女子生徒A「リゼ先輩の蹂躙走行よ!」
女子生徒B「私も蹴散らしてー!」
そして高くジャンプして、見事ダンクシュートを決めた。それを見てた生徒達はリゼに黄色い声援を送った。照れながら手を振るリゼ。
シャロ「せ、先輩ー!!」
生徒達に押しつぶされながらリゼに叫ぶシャロ。
リゼ「シャロ?」
次はテニス部の助っ人に参戦。パトリオットスマッシュを放つ。
女子生徒C「パトリオットスマッシュ炸裂よー!」
そしてボールが速くなり、リゼにポイントが入った。またもや黄色い声援を受けたリゼは、照れながら手を振った。
シャロ「せ!先輩ーー!!」
女子生徒達の後ろからジャンプしてリゼに叫ぶシャロ。
リゼ「ん?」
その後のラビットハウス。
ココア「絶対、シャロちゃんも部活で青春で汗を流したかったんだよ!ね!千夜ちゃん!」
千夜「え!?・・・あ、そうね・・・(リゼちゃんを見てたんだと思うんだけど・・・)」
リゼ「やっぱりか・・・バイトばっかりだもんな・・・」
千夜「シャロちゃんを誘ってあげたらどうかしら?きっと喜ぶわ。」
緑羽太「そうだな。シャロ絶対乗ってくれるぞ?」
リゼ「そうだな、誘ってみるか!」
ココア「私も部活入ってみたかったな〜。」
チノ(うちの仕事嫌ですか?)
心の中でチノがツッコむ。
楽兎「お前バドミントンとバレーろくに出来ないだろ?」
青山「ラビットハウスで部活動を始めてはどうでしょう?」
ココア「そうかー!」
麺棒をバット代わりにして構える。
チノ・楽兎「仕事して下さい(仕事しろよ。)」
青山「部活、懐かしい響きですね。」
リゼ「もしかして文芸部だったとか?」
青山「ピンポンです!締め切りを守れ守れって、厳しい後輩が居たんですよ。」
リゼ(その頃から締め切り破ってたのか・・・)
青山「文芸部と吹きや部と、どっちにしようか随分悩みました。」
チノ・ティッピー「吹き矢!?」
楽兎「吹き矢部って意外だな。」
千夜「吹き矢!!お婆ちゃんが名人で昔一緒に遊んだわ。シャロちゃんが凄く上手だったの!」
ココア「へぇー。あ!ダーツ喫茶があるなら、吹き矢喫茶があっても良いじゃない!」
チノ「な・・・なる程!」
ティッピー「せめてダーツにして!」
翌日、リゼがシャロに部活の助っ人をしないかと誘ってみた。
シャロ「わ、私も一緒に部活の助っ人ですか!?」
リゼ「うん。人数が足りない部員の代わりをするんだ。」
シャロ「私、足引っ張らないか心配です・・・」
リゼ「練習の付き合いだから、気軽に楽しめば良いよ。」
シャロ「じ、じゃあ!」
こうしてシャロも助っ人をする事になった。
更衣室で体操服に着替える。着替え終えたシャロは、髪を束ねるリゼを見惚れてた。リゼは自分の髪をポニーテールにした。
シャロ「ポニテ・・・」
リゼ「皆凛々しい方がらしいって言うから。」
シャロ「らしい?」
リゼ「部員を蹴散らす荒れ狂う黒馬みたいで気合いが入るって!」
シャロ「練習ですよね!?」
助っ人する前から常に本気モードに入ってるリゼ。
早速ソフトボール部の助っ人として参戦する。
リゼ「行くぞシャロ!」
シャロ「はい先輩!」
次は演劇部。今回はシャーロック・ホームズ。リゼがホームズで、シャロがワトソンの役を演じる。
リゼ「行くぞシャロー!」
シャロ「はい先輩ー!」
次に2人はある部活をこっそり見ていた。それは庶民研究部。部室には、昭和時代のテレビや、棚が置かれており、畳が敷かれてた。
部員A「特売と言うのは、特別なあなたに売ると言う意味で。」
部員B「素晴らしい響きですわ。特売!」
リゼ「行けるかシャロ?」
シャロ「先輩、庶民研究部の奴らは履き違えてまーす!」
その後助っ人のスケジュールを確認する。
シャロ「部活の助っ人詰め込み過ぎー!私が管理しまーす!!」
リゼ「悪いなシャロ!」
今度は乗馬部。華麗な飛び越えを見せた。
シャロ「乗馬部の次は被服部。30分後に吹き矢部。」
