シャロ「よし!アイロン掛けOK!靴磨き完璧!」
制服と靴が綺麗になっていた。
シャロ「これで新学期を気持ち良く迎えられそう。お化けが出そうな家でも心は錦なんだから!」
するとベッドの下からワイルドギースが出て来て、片方のローファーを咥えて走った。
シャロ「あ、こら!」
するとワイルドギースが何かを見た。
シャロ「ん?」
ワイルドギースが見た方向を見るとそこにいたのは、黒いオーラを醸し出してる千夜が窓の外から見てた。
シャロ「あー!!!驚かさないでよ!」
窓を勢いよく開けて千夜に怒る。
千夜「あのね・・・シャロちゃん・・・」
シャロ「ん?どうしたの?」
何故か千夜が泣いてた。
千夜「あのね・・・ココアちゃんと・・・喧嘩しちゃった・・・」
なんと千夜は、ココアと喧嘩してしまった。
その夜、千夜を元気付けようとするシャロは、千夜にハーブティーを差し出す。
シャロ「まままままずはこここここれでも飲んでおおお落ち着きなさい!心が鎮まるハーブティーよぉぉ!」
逆にシャロが動揺している。更にカップの中にはハーブティーすら無い。
千夜「私よりシャロちゃんの方が動揺してるみたい・・・」
シャロ「喧嘩ってこの前家で一緒にカレー作った時はあんなに仲良くしてたじゃない!あんた達の絆はダイヤのように固いんじゃなかったの!?」
千夜「ダイヤってハンマーで割れるのよ・・・」
シャロ「え!?」
ダイヤモンドはハンマーで割れます(実話)。昔トリビアの泉でありました。
千夜「あのね、うちの学校クラス替えがあるでしょ?」
今日の昼、ココアと千夜はクレープを食べ歩きしてた時。
ココア『良い天気!気分も爽快だね。』
千夜『もうすぐ始業式ね。』
ココア『そうだね。』
千夜『不安だわ。ほら二年生になるとアレは避けて通れないじゃない?』
ココア『何で?私凄く楽しみ!千夜ちゃんなら上手くやってけるよ。』
千夜『は・・・!』
ココア『はむ。』
美味しそうにクレープを食べるココア。
千夜「ココアちゃんは私と違うクラスになっても寂しく無いんだわああああああああん!!!!」
号泣しながら千夜は叫んだ。
シャロ「それで言い争いを!?」
千夜「ううん。ココアちゃんに向かって少し頬を膨らませてみたわ。」
シャロ「分かりにくいわ!」
千夜はココアに向かって膨れっ面を見せたが、ココアが振り向いた瞬間に膨れっ面を止めた。
ココア『美味しいね。』
千夜「どうしよう・・・」
シャロ「どうしようってそれって喧嘩?」
千夜「ぐす・・・」
シャロ「うーん。」
翌日、フルール・ド・ラパンにチノ達を招いて、昨日千夜が言ってた事について相談する事にしたシャロ。
シャロ「て事がありまして相談したかったのでわざわざ来て貰ってすみませんリゼ先輩。チノちゃんもありがとう。楽兎さんと緑羽太さんも。」
チノ「いえ、丁度買い物に出ようと思っていましたから。ココアさんと千夜さんにそんな事件が。」
リゼ「だけどそれって喧嘩か?」
シャロ「私もそう言ったんですけど。」
緑羽太「ココアちゃんは千夜ちゃんの気持ちが分かって無いのかも知れないな。」
チノ「困ったものです。ココアさんは天然で仕出かすんです。」
それはこの前、ココアがチノのやり掛けのパズルをまた無意識に完成してしまったのだった。
リゼ「うんうん。」
楽兎「またやってしまったのかココアは。」
シャロ「千夜もそう言う所あるわね。」
チノ「あの2人はマイペースお騒がせコンビです。」
みくる「まあそれがあの2人の良い所かもね。」
リゼ「じゃあ私達は・・・振り回され隊だな。」
シャロ(格好悪い!)
