その頃ラビットハウスでは、ココアがそわそわしていた。
リゼ「少しは落ち着けって。」
ココア「うーん、でも!」
チノ「お姉さん、駅に着いた頃ですね。」
ティッピー「ココアの姉か、楽しみじゃのう。」
リゼ「ティッピーが孫を待つおじいちゃんみたいな顔してるぞ!」
ティッピー「しみじみ。」
楽兎「ココアのお姉さんかぁ。」
そして列車が駅に到着し、モカが木組みの家と石畳の街を見て懐かしむ。
モカ「木組みの街、何年振りかなあ。昔と全然変わってない!」
地図を見てラビットハウスへ向かう。その途中、川の船に乗ってる男性に挨拶する。
モカ「こんにちはー!」
男性はモカに手を振った。
モカ「ラビットハウスはこの道を・・・あ!」
すると目の前にうさぎが居た。するとモカはうさぎを見て目をキラキラさせた。
モカ「うさぎ!」
するとうさぎが逃げた。
モカ「あ!追い掛けっこ?よーし!待てー!」
うさぎを追い掛けるモカ。
その頃ラビットハウスでは、ココアがまだそわそわしてた。緑羽太はコロンビアを飲んでる。
リゼ「落ち着けって。」
楽兎「気持ちは分かるけど。」
ココア「う・・・うん!」
チノ「でも確かにお姉さん遅いですね。もうとっくに着いても良い頃です。」
ココア「ちゃんと地図書いたのに・・・もしかしたら迷ってるのかも!私探してくる!」
リゼ「おい!」
チノ「ココアさん!」
ココアは姉を探す為店を出た。
緑羽太「行っちゃった。」
リゼ「ココアが迷わなきゃ良いけどな。」
チノ「そうですね。でもこの街に来た頃はココアさんが道に迷ってばかりだったのに、少しは頼もしくなったような気がします。」
リゼ「そうだな。」
するとリゼの携帯の着信音が鳴った。
リゼ「お、ココアからだ。」
メールを見ると、うさぎの写メが貼られてた。
リゼ「おい!姉はどうした!?」
チノ「でも可愛いです!」
楽兎「相変わらずだな。」
その頃モカは追い掛けて捕まえたうさぎを持ってモフモフしてた。
モカ「モフモフ!モフモフ!モフモフ!気持ち良い?」
青山「ウサギ、好きなんですか?」
モカ「ん?・・・はい!」
後ろに振り向くと、青山ブルーマウンテンが居た。
その頃シャロと千夜は、桜が実る道を歩いてた。
千夜「桜の木の秘密って知ってる?」
シャロ「何の話?」
千夜「どうして綺麗なピンク色の花を咲かせるのか。それはね・・・」
シャロ「ちょっと待って!怖い話しようとしてんじゃないでしょうね・・・」
千夜「とても切ない秘密よ。」
シャロ「ど・・・どんなよ・・・」
千夜「それはね・・・」
耳元で秘密を語る千夜。するとシャロは。
シャロ「知ってるわよその話。有名な文学じゃない。その程度で私を怖がらせようなんて。」
怖がる所か知ってるように笑う。
千夜「む〜!」
膨れっ面で怒る千夜はシャロにイタズラを仕掛ける。
千夜「あ!空からあんこ!」
シャロ「わー!」
嘘でシャロが怖がる。まだあんこを克服出来てないらしい。
千夜「あ、ココアちゃん。」
シャロ「え?」
目の前に走ってるココアを見付けた。
千夜「ココアちゃーん!」
ココア「千夜ちゃん!シャロちゃん!お姉ちゃんがラビットハウスに来なくて・・・!」
千夜「え?」
シャロ「そう言えば今日って言ってたわね。」
ココア「迷ってるんじゃないかな?」
シャロ「携帯は?」
ココア「お姉ちゃん、機械苦手で持ってないんだ!」
千夜「私達も一緒に探しましょう。」
シャロ「そうね。」
ココア「ありがとう!」
千夜「どんな人なのか教えてくれない?」