するとシャロは、乗馬部の部員達からこんな話を耳にした。
乗馬部員A「リゼ先輩素敵だわー!」
乗馬部員B「色んな部活を助っ人して、まるで伝説のあの方みたい!」
乗馬部員C「あ!それ聞いた事ある!」
シャロ「ん?」
夕方、シャロはリゼにタオルを差し出す。
シャロ「どうぞ。」
リゼ「ありがとう。」
タオルで汗を拭く。
リゼ「それであの方って?」
シャロ「聞いてみたんですけど、神出鬼没、過去に多くの部活を適当なアドバイスで勝利に導いたと言う、その名もミス・エメラルド!」
リゼ「エ、エメ!?」
シャロ「部活の助っ人ついでに、その人の情報も集めてみませんか?(才色兼備・文武両道・・・きっとリゼ先輩のような・・・)き、興味ありませんか?」
リゼ「ううん。シャロが楽しめるなら良いよ。」
シャロ「はい!」
次に助っ人に向かったのは、被服部。部長と刺繍する2人は、部長にミス・エメラルドについて話す。
被服部長「ミス・エメラルド?」
シャロ「聞いた事ありませんか?」
被服部長「あるけど、ただで教えても面白くないわね。」
シャロ「え?」
被服部長「どちらがリゼさんに相応しい服をコーディネート出来るか勝負よ!」
シャロ「勝負!?」
リゼ「何故私!?」
突然の勝負宣言。シャロは顔を赤くした。
シャロ「リゼ先輩に似合う服・・・」
リゼ「やる気になってる!?」
被服部長「負けたらあなたにこれを着てもらうわ!」
そこにあったのは、白い布で被せてある衣装があった。
被服部員A「こ、こんあの着られないわ!」
被服部員B「お母様に怒られちゃう!」
シャロ「い、一体どんな服を・・・?」
被服部長「と・・・とても私達には着れない過激な衣装よ・・・」
シャロ「どんな・・・?」
そして布を取るとそこにある衣装は。
被服部長「これよ!」
シャロ「あ・・・フルールと大差無い・・・」
それは、不思議の国のアリスのアリスのエプロンドレスだった。リゼは目をキラキラさせていた。そして赤いカーテンの向こうで衣装に着替えたリゼが待機している。
被服部長「まずは被服部の作った衣装から・・・行くわよ。3、2、1、ジャン!」
カーテンを開くと、軍服姿のリゼが立っていた。
被服部員A「先輩素敵!」
被服部員B「薔薇と爆薬の番人降臨だわ!」
そして何故かシャロが崩れた。
シャロ「デ、ディテールに差がありすぎる・・・戦う前に負けました・・・」
リゼ「不戦敗!?」
被服部長「では勝負に負けたシャロちゃん・・・どうぞ!」
カーテンを開くと、シャロがアリスの服を着ていた。
被服部員A「可愛らしいわー!」
被服部員B「お人形さんだわー!」
シャロ「まあ、こういうの慣れてますし!」
するとリゼは、後ろのテーブルに置かれてある衣装に目を付けた。
リゼ(こっちも可愛いのに・・・)
最後に向かったのは、吹き矢部。またミス・エメラルドについて話す。
吹き矢部長「ミス・エメラルドの話?ゲームに勝ったら教えようかな?」
シャロ「皆さん勝負お好きですね!」
吹き矢部長「リゼ。その代わりうちらが勝ったら入部してよ。ハンデつけるから。」
リゼ「分かった!」
シャロ「軽い!」
リゼの軽い返答。
シャロ「良いんですか!?そんな安請け合いして・・・」
リゼ「的を撃つのは射撃で慣れてるし、私が点数を引き離すから大丈夫。」
勝負開始。リゼが構える。
リゼ「よーし!やるぞー!」
だがしかし、3本とも全部外れてしまった。
リゼ「意外と難しい!!」
シャロ「先輩ーーー!!!」
どうやらリゼは、射撃と吹き矢は別のようだ。
吹き矢部長「はい。シャロちゃんの番。」
シャロ「あ、はい!」
次はシャロが前に立つ。
シャロ(私が挽回しないとリゼ先輩が吹き矢部に入る事に・・・でも先輩ですら負けたのに・・・)
さっきのリゼを見たせいでプレッシャーに取り憑かれてしまい緊張する。
リゼ「ごめんなシャロ!」
吹き矢部長「早くー。」
シャロ(勝てる訳無い・・・!)