チノ「何でも部隊にしたがるんですね。」
緑羽太「でもリゼ、上手い事言ったな。」
楽兎・みくる「何処が?」
シャロ「にしても。」
リゼ「ん?」
シャロ「どうしたら良いと思います?」
リゼ「ああ・・放っておいても大丈夫なような気もするけど、振り回されついでに、ココアにメールしておくか。千夜とちゃんと話し合えって。ちょっとすれ違っただけだから大した問題じゃないだろう。」
ココアにメールする。
シャロ「そうですよね。」
ティッピーはハーブティーをストローで飲んでる。
チノ「あの、クラス替えって中学には無いんですけど。」
シャロ「そう言えばうちの高校にも無いわね。」
楽兎「俺達が通ってた高校もクラス替えは無かったよな?」
緑羽太「無かったな。」
みくる「それは覚えてるわ。」
チノ「誰とクラスメイトになるのかって運なんでしょうか?」
シャロ「さあ、学力や特性で決めるって聞くけど。」
リゼ「もし中学にクラス替えがあってしかも運だったら、チマメ隊が解散して新チームを結成してたかもな。」
マヤ・メグ『今日からエダマメ隊だよ!』
チノ「エダマメ隊!?そ・・・それは困ります!」
シャロ「運だったら、私ちょっと自信あります。」
5人「ん?」
シャロ「実は商店街のくじ引きで・・・ハズレ賞のボールペン!使い心地抜群だったんです!」
リゼ「運が良いのか悪いのか!?」
チノ「ボールペン・・・」
夕方、シャロとみくるのバイトが終わり、6人で道を歩いてる。
チノ「こっちです。マヤさんたちと見つけた穴場のお店なんですよ。」
シャロ(今日のチノちゃん、何時もより子供っぽい。)
チノ「新学期用の文房具を買いに行こうと思っていたんです。」
リゼ「新学期かー。」
楽兎「もう春休みが終わるのか。」
緑羽太「季節が流れるのは早いもんだな。」
みくる「分かる分かる。」
シャロ「リゼ先輩も何か買いたい物あるんですか?」
リゼ「特には・・・」
チノ「そのお店は流行り物や。」
リゼ「流行り!?」
チノ「可愛い文房具でいっぱいなんですよ。」
リゼ「可愛い!?」
するとリゼは、シャロの左腕を掴んだ。
シャロ「え!?」
今度はチノが、シャロの右腕を掴んだ。
シャロ「え!?」
そしてシャロを引っ張って走り出した。
リゼ「早くしないと日が暮れるぞ!」
チノ「急ぎましょう!」
シャロ「子供が2人ー!」
楽兎・緑羽太・みくる「待てー!!」
3人も後を追い掛ける。
そしてその文房具屋に来店した。
リゼ「おー!」
シャロ「素敵なお店ね。」
チノ「ですよね。」
楽兎「ほんと可愛い文房具ばかりだな。」
リゼ「お!これは機能性が良さそうだな。」
1本のボールペンを手に取ったリゼ。
チノ「父が使ってる奴みたいです。」
リゼ「え!」
チノ「リゼさんはもっと中学生の目線になるべきですね。」
リゼ(少し歳が離れただけでこの言われよう・・・)
シャロ「チノちゃん、見て見て。これコーヒーミル型鉛筆削りだって。」
チノ「素敵です!とても渋みがあります!」
コーヒーミル型鉛筆削りを見て、チノが輝いた。
リゼ「中学生なのに渋みって・・・」
みくる「あ!このペン可愛い!」
ボールペンを見て目をキラキラさせてるみくる。