ココア「え・・・えーと・・・女の人!」
シャロ「そりゃ姉だしね!」
千夜「落ち着いて!ココアちゃん!そんなボケはいらないわ!」
シャロ「あんたが言うの!?」
ココア「ちょっとお姉ちゃんのモノマネしてみるね!」
制服の袖を巻くる。
ココア「こんな感じ・・・!お姉ちゃんに任せなさーい!」
ウィンクしてガッツポーズするココア。だがシャロと千夜はノーリアクションしてる。
シャロ「自分の真似?」
千夜「何時ものココアちゃんだわ。」
一方その頃、モカは青山と公園で会話をしていた。
青山「まあ、そんな遠い所から遥々妹さんに会いに来られたのですか。」
モカ「はい。妹ったら全然帰って来れなくて。会うのは一年振りなんです。」
青山「久し振りの再会ですか。それならサプライズで変装してこっそり訪れたら面白そうですね。」
モカ「良いですね!私サプライズとかドッキリ大好きなんです!ナイスアイディアです!ありがとうございます!」
すると青山はモカが持ってるうさぎになったバリスタの小説を見た。
青山「あ、その本。」
モカ「ご存じですか?サプライズとイタズラ心満載で素敵なんです!私大好きで!」
青山「まあ!」
モカ「「どうしてこんなになるまで焙煎したんだ!」って台詞が格好良くて!映画になってて私何回も泣いてしまって・・・!」
青山「ありがとうございます。」
モカ「それで作者さんがこの街の出身なんですって。」
青山「あ、あの、それって私ですー。」
モカ「おやおやドッキリですか?チッチッチ!引っ掛かりませんよ?」
青山「あらー?」
作者が目の前だとモカは気付かない。
その頃ラビットハウスではチノがコーヒーを作ってた。
リゼ「帰って来ないな。」
チノ「はい。」
楽兎「彼奴何処かでサボってるのか?」
緑羽太「メールとかすれば良いのに。」
外では、モカがラビットハウス前に到着した。
モカ「ここが・・・ラビットハウス!」
想像するモカ。それはサングラスとマスクを身に付けて、店内に入る。そこにココアが立っている。
ココア『お客さん・・・どうかしましたか?』
困惑するココア。するとモカがサングラスとマスクを外してバラす。
モカ『実は私でした!』
ココア『全然気付かなかったよ!もう!お姉ちゃんたら!』
久し振りに会えたモカに抱き付くココア。
モカ『ココアは甘えん坊なんだから!』
ココア『お姉ちゃん!』
完璧なサプライズを企画し、モカはサングラスとマスクを身に付けた。
モカ(グフフ!サプライズ!)
そしてラビットハウスに来店する。
リゼ「いらっしゃいま・・・せ・・・」
サングラスとマスク姿のモカを見て困惑するリゼ。モカは彼方此方ココアを探してた。
楽兎(な、何だあの客は!?)
モカ(ココアが居ない・・・ココアが居ない・・・ココアが居ない!?)
リゼ「お・・・お好きな席へどうぞ。」
窓際の席に座って、メニューを見る。チノがモカに近付き。
チノ「ご注文は?」
モカ「じゃあオリジナルブレンドとココア特製厚切りトーストを。」
チノ「畏まりました。」
ティッピー「ん?」
チノ「ブレンドとトーストをお願いします。」
リゼ「あ・・・ああ。」
すぐにトーストを切るリゼ。
モカ(んー・・・今の子がチノちゃんで・・ティッピー。あの子がリゼちゃん?皆写真で見るより可愛い!そして、あの2人は、あの子が楽兎君で、もう1人は楽兎君の幼馴染みの緑羽太君か。うん、中々イケメンだね!落ち着いたお店、コーヒーの良い匂い!ココアは厨房かな?それとも休憩?早く戻って来ないかなー!サプラーイズ!)