吹き矢部長「早く早くー。」
煽る部長。そしてシャロが吹き矢を飛ばす。
シャロ(えい!)
飛ばした矢は、なんと的のど真ん中にジャストミートした。
シャロ「!?」
リゼ「おお!」
吹き矢部長「やるねー。」
シャロ(まぐれよ!)
2本目を飛ばす。またど真ん中にジャストミート。
リゼ「おおお!」
吹き矢部長「的、小さいのに替えるね。」
大きいサイズの的を小さいサイズの的に取り替える。そして3本目。なんと小さい的のど真ん中にまたジャストミートした。
リゼ「おおおお!!」
余裕だった部長が笑顔を崩して驚いた。
シャロ「カ・・・カフェインも摂ってないのに・・・私にこんな力が・・・」
リゼ「凄いぞシャロ!」
シャロ「あ、ありがとうございます!」
リゼ「特殊部隊に推薦できる腕前だー!」
シャロ「嬉しいけど遠慮しておきまーす!」
リゼ・シャロ「イエーイ!!」
リゼ「ところで何を勝負したんだっけ!?」
シャロ「忘れました!」
完全にど忘れして勝負したこの2人。その時部長が話した。
吹き矢部長「翠さんについてでしょ?」
リゼ「翠さん?誰だ?」
シャロ「もしかしてミス・エメラルドの本名!?」
吹き矢部長「実は私も良く知らないんだ。文芸部だったとかは聞いてるけど。」
リゼ「文芸部ねー。」
吹き矢部長「あちこちの部活を渡り歩いてたらしいけど、そんな彼女を連れ戻せる後輩が居たそうだよ。」
リゼ「ふーん。」
シャロ「そんな人が。」
吹き矢部長「それよりもう一吹きして行かない?」
リゼ「よし!リベンジだ!」
シャロ「また勧誘!?」
またもや勝負に乗ったリゼを強制に引っ張るシャロ。
シャロ「得るべき情報は得ました!これ以上の戦闘は無意味です!」
リゼ「シ、シャロ!?」
更衣室に戻って制服に着替える。
リゼ「結局、ミス・エメラルドの正体は謎のままだったな。」
シャロ「そうですね・・・先輩、もしかしてずっとその髪型で?」
ポニーテールにしてるリゼ。
リゼ「こっちの方が似合うって言われると・・・」
シャロ「い・・・何時もの2つ結びも大好きですけど!私の方がいろんな先輩見てますし、格好良いのも、可愛いのも、全部含めてリゼ先輩です!でもポニテも時々見たいんで・・・」
するとリゼは笑った。
リゼ「今日は私の方が引っ張られたり叱られたり。噂の翠さんの気分だ。」
束ねた髪型をストレートにする。シャロは見惚れてる。
リゼ「でも良かった。シャロが楽しんでくれたみたいで。」
シャロ「はい!」
リゼ「あ!そうだ!手伝って欲しい事があるんだけど。」
下校中に、リゼはポストに大量の手紙を投函した。
リゼ「悪いな。」
シャロ「良いんですよ。リゼ先輩のお手伝いなんて嬉しいです!」
リゼ「助かったよ。おかげで可愛く出来た。ココアを見てたら、私もあんな風に皆を楽しませられたらなって。」
シャロ「はい!」
甘兎庵では、千夜が竹箒で外の掃き掃除をしていた。そこにシャロが、スキップしながら帰って来た。
シャロ「ただいまー!」
千夜「おかえりなさいシャロちゃん。」
シャロ「千夜聞いて。リゼ先輩が今度皆で・・・何それ?」
服に挟んである1枚の紙を見て気付いた。
千夜「あのね、ココアちゃんがシャロちゃんの為にって。」
シャロ「ココアが?」
1枚の紙をシャロに見せる。
千夜「どう?」
それは、ラビットハウス吹き矢部のチラシだった。しかも部員募集中。
シャロ「何でまた!?」
その頃ラビットハウスでは、青山ブルーマウンテンが仕事をしていたが、原稿は白紙のままだった。
青山「あの。」