リゼ「私は流行りとか良く分からないからな・・・」
シャロ「ならば私にお任せを!」
リゼ「シャロは分かるのか?」
シャロ「色々勉強してるんですよ。クラスの子と話題合わせるのもあの学校で生き抜く術ですから。」
リゼ「く・・・苦労してるんだな・・・」
シャロ「例えば・・・そうですね・・・あ!」
するとシャロは、ピンク色のステラードブラッシュを手に取った。
シャロ「このステラードブラッシュはラメの文字が書けるんです。ガールズテンプレラは可愛い文字をリボンに印刷できて凄く便利なんですよ。」
チノは理解してるが、リゼは混乱してる。
リゼ「ステ・・・て・・てんぷら・・・?」
シャロ「こっちのライナーはマスキングテープになってて文字の上から貼れて。」
チノ「私も使ってます。」
リゼ「暗号だ・・・!解読班は何処だ・・・!」
全然理解出来てないリゼ。
チノ「師匠と呼ばせて下さい。」
シャロ「でも私使った事ないの。」
緑羽太「リゼ、この先、相当苦労しそうな事が起きるかもしれないな。」
リゼ「買う物決まったか?」
チノ「見せ合いっこしませんか?」
シャロ「そうね、じゃあせーので。」
リゼ「ああ。」
3人「せーの!」
チノ「あ!」
リゼ「あ!」
シャロ「あ!」
色違いだが、同じペンが3人合った。
シャロ「意外と趣味が似てるんですね。」
リゼ「そうだな。」
チノ「後は、アンゴラウサギの下敷き。」
リゼ「手榴弾型消しゴム。」
シャロ「お徳用ノート。」
リゼ「ああ・・・」
シャロ「ペンが被ったのは奇跡ね・・・」
それぞれ文房具を買った後、夕方の道を歩く。
チノ「良い買い物が出来ました。」
リゼ「そうだな。」
シャロ「予定外の出費だったけど凄く楽しかったから良しとしま・・・あ!」
突然シャロが何かを見て怯えた。目の前にフラフラしながら立ってる千夜を見付けたからである。
緑羽太「目の前にゾンビが現れた!」
楽兎「馬鹿野郎!よく見ろ!」
千夜「あ・・・皆・・・」
シャロ「千夜!どうしたの!?」
千夜「公園へ行こうと思って・・・ココアちゃんから果たし状が来たから・・・」
6人「果たし状!?」
メールには「夕刻の4時半、公園にて待つ。飾る言葉などいらぬ、覚悟と心意気のみ持ち来たれ。あ、お菓子はあるからね♡」と来ていた。
シャロ「余計な遊び心を!」
みくる「ココアちゃんが中二病に覚醒したの!?」
楽兎「それこそ異常だろ!」
緑羽太「最後の文だけ可愛くしてるな。」
そして6人は公園の茂みに隠れながら、ココアと千夜の会話を聞く。
リゼ「ここから見守っていよう。」
ココア「えー!?クラス替えあるの!?」
リゼ「今知った!」
楽兎「今更!?」
クラス替えの事をココアが初めて知った。
ココア「千夜ちゃん、良いお姉ちゃんになれるか不安だったのかと!」
生徒達『お姉様ー!』
チノ「とんだ勘違いです!」
千夜「だから私なら上手くやっていけるって言ったの?」
ココア「う・・・うん!」
千夜「そっちも心配した方が良いかしら!?」
シャロ「しなくて良い!」
楽兎「千夜、全1年生の姉になるのか?」
緑羽太「もしくは保育士?保育士なら資格がないと意味無えけど。」
チノ「何時も通りの2人でしたね。」