リゼ「あの風貌・・・スパイか、あるいは運び屋か?」
緑羽太「もしくは麻薬の密売人か?」
チノ「他の発想はないんですか・・・」
ティッピー「芸能人とか花粉症とかあるじゃろ。」
楽兎「まあ、有名な女優とかは変装とかするよな。でもあれ見た感じシュールな感じ。」
ブレンドとトーストを持って行くチノ。
チノ「お待たせしました。」
モカ「ありがとう。」
ブレンドとトーストを差し出す。モカはキョロキョロ見て、マスクを下げてブレンドを一口啜る。
モカ「うーん、美味しい!どれどれ、ココアが焼いたパンはどうかな?」
今度はトーストを手に取って匂いを嗅ぐ。
モカ(香りは良し。)
一口食べる。するとテーブルを強く叩いた。
モカ「このパンもちもちが足りない!」
チノ・リゼ・楽兎「お、お客様!?」
モカはバッグを開けた。中には白い粉が入ってた。
チノ「白い粉!?」
楽兎「まさかコカインか!?」
緑羽太「ヘロインか!?」
リゼ「やっぱり運び屋かー!?」
銃を取り出すリゼ。
モカ「私が教えてあげる・・・!」
チノ「な・・・何を・・・」
モカ「本物の・・・!」
リゼ「本物の運び屋の怖さをか!?」
楽兎「大麻で何をする気だ!?」
モカ「本物のパンの味を、この小麦粉で!」
大量の小麦粉を見せるモカ。
チノ「パ・・・パンの味・・・!?」
リゼ「小麦粉と言いつつ何かの暗号だな!お前は誰だ!怪しい奴!」
銃口をモカに向けるリゼ。
楽兎「その粉は何だ!?コカインかヘロインか!?」
緑羽太「アヘンかモルヒネか!?」
モカ「私?そう・・・私は・・・」
サングラスとマスクを外して名を言った。
モカ「私です!」
リゼ・チノ・楽兎・緑羽太「本当に誰ー!?」
その後モカは4人に自己紹介する。
モカ「妹のココアがお世話になってます。姉のモカです。」
リゼ「おー!」
チノ「ココアさんのお姉さん。」
ティッピー「おー。」
チノ「こちらこそ。」
楽兎「お世話になっております。」
ティッピー「イテッ!」
4人が一礼する。チノに乗ってたティッピーが落ちた。
ココアが居ない理由をモカに教える。
モカ「そっか・・・ココアは私を探しに行ったの。大丈夫だからラビットハウスで待っててって手紙に書いておいたのに。」
チノ「何所かですれ違ったのでしょうか?」
モカ「相変わらずそそっかしいなあ。」
4人「うんうん!」
同意するかのように4人が頷く。
モカ「あなたリゼちゃんでしょ?そしてチノちゃんとティッピー。そっちは楽兎君と緑羽太君ね。話は聞いてるよ。」
チノ「そ、そうですか。」
リゼ「どうも。」
緑羽太「ありがとうございます。」
チノ(確かにココアさんに似てます。)
楽兎(雰囲気がココアと似てるな。)
モカ「こーんな分厚い手紙に写真も沢山送って貰ったの!」
写真にはろくなものが無かった。
リゼ「彼奴ろくなの送ってないな・・・」
楽兎「どれもシュール過ぎる・・・」
緑羽太「俺だったらこんな写真送らねえぞ・・・」
モカ「皆可愛い〜エヘヘ〜。」
リゼ・緑羽太「何処が!?」
その後ティッピーを撫でるモカ。
モカ「チノちゃん、中学生でお仕事なんて凄いね。」
チノ「マスターの孫として当然です!」
モカ「可愛い!可愛い!」
次にモカは、楽兎と緑羽太を見る。
モカ「楽兎君と緑羽太君は中々イケメンだねー。」
楽兎「え?そうでしょうか?」
緑羽太「そう言って貰えると、ありがたいです。」
モカ「楽兎君は確か、チノちゃんの従兄だよね?」
楽兎「あ、はい。」
モカ「可愛い妹を持てたねー。」
楽兎「あ、ありがとうございます。」
今度はリゼの頭を撫でる。
モカ「リゼちゃんも可愛いね!」
リゼ「わ・・・私は高校生ですけど・・・」
モカ「私から見たら可愛いの!」
撫でられ過ぎて、リゼの顔が真っ赤になった。
リゼ「あ!真っ赤になるのも可愛いな!可愛い!可愛い!」
それでもまだリゼを撫でる。
チノ「あのリゼさんがされるがままに!」
緑羽太「もしかしたら、可愛いって言われ慣れてないのか?」
楽兎「急な乙女になったな。」
リゼ「う・・・ううううううう・・・・うおあああああああ!!!」
痺れを切らせたリゼが逃げて、柱の後ろに隠れてこっちを見た。
モカ「逃げられちゃった。」
楽兎「こっち覗いてる。」
チノ「まるで怯えるうさぎみたいです。」
モカ「うさぎならこっちにも居るようだね。」
チノ「あ、モフモフしますか?」
ティッピーを差し出そうとする。しかしモカは、チノを優しく抱く。
モカ「よしよし!」
リゼ「っ?」
楽兎「え?」
緑羽太「なぬ?」
モカ「あー、チノちゃんって本当にモフモフなんだね!あったかーい!」
チノ(お母さんのような安らぎ・・・)
母の温もりを感じた。
リゼ(チノが完全に捕まってしまった・・・!)