ココア「はーい!」
青山「ブルーマウンテンのおかわりをいただけます?」
ココア「チノちゃーん!おかわりお願いしまーす!」
緑羽太「青山さんまだ進んでないのか。」
楽兎「無茶言うなよ。小説家ってのはアイディアが大事なんだ。そう簡単に思い付かねえよ。」
ココア「どうぞ。」
ブルーマウンテンを差し出す。
青山「ありがとうございます。」
ココア「ねぇ青山さん。本当の名前何て言うの?ブルーマウンテンじゃないんでしょ?」
青山「秘密です。皆さんにとっては私は青山ブルーマウンテンで・・・」
するとドアが開く音が聞こえた。そこに現れたのは。
凛「見付けましたよ青山先生!」
青山「あ。」
ココア「誰・・・?あれ!?」
テーブルの下に隠れる青山。完全に丸見え。
青山「私の担当です・・・」
担当の名は「真手凛」。青山担当の編集者である。
凛「連絡が付かないと思ったらやっぱりラビットハウス!ふらふらしてるの高校の時からほんっと変わらない!」
青山「あーあーあーあー。」
耳を塞いで、あーあーと言う青山。
凛「こら!聞こえないふりするな!無駄な抵抗はやめなさい!早く原稿書きなさい!青山先生!いえ・・・翠ちゃん!」
青山ブルーマウンテンの本名「青山翠」。彼女こそ、リゼとシャロが探してたミス・エメラルドの正体である。
ココア「翠ちゃん・・・」
チノ「翠さんでしたか。」
楽兎「本名が初めて明かされた!?」
凛「締め切りは1週間も過ぎてるんですよ!」
青山を無理矢理引っ張って連れて行く。
数日後。今日のラビットハウスは休み。
チノ「とっておきのボトルシップ・・・お休みの今日に相応しい相手ですね・・・」
ボトルシップに勝負を申し込むチノ。だがそこにココアが元気良く入って来た。
ココア「チーノーちゃん!あーそーぼー!良い天気だよー!外に出て遊ぼうよー!虫取りなんてどうかな?せっかくのお休みに1人じゃ寂しいよ?」
するとチノはココアの頭にティッピーを乗せた。
ココア「ん?」
そしてココアを部屋から追い出した。
ティッピー「わしを身代わりに!?」
そしてドアを閉めた。
ココア「チノちゃん!?」
楽兎「どうしたココア?」
そこに楽兎が来た。
ココア「あ!丁度良かった!楽兎君!あーそーぼー!」
楽兎「えらい元気だな・・・まあ暇だし付き合うか。」
そして2人は、シャロの家に向かってる。シャロはベッドに倒れてる。
シャロ「疲れた・・・流石にバイト詰め込み過ぎた・・・明日に備えて休まないと・・・」
そしてココアはシャロの家のドアの前に立つ。
ココア「シャーローちゃーん。あーそーぼー。」
楽兎「お前小学生かよ。」
シャロ「し・・・死んでしまう!」
ココア「私と遊ぶと!?」
楽兎(いや多分シャロ疲れてると思うけど・・・)
今度は隣の甘兎庵に来店した。
千夜「ココアちゃん、楽兎さんいらっしゃい。どう?似合うかしら?甘兎庵浴衣週間!」
花柄の浴衣を着ている千夜。
楽兎「涼しそうだな。」
ココア「うん!とっても可愛い!」
千夜「ココアちゃんも夏スタイルはまり過ぎ!」
ココア「千夜ちゃんは遊べないよね?」
千夜「ごめんね。でも、ちょっと気が早いんじゃ・・・あら?」
ココアが持ってる虫取りカゴに何かある事に気付いた。
千夜「それって・・・」
ココア「虫取りカゴだよ!」
千夜「それは分かるけど・・・あら~楽しそう。」
虫取りカゴにティッピーが入ってる。ティッピーは鼻歌を歌いながら楽しそうな表情をしてる。
楽兎(ティッピーは狭い場所が好きなのか?ってか苦しくねえの?)