リゼ「喧嘩なんて可笑しいと思ったよ。」
シャロ「帰りましょう。」
リゼ「だな。」
6人はこっそり帰る。
ココア「そうなんだ・・・クラス替えがあるんだ・・・」
千夜「ココアちゃん・・・」
ココア「あ!チノちゃん良い所に!」
6人が帰ってる姿をココアが見付けた。
チノ「ん?」
ココア「はい!よーし!」
買って来たコーヒーをココアと千夜が飲む。
シャロ「何する気よ?」
緑羽太「どうやらコーヒー占いのカフェドマンシーをやるようだな。」
ココア「ティッピー!コーヒー占いだよ!明日の運勢を占って!」
ティッピー「よっしゃ。」
コーヒーを飲み干してティッピーにカップの底を見せる。
千夜「どうかしら?」
ココア・千夜「ごくり・・・」
ティッピー「うーん・・・明日の2人は今までの行いの報いが来るじゃろう。」
ココア「報いって!?」
千夜「それじゃあ一緒のクラスには・・・!」
何処からか饅頭を出した千夜。
千夜「わ・・・私達の強運を舐めてもらっては困るわ!」
ココア「ロシアンルーレット!」
だがしかし、2人ともハズレを食べてしまい倒れてしまった。
みくる「何やってるの?」
楽兎「ハズレの饅頭を食べて倒れてるな。」
シャロ「ホントに何してんだか。あのね、もしクラスが別々になったってそれで終わりじゃないでしょ。」
リゼ「同じ学校なんだし。」
チノ「休み時間には会えます。」
シャロ「どうせ授業中はお喋るする訳にはいかないんだし。」
ココア「そ・・・そうだね。」
千夜「ええ。」
ココア「あ!クラス違っても教科書の貸し借りができるし!」
千夜「そ・・・それちょっと憧れだったわよね!」
ココア「クラスの出来事を報告し合うとか!」
千夜「1日に二つの学園生活を楽しめるなんて!」
ココア「なんか悪くない気がしてきた!」
千夜「寧ろそれはそれで楽しみになってきたわ!私達・・・クラスは離れても・・・」
ココア「心は何時も隣の席だよ!皆!心配してくれてありがとう!」
千夜「もう大丈夫よ!」
すっかり元気なった2人。6人は呆れてる。
リゼ「勝手にしてくれ・・・」
楽兎「好きにしな。俺の手には負えねえよ。」
翌日の夕方、千夜を待ってるシャロ。
シャロ「クラス替えどうなったかな?昨日はああ言ってたけど別々のクラスになっちゃったらやっぱり落ち込むだろうし、そしたら励まして・・・」
そこに千夜が走って帰って来た。するとシャロが微笑んだ。その理由は、またココアと同じクラスになって嬉しくなった千夜を見て微笑んだからである。
ところが翌日。
7人「春休みの宿題忘れた!?」
なんとココアと千夜が春休みの宿題を忘れてしまったのである。結局4人で勉強する事になった。
ココア「助けてー!明日までに提出しないと進級早々補習なの!」
チノ「行いの報いが来る・・・ティッピーの占い当たりですね。」
楽兎「クラス替えの報いかと思ったら、宿題の方の報いだったのか。」
シャロ「ここの回答!」
リゼ「間違ってる!」
ココア「鬼教官が2人!」
千夜「でも心強い!」
シャロ「結局振り回されるのね。」
チノ「私も予習します。」
リゼ「うん。」
チノも加わった。
ココア「あ!何で3人とも同じペンなの?」
チノ達のペンが一緒になってるのを見た。