楽兎(あの顔、サキさんの温もりを感じてる・・・)
今度はまたリゼに目を向けた。
モカ「ん?」
リゼ「っ!」
モカ「隠れてないでおいでー!」
リゼ「ち・・・近寄るな!」
銃で脅すリゼ。しかし。
モカ「リーゼちゃん!」
リゼ「脅しが効かない!?」
脅しの効果は無効だった。抱き付かれたリゼはそのままモフモフされた。
モカ「捕まえた〜!」
リゼ「わああああああああああああ!」
モフモフされて恐怖を感じたリゼ。モカはノリノリでご機嫌上昇してる。
モカ「わー!満足満足!」
チノ「だ・・大丈夫ですか?リゼさん。」
リゼ「わ・・・私が・・・モフモフされるなんて・・・!」
モカ「おー!」
楽兎「リゼの天敵がここに現れたな。」
緑羽太「おーいリゼー、大丈夫か?」
リゼ「モ・・・モカさんには休んでて貰った方が良いんじゃないのか?」
チノ「そうですね。モカさん、良かったらココアさんの部屋で。」
モカ「大丈夫!ココアが帰って来るまでお店のお手伝いするよ!」
チノ「いえ、お客さんにそんな事・・・」
楽兎「そうですよ。モカさんはお客様なんで・・・」
モカ「お姉ちゃんに任せなさーい!」
左手で右腕を掴み、右腕でガッツポーズする。モカからとてつもない輝きのオーラが放たれた。
チノ「こ・・・これが・・・」
リゼ「頼れる姉オーラ・・・!」
チノ「何時ものココアさんが・・・」
リゼ「茶番のようだ・・・!」
楽兎「メガマブシー!!」
緑羽太「目が!目があああああ!」
その後モカと一緒にパン作りをする事に。楽兎と緑羽太はホールで待ってる。
モカ「そろそろかな?」
するとオーブンが鳴った。
モカ「お!出来たみたい!」
オーブンからドリュールを出した。
リゼ「良い香り!小麦粉って本当に小麦粉だったのか。」
チノ「輝いてます!」
モカ「ドリュールだよ。」
チノ「同じドリュールでも、何時ものココアさんが塗った感じと違って見えます。」
リゼ「ああ。」
焼き上がったドリュールをホールに持って来た。
モカ「さあ!召し上がれ!」
4人「いただきまーす!」
ティッピー「わしも。」
ドリュールを食べる4人とティッピー。
チノ「モカさん・・・このパン・・・美味し過ぎて涙が・・・」
食べた瞬間、チノとリゼとティッピーが涙を流した。
楽兎「今までに食べたドリュールより、これが断然美味い!」
緑羽太「同感だ!此奴はイケる!このサクッとした食感が堪らん!ドリュール最高!」
モカ「ありがとう!チノちゃん、リゼちゃん!楽兎君、緑羽太君!」
外からココア達が窓から覗いてた。
シャロ「なーんだ。探す必要なかったんじゃない。」
千夜「ココアちゃんのお姉さん、凄く馴染んでるわね。チノちゃんとリゼちゃんとまるで3姉妹みたい。」
ココア「3姉妹・・・」
仲間はずれされたかのようにココアが泣いてしまった。
シャロ「泣いちゃった!?」
千夜「ココアちゃん!?」
ココア「お姉ちゃんがあっと言う間に私のお姉ちゃんとしての立場を・・・!」
シャロ「だ・・・大丈夫よ!ほ・・・ほら!私達も3姉妹!」
千夜「天下だって獲れるわ!」
シャロ・千夜「おー!おー!おー!おー!おー!おー!・・・」
2人はココアの手を繋いで3姉妹と連呼して励ます。嬉しくなったココアは涙を拭いた。
ココア「ありがとう!千夜ちゃん!シャロちゃん!」
シャロ「でも・・・ちょっと入りづらい雰囲気ね・・・」
ココア「確かに・・・」
シャロ「先輩・・・」
モカがチノとリゼの手を繋いで『おー!おー!』と声を上げてた。楽兎と緑羽太は苦笑いしてる。
千夜「そうだわ!」