次に向かった場所は、リゼのお屋敷だった。
ココア「リゼちゃんなら私の気持ち分かってくれるよね。」
楽兎「まあリゼなら乗ってくれるかもな。」
インターホンを押すココア。
ココア「リーゼーちゃん。」
インターホンを押したが、反応は無し。
ココア「あーそーぼー!」
今度はインターホンを連打する。すると使用人の声が聞こえた。
使用人「ちょちょちょおやめ下せぇ!お嬢は明日の準備で大忙しで・・・」
楽兎(明日の準備ってあれの事か。)
ココア「準備って何?戦争?良いよ!付き合うよ!」
使用人「いやひでぇ誤解だ・・・とにかく今日は無理ですのでお引き取りを・・・」
その後道を歩く2人。
ココア「兵士を育てるのは戦場なのに・・・」
楽兎「戦場だけで兵士が育てれると思ったら大間違いだぞ?」
すると目の前に青山ブルーマウンテンが走って来た。
青山「あらーココアさんに楽兎さん!丁度良かった・・・少し付き合ってくれますか?」
ココア「青山さんも暇なの!?」
楽兎「ん?あれは。」
凛「こらー!」
後ろから担当の凛が走って来た。
凛「見付けましたよ先生!」
青山「あのー、私ココアです~。ぶつかった拍子に魂が入れ替わ・・・」
だがそんな脅しは効かなかった。凛は青山の腕を引っ張って連れて行った。
青山「あの・・・まだセリフが・・・」
凛「締め切り2週間と3日も過ぎてますよ!」
楽兎「達者でー。」
夕方になり、ラビットハウスに帰って来た。
ココア「ただいまー・・・」
ホールにタカヒロが居た。
楽兎「タカヒロさんただいま。」
タカヒロ「おかえり。そうだココア君。」
ココア「ん?」
するとタカヒロは、ココアにコーヒーメーカーを差し出した。
タカヒロ「これを持って行きなさい。」
ココア「コーヒーメーカー?」
コーヒーメーカーを受け取る。
タカヒロ「これで、チノを支えてやってくれ。」
ココア「わ、私に出来るでしょうか!?」
タカヒロ「笑顔にさせるのは、君の仕事さ。」
ココア「はい!」
タカヒロ「楽兎君も、チノを支えてやってくれるか?」
楽兎「ええ勿論。チノちゃんは俺の従妹ですから。」
その頃チノは、ボトルシップに集中している。するとノックが聞こえた。
ココア「チーノーちゃん。コーヒー淹れよー!」
チノ「パターン変えてきた!今日中に終わらせたいので集中させて下さい!」
ココア「折角持って来たのになー・・・」
チノ「ココアさんは明日の支度出来てるんですか?」
だがココアの返事が帰って来ない。ドアを開けるとココアの姿は無かった。
チノ「ココアさん?」
夜が過ぎて、翌朝。朝に目が覚めたココアは、ある声を耳にした。
マヤ「おっはよー!」
メグ「おはようございます!」
みくる「やあ皆おはよう!今日は良い天気だねー!」
緑羽太「やっほーっす!お楽しみの日が到来したぜ!」
それは、皆が挨拶してる声だった。外を見ると、千夜達が集まっていた。
外に出た。緑羽太の後ろには軽自動車が停まっていた。
ココア「この集まりは何かな・・・?」
千夜「ココアちゃんまだパジャマなの!?」
シャロ「早く着替えてらっしゃいよ!」
メグ「今日から泊りがけで!」
マヤ「山に遊びに行くんでしょ!」
みくる「山で自然を楽しもうよ!」
緑羽太「自然を撮影して思い出残そうぜ!」
ココア「そうなの!?私の気持ちが皆に通じたんだ~!」
シャロ「何の事?」
ココア「え?」