シャロ「私達は振り回され隊だからよ。」
リゼ「そう言う事!」
チノ「秘密の絆です。」
ココア・千夜「あー・・・ん?」
数日後、チノは中学校でマヤとメグに今までの事を話した
マヤ「へえ、そんな事があったのか。」
メグ「高校はクラス替えがあるんだね。」
マヤ「お、気が早い話だけどさ二人はココアとリゼの高校どっちに進学したい?」
チノ「うーん、普通はココアさんと千夜さんの学校になるでしょうね。」
マヤ「やっぱり?」
メグ「えーとね。」
チノ・マヤ「ん?」
メグ「私はお母さんに、リゼさんとシャロさんと同じ学校に行くようにって勧められているけど。」
マヤ「え!」
チノ「そうだったんですか。」
マヤ「あそこお嬢様学校だよ!ごきげんよう症候群になるよ!」
リゼ『ごきげんよう。今日はごきげんなお天気でごきげんですわ。』
お嬢様になったリゼをイメージするマヤ。
マヤ「って不治の病だよ!」
メグ「リゼさん病気なの?」
マヤ「でもそっか・・・別の高校になっちゃうかもしれないのか・・・」
放課後になり、生徒達が下校の時間になった。
チノ「一緒に帰りましょう。」
リゼ「うん。ん?あれ?マヤちゃん?」
マヤ「ちょっと急用。」
チノ・メグ「ん?」
今日のマヤは何か急いでる。
同じ頃、リゼとシャロが通ってるお嬢様学校でも放課後の時間になってる。
同級生A「ごきげんよう。」
同級生B「ごきげんよう、また明日。」
リゼ「また。」
2人の同級生と別れて下校するリゼ。その後ろからマヤが気付かれないように付いて来る。するとリゼが何かを感じたのか途中で止まる。
リゼ「何か視線を感じる・・・」
マヤ「ん!」
気付かれたと思ったマヤはドキドキしてる。
リゼ「誰だ!出て来い!」
すると茂みの中からうさぎが出て来た。
リゼ「!?」
マヤ「私に気付くなんて流石リゼ!」
リゼ「は!・・・・・・」
マヤ「ん?」
赤面するリゼ。うさぎは去って行った。
リゼ「な・・・何か用か?」
マヤ「尾行ごっこ!」
リゼ「ん?ま・・・まあ・・・私を一瞬でも騙せたのは褒めてやろう・・・」
マヤ「ん?リゼ何か顔赤いよ。」
リゼ「今日は暑いからな・・・」
マヤ「そうかな?」
その後マーケットから出た2人。
リゼ「ほら、アイスでも食べろ。」
アイスをマヤにあげる。
マヤ「わーい!ありがとう!」
リゼ「尾行ごっこなら私も昔はよくやったな。」
マヤ「そうなの?」
その後2人で帰る。
マヤ「ねえ、リゼ。」
リゼ「ん?」
マヤ「ちょっと聞きたい事あるんだけど。」
リゼ「尾行のコツだな?」
マヤ「そうじゃなくて。」
リゼ「よーし!特別に教えてやる!あれを見ろ!」
マヤ「ん?」
リゼが目の前に指差すと、そこには、青山ブルーマウンテンが歩いてた。
マヤ「小説家青山ブルーマウンテン!」
リゼ「行く先々に現れる神出鬼没で不思議な存在だ。どんなルートを歩くのか興味がある。尾行するぞ!」
マヤ「イエッサー!」
青山を尾行する事となった2人。物陰に隠れながら青山を尾行する。
リゼ「あまり近付きす過ぎずに一定の距離を保つのが大事だ。」
マヤ「イエッサー!」
青山を尾行してる2人を尾行してる人物がいた。
シャロ(2人で何処へ行くのかしら?)