何か閃いた千夜。それは、コートを着てサングラスとマスクで変装して帰る提案だった。ラビットハウスに帰って来たココア。しかし。
リゼ「お、おかえり、ココア。」
チノ「モカさんずっと待ってます。」
ココア「え!?もうバレてる!?」
チノ「あ、メールのウサギ、可愛いかったです。」
そこに姉のモカが目の前に立つ。
モカ「ココア・・・その変装はダサい!」
ココア「は!」
リゼ「さっき同じ光景見たぞ!」
楽兎「最初に変装したあなたが言う事ですか!?」
戸惑ってるココア。しかしモカは嬉しそうにココアに近付く。
モカ「久し振り。元気そうで良かった。」
サングラスとマスクを外してココアの顔を見て嬉しくなる。ココアは着ていたコートを脱ぎ捨ててモカに抱き付く。
ココア「お姉ちゃーん!」
モカ「よしよし。」
1年振りに会えた姉妹。ココアの頭を撫でるモカ。
”パシャ”
シャッター音を聞いたココアが後ろを見ると、皆微笑ましく見ていた。緑羽太が姉妹を撮影していた。
緑羽太「再会した姉妹、感動するな〜。」
しかしココアは恥ずかしくなっていた。
ココア「み・・・皆の前で恥ずかしいよ!」
モカから離れてチノの頭に乗ってるティッピーを撫でる。
ココア「私もここらじゃしっかり者の姉で通ってるんだから。」
チノ「しっかり者の・・・」
リゼ「姉!?」
楽兎「おいココア?」
前に出たココアが、左腕を掴んでガッツポーズする。
ココア「お姉ちゃんに任せなさーい!って!ふん!」
褒められたがってるココアは小さくジャンプする。
チノ「褒められたがってます。」
リゼ「シッポ振る犬みたいだな。」
楽兎「ぴょんぴょん跳ねてるな。」
モカ「コホン。ココアも帰って来た所で、私から一つご報告があります。」
ココア「報告?」
モカ「実は・・・数日間このラビットハウスに泊まらせて頂く事になってるんです!」
ココア「ホント!?」
モカ「予めマスターに許可は頂いてます。」
リゼ「お!」
ティッピー「わし聞いてない!」
楽兎(昨日タカヒロさんが電話してたのはこの事だったのか。)
モカ「ムフ!」
するとモカが「ビックリしただろう」と言ってるように小さくジャンプする。
チノ「ビックリしただろうって顔してます。」
リゼ「確かにココアと血の繋がりを感じる。」
緑羽太「まさに遺伝だな。」
ココア「そうなんだ!お姉ちゃんゆっくりしていけるんだね!あ、それじゃウェルカムドリンクを!」
シャロと千夜を招き入れて紹介する。
千夜「初めまして。」
シャロ「あ、こんにちは。」
モカ「こんにちは、千夜ちゃん、シャロちゃん。2人の事もココアの手紙に沢山書いてあったよ。」
千夜「それってどんな!?」
シャロ「変な事書いてあったんじゃ・・・!」
モカ「2人共モフモフしたらとても気持ち良いんだーって!」
シャロ「モフ・・・?」
千夜「嬉しい!」
ドン引きするシャロと嬉しそうに笑う千夜。
楽兎「もうココアはモフモフしか頭が無いのか?」
???「私もモフモフしたいな〜。」
楽兎「それお前の欲望・・・ってみくる!?」
後ろから突然みくるが現れた。
楽兎「お前何時からそこに!?」
みくる「4人がドリュールを食べてる時から、気配を消して隠れてたの。」
緑羽太「お前は空き巣か!」
モカ「あ!あなたがみくるちゃんね。楽兎君と緑羽太君の幼馴染みね。」
みくる「はい!宜しくお願いしますモカさん。私もモフモフすると気持ち良いですよ?」
楽兎「自分で言うか?」
緑羽太「ココアと化してるな此奴。」
そこにココアがカップを持って来た。
ココア「あ・・・お待たせ・・・あのね・・・これ・・・」
モカ「ん?」