千夜「今日と明日、皆で山に行こうってリゼちゃんが誘ってくれたでしょ?」
ココア「リゼちゃんのお誘い?」
シャロ「招待状が来たでしょ?」
ココア「招待状?」
マヤ「これだよー!」
皆がココアに見せたのは招待状が入った1枚の封筒だった。あの時ポストに投函したのは招待状だったのだ。だがココアは何も知らなかった。
ココア「招待状なんて来てない・・・」
シャロ「え!?」
ココア「私が誘っても誰も・・・なのにリゼちゃんの一声でこんな・・・!もー!何なの皆ー!もー!もー!」
牛みたいにココアが怒った。
千夜「ココアちゃんが牛みたいに!」
緑羽太「ボイラーみたいに熱くなってる!?」
ココア「引き籠っちゃうからー!」
マヤ「グレたー!?」
部屋に猛ダッシュするココア。チノと楽兎を通り過ぎて。
チノ「ココアさん!?」
楽兎「おいココア!?」
丁度外では、リゼがジープに乗って来た。
リゼ「お待たせー!」
緑羽太「ああリゼ!ちょっと助けてくれるか?」
リゼ「ん?どうした?」
ココアの部屋の前に皆が集まってココアを説得する。
リゼ「おーい、もう行くぞー!」
ノックするが出て来る気配は無い。
メグ「今日の事知らなかったみたい。」
リゼ「まさか!?ココアにだけ招待状届いてなかったのか!?手紙って届いて当たり前だと・・・」
楽兎「何処かで郵送ミスが起こったのか?」
リゼ「いや、そんなはずは・・・」
するとチノは、1枚の手紙を持って来た。
チノ「いいえ届いてます。ココアさんの制服のポケットに入れっぱなしに・・・」
リゼ「見てないだけか・・・」
楽兎「自分が悪いだけじゃん。」
招待状を読んでなかっただけだった。
千夜「でもどうしてあんなに怒ったのかしら?」
シャロ「昨日ココアが誘いに来てたような・・・」
チノ「あ!私もボトルシップに夢中になり過ぎて、あまり構ってあげられませんでした・・・」
罪悪感が芽生えてしまったチノ。
メグ「ココアちゃんココアちゃん。どうか気を静めて出てきて下さい・・・」
マヤ「やっぱ生贄が必要なんじゃね?」
楽兎「何処の儀式!?」
リゼ「生贄・・・じゃ・・・じゃあ私を好きなだけもふもふして良いから・・・」
するとドアが少し開いた。
ココア「よ~し。1人ずつ入っておいで。」
リゼ「全員かよ!」
楽兎・緑羽太「俺らもかよ!!」
メグ「じゃ・・じゃあ私が!」
リゼ「待てメグ!お前には荷が重すぎる!」
みくる「私達に任せてメグちゃん!」
シャロ「ほ・・・本当に出て着てよ!ココアが居ないと落ち着かないわ!」
リゼ「私だってココアが居なければこんな計画思い付かなかった!」
楽兎「2人の言う通りだ!出て来てくれ!」
緑羽太「お前が居ないと俺達気が済まないんだ!」
千夜「でも私が一番ココアちゃんだーい好き!」
リゼ・シャロ「なぁ!?」
楽兎「此奴!!」
緑羽太「ぶべら!!」
ココア「私も皆がだーい好き。」
リゼ「なら出て来い!」
楽兎「いい加減にしてくれ!」
メグ「私達は何する?」
マヤ「漫才とか?」
すると、チノがドアの前に立った。
リゼ「チノ?」
シャロ「チノちゃん?」
マヤ「チノ・・・」
メグ「チノちゃん・・・」
楽兎「おいチノちゃん、何をするんだ?」
みくる「まさか自分が生贄になる気なの!?」
緑羽太「だったら全力で止めるぞ!?」
そして勇気を出したチノはココアを説得する。
チノ「コ・・・ココアさん!あーそーぼー・・・」
