ。」

 

シャロ「しょうがないわね・・・バレエにはちょっと興味あるし。」

 

教室に入る2人。

 

千夜「失礼しまーす。」

 

メグの母「足をまっすぐにー!」

 

リゼもレッスンを受けてた。

 

シャロ「リゼ先輩!?」

 

千夜「リゼちゃん!?」

 

楽兎「みくるはやらないのか?」

 

みくる「私はここで保護者気分を味わいたいわ。」

 

 

 

 

 

 

リゼとシャロとメグが華麗な踊りを魅せた。マヤは悔しがっていた。

 

チノ「既に私より上手い・・・」

 

マヤ「こっちの先輩も良いとこ見せてよ!」

 

千夜「合点承知よ!」

 

ココア「最高のパ・ド・ドゥをお見せするよ!」

 

ココア・千夜「アン!ドゥ!どっこいしょ・・・・」

 

綺麗に魅せるが、最後千夜が支え切れず、ココアの頭が床にぶつけてしまった。

 

チノ・マヤ「見てられない!」

 

リゼ「ココア達はこうやりたかったのか?」

 

シャロと一緒にグラン・パ・ド・ドゥを華麗に披露したリゼ。周りが拍手する。

 

メグ「わー!2人共綺麗!」

 

マヤ「白と黒の白鳥かよ!」

 

チノ「黒は黒鳥です。」

 

みくる「黒の白鳥だったらもう白鳥じゃないよ。」

 

リゼ「決めるぞ、シャロ。」

 

シャロ「は・・・はいーーーーーーーーー!!」

 

リゼがシャロを高速回転させた。

 

マヤ「すげー!目が追い付かない!」

 

緑羽太「後でスロー再生するか。」

 

回ったシャロが倒れた。

 

ココア「倒れた。」

 

幸せそうな顔をしていた。

 

マヤ「でも幸せそう!」

 

楽兎「もうリゼはプロレベルだな。」

 

 

 

 

 

 

メグの母「シャロちゃん、リゼちゃん、是非うちの生徒にならないかしら。」

 

それを見たメグの母はリゼとシャロをスカウトした。

 

リゼ「いや、バイトがあるので。」

 

シャロ「私お金が・・・あ!いえ!私もバイトが!」

 

メグの母「2人共才能あるわ。」

 

マヤ「メグのお母さんが忙しそうだから、私がココアと千夜のコーチするね。」

 

ココア・千夜「はい!コーチ!」

 

マヤ「メグはチノ担当!」

 

メグ「うん!うふふふ。」

 

嬉しそうに笑うメグ。

 

チノ「メグさん?」

 

マヤ「まず基本の足はこう!」

 

ココア・千夜「はい!」

 

リゼ「やっと解放された・・・」

 

シャロ「ホントはやりたかったな・・・(お金さえあれば・・・)」

 

メグの母のスカウトから解放された。

 

ココア「見て見て!」

 

リゼ・シャロ「ん?」

 

ココア「後ろに滑りながら歩けるようになったよ!」

 

ムーンウォークを魅せるココア。

 

千夜「バレエって凄いわー!」

 

リゼ「それムーンウォーク!」

 

楽兎「マイケル・ジャクソンじゃん!!」

 

メグ「あははははは!もう!何がなんだかだよ!」

 

楽しそうに笑うメグ。メグの母は自分の娘を見て微笑んだ。

 

マヤ「お!ここであんなに楽しそうなメグ、久し振り!」

 

チノ「そうなんですか?」

 

マヤ「人前で踊るの恥ずかしくなって以来やめちゃったからさ。あがり症だし。」

 

チノ「でもバレエされてるメグさんは凄く素敵です。私も何時かあんな風になれるでしょうか?きっとメグさんは明日の創作ダンス発表も輝いてます。」

 

マヤ「あれ!?振付決めてなくね!?」

 

創作ダンスの事を忘れていた。

 

 

 

 

 

 

数日後、創作ダンスを終えたチノが帰って来た。

 

チノ「ただいまです。」

 

ココア「おかえり、チノちゃん!」

 

緑羽太「お!帰って来たか。」

 

リゼ「創作ダンスの発表会どうだった?」

 

チノ「まあまあです。来年はもっと上手く出来ると思います。」

 

リゼ「そっか。」

 

ココア「うん!」

 

楽兎「チノちゃんなら上手く出来るぞ。」

 

ココア「ん?ティッピー!?」

 

ティッピーは泣いていた。嬉し泣きのようだ。

 

リゼ「チノがバレエでしばらく喫茶店から離れてたからな。」

 

チノ「ティッピー・・・大袈裟です。」

 

ティッピー「チノが帰ってきた・・・!」

 

ココア「そうだ!私ピルエット出来るようになったんだよ!アン!ドゥ!トロわあ!!」

 

ピルエットをするが、壁にぶつかった。

 

楽兎「何やってんだよ。」

 

するとチノがピルエットを綺麗にこなせた。

 

楽兎「チノちゃん凄いな・・・」

 

緑羽太「よし!俺達もバレエ始めようぜ!」

 

楽兎「何でだ!?やらねえよ!」

 

リゼ「何時か本当に履けるかもしれないな、トウシューズ。」

 

また新しい経験を重ねたチノであった。

 

「END」




         キャスト

      綾部楽兎:斎藤壮馬

       ココア:佐倉綾音
        チノ:水瀬いのり
        リゼ:種田梨沙
        千夜:佐藤聡美
       シャロ:内田真礼
        マヤ:徳井青空
        メグ:村川梨衣
     茶度緑羽太:相葉裕樹
     鴨田みくる:三森すずこ
青山ブルーマウンテン:早見沙織
     ティッピー:清川元夢
      タカヒロ:速水奨

      メグの母:井上喜久子

タカヒロ「親父、1つ聞きたいことがある。」

ティッピー「何じゃ?」

タカヒロ「この絵は、何時まで飾っているんだ?」

ティッピー「店が潰れるまで。」

次回「ココア先輩の優雅なお茶会チュートリアル」

感想や評価や誤字脱字など宜しくお願いします。

どの組み合わせが好き?緑羽太編

  • 緑羽太×ココア
  • 緑羽太×チノ
  • 緑羽太×リゼ
  • 緑羽太×千夜
  • 緑羽太×シャロ
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