ココア「ラテアートなんだけど・・・」
花のラテアートをモカに見せるココア。前より上手くなてる。
モカ「ココアが作ったの!?凄い・・・お姉ちゃんサプライズ負けしちゃった・・・」
これにはモカも驚いた。
チノ「これはココアさんの成長の証なんです。」
楽兎「一生懸命練習した成果です。」
モカ「そっか・・・お客さんの為に練習したんだね。立派だよココア。」
ココア「エヘヘ。」
褒められて笑うココア。しかしリゼが。
リゼ「ラテアートの練習してるか、日向ぼっこしているかのどっちかだもんな。」
ココア「デヘヘ。」
これまでの事をバラしてしまう。だがココアは笑ってた。
モカ「ココア!?」
ココア「デヘヘ・・・」
モカ「デヘヘじゃないでしょ!」
こうしてモカは数日間ラビットハウスに泊まる事になった。
その夜、ココアの部屋に集まった4人。
モカ「よーし!今日は夜更かしを許す!」
ココア「やったあ!聞いて欲しいお話が沢山あるんだよ!ね?チノちゃん。」
チノ「私は別に・・・あ、コーヒー淹れて来ます。」
キッチンへ向かう。
ココア「あのねあのね!お姉ちゃん!」
モカ「うんうん、ココア落ち着いて。」
ココア「うん!」
モカ「深呼吸してから話そう。」
ココア「うん!」
楽兎(本当に微笑ましいな〜。兄弟がいる家族が羨ましい。)
チノは2人を見て部屋を出た。
その頃バータイムではタカヒロがカクテルをシェイクしていた。
ティッピー「お前、ココアの姉が泊まるのを黙ってたな。」
タカヒロ「ちょっとしたサプライズだよ。驚いただろ?」
ティッピー「まあな。」
シェイクしたカクテルをグラスに注ぐ。
タカヒロ「わざわざ宿を取らなくても空いてる部屋があるんだし、ココア君と積もる話もあるだろう。」
ティッピー「それにチノもその方が楽しめるだろう。と言う事じゃな。お前にしてはナイスサプライズじゃ。」
タカヒロ「フッ。」
ティッピー「だけどわしには言っておいても良かったんじゃないか?」
タカヒロ「親父は黙ってられないだろ。」
ティッピー「そうじゃな。・・・・・・・ん?何じゃと!?このー!」
怒ったティッピーが飛び跳ねる。
その頃コーヒーを持って来たチノ。
チノ「お待たせしました。」
楽兎「チノちゃん。しっ。」
口元に指を当ててる楽兎。
チノ「ん?」
楽兎が横を指差すとそこには。
チノ「寝てる!?」
ココアとモカが添い寝ていた。
楽兎「会話してる最中に寝ちゃったんだ。この姉妹本当に仲良しだな。」
チノ(これが姉妹・・・)
テーブルにコーヒーを置いて、布団を被せる。そーっと部屋から出ようとしたが、2人を見て、また出ようとしたが、布団に入り、3人一緒に寝る。その時楽兎は部屋のドアの前に立っていた。
楽兎「良い夢を楽しんでね。」
電気を消して、自分の部屋に戻って行く。
「END」
キャスト
綾部楽兎:斎藤壮馬
ココア:佐倉綾音
チノ:水瀬いのり
リゼ:種田梨沙
千夜:佐藤聡美
シャロ:内田真礼
茶度緑羽太:相葉裕樹
鴨田みくる:三森すずこ
青山ブルーマウンテン:早見沙織
ティッピー:清川元夢
タカヒロ:速水奨
モカ:茅野愛衣
モカ「マスター、今日から私もお世話になります。」
タカヒロ「何時でも自分の家だと思って、来て良いんだよ。」
ティッピー「ここはわしの家じゃが。」
モカ「じゃあ、ここで働きます!」
タカヒロ「え?」
ティッピー「なぬ!?」
次回「木組みの街
感想や評価や誤字脱字など宜しくお願いします。
どの組み合わせが好き?緑羽太編
-
緑羽太×ココア
-
緑羽太×チノ
-
緑羽太×リゼ
-
緑羽太×千夜
-
緑羽太×シャロ