ココア「良いよー!!」
突然着替えたココアが部屋から出て来た。
チノ「・・・やれやれです。」
こうして元気になったココアと皆が外に出た。
ココア「私が皆に本気で怒る訳無いよ!」
シャロ「ええ!?」
楽兎「まさか今のはお前の演技!?」
リゼ「しょうがない奴め・・・」
緑羽太「参ったぜ・・・こりゃ一本取られたな。」
そこにチノが、クロスワードの本を持って出て来た。
マヤ「あー、チノー!アウトドアなのにインドアな事を!」
するとココアがクロスワードの本を取り上げた。
ココア「だーめ!没収だよー!」
チノ「そ、そうですよね・・・」
緑羽太「よっしゃ!皆揃った事だし、出発するか!」
みくる「リゼちゃんのジープじゃ私達乗れないから緑羽太の車で行こう!」
楽兎「なあ緑羽太、俺に運転やらせてくれるか?」
緑羽太「え?お前バイクの免許しかないだろ?」
楽兎「実は大学時代、こっそり車の免許を取得したんだ。」
免許証を見せると、普通自動車免許が載っていた。普通二輪も載ってる。
みくる「うわホントだ!」
緑羽太「俺達が知らない間に取得するとは、やるなぁお前!よっしゃ!運転宜しく!」
楽兎「任せとけ!」
軍用車に乗るココア達と、軽自動車に乗る楽兎達。ジープが出発した。
緑羽太「初運転大丈夫か?」
楽兎「もしヤバそうだったら運転代わっても良いぞ。ではタカヒロさん、行って来ます!」
緑羽太「行って参りますマスター!」
みくる「楽しい思い出を持って帰ります!」
軍用車に続いて軽自動車も出発した。タカヒロは皆に手を振って見送る。
タカヒロ「行ってらっしゃい!」
ティッピー「気を付けてなぁ・・・」
そして車は街を出た。
マヤ「コテージってどんなかな?」
メグ「楽しみだねー!」
チノ(そう言えば、街を離れるの初めて・・・おじいちゃんもお父さんもお留守番。)
自分の頭に手を当てる。
チノ「私、アウトドアなんて楽しめるのかな?」
するとココアが、チノの頭に麦わら帽子を被せた。
チノ「ココアさん?」
ココア「えへへー。」
チノ「(ティッピーが居るみたい。)ありがと・・・」
ココア「クロスワード解けたよ!」
没収したクロスワードをやってるココア。
ココア「あー!また解けた!」
チノ(本当に大丈夫かな・・・山・・・どんな所なんだろう・・・)
軽自動車の中では。
緑羽太「久し振りに味わう山だ楽兎!」
楽兎「ドジるんじゃないぞ緑羽太。」
みくる「山、凄く久し振りだねー!」
「END」
キャスト
綾部楽兎:斎藤壮馬
ココア:佐倉綾音
チノ:水瀬いのり
リゼ:種田梨沙
千夜:佐藤聡美
シャロ:内田真礼
マヤ:徳井青空
メグ:村川梨衣
茶度緑羽太:相葉裕樹
鴨田みくる:三森すずこ
青山ブルーマウンテン:早見沙織
ティッピー:清川元夢
タカヒロ:速水奨
使用人:村田太志
真手凛:木村珠莉
被服部長:諏訪彩花
吹き矢部長:大西沙織
庶民部員A:田澤茉純
庶民部員B:甘束まお
庶民部員C:高野麻里佳
ティッピー「う〜ん。」
青山「う〜ん。」
ティッピー「うん?」
青山「あ!」
ティッピー「は!?」
青山「うんうんなるほどー。」
ティッピー「怖い~!」
次回「スターダスト・マイムマイム」
感想や評価や誤字脱字など宜しくお願いします。
どの組み合わせが好き?みくる編
-
みくる×ココア
-
みくる×チノ
-
みくる×リゼ
-
みくる×千夜
-
みくる×シャロ