なんとシャロだった。尾行してる2人を尾行する。そして青山は、カップの店の中を見てる。その後ろの花壇の後ろから覗いてるリゼとマヤ。だがマヤはジャンプしながら覗いてる。
リゼ「こら!」
マヤ「良く見えないよ!」
リゼ「ちょっとは落ち着け!」
マヤ「私が止まった時は死ぬ時だから!」
リゼ「お前はマグロか!?バレるだろ!」
マヤ「これってCQC!?」
ジャンプしてるマヤを抑えるリゼ。それを後ろから見てるシャロ。
シャロ「先輩・・・あんなに楽しそうにじゃれあって!わー!て言うか私何してるの!?盗み見なんてバレたら嫌われる!」
勘違いをしてるシャロ。
リゼ「あれ?さっきからあまり動かないな。」
マヤ「何見てるんだろ?」
それは、後ろに向いて、頭を抱えてるシャロを見ている。
青山(シャロさんが頭を抱えている。何をしているのでしょうか。新作のためにじっくりと観察させていただかなくては。それにしても・・・)
リゼ・マヤ「どうして・・・」
シャロ「何故・・・」
青山「動かないんでしょう?」
リゼとマヤを見てるシャロを見てる青山を見てるリゼとマヤ。可笑しな三つ巴状態になってしまった。すると。
シャロ「な!ば・・・ば・・・ば・・・バイトがー!私のバカー!」
バイトに遅刻しそうなり、走るシャロ。
リゼ「シャロ?」
青山「待って下さーい!」
シャロを追い掛ける青山。
リゼ「青山さん!」
マヤ「待ってよ!青ブルマ!」
リゼ「その呼び方はやめろ!」
すると青山がこけてしまった。
マヤ「こけた!」
リゼ「尾行はもうやめだ!」
急いで駆け付ける。
リゼ「大丈夫か?」
青山「早くシャロさんを追って下さい!」
リゼ「え?」
青山「私が見守るシャロさんが最近ストーカー被害に遭ってるらしいんです!この間店に行った時に怪しい気配を感じるって!」
リゼ「お前だよ。」
実はリゼとマヤは、ある2人に尾行されてるのを知らなかった。
青山「え?私はネタを探すためにシャロさんを尾行して観察していただけですが。」
リゼ「それだよ。」
青山「あらまあ。」
尾行してたのは、チノとメグだった。
メグ「私達の尾行気付いてないみたいだね。」
チノ「刑事になれそうですね。」
メグ「じゃあ私達コンビだね!ターゲットを追い詰めよう!二羽兎の刑事だね!」
チノ「に・・・二羽兎・・・おー!」
すると目の前にうさぎを見付けた。
チノ「あ、うさぎです。」
メグ「それは見逃せないねー。」
再び歩くリゼとマヤを尾行する。
メグ「ドキドキだね。」
チノ「スリルがあります。」
メグ「ううん、違くてね。」
チノ「ん?」
メグ「チノちゃんと2人っきりってあんまりなかったから楽しいなって。」
純粋なメグを見てチノは顔を赤くした。
チノ「(な・・・何かお話しなくては!)アイスが溶けそうです!」
メグが持ってるアイスが溶けそうになってる。
メグ「あ!危ない危ない!何時も落としちゃうからチノちゃん居て助かったよ。」
だが溶けて落ちてしまった。
チノ「今落ちましたが・・・!」
メグ「あ、アリだよ。」
チノ「見失ってしまいます。」
そんな2人をココアと千夜が変装しながら尾行してる。サングラスを身に付けて、帽子とコートを着ている。
ココア「チノちゃんとメグちゃんったら。」
千夜「私達の尾行に気付いてなかったみたいね。顔見知りを尾行する時はイメチェンスタイルで!」
ココア「千夜ちゃんのアイディアは完璧だね!」
走ってるチノとメグを追い掛ける2人。
千夜「でもどうして2人の後を?」
ココア「妹達を見かけたら見守るのがお姉ちゃんたちの役目だよ!」
メグ「リゼさんと働くのって楽しそうだよね。」
チノ「そうですか?」
ココア「私も褒めて褒めて!」
千夜(自分の噂話が聞きたいだけなのかしら・・・)
心の中からそうツッコむ千夜。
マヤ「公園!ジェラート食べたい!」
リゼ「またアイスか。」
公園にあるアイス屋の屋台でアイスを買おうとすると。
リゼ「あれ?シャロ?」
シャロ「先輩!」
屋台でバイトしてるシャロを見付けた。
マヤ「ここでバイトしてたんだ。」
シャロ「じぇ・・・ジェラートですか?えーと・・・」
リゼ「じゃあ。」
ココア「今日はこの格好だとちょっと暑いね・・・」
千夜「我慢よ・・・これを脱ぐのは使命を放棄した時だけ!」
ココア「そ・・・そっか。」
千夜「全ては形から!」
ココア「う・・・うん!」
だがココアと千夜は暑苦しいのか、息を漏らす。チノとメグは、後ろから邪悪な気配を感じて怯えていた。
リゼとマヤはベンチに座りながら話をする。
マヤ「ねえリゼ。ちょっと聞きたい事があるんだけど。」
リゼ「何だ?」
マヤ「今の学校楽しい?」
リゼ「そうだな。設備はしっかりしてるし射撃場はないけど良い所だよ。」
マヤ「射撃場は無えよ。」
そう言ったマヤは悲しそうな表情をする。
マヤ「友達と進む学校が違ったらもう親友じゃなくなっちゃうのかな?本当はね、チノとメグと3人で同じ高校に行きたかったんだ。」
チノ・メグ「あ!」
マヤ「そう考えてたら居ても立っても居られなくなっちゃって。リゼならこの気持ち分かってくれるかなーって。ほら私、考えるより先に手が出るタイプだから!
高速でジャブするマヤ。
リゼ「手が出たらダメだろ!行動するタイプだよ!そうだな。私がよく会ってる奴らは学年も学校も違うけどそれはそれで楽しいぞ。何時も一緒にいるだけが友達じゃないだろ。大丈夫だ。」
マヤ「あ・・・うん!そうだね!私もリゼと遊べて楽しいもん!」
リゼ「遊んでたのか・・・」
メグ「マヤちゃーん!」
チノ「そんな事考えてたなんて!」
感動したチノとメグが姿を見せた。
千夜「リゼちゃん!」
ココア「私達ズッ友だよ!」
今度はココアと千夜が出て来た。
リゼ「お前ら何なんだ!?」
青山「ストーカーの輪がとっても美しかったです。」
いつの間にか青山が左のベンチに座って聞いていた。
リゼ「何時からそこに!?」
緑羽太「泣ける話をありがとうリゼにマヤちゃん!」
みくる「泣き過ぎだよ緑羽太は。」
楽兎「お前昔から涙脆いよな。」
リゼ「お前らもか!!」
右に3人が居た。
ココア「シャロちゃーん!」
シャロ「ん?」
ココア「ジェラート下さいな。」
千夜「私にも。」
アイスを買いに来たココアと千夜。
シャロ「あんた達何してんのよ?てか何その恰好?」
そして皆アイスを食べながら会話する。それを見るマヤは何かを感じた。
マヤ「(色んな制服が沢山・・・)変なの!」
チノ・メグ「ん?」
だがそんな10人を尾行してる者が居た。
ティッピー「帰りが遅くて心配だから探してみたら、こう言う事じゃったか。」
街灯の物陰から覗いてるティッピーだった。そしてティッピーを尾行してる人物が居た。
タカヒロ「親父、孫達が心配だったなら、一言言って行けよ。」
木の物陰から覗いてるタカヒロだった。そしてマヤは満面な笑みをして満足していた。
「END」
キャスト
綾部楽兎:斎藤壮馬
ココア:佐倉綾音
チノ:水瀬いのり
リゼ:種田梨沙
千夜:佐藤聡美
シャロ:内田真礼
マヤ:徳井青空
メグ:村川梨衣
茶度緑羽太:相葉裕樹
鴨田みくる:三森すずこ
青山ブルーマウンテン:早見沙織
ティッピー:清川元夢
タカヒロ:速水奨
同級生A:富田美優
同級生B:尾高もえみ
リゼ「気になってる事があるんですが。」
タカヒロ「何かな?」
リゼ「ティッピーはここで何をしているんですか?」
ティッピー「仕事ー。」
タカヒロ「マスコットだよ。」
ティッピー「てへー。」
リゼ「なーんだ。」
次回「毛玉は特攻し無慈悲なボタンは放たれる」
感想や評価や誤字脱字など宜しくお願いします。
どの組み合わせが好き?みくる編
-
みくる×ココア
-
みくる×チノ
-
みくる×リゼ
-
みくる×千夜
-
みくる×シャロ